抗うつ薬

ウツ病



抗うつ薬
一般名 塩酸ミルナシプラン
商品名 「トレドミン」(ヤンセン協和)
適応 うつ病・うつ状態
用法用量 1日50mgを初期用量
1日100mgまで漸増し、分服。
高齢者・・・
1日30mgを初期量
1日60mgまで漸増し、分服。



禁忌 本剤成分の過敏歴ある者
MAO阻害剤を投与中
尿閉がある者
慎重に 排尿困難の者・・・・症状が悪化する
緑内障・・・・・症状が悪化する
眼内圧亢進・・・・症状が悪化する
心疾患の者
肝障害
腎障害
テンカン患者及び既往歴ある者
躁鬱病
脳の器質障害がある者
精神分裂病の素因がある者
小児
高齢者
併用禁忌 MAO阻害薬
(塩酸セレギニン)
発汗・全身ケイレン・異常高熱・昏睡などの報告あり。
飲み合わせ
(相互作用)
アルコール・・・作用が増強する。
・エピネフリン・・・・血圧上昇の恐れ。
・降圧剤の作用が減弱の恐れ。
・ジゴキシン
・ノルエピネフリン・・・・血圧上昇の恐れ。
・炭酸リチウム
・中枢神経抑制薬・・・相互に作用が増強する。



注意 うつ状態の患者では、自殺の恐れあり。
・眠気・めまい・・・・車の運転に注意
・空腹時に服用すると吐き気・嘔吐が強く出る・・・・食後の服用。





トレドミン(Toledomin)副作用

  1. ・アカシジア
  2. 悪性症候群
    他の抗うつ薬
    との併用で
    (悪性症候群)
    無動緘黙
    筋強剛(強度)
    嚥下困難
    頻脈
    血圧変動
    発汗
    →中止し、全身管理
  3. 頭がボーとする
  4. 息苦しい
  5. 意識障害
  6. 嘔吐
  7. 悪寒
  8. かゆみ
    過敏症 発疹
    掻痒感
    →中止
  9. 肝機能
    肝機能障害 GOT上昇
    GPT上昇
    γ-GTP上昇
    →中止
  10. 関節痛
  11. ・起立性低血圧
  12. ・筋肉がこわばる
  13. ケイレン
    ケイレン →中止し、処置
  14. ・血圧上昇
  15. ・血圧変動
  16. ・下痢
  17. ・倦怠感
  18. ・口渇
  19. ・口内炎
  20. 抗利尿ホルモン不適合分泌症候群
    SIADH
    低ナトリウム血症
    低浸透圧血症
    尿中ナトリウム増加
    高張尿
    意識障害

    食欲不振
    頭痛
    吐き気
    嘔吐
    全身倦怠

    電解質測定
    →中止、全身管理
  21. 高張尿
  22. ・口内炎
  23. ・紅斑
  24. ・口部ジシキネジア・・・・・・・・減量or休薬。
  25. ・視調節障害・・・・・・・・減量or休薬。
  26. ・自主思考・・・・・・・・減量or休薬。
  27. ・舌の感官異常
  28. シビレ感・・・・・・・・減量or休薬。
  29. ・焦燥感・・・・・・・・減量or休薬。
  30. ・食欲亢進
  31. ・食欲不振
  32. 振戦・・・・・・・・減量or休薬。
  33. ・錐体外路障害・・・・・・・・減量or休薬。
  34. ・頭痛・・・・・・・・減量or休薬。
  35. ・性腺機能異常
  36. セロトニン症候群
    セロトニン症候群 激越
    錯乱
    発汗
    幻覚
    反射亢進
    ミオクローヌス
    戦慄
    頻脈
    振戦
    発熱
    協調異常
    →中止し、全身管理
  37. 全身倦怠感
  38. ・譫妄・・・・・・・・減量or休薬。
  39. ・立ちくらみ
  40. ・脱毛
  41. ・聴覚が過敏になる
  42. ・TG上昇
  43. ・動悸
  44. ・熱感
  45. ・飲み込みにくい
  46. ・排尿障害
  47. ・吐き気
  48. ・パーキンソン様症状
  49. ・発汗
  50. ・発熱
  51. ・鼻づまり
  52. 白血球減少・・・・検査→異常→中止。
  53. 皮膚粘膜眼症候群
    スティーブンス
    ジョンソン症候群
    発熱
    紅斑
    掻痒感
    眼充血
    口内炎
    →中止し、処置必要
  54. 頻尿
  55. ・頻脈(脈が速くなる)
  56. 不安・・・・・・・・減量or休薬。
  57. ・腹痛
  58. ・浮腫
  59. ふらつき・・・・・・・・減量or休薬。
  60. ・便秘
  61. 勃起力減退
  62. ・発疹
  63. ・味覚異常
  64. ・耳鳴り
  65. ・目が充血する
  66. めまい・・・・・・・・減量or休薬。



厚生労働省副作用情報
(平成20年4/1〜9/31)
血中クレアチンホスホキナーゼ増加
血圧低下
急性心不全
自殺既遂
錯乱状態
痙攣
脱水
薬疹
劇症肝炎
イレウス
肝障害
悪性症候群
褐色細胞腫
尿閉



