心悸亢進に用いる漢方薬
 
茵蔯五苓散

黄蓍建中湯

黄連解毒湯

加味逍遥散

九味檳榔湯

桂枝加竜骨牡蛎湯
  1. (気逆)
  2. 神経衰弱
  3. 臍の周辺に動悸を覚え、
  4. 排尿回数・排尿量ともに多い。

桂枝茯苓丸

柴胡加竜骨牡蛎湯
  1. (気逆)
  2. 発作性頻脈(発作性心悸亢進)
  3. 精神不安があって驚きやすく
  4. 臍部周辺に動悸、便秘
  5. 胡加竜骨牡蠣湯を用いる目標は、胸満・煩驚である。そこで、上腹部から胸部にかけて膨満し、物に驚きやすく神経が過敏になり、臍部で動悸が亢進し、大便は秘結し、心悸亢進ある者の用いる。この方は神経性心悸亢進に用いるばかりでなく、バセドウ病・高血圧症・更年期障害などに用いた。《大塚敬節》

柴胡桂枝乾姜湯
  1. 全身衰弱、盗汗
  2. 胸内苦悶、不眠、軟便

三黄瀉心湯

酸棗仁湯

滋陰降火湯

四逆散

四君子湯

四物湯

炙甘草湯
  1. 神経性心悸亢進症。
  2. 心悸亢進ありて便通不整、脈なる証《奥田謙蔵》
  3. 心悸亢進あり、便秘して上逆し、脈拍時に結滞する証《奥田謙蔵》
  4. 炙甘草湯は陽証で虚証の者に用い、陽証で実証には桃核承気湯を用いる《湯本求真》
  5. 《傷寒論》ではチフスの回復期に、脈が結代して、動悸がするのは炙甘草湯の主治だといい、《金匱要略》には、《備急千金要方》を引用して、この方は1つに復脈湯ともいい、身体が疲労して体力が不足し、汗が出て、胸苦しく、脈が時々止まって、心臓で動悸を感ずるのを治する。このような患者は平常の様でも、100日もならないうちに危篤に陥ることがあり、急な場合11日位で死ぬこともあると述べている《大塚敬節》
  6. バセドウ氏病や心臓病などで。心悸亢進と脈の結滞の有る者に用いている《大塚敬節》

小建中湯

真武湯

大柴胡湯

竹茹温胆湯

釣藤散

猪苓湯四物湯

通導散

桃核承気湯
  1. 陽証で実証の心悸亢進に用い、陽証で虚証には炙甘草湯を用いる《湯本求真》
  2. 慢性湿疹の患者で、便秘症があり、夜間、突然激しい心悸亢進を起こす婦人に桃核承気湯を用いて著効を得た《大塚敬節》

