| 手厥陰心包経 |
| HC | 経穴名 | 適応する症状・病名 |
| HC-1 | 天池 (テンチ) |
脇肋痛、脇下腫痛。 寛胸理気・寧心安神の作用がある。 心痛・胸悶・胸脇痛・腋の腫痛を主治する。 |
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| 「天」・・・人体の上部を指し、肋間の間のちょうど「池」にような間隙にあるところから名づけられた。 | ||
| 交会穴・・・[手の厥陰心包経][手の少陽三焦経][足の厥陰肝経][足の少陽胆経]との交会穴。 | ||
| HC-2 | 天泉 (テンセン) ![]() |
脇肋痛、咳嗽、背痛、臂痛(上内側)。 疏筋活絡の作用がある。 心痛・胸脇部の脹痛・咳嗽・胸部や上腕内側の痛みを主治する。 |
| 手の厥陰心包経の経気を天地から受けるのが「天泉」。 経脈の気血が「泉」のようにわき出すので、この名が付いた。 |
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| HC-3 | 曲沢 (キョクタク) |
激しい咳嗽、肘の関節炎、 高熱時の胸中苦悶と口渇。 清熱徐煩・舒筋活絡の作用がある。 心痛・心悸・熱病・煩躁・胃痛・嘔吐を主治する。 |
| 肘窩横紋上で[尺沢]と並んでいることから、曲沢と名づけられている。 肘の内側あり、少し屈曲させて取穴する。 |
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| 手の厥陰心包経の合穴。 | ||
| HC-4 | o門 (ゲキモン) |
肋膜炎・心悸亢進の特効穴。![]() 心臓弁膜症、狭心症、 肺結核、喀血、肩背痛、 喘息、指先のシビレ、 リウマチ。 寧心理気和血の作用がある。 心痛・心悸・衄血・吐血・喀血・胸痛・癇症・疔瘡などを主治する。 |
| 「o」は間隙の意味で、気血が最も集まる所を指している。 手の厥陰心包経の気血が一番集まる門戸から「o門」と名づけられた。 |
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| 心包経のo穴 | ||
| HC-5 | 間使 (カンシ) |
動悸が止まらない、胸がドキドキする、胃痛、嘔吐、熱病、テンカン、臂痛、マラリヤ 去痰開竅・養心安神の作用がある。 精神疾患・臆病驚悸を主治する。 |
| 「間」は・・・すき間。「使」は使者の意味。 間使とは君(心)と相(肺)が共に巡る使道のこと。 |
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| HC-6 | 内関 (ナイカン) |
腕関節炎・リウマチ。 血圧亢進、心臓病、胸がドキドキする、シャックリ、嘔吐、哮喘、 正中神経麻痺・神経痛。咽喉腫痛、ヒステリー、テンカン 安神寧心・鎮痛理気の作用がある。 心痛・心悸・胸悶・胸脇部の痛み・胃痛・悪心・嘔吐・癲狂・失眠・熱病・煩躁・瘧疾・肘腕の痙攣などを主治する。 |
| [外関]と表裏の位置にある | ||
| 心包経の絡穴で、ここから三焦経に分かれて走る。 八脈交会穴の1つで、陰維脈に通じる。 |
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| HC-7 | 大陵 (ダイリョウ) |
心臓疾患の主治穴。心筋炎 ヒステリー、半身不随、 腕関節痛、口渇。肋間神経痛、扁桃炎、精神病 安神寧心・鎮痛理気の作用がある。 心痛・心悸・胃痛・嘔吐・癲狂・胸悶・胸脇部痛・驚悸・失眠・煩躁・口臭などを主治する。 |
| 「大」・・・崇高、「陵」は高くそびえる丘の意味。小高い丘に似ているのでこの名がある。 | ||
| 心包経の原穴・兪穴。 | ||
| HC-8 | 労宮 (ロウキュウ) |
中風昏迷、中書、小児驚風、精神病、ヒステリー 醒神開竅の作用がある。 心痛・癲狂・口瘡・鵝掌風を主治する。 |
| 「労」は労働、「宮」は宮廷の意味で、要所・中心を意味する。 | ||
| 手の厥陰心包経の栄穴。 | ||
| HC-9 | 中衝 (チュウショウ) |
心絞痛、頭痛、ショック、耳鳴。 通心絡・開神竅・回陽救逆の作用がある。 心痛・心煩・舌のこわばり・熱病・中暑・驚厥・昏厥を主治する。 |
| 手の厥陰心包経の井穴。 |
| 手の厥陰心包経の穴歌 9穴、 心包手の厥陰。 天池、天泉、曲沢深し。 o門、間使、内関、対す。 大陵、労宮、中衝備はる。 |
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| 心包1名は手の心主。蔵象を以て之を校るに心下横膜の上、竪膜の下にあり。横膜と相粘して黄脂にて漫く畏むものは曰い、又心包絡と曰うは何ぞや。曰く君火は名を以てし、相火は位を以てす。手の厥陰心包は君火に代わって事を行う。用を以て言う。故に手の心主と曰う。経を以て言う時は心包絡と曰う。1経にして2名、実は相火也。 その支なるものは胸を循って脇に出て腋3寸を下り、上って腋下に抵り、下って臑内を循り、太陰肺経・少陰心経の間を行って肘中に入る。 臂に下って両筋の間を行き掌中に入り中指を循ってその端に出づ。 (本間白著「図解十四経発揮」p115〜医道の日本社) |
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| 手の厥陰心包経の脉は胸中に起こり、出て心包に属し、膈に下って三焦を歴絡す。 手の厥陰は足の少陰腎経の交じりを受けて胸中に起こり、出て心包に属し、是に由って膈に下り三焦の上ヘ、中ヘ、及び臍下1寸下焦の分を歴絡す。 脇の上際を腋とす。心包に属するより上、胸を循り、脇に出て腋3寸天池の穴に下り上行して腋下に抵り、下って臑内の天泉穴を循り、以て太陰肺形・少陰心経の両経の中間に介って肘中の曲沢に入るなり。 肘中由り、臂に下り、日の両筋の間に行き、o門、間使、内関、大陵を循り、掌中の労宮穴に入り、中指を循ってその端の中衝に出づと云う。 |