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症候別(漢方薬)



HOME ブログ 通 販 価格表 病名(症状) 漢方薬(50音順) 医薬品(一般名・商品名)







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温清飲 (ウンセイイン)
  1. 体質中等度以上
  2. 局所の発赤・熱感がある
  3. 乾燥気味
  4. 落屑がある
  5. アトピー性皮膚炎、慢性湿疹、指掌角皮症。
  6. 悪化すれば、黄連解毒湯を考える


黄蓍建中湯(オウギケンチュウトウ)

黄連解毒湯
(オウレゲドクトウ)
  1. 局所の炎症が強い、
  2. 発赤・腫脹・熱感が著しい者
  3. 胃腸虚弱・下痢傾向には不適。
  4. 局所に分泌物が多い者に不適。

荊芥連翹湯
(ケイガイレンギョウトウ)
  1. 体質中等度
  2. 局所の発赤・熱感がある
  3. 乾燥気味
  4. 落屑がある
  5. アトピー体質を改善


桂枝加黄蓍湯
(ケイシカオウギトウ)
  1. 虚弱体質
  2. 発赤は軽微
  3. 熱感、漿液性分泌物
  4. 炎症が強い者には不適

桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)

柴胡清肝散
(サイコセイカンサン)
  1. 体質中等度
  2. 局所の発赤・熱感がある
  3. 乾燥気味
  4. 落屑がある
  5. アトピー体質を改善

梔子柏皮湯
(シシャクヒトウ)
  1. アトピー性皮膚炎:
    • カユミを抑え、好酸球が減少(富田・富山医薬大学助手)

十全大補湯(ジュウゼンダイホトウ)

十味敗毒湯
(ジュウミハイドクトウ)
  1. 体質中等度
  2. 化膿傾向がある。
  3. 小丘疹が散在している
  4. 亜急性~慢性
  5. 水疱があるものは不適
  6. 滲出性で痂皮を形成する者に不適
  7. 発赤・乾燥が著しい者に不適


消風散
(ショウフウサン)
  1. 体質中等度以上
  2. 局所の発赤、熱感がある。
  3. 粘稠性分泌物が多い。
  4. かゆみが激しい

治頭瘡一方
(チゾソウイッポウ)
  1. 体質中等度以上
  2. 便秘傾向
  3. 小児頭部湿疹
  4. 脂漏性湿疹

桃核承気湯(トウガクジョウキトウ)

排膿散及湯(ハイノウサンキュウトウ)

白虎加人参湯(ビャッコカニンジントウ)

補中益気湯(ホチュウエッキトウ)


苓桂朮甘湯 (リョウケイジュツカントウ)




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  1. インチンコウトウ (インチンコウトウ)
  2. 温清飲 (ウンセイイン)
  3. 越婢加朮湯 (エッピカジュツトウ)
  4. 黄蓍建中湯 (オウギケンチュウトウ)
  5. 黄連解毒湯 (オウレンゲドクトウ)
  6. かっこうしょうきさん(かっこうしょうきさん)
  7. 加味逍遥散 (カミショウヨウサン)
  8. 荊芥連翹湯 (ケイガイレンギョウトウ)
  9. 桂枝茯苓丸 (ケイシブクリョウガン)
    1. 30歳の女性。パーマネントをかけ薬品にかぶれて頭部全体から頸部にかけて皮膚炎を生じ、結痂性膿疱を多発し、夜間のソウヨウと熱感激しく不眠を訴える。腹診上、著明なおけつ所見と、三陰交の圧痛著明且つ頭部のフケが多いのを目標にして桂枝茯苓丸にヨクイニンを1日20g加えて投薬した。腹部おけつ所見の改善に平行して頭部の皮膚炎次第に軽快し、そうよう感もとれ、フケも減少す。《坂本正夫》
  10. 香蘇散 (コウソサン)
  11. 三黄瀉心湯 (サンオウシャシントウ)
  12. 十味敗毒湯 (ジュウミハイドクトウ)
    1. 65歳女性。本患者は特異体質で、新薬に対して非常な過敏症である。4年前に腎臓炎と言われたことがある。ちょうど3年前に高熱を出したときに使用したペニシリンに反応を起こし、全身に発疹を起こし、3日後に全身は黒くなってしまった。しばらくの間は、すれ違う人々が不審に思い立ち止まって振り返るほどであったという。恥ずかしいので大学病院に入院し、特別の高価な治療をしてもらった。しかし、その折も度々薬の反応を起こし、アメリカから輸入したという、1本4000円という注射をしてもらった時は、口中はもちろん、鼻粘膜、胃腸粘膜と全粘膜が発赤腫脹した。
      現症は3日前に眩暈を起こしたので、内科医の診察を受けたところ、血圧が160あるというので化学剤でないという粉薬をもらって飲んだ。ところがまもなく38℃の熱が出たので驚いて訴えたところ、今度は何か注射してくれた。するとたちまち顔面と両手が真っ赤に腫れ上がってチクチク刺激感が起こり、動くと動悸がして苦しい。今日は顔も手の甲も赤黒くなって来たので、3年前のことを思いだして、またあのような苦しい恥ずかしい思いをするのかと、すっかり悲観してしまった。しかし病院に行けば必ず何か注射されるし、何か薬を飲むと必ず反応を起こすので、もうこれ以上診察を受ける気持にもなれないというので、悶々として家人に訴えて騒ぐばかりであった。
      夫れを聞いて、近所の人がそれなら漢方薬を飲みなさいといって紹介してくれた。
      神経質になっている患者は、不平と不安を綿々と繰り返し訴える。私は内心困った難症に遭遇したと思ったが、十味敗毒湯+連翹ヨクイニンを10日分与え、無理に診察室を出てもらったほどである。幾度が電話が来ることを覚悟していたが、一向に電話はかかってこなかった。
      服薬10日後、」患者は非常に喜んで再来した。この薬を2日分飲むと腫脹が引き、赤黒い色も引き始め、薄皮が剥けて、こんなに綺麗になったというのである。引き続き服薬していると食欲も進み、いままで白内障があって視力が弱っていたのが、その方も大変良くなったとのことで前後50日の服薬で廃止した
      《矢数道明》
  13. 小柴胡湯 (ショウサイコトウ)
  14. 消風散 (ショウフウサン)
  15. よくいにんとう (ヨクイニントウ)




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1>温経湯(ウンケイトウ)

2>黄蓍建中湯(オウギケンチュウトウ)

3>カッコウショウキサンン(カッコウショウキサン)

4>葛根湯
(カッコントウ)
  1. 28歳女性。
    数年前から、朝起きると、続けざまに、しばらく、クシャミが出続ける。この状態は夏は軽く、秋から冬はひどくなる。医者はアレルギー性鼻炎と診断して、薬をくれるが、いつまでも治らないという。
    患者は色白の肉づきの良い長身の婦人である。脈はやや浮であるが、速くはない。腹証上では臍より少し上の部分に、圧に過敏な部位がある。私はこれに葛根湯を与えたが、7日間の服用では何の変化もなく、2週間の服用で軽快し、4週間の服用で全治して、再び、クシャミが頻発することはないと言う。
    《大塚敬節》
  2. 医学博士T氏は、多年アレルギー性鼻炎に悩み、毎夜、鼻がつまって眠れないという。私はこれに葛根湯を与えたところ、その夜から、鼻が気持ちよく通るよいうになって、安眠が出来るよいうになったと、 大変喜ばれた。《大塚敬節》

5>カカコントウカシンイセンキュウ
(カッコントウカセンキュウシンイ)

6>桂枝加朮附湯(ケイシカジュツブトウ)

7>桂枝茯苓丸 (ケイシブクリョウガン)

8>香蘇散(コウソサン)

9>柴胡桂枝乾姜湯(サイコケイシカンキョウトウ)

10>四逆散 (シギャクサン)

11>小柴胡湯(ショウサイコトウ)

12>小青竜湯(ショウセイリュウトウ)

13>当帰四逆加呉茱萸生姜湯
(トウキシギャクカゴシュユショウキョウトウ)
  1. 冷え症で風邪をひきやすく、凍瘡などのできやすい人で、アレルギー性鼻炎といわれているものには他の処方よりも本方で体質が改善され、クシャミ頻発が治ることがある(漢方診療医典)

14>当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)

15>桃核承気湯(トウガクジョウキトウ)

16>人参湯 (ニンジントウ)

17>排膿散料 (ハイノウサンリョウ)

18>排膿散及湯(ハイノウサンキュウトウ)

