| 心不全(CCS) |
| 関連情報 |
「鬱血性心不全」「心臓病」「心臓発作」「虚血性心疾患」「頻脈」「せき」「夜間尿」「赤血球増加症」「タンパク漏出性胃腸症」「高血圧」「肺性心」「タンパク尿」「チアノーゼ」「味覚障害」サルコイドーシス」「アポトーシス」 |
| 要注意 | 「ケルロング」「テノーミン」 「ポンタール」「ルジオミール」 |
| アプリンジン] [アンギオテンシンU] [アントラサイクリン系抗ガン剤] [NSAIDs] [キニジン] [グアネチジン] [局所麻酔薬] [ケタミン] [コカイン] [ジソンゾリン] [ジルチアゼム] [シロスタゾール] [ソタロール] [バソプレシン] [ビオグリタゾン] [ヒドララジン] [ヒルメノール] [ビルジカイニド] [ベラパミル] [副腎皮質ステロイド薬] [プロカインアミド] [プロパフェノン] [β遮断薬] [ベタニジン] [メドロキシ7プロゲステロン] |
| 心不全の種類 | ||
|---|---|---|
| 急性心不全 | 急激に心拍出量が減少して血圧の著しい下降により、全身の組織が急激に低酸素状態・代謝異常に陥ったショック状態を起こす。 | <1>顔面蒼白 <2>冷や汗 <3>頻脈 <4>意識喪失を起こす。 |
| 鬱血性心不全 | 高血圧症・心臓弁膜症などにより心臓に負荷が加わると、心筋は肥大して心機能を維持するが、負荷が限界を越えると心筋の収縮力は著しく低下し、心拍出量が減少,血液は抹梢で停滞し、心臓へ戻る血液量が減少する病態。 | |
| 右心の 鬱血性心不全 |
(原因) 1.肺高血圧症 2.肺塞栓 3.肺性心 4.三尖弁膜症 |
|
| 左心の 鬱血性心不全 |
(原因) 1.高血圧症:「ACE阻害剤は使っても良いが、β遮断剤は使わないようにしましょう」 2.冠状動脈硬化症 3.狭心症 4.大動脈弁膜症 |
|
| 拡張不全 心臓の収縮には問題がないが、血液を呼び込む拡張機能が低下する。 心不全患者の4割近くを占める。 高齢者 女性 高血圧症患者に多い。 |
||
| 心不全の重症度判断基準 | |
| T度 | ・身体活動に制限のない心疾患患者。 ・日常生活における身体活動では[疲れ][動悸][呼吸困難][狭心症状]は起こらない |
| U度 | ・身体活動に軽度の制限ある心疾患患者。 ・日常生活における身体活動でも[疲れ][動悸][呼吸困難][狭心症状]が起こる |
| V度 | ・身体活動に高度の制限のある心疾患患者。 ・軽い日常生活における身体活動でも[疲れ][動悸][呼吸困難][狭心症状]が起こる |
| W度 | ・身体活動を制限して、安静にしていても、心不全症状や狭心症の症状が起こり、少しの身体活動によっても、訴えが増強する。 |
| NYHA(New York Heart Association)の機能分類:1968 | |
| 労作性心不全の重症度判断基準 | |
| T | ・日常動作では狭心発作は起こらない ・歩行や階段を上がる程度では発作は起きない ・日常の仕事や娯楽でも、活動が激しいか、急か、または長時間で発作を生じる |
| U | ・日常生活がわずかながら制限される ・急ぎ足の歩行、階段昇降、食後、坂道、寒冷興奮、強風下、あるいは覚醒後2時間以内の歩行で発作が起きる ・通常の速さでも100m以上の平地歩行で発作が起きる |
| V | ・日常生活が著しく制限される ・通常の速さの平地歩行で、100m程度で発作が起きる。 ・1階の階段のぼりでも発作が起きる |
| W | ・いかなる動作でも苦痛ナシにできない。 ・安静していても狭心発作が起きることがある |
| CCS(Canadian Cardiovascular Society)の分類 | |
| どんな 病気 |
・心筋症や心筋梗塞、弁膜症などが原因になって血液を全身に送り出す心臓のポンプ機能が低下して、臓器に酸素が十分供給出来なくなる病気です。 ・十分な血液が骨格筋に供給できないので、足がだるい、坂道を上るときに足が重いと感じます。 ・もう1つは、肺にうっ血が起きるので、息苦しくなります。 特に夜、仰向けに寝たときに肺に血液がたまって、セキ(咳)やタン(痰)が出やすくなるのが主な症状です(堀正二・大阪大学大学院教授)→「浮腫」 |
| 検査 | ・心電図 ・胸部X線 ・心臓超音波検査 ・MRI ・ホルター心電図 ・心臓核医学検査 ・運動負荷 ・血液ガス ・心臓カテーテル検査 ・血液検査・・・[ヘマトクリット][BUN][クレアチニン][電解質][タンパク][CRP][ANP][BNP] ・尿検査・・[比重][1日Na排泄量] |
| 超音波で診断 「2009年、大阪大学の金子真教授と山本一博特任教授らの研究チームは、エコー(超音波)で心臓の硬さを調べて心不全かどうかを見分ける手法を開発した。心臓が元気に動いているように見えても拡張する機能が低下しているタイプの心不全の診断に役立つ 心臓の働きが不十分で起こる心不全は、収縮機能の低下が主な原因と考えられてきたが、血液を心臓に取り込む拡張機能が落ちて発症する患者も少なくない。この拡張不全は心不全患者の約4割を占め、高齢者に多い。 研究チームは、心臓の壁の外側が健常者の場合はあまり動かないが、心不全患者では大きく動くことに着目した。 従来は心臓の拡張機能を検査するのには動脈からカテーテルを入れ心臓内の圧力や容積を調べていた。 |