当帰飲子

当帰芍薬散

当帰湯

二陳湯

人参湯

人参養栄湯

八味地黄丸

半夏厚朴湯
  1. 発作性にくる神経性心悸亢進症によく用いる。この際患者には不安感があり、死ぬのではないかという恐怖感に襲われることもある。《大塚敬節》
  2. めまいを伴うこともある。半夏厚朴湯を用いる心悸亢進は、神経性のもので、同時にめまいを伴うこともあり、多角的にはさほど激しい心悸亢進を証明しないのに、本人には心臓麻痺でも起こすのではないかという不安がある《大塚敬節》
  3. 血色・栄養共に良い一見病人らしくない婦人が、その夫とともに来院した。
    半夏厚朴湯証の患者は、不安のために1人で道を歩けないとか、家に居るときでも、誰か、そばに人が居ないと動悸がして気分が悪くなるとか、或いは1人で外出する時は、住所と姓名を明記した札を帯の間に入れておく。これは途中で、もし人事不省になるとか、死ぬとかいう時に、すぐさま自宅に報せてもらうために用意である。この用意周到さが半夏厚朴湯を用いる1つの目標である。また一体に、半夏厚朴湯証の患者は 容態を話すに、形容詞を多く用いて、こまごまと述べ立てる。中には手帳にしっかり症状を箇条書きにしたためて来て、それを見ながら述べる者もある。
    からだに手を触れなくても、こんな患者にぶつかれば、まず半夏厚朴湯の適応症ではないかと疑って良い。
    さて、この婦人の語るところによると、昨年12月の下旬から、時々めまいがしていたが、1/12に、新宿駅のプラットホームで急に胸が苦しくなり、動悸がひどくなり、息が苦しくて歩行が出来ない状態となり、駅員の世話になり、自宅から迎えが来て、漸く帰宅した。それからは自宅にいても、急に心悸亢進を起こして、医者を呼ぶようになったが、医者が来ると良くなってしまう。その他の症状としては頭が重い、手足が冷える、食欲がない、熟睡出来ない、小便は近くて量も多い。ことに心悸亢進の発作時には10分おきぐらいに尿意を催す。月経は正調であるが、始まる前に、特に気分が悪い。帯下は少しある。発作の無いときに診察したが、脈は沈んでいて弱い。舌には薄い白苔があって、湿っている。腹診してみると、腹部は一体に軟弱で胃部で振水音を証明する。(半夏厚朴湯の腹証は、必ずしも、腹部は軟弱ではない。むしろ鳩尾が膨隆して、抵抗のあるものもある。またひどく軟弱無力の者に用いて、却って、気分の悪いと訴えた者もあり、あまり虚証になった者には用いないほうが良い)
    右のような症状であるから、付き添いを必要とするほどの重病人ではないのに、主人が随伴したのである。これが又、半夏厚朴湯を用いる特徴ともなっている。
    さてこの婦人は、前々から胃アトニー症があり、その上に気を使うような心配事があって、こんどの病気になったのである。そこでこの患者には半夏厚朴湯を用いると良いのであるが、私はこの処方に茯苓飲を加えて用いた。(今の私なら半夏厚朴湯だけを用いたであろう。茯苓飲は胃部にガスが停滞して、食欲のない時に用いる処方であるが、この婦人のような場合には、半夏厚朴湯だけで充分である)
    7日分を服薬した患者は、夫ともに来院し、大変気分が軽く、明るくなったという。更に7日分を飲み終わった時、その婦人は1人で来院した。その後、3週間の服薬で、めまいも心悸亢進も去り、食欲も出てきた。《大塚敬節》
  4. 35歳の理髪店の主人。
    弟に連れられて来院した。この患者は半年ほど前から仕事が手に着かなくてブラブラしている。医者は神経衰弱症だと診断した。主訴は発作性の心悸亢進で、1日に数回も医者を呼んで注射することもあるという。そのほかには、頭重とめまいがある。のどに何か詰まっているような感じがたえずある。栄養も血色もよい。腹部は一体に緊張していて、振水音は証明しない。この患者には半夏厚朴湯を与えたが、1週間の服用で1人で来院出来るようになり、3週間の服用で仕事が出来るようになった。《大塚敬節》
  5. 心悸亢進の発作とともに、多尿が起こり、5分間・10分間おきに多量の排尿のあることがある《大塚敬節》
  6. のどに球のようなものがひっかかっているようだと訴えるものもある《大塚敬節》

半夏瀉心湯

半夏白朮天麻湯

茯苓飲

防風通聖散

麻杏甘石湯

木防已湯

抑肝散加陳皮半夏湯

苓桂朮甘湯
  1. 神経性心悸亢進症:《奥田謙蔵》
  2. めまい、立ちくらみ、動悸、耳鳴り、不眠、排尿異常。
  3. 発熱ありて、脈数、眩暈し、起座すること能わず、尿利極度に減少し、心悸亢進を自覚する証。《奥田謙蔵》
  4. “心下逆満、気上って胸を衝く”ということを目標にして、心悸亢進に用いる。《大塚敬節》
  5. 苓桂朮甘湯牡蠣人参鍼砂が鍼砂湯で、創方者の《原南陽》は、この方を心悸亢進があって、貧血の状のある者に用いている《大塚敬節》








<1>ネロリ
<2>カミルレ
<3>ラベンダー
<4>バラ
<5>イランイラン:過度に早い心搏を遅くする。



○カノコソウ・スッポン・ダイコンソウ・トウキ・ニワトリ・ミカン
針灸のつぼ “ろくまく(肋膜炎)と胸の動悸を治すには、手のが何よりきく”
(心悸亢進)・・・「郄門」「神門」




心悸亢進

動悸

心房細動

期外収縮

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