19>麦門冬湯
(バクモンドウトウ)
  1. 29歳女性。
    妊娠3ヶ月。しきりにクシャミが出る。ことに早朝がひどくて、そのために腹の中の胎児にまで悪い影響がありはしないかと心配であると云う。
    私はこれに葛根湯を与えたが、全然効果が見られない。そこで、よくよくクシャミの状況を診ていると、下の方から何か上がってくるような、クシャミである。そこで、“大逆上気、咽喉不利”に用いる麦門冬湯を用いてみた。鼻を咽喉に置き換えたのである。すると、2、3日でクシャミが軽快し、2週間ですっかり良くなった。
    《大塚敬節》

20>半夏瀉心湯(ハンゲシャシントウ)

21>麻黄附子細辛湯
(マオウブシサイシントウ)
  1. 鼻アレルギーに対する麻黄附子細辛湯の最終全般改善度は
    • ・著効18.9%、
    • ・有効35.8%、
    • ・やや有効34.0%、
    • ・無効9.4%で、
    • ・有効以上の率は54.7%
    であった。《EBM》

22>麻黄湯 (マオウトウ)

23>苓甘姜味辛夏仁湯
(リョウカンキョウミシンゲニントウ)
  1. 軽度改善以上が77%【EBM】

24>苓桂朮甘湯
(リョウケイジュツカントウ)

安中散 (アンチュウサン)
  1. やせ型・栄養不良
  2. 神経性胃炎
  3. 急性・慢性胃炎で痛みがある。
  4. 腹部軟弱・腹部大動脈拍動亢進・心窩部拍水音
  5. +芍薬甘草湯
  6. +五苓散

黄連解毒湯
(オウレンゲドクトウ)
  1. 体質普通~比較的体力ある人。胃が張って激痛を訴えたりする《山田光胤》

黄連湯
(オウレントウ)
  1. 体質体格中等度以上
  2. 心窩部の痛み<軽>
  3. 胃もたれ・重苦しい・胸やけ・悪心
  4. 胃痛、胃部の圧重感、食欲不振、悪心、嘔吐を訴え、舌に厚い白苔を生じ、口臭のある者に用いる、腹診するに、腹部全体が緊張し、特に上腹部に抵抗が強くて、この部に圧痛があるものを目標とする(漢方診療医典)

香蘇散
(コウソサン)

五積散
(ゴシャクサン)
  1. 寒冷堅硬の飲食によって発した急性胃炎《矢数道明》

呉茱萸湯
(ゴシュユトウ)

五苓散
(ゴレイサン)

柴胡桂枝湯
(サイコケイシトウ)
  1. 体質体格中等度以上
  2. ストレスで悪化傾向。
  3. 胸脇苦満・腹直筋上部緊張
  4. 上腹部痛・胸やけ・不快感
  5. ストレス性胃炎・胃十二指腸潰瘍・胆石症・胆嚢ジスキネジー・慢性膵炎・過敏性腸症候群

三黄瀉心湯
(サンオウシャシントウ)
  1. 平素丈夫な17歳の女子。クラブの合宿で暴飲暴食し、家に帰ってから急に腹痛を訴えた。寒けも訴えたので三黄瀉心湯を与えた《山田光胤》

四逆散
(シギャクサン)

四君子湯
(シクンシトウ)
  1. 胃腸虚弱
  2. 体力・気力が低下
  3. 血色不良・るいそう・栄養状態不良
  4. 長期の服用で改善

生姜瀉心湯
(ショウキョウシャシントウ)
  1. 半夏瀉心湯証に似ていて、食べたもんおの臭気をおびた噫気の出るものを目標とする(漢方診療医典)

小建中湯
(ショウケンチュウトウ)

小柴胡湯
(ショウサイコトウ)

小半夏加茯苓湯(ショウハンゲカブクリョウトウ)

参蘇飲
(ジンソイン)

大柴胡湯
(ダイサイコトウ)
  1. 平素頑丈な人が、暴飲暴食、アルコールの過飲などによって、悪心、嘔吐、腹痛を起こし、胸脇苦満、上腹部の膨満、便秘を訴えるものに用いる。舌には乾燥した、褐色の苔をつくることが多い(漢方診療医典)

二陳湯
(ニチントウ)

人参湯
(ニンジントウ)
  1. 胃腸虚弱
  2. 消化吸収機能が低下
  3. 新陳代謝が衰え、冷えが著しい
  4. 顔色悪い・手足冷・低体温・低血圧
  5. 脈が触れにくい、薄いツバが口に溜まる。
  6. 胃腸の弱い人が、腹を冷やしたり、冷たいものを飲んだりして、下痢する者によい。腹痛、嘔吐を伴う者によい。脈は沈遅または遅弱のものが多く、冷え症で、口渇はなく、舌は湿っている。下痢しても裏急後重は無い。乳幼児に多くみられる(漢方診療医典)
  7. 五苓散

半夏瀉心湯
(ハンゲシャシントウ)
  1. 体質体格中等度以上
  2. 胃のもたれ・重苦しい・つかえる
  3. 心窩部の筋緊張がある
  4. ゲップ・胸やけ・腸がゴロゴロ
  5. 胃炎・十二指腸潰瘍・過敏性腸症候群・口内炎・不眠症。
  6. 急性胃炎or慢性胃炎の急性増悪期の上腹部不定愁訴の有効率は77%(多施設照影集積研究)
  7. 五苓散

不換金正気散
(フカンキンショウキサン)
  1. 平素から胃腸が弱くて、食あたりを起こしやすい人が、過食したり、不消化物をたべたために、胃部の不快感、悪心、嘔吐を訴えるものに用いる。心下部には抵抗が少なく、膨満の傾向のあるものを目標とする(漢方診療医典)

茯苓飲(ブクリョウイン)
  1. 体質体格中等度以上
  2. ゲップ・悪心・胸やけ・上腹部の膨満感
  3. 胃が張って苦しい・胃にガスが多い。
  4. 胃内停水

茯苓沢瀉湯
(ブクリョウタクシャトウ)


平胃散
(ヘイイサン)
  1. 体質体格中等度以上
  2. 上腹部不快感・腹部膨満感・不消化感
  3. 過食による胃炎
  4. 腹部は全体にガスが多い。
  5. 軽症のものに用いる。食物が胃に停滞し、食欲がなく、腹がはり、食後に腹が鳴って下痢するものによい。(漢方診療医典)

防風通聖散(ボウフウツウセイサン)

六君子湯
(リックンシトウ)
  1. 体質体格やや虚弱
  2. 消化管の機能が低下している者
  3. 機能性ディスペプシア(FD)のファーストチョイス
  4. 食慾不振・膨満感・胃が重い・心窩部がつかえる
  5. 食後に眠くなる
  6. 色白・皮膚筋肉軟弱・手足がだるい・
  7. カゼを引きやすい

苓桂朮甘湯
(リョウケイジュツカントウ)
  1. 胃内停水
  2. 胃下垂


1>安中散
  1. 本患者は3年前にもしばしば胃痙攣を繰り返し、毎月1回1週間ぐらい臥床することが半年ほど続いた。右臍傍に拇指頭大の硬結様抵抗を触れ、家族歴に胃ガンや子宮ガンが数人出ているので3回レ線検査を受け、わずかに幽門部の通過障害があり、胃液検査の結果、酸欠乏症を起こしているので充分癌腫の疑いがあるので、試験開腹を勧められていた。当時私は五積散や香砂六君子湯などを与え、服薬3月ほどで 痙攣もなくなる。体重が10kgも減少したのを完全に取り戻し得た。このたびの初診時の訴えは約10日ほど前から再び心下部疼痛が始まったが、以前のように七転八倒する痛みではない。朝起きる頃や、食後1時間ぐらいに痛むという。疼痛は左臍傍に、絞め付けられるように痛み、30分ぐらいジットして耐えて寝ていると解消する。
    診候、体格は普通。栄養はやや衰え、顔色はそれほど悪くはないが元気なく、顔貌苦悶状である。皮膚筋肉弛緩し軟弱、心下水分の辺りから左臍傍天枢穴の辺りにかけて著明な動悸を触れ、左臍傍において動悸の処を按すと痛む。疼痛もこの場所に起こるという。疼痛が起こると左の背及び腰にも波及する。食欲は悪くはないが、食後の苦しみが予想され、恐ろしくて摂れない。大便1行で、嘔吐も雑もない。胃内停水を認める。
    経過、脈状や腹候によれば脾胃の虚、停痰の症である。現代病名では慢性胃炎か胃潰瘍であろう。小野寺氏圧痛点は陽性で膝の下まで放散する。前回にならって五積散や加味平胃散、次いで香砂六君子湯を与えたが効果がない。このような虚証の慢性胃潰瘍の痛みに苓桂甘棗湯の有効だったことを思い出してこの方に変えたところ、やや好転したが、即効とまではゆかない。そこで安中散茯苓に転方すると10日の服薬で痛みの大半が消失した。引き続き1ヶ月の服薬でほとんど全治廃薬した。《矢数道明》
  2. 胃痛があり、口に水が上ってきたり、胸やけがしたりするものに用いる。患者は冷え症で、腹に力なく、臍部で動悸が亢進し、脈にも力のない者を目標とする。本方を用いてよい患者には、甘味を好むものが多い。(漢方診療医典)