SNRI
セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤(SNRI)
  • 脳内で神経伝達物質のセロトニンやノルアドレナリンの濃度を高める効果がある。副作用が少ない。
    SNRIは脳内の神経伝達物質であるセロトニンとノルアドレナリンの量を調節することで、抗ウツ作用を発揮する。それに対し、SSRIはセロトニンのみを選択的に調節する。SSRI・SNRI、どちらのタイプも、従来抗ウツ剤の主流だった「三環系」「四環系」といわれる薬剤と比べ、のどの渇きやめまい、便秘などの副作用が少ないのが特徴。
    SSRIは、三環系などの薬に比べて副作用は少ないものの効果は劣るという指摘があるが、SNRIは旧世代の薬と同等の効果があり、さらに効果が早く現れる


選択的セロトニン再取り込み阻害剤(SSRI)等について(厚生労働省
1. 国内におけるこれまでの経緯
抗うつ剤による興奮、攻撃性、易刺激性等については、例えばパロキセチン塩酸塩水和物の使用上の注意では、「敵意」、「攻撃性」、「敵対的行為」、「激越」を記載し注意喚起を行っているところである。今回、選択的セロトニン再取り込み阻害剤(SSRI)等を服用した後、興奮、攻撃性、易刺激性等の副作用を来した副作用報告の中には、自殺関連事象のみならず他人に対して危害を加えた等の症例が含まれていることから、医薬品医療機器総合機構安全部(以下「機構安全部」)は、SSRI 等の服用とこれらの他害行為の因果関係および必要な安全対策について、調査を行った。
2. 欧米における状況
米国、欧州、カナダにおいても、現在の添付文書において興奮、攻撃性、易刺激性等の注意喚起が記載されている。なお、カナダにおいては、他害行為についての注意喚起が記載されている (別添1)。
3. 機構安全部における調査
(1) 調査内容および評価結果
医薬品医療機器総合機構において、平成21 年3 月以降、うつ病の専門家等の意見も聴取しながら、副作用症例の評価及び添付文書の改訂のための調査検討を行った。調査対象医薬品は、パロキセチン塩酸塩水和物、フルボキサミンマレイン酸塩、塩酸セルトラリン、ミルナシプラン塩酸塩とした。調査対象副作用報告は、それぞれの医薬品の販売開始後から、平成21 年3 月末日までに報告され、副作用用語辞典(MedDRA)標準検索式(SMQ)の「敵意/攻撃性」に該当する副作用報告等を抽出した。その結果、パロキセチン塩酸塩水和物、フルボキサミンマレイン酸塩、塩酸セルトラリン、ミルナシプラン塩酸塩の副作用報告のうち、それぞれ173 件、65 件、15 件、15 件を調査対象とした(別添2)。
別添 2 の通り抽出した副作用報告のうち、症例経過から傷害等の他害行為があった塩酸パロキセチン、マレイン酸フルボキサミン、塩酸セルトラリンの副作用報告として、それぞれ26 件、7 件、2 件について因果関係を精査した。なおミルナシプラン塩酸塩については、症例経過から傷害等の他害行為があった副作用報告が集積されていないことから、傷害等の他害行為につながる可能性があった副作用報告(4 件)について因果関係を精査した。因果関係を精査した結果、塩酸パロキセチンの副作用報告のうち2 件、マレイン酸フルボキサミンの副作用報告のうち2 件において、医薬品と他害行為との因果関係が否定できないものと評価した。これらの副作用報告以外は、医薬品と他害行為との因果関係は不明と評価した。なお、因果関係が否定できないと評価された副作用報告を含め、精査した副作用報告の多くが、躁うつ病患者や統合失調症患者のうつ症状、アルコール依存症やパーソナリティー障害といった併存障害を有する状況において、SSRI 等を処方されたことにより、興奮、攻撃性、易刺激性等の症状を呈し他害行為に至ったか、あるいはその併存障害の進展により他害行為が発生したことが疑われた。したがって、SSRI 等を処方する際には、患者の背景等を十分に踏まえ、躁うつ病の患者、脳の器質的障害または統合失調症の素因のある患者、衝動性が高い併存障害を有する患者においては、慎重に投与する必要があると評価した。
また、因果関係を精査した結果を踏まえ、他害行為が医薬品の副作用によるものなのか、病気や併存障害の進展によるものなのか等について明らかでない症例が多いことから、副作用、病気又は併存障害の進展のいずれの原因であっても、自殺に関するリスクと同様に、患者およびその家族等に対して治療の経過における変化等には十分注意を払うべきことを注意喚起することが必要であると評価した。
なお、ミルナシプラン塩酸塩については、傷害等の他害行為があった副作用報告は集積されていないものの、傷害等の他害行為につながる可能性があった副作用報告が集積されており、副作用報告を精査した結果、他のSSRI と同様の傾向が認められることから、SSRI と同様の注意喚起を行う必要があると評価した。なお、SSRI およびミルナシプラン塩酸塩以外の抗うつ剤については、引き続き、服作用報告の精査等の調査を行うこととした。

(2) 評価結果を踏まえた安全対策措置案
以上の結果を踏まえ、別添 3 の通り、パロキセチン塩酸塩水和物、フルボキサミンマレイン酸塩、塩酸セルトラリン、ミルナシプラン塩酸塩について、使用上の注意を改訂し、「重要な基本的注意」の項に興奮、攻撃性、易刺激性等に対する注意喚起及び「慎重投与」の項に他害行為の発生と関連する可能性のある患者背景に関する注意喚起を追記することが妥当であると評価した。




TOP通販TOP広告TOP病院ランキング血液検査くすり情報針灸よく使う漢方薬