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| 心室中隔 欠損症 とは |
「心臓の左心室と右心室を隔てている筋肉の壁に生まれつき穴が開いている為、左心室から右心室へ血液が漏れてしまう病気。」 「心臓は他に臓器に比べ先天的疾患が多い臓器(1/100人)です。 「先天的な心臓疾患の約20%が心室中隔欠損です」 「診断は、心臓の超音波検査が不可欠です。」 |
| 症状 | 1.呼吸が速くなる 2.呼吸の時に肋骨の下がひっこむ(陥没呼吸) 3.体重が増えない。 |
| 治療 | 利尿剤の投与 血管拡張剤 外科手術 |
| 注意 | 「普通の人に比べ、感染しやすい。早めに抗生物質を服用すること。」 |
| 人工材料 |
「1歳のY君は生後間もなく心雑音を指摘されていた。精密検査の結果、左右の心室を隔てている壁に穴が開いている「心室中隔欠損症」と診断され、手術の目的で入院した。心室中隔欠損症は一般的にパッチと呼ばれる人工の布でふさいで治療する。 両親に手術の内容を事前説明したが、一通り説明が終わると質問が出た。「この子の成長に伴って心室中隔の穴も大きくなり、あてたパッチが小さくなって又穴が開くことはないのか」と。 こうした質問は説明を聞いた両親からよく受けるが、「一度縫ってしまえば周りが成長するだけで、穴自体はあてたパッチによって固定されて大きくならないので、心配はいりません」と答えている。 心臓手術には小児、成人にかかわらず様々な人工材料が使われることが多い。使用した人工材料が体の中で一生機能する材料ではあると、特に小児の場合は成長に伴い、相対的に小さくなってしまい、体に合わなくなるという問題が生じてくるものもある。例を挙げると人工弁や人工血管がそれである。 成長に伴うこうした問題は、先天性心疾患の手術治療に携わる外科医を常に悩ませている。しかしこうした悩みはまた人工材料を使わずに、自分の組織を一部利用しながら行える新しい手術方法の開発の原動力ともなっている。 Y君の手術は無事終了し、心雑音も消え、現在定期的に外来に元気な姿を見せてくれる。ただ人工材料への細菌感染、特に小児の場合虫歯や抜歯などの歯科処置などには引き続き注意が必要で、その都度抗生物質に服用を指導している。」(関口昭彦・国立小児病院心臓血管外科部長) |
| 関連情報 |
「先天性心疾患」 |