2>黄連解毒湯甘草
  1. 比較的体力があり、暑がりで平素からのぼせ気味の人に《山田光胤》

3>黄連湯

4>加味逍遥散 

5>甘草湯

6>五苓散

7>柴胡桂枝乾姜湯

8>柴胡桂枝湯 

  • 49歳の男性。
    「10数年来胃下垂と言われていた。1ヶ月前から病状が悪化し、会食後と空腹時に鳩尾が痛み、全身がだるく、起立時にめまいがして、左胸部と背部に痛みが放散するという。口の中にツバがたまり、胸焼けがあり、腹がゴロゴロ鳴る。胃は骨盤まで下垂しているという。
    レントゲン検査をすると、胃の上部と十二指腸に潰瘍があり、潜血反応が陽性であった。診察すると、鳩尾のあたりではっきりした圧痛があり、腹直筋に軽い緊張があるが、腹全体はへっこみがちである。全身が衰弱しており、手術が勧められた。
    はじめ堅中湯呉茱萸牡蛎を与えてみたが、あまり好転せず、柴胡桂枝湯牡蛎小茴香とし、摂生に注意したところ諸症状が好転し、5ヶ月間服用したあとで再検査したところ、手術の必要なしと言われた。」《矢数道明》
  • H2ブロッカー使用時の回復期に使える。


9>三黄瀉心湯

10>四逆散

11>四君子湯
  1. 50歳あまりの男子で、
    2ヶ月ほど前から胃潰瘍の診断で治療を受けているが、いまだに少量ずつの出血が止まず、食欲もなく、次第に体力も衰え、歩行にも困難を感じるようになった。私が往診した時は、顔は青ざめ、下肢には浮腫が有り、舌は米粥を塗ったように白く、脈は遅弱で、1分間に52至という状態である。腹部は軟弱で陥没し、臍部で動悸をふれる。腹部には自発痛はないが、心下部にやや抵抗があり、軽い圧痛がある。大便は3日~4日に自然便があり、軟い。肉眼では、それとは見えないが、潜血を証明する。5月だというのに、足が冷たく湯たんぽを入れている。起きあがろうとすると、めまいがくる。
    こんな状態だから、私は胃ガンを疑った。そして予後を心配しながら、四君子湯を与えた。ところが、ころを飲み始めると、食欲が出る、浮腫が去る。元気が出る。出血もなくなる。そして2ヶ月後には外来として電車で1時間あまりのところから通院出来るようになった《大塚敬節》

12>四物湯
  1. 胃潰瘍の出血:
    • 「小柴胡湯」
    • 「黄連解毒湯」
    • 「三黄瀉心湯」
    • 「四逆散」

13>梔子甘草黄連湯

14>小建中湯

15>清熱解欝湯

16>旋覆花代赭石湯

17>大柴胡湯

18>当帰湯
  1. 冷え症で、血色悪く、腹壁の緊張が弱く、脈も遅弱の患者で、痛みが心下部から胸に放散し、それが背にまで抜けるような者によい。
    肋間神経痛とか、
    狭心症 というような病名がつけられている患者に本方で治るものがある(漢方診療医典)

19>桃核承気湯

20>当帰湯

21>人参湯
  1. 腹壁うすく、心窩部拍水音<強>
  2. 心窩部の腹筋緊張
  3. 食欲不振・下痢・手足冷・低体温傾向
  4. 体力が低下した虚弱体質の人で、顔色がさえず、また冷え症ぎみの人に《山田光胤》

22>半夏瀉心湯
  1. 体質中等度
  2. 上腹部緊張・胃部膨満感
  3. 腹鳴下痢
  4. 潰瘍の再発防止にも

23>平胃散

24>六君子湯
  1. 体質やや虚弱
  2. 腹部軟弱・心窩部振水音
  3. 食欲不振・胃もたれ・嘔気


  1. 烏頭赤石脂丸
  2. 黄連湯
  3. 九痛丸
  4. 小建中湯
    1. 60歳男性。上諏訪の赤十字病院で、胃ガンの末期だと診断され、嫁に言っている娘を頼って上京し、東京大学の付属病院でも診てもらったが、ここでもガンの末期だから、レ線で調べる必要もないと言われ、患者はすっかりしょげこんでいた。
      患者は、痩せて血色も良くない、腹診してみると、腹壁一体が板のように硬い。主訴は、激しい胃痛と嘔吐で、吐物には血液様のものが混じっている。また大便には肉眼で分かるほど血液が混じっている。私は胃ガンよりも胃潰瘍を疑ったが、とにかく腹証によって人参湯を与えた。ところが少しも効かないので大建中湯に転方したが、これも駄目、そこで旋覆代赭湯をやてみたが、一向に痛みは止まらない。こんな風だから、患者は東京で有名な某胃腸病院を尋ねた。ここではレ線検査もしてくれたが、幽門ガンだという診断を下し、入院の必要はないと宣告したという。
      そこで、この患者はまた私を訪れ、今一度、何とかして欲しいという。
      私は考えた、《傷寒論》には、“嘔家には建中湯を与うべからず”とあって、嘔吐の有る者に小建中湯を用いてはならないことになっている。しかし、もうこうなっては、背水の陣だ。小建中湯を与える以外に方法はないと決心し、これを与えた。すると不思議なことに、胃痛が止まり、嘔吐が病み、血便も無くなり、2週間後には、あんなに苦しんだ症状がすっかりとれ、1ヶ月ばかりで元気を取り戻して信州に帰った。
      《大塚敬節》
  5. 旋覆花代赭石湯
    1. 半夏瀉心湯を用いる患者よりも、体力が衰え、心下痞硬食欲不振噫気のある者に用いる。
      胃腸の蠕動不安、軽い腹痛、嘔吐を伴う者に用いて良い。
      また胃ガンの患者で、体力の衰えて者の便秘にも、本方はよく効く(漢方診療医典)
  6. 大烏頭煎
  7. 大黄甘草湯
  8. 大承気湯
  9. 調胃承気湯
  10. 半夏瀉心湯
    1. あまり体力の衰えていない患者で心下痞硬食欲不振、悪心などのある者に用いる、もし噫気の多いときは、生姜瀉心湯を用いたほうがよい。
      幽門ガンの患者に、半夏瀉心湯を与えたところ著効があって、2ヵ年あまりも生き延びた例がある。その患者を診たときは、発病10ヵ月ほどたっていて、幽門はほとんんど塞がっていたが、手術の予後の良くないのを知っている患者は、漢方治療を希望して来院した。そこで心下痞硬と心下部の鈍痛を目標に半夏瀉心湯を与えたところ、食が進み、心下のつかえが取れ血色も良くなり、肉がつき、治ったのではないかと思うほどによくなった。このようにして、レントゲン検査では依然としては消えていないにの、患者は病気を忘れて、2カ年あまり仕事をしていた。(漢方診療医典)
  11. 半夏地楡湯
  12. 茯苓飲
  13. 利膈湯
  14. 六君子湯
    1. 病気が進行して、食欲が無くなり、悪心嘔吐、貧血、浮腫のあるものに用いると、食欲が出て、気力が回復する。
      これを用いて、床を払って、外出できることができるようになる者もいる。また手術後、再発した者に用いて、一時軽快するすることもある。癌そのものは、良くなっていないのに、一時的であるが、自覚症状がよくなり、元気になる(漢方診療医典)
    2. 食欲不振、心下部疼痛、衰弱した者《矢数道明》

1>越婢加朮湯
  1. 43歳女性。
    左側膝関節の疼痛を主訴として来院した。患者は、硬く肥満し、1回も妊娠したことがない。月経は異常なく、大便は1日1行。尿はやや頻数、舌には白苔がある。膝の痛みは、歩行時はもちろん、5分間以上坐っていると、痛みに堪えられなくなるという。医師は神経痛といい、按摩師は脂肪塊が神経を圧迫するためだと言ったという。しかしなかなか治らないという。患部を触診するに、拇指頭大の脂肪塊状のものがあって、これを圧すると痛む。私はこれに越婢加朮湯を与えたが、15日分の服用で、塊状物が消失して、疼痛も拭うようになくなった。
    私はこの治験に気をよくして、結核性の膝関節炎にこの方を用い、反って疼痛が増し、食欲も減少して面目を失ったことがある。越婢加朮湯は老人や虚弱者には注意してほしい。《大塚敬節》
  2. 比較的体力がある人で、冷え性でなく、浮腫、発汗傾向、口渇があり、尿量減少する場合に用いる
  3. 四肢関節の腫脹、疼痛、熱感があるもの

