|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 関連情報 |
「心臓病」「糖尿病」「歯周炎」 |
| 歯周病 | 「歯肉炎」:歯周ポケットの深さが4mm程度で、歯肉が赤く腫れる。 「歯周炎」: 子宮ポケットの深さが4mm以上になったもの。 |
| 自己 診断 |
<1>歯肉が健康なピンク色ではなく赤みがかっている。 <2>歯肉から出血しやすい。 <3>歯肉が腫れている。 <4>歯と歯肉の間に隙間が出来ている。 <5>口臭が強くなった。 <6>食事をしていないのに口中がべたつく。 <7>ヘビースモーカーである。 |
| 歯を失う | 歯を失う原因の半分 「国民の8割が罹っていると言われる歯周病。歯を支える歯肉などが口腔内の細菌によって起こす炎症だ。「適切な措置をとれば予防できる。特に中高年者は定期的な検診が欠かせない」と東京医科歯科大学の石川烈教授(歯周病学)は語る。 「免疫機能が低下すると、歯周病菌が増殖を始めます。糖尿病になると必ずといってよいほど歯周病が出ます」 「歯周病は心臓・血管系の病気の危険度を高めるという研究を米国のグループが発表しています。歯周病を起こす細菌やそれらが出す酵素は血栓を生じやすくさせる」 「すべての歯に深さ5mmの歯周ポケットがあるとすれば、その表面積は手のひら大になり、そこには歯垢1mg当たり300種類以上の細菌が1億近くいることになります |
| 知覚過敏 | 歯周病などで歯肉が下がり、象牙層がむき出しになると、象牙細管という細い管から、刺激が歯の神経に伝わり、「歯がしみる」という症状が出てきます。これが知覚過敏のことです。![]() 【原因】 ・間違った歯磨きの仕方(力の入れ過ぎ) ・硬すぎる歯ブラシ ・歯周病・加齢による歯ぐきのヤセ ・歯ぎしり・虫歯 ・酸味飲料の多量摂取 ・唾液の減少 |
| 妊娠 | 妊娠中の女性ボランティアの協力を得て小規模なケース比較調査をした結果、歯周病のある妊婦は、無い人に比べ約7倍という有意に高い比率で早産の危険性が増していることが分かりました。飲酒や喫煙など他の要因をのぞいた数字で、純粋に歯周病による早産のリスクということが出来ます。ここで言う早産とは37週未満の早期出産を指します <1>歯周病が無い妊婦が早産する危険率(5.9%) <2>歯周病はあるが、進行しなかった妊婦(11.6%) <3>妊娠中に歯周病になった妊婦(11.5%) <4>歯周病があり、悪化した妊婦(43.2%) また、低体重児の18%に歯周病の関与が認められました。低体重児とは出生時に2500g未満の赤ちゃんを指します。 歯周病が増悪するにつれてプロスタグランジンE2、インターロイキン1β、インターロイキン6、腫瘍壊死因子αなどの生理活性物質が大量に生産され、血流に乗って全身を駆けめぐります。妊娠している女性の場合、それらの生理活性物質の影響で子宮の収縮、子宮頸部の拡張が起こり、早産や低体重児の出産に結びつくと見られています。 |
| 糖尿病 | と歯周病 「糖尿病がある人は歯周病だけでなく様々な感染症に罹りやすいと言うことが知られておりますが、逆に歯周病があると糖尿病になりやすいとも言えます。また、空腹時の血糖値が高くなる可能性もあります。歯周病を治療するとヘモグロビンA1cが低下し、糖尿病のコントロールもしやすくなります。(James D.Beck・ノースカロライナ大学チャペルヒル校歯科免疫学教授) 歯周病は代謝性ストレスの原因になっていて、それがブドウ糖の代謝障害、つまり前糖尿病状態につながると言われております。」 「歯周病と低体重児の出産との関係に限らず、歯周病と全身疾患との関係が指摘されている例は多い。最もよく知られているのが、糖尿病である。歯周病は糖如病を悪化させる。一方で、糖尿病も歯周病の温床を作る要因になっている。 ![]() 厚生労働省の統計(糖尿病実態調査)によると、糖尿病が強く疑われる人は約690万人。予備軍を含めると約1370万人とい推定される。