|
| 運動療法 | 無酸素閾値(AT) |
| ホルモン | 心不全おこすホルモン解明 「血管を収縮させるホルモンが心不全を引き起こす要因となっていることを、筑波大の杉下靖郎教授(循環器内科)らのチームが動物実験で突き止めた。このホルモンを抑える薬を与えれば生存率が向上する可能性があり、ガンと並んで死因の上位を占める心不全の新しい治療法に道を開きそうだ。研究成果は28日付けの科学誌ネイチャーに発表される。 このホルモンは、1988年に真崎知生・京大教授(当時、筑波大教授)らが見つけたエンドセリン。 ネズミを使った実験で、心臓を取り巻く血管を塞いで心筋梗塞を起こさせたところ、心筋細胞でエンドセリンが増え、心筋も肥大することが分かった。12週間後でネズミの57%が心不全を起こして死んだ。これに対し、エンドセリンが細胞に働くのを遮る薬を与えたネズミの死亡率は15%にとどまった。 生き延びたネズミの心臓を調べたところ、心筋の肥大は改善され、拡張・収縮の働きもほぼ正常に回復していることが分かった。 |
| 心エコー検査 |
心エコー検査 「心不全の状態の正確な把握や原因の診断、治療効果の判定などに欠かせないのがエコー検査だ。他の臓器の場合と違い、常時激しく動いているものを検査する。通常のエコー検査が、Bモードと呼ばれる断層像を主に用いるのに対して、心エコーはMモードという方式や、ドップラー法、カラードップラー法など種々の方法を駆使する。 Mモードでは、弁や心筋のエコー像を時間とともに連続して記録する。その像を解析することによって、弁の動く速度、心筋の厚さの変化、心室や心房の内径の変化などが計測出来る。心臓の機能を評価するためには不可欠な検査だ。 ドップラー法では、血液の逆流や血流の異常な速さで、閉鎖不全や狭窄の程度なども分かる。 カラードップラー法では、血液が手前に向かえば赤、逆に向かえば青で表示され、血流が速ければ明るく、流量が大きければ大きく表示される。心臓弁膜の逆流や狭窄、生まれつきの心臓の壁に穴が開いているのをを調べるのに威力を発揮する。 |
| 慢性心不全 | |
| アポトーシス | 従来の治療では、心臓の働きを高める強心薬(ジギタリス)と、体内の水分を減らしてうっ血を去る利尿薬の組み合わせが一般的だった。 その後、血管拡張薬が使われた。しかし、結果はいまいち。 次いで登場したのが、 アンジオテンシン変換酵素阻害薬(ACE阻害薬)や アンジオテンシンU拮抗薬(ARB)、 ベーター遮断薬(β遮断薬)など。 現在では、交感神経や血圧を下げるホルモンなどの神経体液性因子と呼ばれる物質が過剰に働く結果、心筋細胞に細胞死(アポトーシス)などが起こり発症する病と捉えられるようになった。 大阪大学の大津欣也准教授はこの細胞死に照準を合わせて研究中。まずアポトーシスでは[ASK1]という遺伝子に着目、この遺伝子を欠いたマウスに心筋梗塞を人工的に起こしても心不全を発症しなかった。また心不全マウスでASK1の働きをジャマすると症状の進行が止まった。ここから、ASK1阻害薬が治療薬になることが分かった。 |
| 血管新生 | 心不全の多くを占める虚血性の心不全は、酸素や栄養を送る血管が足りない。“心筋細胞で酸素が不足すると細胞が動きを止め、冬眠してしまう血管を新たに作れば心筋も再び動き出すはずだ”(小室一成・千葉大学教授)はこう話す。 高血圧患者では血液を力強く送りだそうとして心筋細胞が大きくなり、心臓全体が肥大化する。しかし血管は増えない。 この点を注目して解明を進めると、意外な事実が明らかになってきた。ガン抑制遺伝子として人体に欠かせない存在である[P53遺伝子]が、心臓では血管の新生を抑えていた。マウスに心肥大を起こし、心臓の毛細血管を詳しく調べた。当初は不足した血液を補うために血管も増えたが、数週間すると逆に減少した。血管を増やす『HIF1』というタンパク質の働きをP53が作るタンパク質が分解していた。 |
| スタチン系 | コレステロールを下げるスタチンを投与した患者は、心筋梗塞や心不全も減る傾向にある。これを実証するために小室一成・千葉大学教授らは、心不全患者500人を従来の治療と、これにスタチンを加えた治療をする2群に分け、比較試験を始めた。 |
| H2ブロッカー | 北風政史・国立循環器病センター部長は、心不全患者のカルテのデーターから、治療に使える有用情報を探す「データーマイニング」に着目。ここから、H2ブロッカーという胃薬や糖尿病薬が心不全患者にも有効と見られることを突き止めた。 H2ブロッカーを投与した患者では、心不全の指標の1つである血液中のBNP値が下がるなど効果を認めた |
| 【民間療法】 | ○ニワトリ・フクジュソウ。 |
![]() |
越婢加朮湯 九味檳榔湯 牛黄清心丸 牛車腎気丸 五苓散 真武湯 大柴胡湯 当帰芍薬散 半夏厚朴湯 木防已湯 苓甘姜味辛夏仁湯 苓桂朮甘湯 |