2>黄連解毒湯
  1. 食物が胃に停滞して始終腹が張り、のぼせて顔色が赤く、頭痛を訴える者。
  2. 高血圧症、動脈硬化症の頭痛。
  3. 便秘があれば→「三黄瀉心湯」

3>葛根加朮附湯
  1. 上肢の神経痛に用いることがある《大塚敬節》

4>葛根湯
  1. 筋緊張性頭痛
  2. 頭痛・悪寒・発熱・項背強急・無汗・脈浮緊数。

5>加味逍遥散
  1. 血の道症の片頭痛
  2. 心因性の頭痛
  3. 筋緊張性頭痛
  4. 頭が痛いというより重い感じが強く、同時に肩こり、めまい、月経異常などがある。
  5. 血の道症の患者にみられる、のぼせ、頭痛、肩凝り、めまい、月経不順などの有る者によい。便秘している者に用いて、大便を快通せしめる力がある《大塚敬節》
  6. 28歳女性。
    3回妊娠中絶をしたという。主訴は頭痛で、いつも頭が重く、肩が凝り、欠伸が出て、疲れやすく、仕事をする気力がないと云う。大便は快通せず、下剤を飲むと腹が痛んで、渋り腹で、気持が 悪い。月経不順で、月経時に腹痛を訴える。
    加味逍遥散を与える。これを飲むと、大便が気持ちよく出て、肩凝りも頭痛も良いが、何となくサッパリしない。1ヶ月ほどたってから、加味逍遥散に香附子3.0を加えたところ、1ヶ月ほどで、頭痛を忘れ、からだがしっかりして、仕事がしたくなり、家庭が明るくなった。《大塚敬節》

6>桂枝加朮附湯
  1. え症で痛み
  2. 四肢のマヒ感、屈伸困難。
  3. やや虚証の人で、冷えや湿気により痛みの増強するものに用いられる(漢方診療医典)
  4. プラスエラスチン
  5. プラススクアレンプラスサメ軟骨
  6. プラス霊芝
  7. プラス マキョウヨッカントウ

7>桂枝加附子湯
  1. 身痛・疼痛<激甚>・悪寒・脈浮虚

8>桂枝加竜骨牡蛎湯

9>桂枝茯苓丸
  1. 血分に属し動かし難きは:「桂枝茯苓丸プラス附子」しばしば験あり。《橘窓書影》
  2. 打撲の後遺症として、手足の神経質要の疼痛に用いる《大塚敬節》

10>桂芍知母湯
  1. 関節腫痛(疼痛)
  2. 関節に発赤・熱感・疼痛がある《中医処方解説》
  3. 痛風なる者は風熱骨節に入るなり。発汗すべし。麻黄湯に宜し。桂芍知母湯も亦之を主る。表証やめば、当に禹功散を以て之を下すべし。《先哲医話》

11>
五積散
  1. 冷え症、易疲労
  2. 胃腸虚弱
  3. 冷えや湿気の順応性が乏しい
  4. 痛みが足、腰、背などにあって、しかも軽く、慢性の経過で、久しく治らない者に用いる。冷え症で、脈も沈んで弱く、腹に力のないものを目標にする(漢方診療医典)

12>呉茱萸湯
  1. (発作性)<冷痛>
  2. 片頭痛
  3. 頭痛・乾嘔・冷症・上衝。
  4. 発作性の激しい頭痛で、胃腸部に冷感・水分停滞感を訴える《矢野》
  5. 頭痛がいくらひどいものであっても、頭を冷やすと気分が悪いと訴え患者が2例あった《大塚敬節》
  6. 冷たいものを食べて起こった頭痛
  7. 寒冷頭痛で熱性のものではない。だから頭が燃えるように熱くても、冷やさない方がよい。《大塚敬節》
  8. 発作的に起きる激しい頭痛で、吐き気を伴い、手足が冷え、気分が悪く、ものを言うのも苦しく、脈沈遅の者。
  9. 発作の時に診察すると、心下部が膨満し、患者も胃がつまったようだと訴えることが多い。漢方で、心下逆満と呼ぶかたちになる。もし激しい頭痛があっても、髄膜炎のときのように、腹部が陥没していたなら、呉茱萸湯を用いても効果を期待できない。《大塚敬節》
  10. 発作時には、足がひどく冷え、脈が沈遅の傾向にあり、また一種の煩躁状態を伴うことがある。すなわち、じっと安静にしておれないで、起きたり、寝たりして苦悶する傾向がある。又、発作が強いと、患者は言語を発することが出来ないで、ただうなるだけのことがある。《大塚敬節》
  11. 頭痛して乾嘔を発し、手足寒冷、尿利減少し、脈微にして細なる証《奥田謙蔵》
  12. 吐き気が強くて嘔吐しない頭痛は、「半夏白朮天麻湯」を考える。

13>五苓散
  1. これも片頭痛に用いられ、呉茱萸湯を用いる場合と、区別のつきにくいことがある。五苓散は口渇と尿利の減少があって、頭痛する者に用いることになっているが、口渇があまり激しくないこともある。
    理論上では、呉茱萸湯は陰証に用いられ、五苓散は陽証にもちいられることになっているので、呉茱萸湯では、脈沈遅、五苓散では脈浮数になるハズであるが、これにも例外がある。そこで呉茱萸証と診断して、呉茱萸湯を用いたが効がないというような時には、五苓散を考えてみるがよい(漢方診療医典)

14>柴胡疏肝湯
  1. 肋間神経痛に用いる。胸部に炎症、腫瘍などがあって、それに併発するものに用いる機会がある。肺ガンと診断された患者の激しい胸背痛がこれで治ったことがある。腹筋は一体に緊張している。本方は四逆散を原方とするのであるから、服証は四逆散のそれに準ずる(漢方診療医典)

15>芍薬甘草湯
  1. 腹直筋の攣急がなくて、手足の筋肉だけが攣急していることがある《大塚敬節》
  2. 関節痛や筋肉痛で、筋の緊張を伴う者に用いられる。鎮痛作用増強のために附子を加えて用いると良い(漢方診療医典)

16>芍薬甘草附子湯 

17>小建中湯

18>続命湯
  1. 中風後遺症、身体痛、麻痺、頭痛、喘鳴、口渇、言語障害、知覚障害

19>
疎経活血湯
  1. 坐骨神経痛に用いる。本方は万病回春にでていて“遍身走り痛んで刺すが如く左の足痛尤も激しきを治す。左は血に属す。多くは酒色によって損じ傷れ金脈空虚し風寒湿熱を被り内に感じ、熱が寒を包むときは痛んで筋絡をやぶる。是を以て昼は軽く夜は重きに宜しく、経をすかして血を活し湿をめぐらすべし。此れ白虎歴節風に非ざるなり”とあって、左の足の痛みが甚だしいことと、昼よりも夜がひどく痛むこと、酒色の過度が原因であることに注目していたところ、まさに、この処方の正証と思われる冠者に遭遇した、その患者は平素から酒客でよく飲む方であるが、仕事が忙しいための疲労と夜更けまで酒を飲むための睡眠不足がかさなり、左足の坐骨神経痛となった。しかも痛みがひどくて夜間は全く眠れない。それが5日間も続いたという。そこで本方を用いたところ、その夜は少々眠れるほどに痛みが軽くなり、2、3日で安眠できるようになり、10日たつと便所に歩いて行けるようになり、1ヵ月ほどたって仕事ができるようになった。ところで、この処方は右足の坐骨神経痛にも効があり、左足に限るわけではない(漢方診療医典)
  2. 下腹部うっ血、しびれ、四肢疼痛、水毒