歯科医によると、糖尿病患者には歯周病の人がかなりいるという。その理由の1つとして考えられるのは、口中の乾燥である。糖尿病の人は口渇感を訴える人が多い。実際、糖尿病患者の30%前後が、唾液の分泌が少ない口腔乾燥症になっていると言われる。 唾液が少ないと、口の中にグルコースが溜まりやすくなり、歯周病菌が繁殖しやすい環境が整ってくる。これにより歯周病が進行したりすることになるのである。歯周病になると、炎症を起こした患部を治そうとして、インターロイキン1をはじめとする様々なサイトカイン(免疫細胞が出す生理活性物質)が血液中の細胞から分泌される。これらのサイトカインが歯茎に集まり、血糖値を低下させるホルモンのインスリンにタイする抵抗性を高めるように作用する。インスリンに対する抵抗性が高まると、血糖コントロールがうまくいかなくなるので、糖尿病を悪化させることになる。 また、糖尿病が悪化すると、体の免疫力も低くなる。免疫力が低下すると歯周病菌の繁殖が盛んになり、歯周病がさらにひどくなるという悪循環に陥る。 糖尿病に限らずほかの全身性疾患の中にも歯周病との関係が強く疑われているものがある。ある米国の研究者は、歯周病患者は心筋梗塞など冠動脈疾患で入院したり死亡する危険度が1.8倍高いと指摘している。 |
| 抜いてから | 2002年、福岡市の歯科医、清川宗克さんらの研究グループが、重度の歯周病患者に対し、患者自身の骨髄を使って失われた歯茎の骨を再生、従来は捨てていた抜いた歯を再び植え込んで定着させる新たな治療法を開発した。再生医療の1つで、入れ歯やインプラント(人工歯根)にはない、自分の歯でものを噛める喜びを得られる治療法として注目される。 新治療法は、歯周病患者のぐらついた歯を一旦抜いて歯垢や歯石を除去し、再び植え込む。次ぎに溶けて失われたは歯茎の骨の部分に、患者自身の腰の腸骨から採った骨髄を注入し、すき間を埋める。最後に、健康な部分の歯茎を引き伸ばして歯の周囲を覆い、縫合する。 これまでに男女29人に実施。平均3〜4ヶ月で埋め込んだ骨髄から骨が再生して歯が定着、約半年後には自分の歯で普通にものを噛めるようになった。術後の通院を怠った2例を除き、27人は歯の脱落も起きなかったという |
| 抜かないで | 大阪大学歯学研究科の村上伸也教授らのグループは、歯周病で痛んだアゴの骨に、骨の成分を増やすタンパク質(FGF-2 )を投与して再生させる治療法を開発した。2008年3/13の日本再生医療学会で発表。 |
| コレステロール | 2005年、コレステロールの取りすぎが歯周病の原因になることを友藤孝明岡山大助手(予防歯科)がラットの実験で確認した。コレステロール値が高い人に歯周病患者が多いことは知られていたが、因果関係を実証したのは初めて。 |
| GTR法 |
GTR法=歯周組織再生誘導法。骨がなくなった部分に歯肉が入り込まないように、ポリテトラフルオロエチレンやポり乳酸重合体などの膜で遮断し、歯根膜や歯槽骨の再生を促す方法で、1994年から厚生労働省(旧厚生省)が高度先進医療に指定している。認定医療機関には、次の通り。 鹿児島大学歯学部付属病院 日本歯科大学歯学部付属病院 東京歯科大学千葉病院 東京医科歯科大学歯学部付属病院 鶴見大学歯学部付属病院 新潟大学歯学部付属病院 昭和大学歯科病院 日本大学歯科病院 大阪大学歯学部付属病院 弘前大学歯学部付属病院 広島大学歯学部付属病院 日本大学松戸歯学部付属病院 |
| 再生医療 | 2009年、東京理科大学や大塚ホールディングスの共同チーム亜h、歯の再生医療に初めて成功した。 成果は8/4のアカデミー紀要で発表。 歯の再生には、マウスの胎児からとった歯胚細胞という歯の元になる幹細胞を使った。マウスの奥歯を抜いた後の小さな穴に、この幹細胞を神経がつながるように工夫して埋め込んだ。 50日後にはかみ合わせができるぐらい堅い歯が生えていた。 マウス実験を成功させたのは、辻孝・東京理大教授と、大塚グループのオーガンテクノロジーズ、東北大学、東京医科歯科大学の共同チーム。 |