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| 海洋深層水 | 深層水は、海流となって地球を2000年かけて一周する。深層から表層の海流へと続く。 深層海流が停滞すると、地球は氷河期になる。温暖化で真水が海水に流れ込み過ぎると、塩分がうすくなり、深層への落ち込みが弱くなり流れが停滞する。 「深層水は、水深300メートル以上の海水を汲み上げたもので、低温で病原菌が少ない。 高知県室戸市にある海洋深層水研究所で、室戸岬沖の深層水を1日約1000トン汲み上げ、用途実験を繰り返している。この深層水は、黒潮に乗って世界を循環しており、特に清浄だという。アトピーの治療に役立つ他、魚の養殖の実用化にめどがついている。 |
| 栄養分 に富む |
■清浄、栄養分に富む。 「海洋科学技術センターの中島敏光研究副主幹は、深層水を海水の「原水」と表現する。人間が排出した物質などで汚染された表層の海水と違って、清浄な深層水にはいろいろな長所があるという。 その1つは成分。深層水は多くのミネラルや栄養分に富んでいる。 表層の海水には人間や動物が排出した有害なアンモニアや尿素などの有機物が含まれているが、深層水では無害な栄養物質に変わっている。リンなどの栄養分やミネラルもバランス良く含まれる。深海では生き物も少ないので病原菌などはほとんどいないという。 室戸中央病院では、治りにくい小児のアトピー性皮膚炎を深層水を使って治療することを試みている。患者は1日に1〜2回、患部に深層水を塗り、5分後に洗い流すことを毎日繰り返す。 此の治療法を1〜2ヶ月間続けた結果、6割以上の患者でかゆみがおさまり、出血が減るなどアトピー性皮膚炎の症状が改善した。特に、アレルギー症状の指標となる免疫グロブリン(Ig)E抗体値の高い患者で良く効く傾向があるという。 |
| コレラ | 1992年2月、バングラディシュでコレラが発生。かって我々人類が海に捨てた病原体やウイルスが深層水の中で保存され、それが上昇海流にのってバングラディシュに現れた。コレラ菌は代表的な海洋細菌の一種。 コレラ以外に、ポリオ・ロタウイルス・サルモネラ菌などが確認されている。 深層水を飲むのはスリル満点。 →「大腸ガン」 |
| ピロリ菌 | 海洋研究開発機構の研究チームは、胃潰瘍などの原因とされるピロリ菌の“先祖”が、深海に生息する細菌であることを示す証拠を発見した。深海の細菌のゲノムを解読したところ、多くの遺伝子が共通していた。 研究チームは、沖縄本島の北北西約200km、水深1000mの海底で見つけた2種類の細菌を分析した。この細菌は300℃以上の熱水が噴出する場所に生息する。 ゲノムを解析した結果、大型の生物に棲む付くための共生や感染に関わる遺伝子を持っていた。 |
| 関連情報 |
「海水」 「超臨界水」 「水(みず)」 |