20>大柴胡湯

21>大防風湯 

22>風湿舒筋丸

23>桃核承気湯
  1. おけつによるものにぷらす「附子」《浅田宗伯》
  2. 打撲の後遺症として、手足の神経質様の疼痛に用いる《大塚敬節》

24>当帰建中湯

25>当帰四逆加呉茱萸生姜湯
  1. 27歳男性。
    3年前に結核に罹ったが、これは全快している。
    主訴は、からだのあちこちに移動する疼痛で、多発性神経炎とか、筋肉リウマチとか筋肉炎とか、種々の病名がつけられたが、すでに1年あまり治らない。
    現在、痛むところは、右の上腕と右の側腹から腰にかけて、ちょうど洋服のバンドの通る部位で、疼痛は右側だけである。夜も疼痛のためによく眠れず、疼痛のために眼が覚める。腹診すると臍上で振水音を証明し、全体に軟くて膨満感がある。大便は1日1行。
    なお患者はひどく疲れて、元気がなく、気分が悪くてたまらないと云う。しかし一見したところ、病人らしいところはない。
    私はこれに次に上げるような処方を用いてみたが、どれを用いても、良くならず、悪くもならないとう状態で、そのうちに1年がたってしまった。
    次にその処方を列記してみる。
    清湿化痰湯、五積散、疎経活血湯、分心気飲、桂枝加竜骨牡蛎湯+半夏厚朴湯、烏苓通気湯、神効湯、当帰四逆湯《衛生宝鑑》、不換金正気散、柴胡桂枝湯
    そして最後に、当帰四逆加呉茱萸生姜湯を用いたところ、始めて薬効が現れ、これを飲むようになってから、夜間眠れないような疼痛はなくなり、仕事が忙しい時には、時々前のような症状になるが、病の8分通りは良くなり、目下服薬中である。《大塚敬節》

26>
当帰芍薬散
  1. 29歳主婦。
    今から4~5年前に盲腸の手術をしてから腰が痛くなり、昨年、骨盤腹膜炎を患って手術した。2~3年前から、腰痛のせいか、膝の下がだるく、土踏まずの下の外側の筋が痛い。いろいろな薬を飲み、神経痛の注射もしてみたが、いっこうに効かない。時々立ちくらみや頭痛も覚えるという。もともと冷え性で生理不順の傾向もあったので、当帰芍薬散を飲み続けたところ、今ではすっかり元気になり、畑仕事に励んでいる《山田光胤》

27>人参湯 

28>八味地黄丸

29>防已黄蓍湯
  1. 急に生じる関節痛・腫痛《中医処方解説》
  2. 膝関節炎、リウマチ
  3. 水太り体質。色白で汗をかきやすい。
  4. 風湿相打ち皮膚に客す。四肢無力、関節煩疼する者を治す:「+苡仁・独活」《雑病翼方》

30>防風通聖散

31>麻黄湯

32>麻黄附子細辛湯
  1. 神経痛様疼痛ありて顔面蒼白、尿意頻数、大便に異常なく、脈沈なる等の証。《奥田謙蔵》
  2. 「ロイマチス」様疾患にして、熱候無く、脈沈微にして、数、舌苔なく身体疼痛、手足に冷感ある等の証。《奥田謙蔵》

33>
マキョウヨッカントウ
  1. 疼痛<風湿>・神経痛
  2. 患部に熱を持つ。
  3. 関節炎、リウマチ
  4. 冷えると痛む
  5. (夕方になると悪化「日哺所劇者」)
  6. 諸種の神経痛、及びその類似疾患等、《奥田謙蔵》

34>苓姜朮甘湯

35>六味丸
 


1>黄蓮解毒湯
  1. 顔面紅潮
  2. 心下部に抵抗

2>加味帰脾湯
  1. 気血両虚
  2. 欝結して脾を傷つけ、月水通ぜざるを治す《薛立斎十六種》
  3. 不安・焦燥・抑うつの改善率は57.1%【EBM】

3>加味逍遥散
  1. 虚証、気うつ
  2. 季肋部のつかえ
  3. 肝分の虚火を鎮むる手段なり。《勿誤薬室方函口訣》

4>加味逍遥散プラス四物湯

5>甘麦大棗湯
  1. 婦人、ヒステリー・憂鬱・欠伸
  2. 此方は婦人臓躁を主とする薬なれども、凡て右の脇下臍傍の辺に拘攣や結塊のある処へ用いると効あるものなり。《勿誤薬室方函口訣》

6>荊芥連翹湯
  1. 解毒証タイプ

7>桂枝加竜骨牡蛎湯 

8>香蘇散
  1. 虚証、気うつ
  2. 朝起きづらい、
  3. 調子が出ない

9>牛黄清心丸

10>柴胡桂枝乾姜湯

11>柴胡加竜骨牡蛎湯
  1. 胸脇苦満
  2. 肩こり・精神疲労
  3. 全身倦怠・不安・抑うつなどの軽度改善は78.3%【EBM】

12>柴朴湯
  1. 胸脇苦満
  2. イライラしやすい

13>三黄瀉心湯 

14>四逆散
  1. 胸脇苦満
  2. イライラ・肩こり

15>芍薬甘草附子湯
  1. 大炊相公の臣、田太夫は、憂慮過多、久しくして熱鬱を生ず。四肢重惰。志気錯越して居常安からず。灸刺、諸薬、並べて效なし。《吉益東洞》先生之を診す。芍薬甘草附子湯をつくりて之を飲むこと数十日、更に又、七寶丸をつくりて之を服す。此の如きもの凡六次。而して全く常に復す。《建珠録》

16>十全大補湯
  1. 気血両虚

17>小建中湯
  1. 気虚
  2. だるい・疲れやすい
  3. 気力が無い
  4. 日中の眠気
  5. 抑うつ気分に対する有効率は81.2%【EBM】

18>小柴胡湯

19>真武湯 

20>桃核承気湯
  1. おけつ
  2. 下肢静脈瘤・細絡

21>女神散
  1. おけつ
  2. 月経障害

22>人参養栄湯
  1. 気血両虚
  2. 意欲低下と抑うつ気分に対する有効率は84.6%【EBM】

23>八味地黄丸 

24>半夏厚朴湯
  1. 七気欝滞して病となる者を治す。喜怒節せず、憂思悲恐を兼ね、ある時は振驚し、臓気不平を致す、憎寒発熱、心腹脹満す。傍は両脇を衝き、上は咽喉を塞ぎ、炙臠の如きあり、嚥めども下らず、みな七気の生じる所なるを治す。《雑病論識》
  2. 発汗過多、手掌の発汗に適応することあり
  3. うつ病あるいは抑うつ状態に対する半夏厚朴湯の効果:全般改善度は、
    • 著効が無く、
    • 有効6例(30.0%)、
    • やや有効9例(45.0%)、
    • 無効5例(25.0%)、
    • 悪化なしで、やや有効以上が75.0%
    を示した。
    症状別改善度で改善率の高かったものは、
    • 不眠(やや改善以上が87.5%)
      咽喉頭の異物感(100%)
      心悸亢進(80.0%)
      頭重感(66.7%)
      不安(83.4%)
      緊張感(70.0%)
      抑うつ感(63.1%)であった《EBM》


25>補中益気湯
  1. 気虚
  2. 軽症~中等症のうつ病に対する補中益気湯の有効率は66.0%【EBM】
  3. 体格別では、
    • 実証タイプが23.1%、
    • 中間証タイプが84.2%、
    • 虚証タイプが75.0%
    だった【EBM】

26>抑肝散加陳皮半夏

27>六君子湯
  1. 気虚
  2. 細長い体型で有意に改善【EBM】


1>インチンコウトウ
  1. 閉塞性黄疸
  2. (陽証、実証)
  3. 黄疸のさいには出血の傾向がある《大塚敬節》
  4. 黄疸と伴うときには、頭汗・皮膚掻痒感を伴う《矢野敏夫》
  5. 黄疸等にして、少しく腹満ある証《奥田謙蔵》
  6. “或問うて曰く、発黄の証、之を治するの方、そのを用ひざる者。間亦之あり。如何。答へて曰く、発黄、小便不利、或は渇し、余証なき者は、之を主る。発黄・大便不通の者は、之を主る。若し乃ち一身尽く黄、腹張り、大便必ず黒く、時に溏する者は、消礬散之を主る。発黄・心中懊は、梔子大黄豉湯。発黄・腹満・小便不利は、大黄硝石湯。発黄・頭痛・悪風・自汗出づるは、桂枝加黄蓍湯。発黄・嘔逆は、小半夏湯之を主る。発黄・胸脇苦満は、小柴胡湯之を主る。発黄、腹中拘急は、小建中湯之を主る。此れ皆証に随って方を異にするなり。仲景氏のにおける、特に之を発黄して、他に病なき者に用ふるのみ。”《薬徴》
    • [心中懊]=胸の中がなんとも形容できないような苦しさにもだえる。
      [悪風]=風にあたるとゾクゾクとさむけがする。
      [自汗]=自然に汗が出る
      [腹中拘急]=腹がひきつれる
  7. 発熱のない黄疸には「」を考える。
  8. “此の方は発黄を治する聖剤なり。世医は黄疸初発にを用ゆれども非なり。先ず此の方を用いて下を取って後、を与えるべし。は発黄を治するを専らとする。蓋し、湿熱を解し利水の効あり。故に《蘭室秘蔵》の当帰拈痛湯、《医学綱目》の犀角湯にも此の品を用いて、発黄のみにはかかわらぬなり。梔子・大黄と伍するときは利水の効あり。方後に云う尿如角汁と、これなり。後世にても加味逍遥散、竜胆瀉肝湯等の梔子は皆清熱利水を主とするなり。但し此の方、発黄に用いる時は陽明部位の腹満小便不利を主として用るべし。もし心下の欝結ある者は大柴胡湯+かえって効あり。もし虚候ある者は千金茵蔯湯に宜し。《幼幼新書》吉本家伝。小児、身体黄・便黄・眼目睛黄は、これ疸なり。此の方によろし。即ち本方+朴硝と。余は、本方の証にして胃熱激しき者を治するに、之を用いて奏功す。”《雑病論識》

2>インチンゴレイサン
  1. (陽証、虚証)

3>
越婢加朮湯

4>
黄蓍建中湯

5>黄連解毒湯

6>黄連湯

7>
加味逍遥散
  1. (陽証、虚証)

8>
桂枝茯苓丸
  1. (陽証、実証)

9>呉茱萸湯

10>五苓散 

11>
柴胡加竜骨牡蛎湯
  1. (陽証、実証)

12>柴胡桂枝乾姜湯

13>柴胡桂枝湯

14>
三黄瀉心湯
  1. 黄疸、身体、面目皆黄なるを療す。《外台秘要方》
  2. 熱性黄疸には、証に由りを加える。《奥田謙蔵》

15>
四逆散
  1. (陽証、実証)

16>
四逆湯
  1. (陰証)

17>梔子柏皮湯
  1. 一身黄み、発熱し、心煩する者を治す《方極附言》
  2. 熱病、身黄み、発熱し、微煩する者は、梔子蘗皮湯之を主どる《医聖方格》
  3. 黄疸等にして、発熱し、煩悶する証《奥田謙蔵》
  4. 黄疸があっても、腹証上、腹満や胸脇苦満もなく、悪心、嘔吐、口渇、尿の不利も無い者に用いる《大塚敬節》
  5. 黄疸で熱の強い者に用いる。この場合に便秘しておれば、先ずインチンコウトウを用い、その後で、この方を用いる。もし心胸にかかって便秘しておれば梔子大黄湯を用いる。およそ黄疸は多かれ少なかれ心胸にかかる者であるが、梔子大黄湯は専ら心胸にかかる。茵蒿湯も心胸にかかるけれども、梔子大黄湯ほど心胸に専らかかるものではない。およそ黄疸になろうとする者は、発黄前から胸が気持ち悪いものである。それ故、熱があって、胸の気持の悪いときは、いつでも黄疸に意をそそぐがよい。梔子大黄湯は、心中懊あるいは熱痛が目標である《有持桂里》
  6. “28歳男子。やや痩せ型、10日ほど前から、軽微の黄疸となったが、食欲、大小便ともに、ほとんど異常がないという。腹診しても、特に変わったとことはない、口渇も、嘔吐もない。そこでこの方を与えたところ、7日間の服用で、黄疸は全く消失した”《大塚敬節》

18>炙甘草湯
  1. “患者は49歳の男子で、約1年ほど前から全身特に下肢に浮腫が現れ、疲れやすくなっていたが、それから半年ほどたって、耳鳴・めまい・息切れが起こったので、医師にかかって治療を受けていたが、前記の症状は軽快せず、2ヶ月ほど前から黄疸が現れ、食欲がなくなった。
    初診は昭和13年3月24日、その時の症状は、以上の他に腹部膨満、手足の煩熱(煩熱は地黄を用いる目標)、ねむけ、口渇等で、大便は1日1行、小便は一昼夜に4、5行である。腹診するに、肝臓は肥大して、その左下縁は臍上3横指径ぐらいのところまで達している。脈は浮大、舌は紅くて苔はない
    以上の経過や症状から、予後は不良に近いものと考えながら、炙甘草湯を与えたところ、不思議と思われるほどに症状が軽快し、息切れ・浮腫・めまい・耳鳴りは去り、黄疸は消え、食欲も出てきた。肝臓も眼に見えて縮小し、5月16日の診察ではふれなくなった”《大塚敬節》

19>小建中湯
  1. (虚証)
  2. 小便自利(小便が多量に出る)者《大塚敬節》
  3. 小便不利に対する小便自利の診断的価値は、前者が熱性黄疸の標的となることに対し、後者は虚寒性黄疸の証拠として記載さるべきものである。《金匱要略》の著者が本方運用の主治目標として小便自利の文字を用いたのは、“虚寒に属する黄疸”という説明であると解すべきであろうと思う。従ってたとへ小便自利の侯がなくとも、虚寒の確徴が掴み得らるれば、本方を用いてよろしいのである。《矢数有道》

20>小柴胡湯
  1. 諸種の黄疸にして、腹痛、嘔吐を発する証《奥田謙蔵》

21>
小柴胡湯インチンゴレイサン黄連解毒湯 

22>大黄甘草湯

23>大柴胡湯山梔子インチンコウ

24>桃核承気湯

25>人参湯
  1. 黄疸があっても、腹に力がなく、舌が乾燥せず、脈にも力がなく食不振・下痢・嘔吐・悪心などがあれば用いる《大塚敬節》

26>八味地黄丸
  1. 脾胃虚寒、脈沈にして細、身冷え、自汗し、瀉利し、溺白し。これを陰黄と名づく。凡そ黄疸、脈弱、口中和し、小便濁り、困憊ことに甚だしき者、効あり。《勿誤薬室方函口訣》

27>六味丸

1>安中散 

  • 朝食暮吐する者は、古の胃反なり。は水飲胃中に停蓄し、痛強く、水を吐す。胃反は脈虚数、飲食化せずして吐す。より重し。治方は同じからざれども、何れも減飲減食にあり。の痛みは「苓桂甘棗湯」あるいは「安中散」に宜し。《通俗医法捷径》
  • 反胃に用いるにも腹痛を目的とすべし。《勿誤薬室方函口訣》
  • 反胃やで甘味を好む者に著効がある《福井楓亭》
  • この方は水をひどく吐く者には効無く、腹痛の有る者を目的として用いる《福井楓亭》
  • 嘔吐を伴うこともあるが、吐水があれば、安中散ではないことが多い。《矢野敏夫》


2>
胃苓湯(水滞、気鬱) 

3>

4>
黄連湯 
  • 半夏瀉心湯のの代わりに桂枝を入れたもので、腹証は半夏瀉心湯と同じく心下痞があり、腹痛・嘔吐を目標として用いる《大塚敬節》
  • 霍乱、疝、攻心腹痛し、発熱、上逆し、心悸して嘔吐せんと欲し、及び婦人の血気痛、嘔吐して心煩し、発熱、頭痛する者を治す《類聚方広義》
  • 厥、復し、発熱心煩し、嘔吐除かず、飲食を欲せざる者


5>
葛根加半夏湯

6>
香蘇散 

7>
呉茱萸湯 
  • 嘔吐・胸満・心下軟・手足厥冷・煩躁・脈沈遅。
  • 《金匱要略》に“嘔して胸満する”ものを目標にする。多くの場合に、嘔吐すれば、胸がすいて胸満が減ずるのを常とするが、もし、吐いても胸満が減ぜず、ますます胸が膨満するのは、呉茱萸湯を用いる目標である。ここに胸満というのは、俗にいう鳩尾の部分の膨満である。《大塚敬節》
  • 嘔吐は強い発作の時には起きるが、いつでもくるとは限らない。この嘔吐は悪心が強く、胆汁を吐く《大塚敬節》
  • 呉茱萸湯の嘔吐は、多くは、激しい頭痛を伴うものであるが、頭痛がなくて、急激な嘔吐を訴えるものがある。この方の嘔吐は強い悪心を伴うのが特徴で、吐物の量は少ない。これは五苓散の水逆と異なる点である。何を呑んでもすぐ下から突き上げてきて胃に納まらないことがある。口に入れるとすぐ吐く、このような時は呉茱萸湯を唾液を呑むように1口ずつ呑むとよく納まり、また止むことがある《大塚敬節》
  • 久腹痛、水穀を吐する者「沈香」《勿誤薬室方函口訣》
  • 陽明、穀を食し嘔せんと欲するを治す
  • 少陰病、吐利し、手足煩躁し、死せんと欲するを治す。
  • 激しい頭痛を伴う嘔吐ことに片頭痛に用いられているが、頭痛が無くても、吐く場合にも用いられる。金匱要略に“嘔して胸滿する者は呉茱萸湯之を主る”とあって、多くの場合、嘔吐すれば胸がすいて胸滿が減ずるのを常とするが、もし吐いても胸滿が減ぜず、ますます胸がはるのは呉茱萸湯を用いる目標である。呉茱萸湯の嘔吐では、悪心を伴い、吐物の1回量は少なく、五苓散証のように多量の水を吐くことはない。
    呉茱萸湯証では、心下痞満があるので、小柴胡湯や半夏瀉心湯証に似ているので、鑑別を要する(漢方診療医典)



8>
五苓散 
  • (水滞)
  • 乳幼児の風邪や急性胃腸炎などのさいに五苓散でなければ治らない嘔吐がくることがある。熱のある場合でも、熱がない場合でも、どちらでもよい。
    はげしい口渇と尿利の減少があって、嘔吐を繰り返して訴える者を目標とする。嘔吐は1回に大量の水をドッと吐くのが特徴で、吐いた後で、水をほしがり、それを飲んでしばらくたつとまた吐く、吐くとまた水をほしがるので、このさい尿の出が少なくないかをたずね尿利の減少があれば五苓散の適応症である。
    多くの場合、1回または2回の服用で嘔吐が止み、口渇も無くなり、熱のある場合は発汗し、尿利が増加して下熱する。
    また嘔吐に下痢を兼ねることもあり、嘔吐に腹痛を兼ねることもあり、嘔吐に頭痛を兼ねることもある。この場合でも口渇と尿利の減少を目標に用いる。(漢方診療医典)


9>乾姜人参半夏丸

10>
柴胡桂枝湯

11>
柴苓湯

12>
小柴胡湯 

  • 嘔吐:陽毒傷寒、四肢壮熱あり、心煩、嘔吐止まざるを治す:「麦門冬・竹葉」= 人参飲子《備全古今十便良方》
  • 肝炎・胆嚢炎・流感・猩紅熱・腎炎などの初期にみられる嘔吐に、この方が良く用いられる。腹証として、胸脇苦満・心下痞硬が認められ、舌にはうすい白苔がつくことが多い。《大塚敬節》


13>
小半夏加茯苓湯 
  • (水滞、気逆)
  • 悪心・嘔吐を主訴とする者に用いる《大塚敬節》
  • 旦に食し、暮れに吐するを治す:「大黄」《医宗必読》
  • 悪阻の嘔吐や種々の薬物による胃障害からくる嘔吐に用いる《大塚敬節》
  • 中暑、昏悶醒めず、并びに伏暑、停食吐瀉する:「茯苓・半夏・甘草末」を生姜汁に入れ、口を開き、水で調え之に濯ぐに宜し。《医学実在易》
  • 五苓散証では多量の水を1回にパッと吐くが、小半夏加茯苓湯証では、何回にも少しずつ吐くし、悪心の状が吐いた後にも残る。《大塚敬節》


14>
真武湯 
  • 少陰嘔逆、腹痛溺短を治す《医学実在易》
  • 嘔する者には:「附子、生姜(ひね生姜)8.0gに」《龍野ー漢方処方集》


15>
二陳湯 
  • (水滞、気逆)


16>
人参湯 
  • 《傷寒論》に“霍乱で頭痛、発熱し、からだが痛み、熱が多くて水を飲むたがる者は五苓散の主治であり、寒が多くて水を飲みたがらない者は理中丸の主治である”という条文がある。霍乱とは嘔吐下痢の激しい病気であり、理中丸は人参湯を丸としたものである。この条文によっても分かるように、五苓散も人参湯も嘔吐と下痢を訴える急性の吐瀉病に用いられることが分かる。2方の区別は、五苓散では熱があって水を飲みたがり、人参湯では寒があって水を飲みたがらない点にある。《大塚敬節》
  • 嘔吐だけで下痢の無い者にも用いる点は、五苓散と同じである。《大塚敬節》


17>
半夏厚朴湯 
  • (水滞、気鬱)
  • 幽門痙攣のために、胃拡張の症状を停止、胃部の膨満、嘔吐を訴える者に用いる(漢方診療医典)


18>
半夏瀉心湯 
  • 嘔吐・心下痞硬・腹中雷鳴。


19>
半夏白朮天麻湯 
  • 呉茱萸湯証の嘔吐との鑑別:
    呉茱萸湯証の嘔吐は、半夏白朮天麻湯証のそれよりも、頻繁で激しい傾向がある」《大塚敬節》


20>
茯苓飲 
  • (水滞、気鬱)
  • 久腹痛、宿水を吐し、食を得れば痛劇しく、噫気酸臭ある者を治す:「呉茱萸・甘草」《原昌克》
  • もし食し終わって即ち吐し、関格の如き者は、不可。《雑病翼方》
  • 悪心も寒証も見られないときは、「茯苓飲」。《中医処方解説》
  • 悪心があって寒証がないとき、「茯苓飲合半夏厚朴湯」がよい。《中医処方解説》
  • 先年、夜床につくと水が胃から出てきて安眠を得ないという者に、茯苓飲を与えて、効を得たことがある。《大塚敬節》


21>
茯苓飲合半夏厚朴湯
  • (水滞、気鬱)

22>
茯苓沢瀉湯 
  • 口渇と嘔吐と尿利の減少を目標として用いる。五苓散を用いる目標と似ているが、五苓散の場合は、吐いて水を飲むとすぐにまた吐き、吐くとノドが渇く、飲むとまた吐くという状態を繰り返すが、茯苓沢瀉湯の嘔吐は、1日に1~2回の嘔吐で、前日または前々日あるいは、それ以前のものを吐く。この点が違っている。上腹部は膨満していて、この部でひどい振水音を証明する。(漢方診療医典)


23>
補中益気湯
  • 胃気虚して嘔の止まない者に此方のよいことがある《矢数道明》

24>
六君子湯
  • (水滞、気虚)



いんちんこうとう

黄連解毒湯

葛根湯
  • 47歳男性。
    毎年夏になると全身の皮膚が痒い。汗をかくと時にひどい。体格中等大、肉付きは良い方。皮膚に変化は見られないが、前腕内側を擦過すると敏感に発赤する。すなわち皮膚表記症が認められる。これはジンマシンと考えて良いと思う。脈はやや浮にして緊、舌正常、腹は肉付きよく、上腹部一体が膨満しているが、胸脇苦満とはいえない。その他には特に変わったこともない。そこで私は敗毒の意味で十味敗毒湯を1週間分与えた。ところが再び来院して少しも良くならないと云うのである。ここでまた考えてみた。強い皮膚のかゆみを訴えるのに、発疹は全く見られないのが、前に十味敗毒湯の効が無かった例と似ている。脈のやや浮を表証の存在と考えたらどうかと、そして葛根湯プラス石膏を1週間分与えた。10日ほどたって、その患者から電話があった。
    「今度の薬を飲んだら、痒いのが止まった。しかし薬がなくなるとまた痒くなったので、薬を送って下さい」《大塚敬節》

牛車腎気丸

梔子柏皮湯

四物湯
  1. 血燥の者《矢数道明》
  2. 皮膚の上を虫がはっている感じ

十味敗毒湯

消風散
  1. かゆみが激しい
  2. 夜間に増悪する傾向がある。《中医処方解説》
  3. 虫刺されなどのあとに表皮が増殖してイボ状となり激しいかゆみがある固定蕁麻疹で、ケロイド様になった:「プラスクオケツ剤」《中医処方解説》

真武湯
  1. 69歳の婦人。慢性腎炎があり、初秋のことになると、背から腰にかけてカユミ、小さい発疹がでて、冬になるとひどくなり、5月頃には自然によくなるという。疲れてめまいがするという。真武湯によりカユミは大半減じ、3週間で発疹はすっかり治った
  2. 老人や虚人で当帰に多く、皮膚に少しも異常が無く、カユミのみ訴える者に用いる

清上防風湯 

治頭瘡一方 

当帰飲子

桃核承気湯
  1. <激しい掻痒感>

八味丸
  1. 萎縮腎がある老婦人で、夜間温まると、腰の周りが痒くて困ると訴える者《大塚敬節》
  2. 43歳の男性。3年前よりカユミのある発疹に悩まされている。某大学病院で神経性皮膚炎と診断されて、治療を受けているが、少しもよくならない。
    患者は背が低く、色は浅黒い、発疹は胸部、頸部、上膊の内則、肩より肩胛骨間、臀部、下腹部より大腿部にかけて広範囲にわたり、その色が黒く墨を塗ってようである。時々あちこちにフルンケルが出来る。大便は1日1行、小便は出にくい。食欲はある。
    私は発疹の色が黒くて乾燥していることと、尿の出にくいことを目標にして八味丸を与えたが、尿の出が良くなり、カユミを減じ、発疹の色の黒いのもとれてきた。服薬2ヶ月で8分通り全快している。《大塚敬節》

白虎加人参湯




  1. 温経湯
  2. 温清飲
  3. キュウキキョウガイトウ
  4. 桂芍知母湯
  5. 柴胡桂枝乾姜湯
  6. サンモツオウゴントウ
  7. 滋陰降火湯
  8. 七物降下湯
  9. 四物湯
  10. 炙甘草湯
  11. 十全大補湯
  12. 十味敗毒湯
  13. 潤腸湯
  14. 疎経活血湯
  15. 釣藤散
  16. 猪苓湯プラス四物湯
  17. 桃核承気湯
  18. 当帰飲子
  19. 当帰建中湯
  20. 当帰芍薬散
  21. 当帰湯
  22. 人参養栄湯
  23. 麦門冬湯
    1. 口舌乾燥する者、or乾燥してビランする者:「プラス地黄」《方読便覧》
  24. 八味丸
  25. マキョウヨッカントウ


1>根湯  
  1. 傷寒論に“太陽病、項背強ばること几几、汗無く悪風する者”とあり、肩から項背部のこりを訴えるものに幅広く用いられる(漢方診療医典)
  2. 18歳男性。
    2週間前から、朝起きたとき、背が痛み、手足の関節が痛むが、仕事を始めると痛みは軽くなるという。患部は目立つほど腫れていない。食欲は普通で、時々悪寒があり、体温は37、7℃くらいまでのぼる。一番痛むところは項部と背とである。そこで葛根湯を3日分づつ3回与えたところすっかり良くなった。その後2ヶ月ほどたって、再び全症が再発したが、葛根湯3日分でよくなった。この患者は項背部の痛みがいちばん強かったので、葛根湯を用いた《大塚敬節》
  3. 葛根湯+陳久散

2>カッコントウカセンキュウシンイ
  1. 慢性副鼻腔炎で肩こりするもの(漢方診療医典)

3>葛根加朮附湯
  1. 肩強急
  2. 身体の麻痺、疼痛、実証

4>加味逍遥散 
  1. 血の道症で、いつも申分が絶えず、のぼせ、頭痛、肩凝り、めまい、足冷などのある者に用いる《大塚敬節》
  2. 月経不順、帯下などの婦人病の症状があって、肩凝りを訴える者に用いる《大塚敬節》
  3. 目標
    • ①血の道症。
      ②のぼせ、頭痛
      ③めまい
      ④足が冷える

5>九味檳榔湯
  1. 頸項(首筋・うなじ・肩)に硬直感
  2. 目標
    • ①息切れ。
      ②胸苦しい。
      ③ふくらはぎの緊張。
      ④腹が張る

6>桂枝加朮湯
  1. 冷え症で痛む
  2. 四肢のマヒ感がある

7>桂枝茯苓丸
  1. 目標
    • ①顔面・口唇が鬱血している。
      ②のぼせ。
      ③月経不順

8>香蘇散
  1. 気鬱からくる肩凝りに用いる《木村長久》
  2. 目標
    • ①気鬱。
      ②頭痛・頭重。
      ③胸中痞、心下痞塞、
      ④腹痛
      ⑤吐き気

9>呉茱萸湯
  1. この方の肩凝りは、発作性に消長があり、肩凝りと同時に、激しい頭痛を訴える。《大塚敬節》
  2. 片頭痛
  3. 目標
    • ①胃の具合が悪い
      ②頭痛持ち。
      ③肩が詰まった様に凝ると頭痛する

10>五苓散
  1. 肩こりの無い片頭痛
  2. 消化器型感冒
  3. 二日酔い

11>柴胡加竜骨牡蛎湯
  1. 神経過敏で興奮しやすい、便秘するなどの症状があって肩凝りを訴える者《大塚敬節》
  2. 神経症・心臓病・高血圧症などで肩凝りのある者に用いる機会がある《大塚敬節》
  3. 目標
    • ①神経過敏、興奮しやすい。
      ②臍上動悸、
      ③心下部膨満・抵抗あり、
      ④胸脇苦満。    
      ⑤上腹部膨満し、不眠、めまいを訴える

12>柴胡桂枝乾姜湯
  1. 癒着性の腹膜炎があったり、胃アトニー症などがあって、肩や背の凝る者によい《大塚敬節》
  2. 目標
    • ①虚証。
      ②臍上動悸して体力がない。
      ③往来寒熱、
      ④小便不利、
      ⑤口唇乾燥、
      ⑥頭汗。
      ⑦肩から背中にかけて凝ることが多い

13>柴胡桂枝湯
  1. 目標
    • ①胸脇苦満<軽>。
      ②心下支結。
      ③腹直筋緊張.
      ④頭痛
  2. 肩から首にかけて凝る

14>三黄瀉心湯
  1. 目標
    • ①精神不安.。
      ②顔面紅潮。
      ③心下痞、胃部膨満停滞感、
      ④便秘

15>四逆散
  1. 首筋のこり

16>炙甘草湯
  1. 目標
    • ①陽虚証。
      ②自汗盗汗。
      ③疲労<虚労>。
      ④呼吸促迫。
      ⑤腹部大動脈で動悸を覚える

17>
芍薬甘草湯 
  1. 目標
    • ①ケイレンする
      ②突っ張ったように凝る。

18>
小建中湯
  1. 目標
    • ①甘いもの好き。
      ②くすぐったがり。
      ③手足がほてる。
      ④小便頻数。
      ⑤疲れやすい

19>小柴胡湯
  1. 《傷寒論》には“傷寒にかかって4、5日たって、身熱 悪風(おふう) があって、頸項が強ばり、脇下が満ち、手先が温かくて口渇のある者は小柴胡湯の主治である”とあって、小柴胡湯を用いる目標に頸項強ばるという症状がある。ところで、頸項強ばると言う症状は、葛根湯の項背強ばるとその強ばる部位が違ってくる。項背強ばる(項背拘急 )とは、項部から脊柱に沿って縦に強ばるのをいう。頸項強ばるとは、耳朶の後を下に下って、鎖骨上窩または肩峰突起に向かって筋肉の強ばるのをいう。およそ柴胡剤を用いる肩凝りは、小柴胡湯に限らず、大柴胡湯その他の柴胡湯の場合でも、同じく、この頸項部の緊張が主となる。それと同時に季肋下に膨満、抵抗を証明する。だからもし季肋下に膨満抵抗があって、頸項強ばるの状があれば、柴胡剤を用いる肩凝りであると考える。ただし呉茱萸湯証との鑑別が必要。《大塚敬節》
  2. 肋膜炎・肺結核・肝炎・腺病体質・頸部リンパ節肥大などにみられる肩凝りに用いる機会がある《大塚敬節》
  3. 首の筋が突っ張る(側頭部が多い):側頸部~耳の回りの緊張・疼痛・熱感
  4. 目標
    • ①肩から首にかけて凝る。
      ②食欲がない。
      ③白苔

20>続命湯

21>大柴胡湯 
  1. 胸部圧迫感
  2. 体力あり便秘する
  3. 赤ら顔

22>大承気湯 
  1. 目標
    • ①陽明病。
      ②腹部膨満<充実>
      ③便秘。
      ④汗出潮熱。
      ⑤裏急後重

23>釣藤散
  1. 頭痛・頭重
  2. 高血圧

24>通導散
  1. 目標
    • ①顔面赤色。
      ②頭痛頭重。
      ③腹直筋拘攣。
      ④便秘。
      ⑤動悸

25>桃核承気湯
  1. おけつ上衝して、頭痛、肩凝りを訴える者に用いる《大塚敬節》
  2. 血の道症
  3. 目標
    • ①実証。
      ②のぼせ。
      ③足冷。
      ④下腹部痛。「少腹急結」がある

26>当帰四逆加呉茱萸生姜湯
  1. 冷えによって誘発・増悪する痛み。
  2. 腰痛症・座骨神経症にも。
  3. 顔色悪い者で、冬季にしもやけになりやすい

27>当帰芍薬散
  1. 貧血・冷え性、色白

28>女神散
  1. 血の道症

29>人参湯
  1. 目標
    • ①太陰病。
      ②虚寒証。
      ③唾液がよく出る。
      ④胃内停水。
      ⑤心下痞、胃部膨満感。
      ⑥手足厥冷

30>八味地黄丸
  1. 目標
    • ①腎陽虚。
      ②口渇。
      ③尿利減少or増加。
      ④腰痛。
      ⑤下腹部軟弱・無力。
      ⑥(臍下)腹直筋拘攣。
      ⑦舌湿潤無苔

31>半夏厚朴湯
  1. 気鬱からくる肩凝りに用いる《木村長久》
  2. 目標
    • ①咽中異物感。
      ②気鬱不安。
      ③眼球光彩。
      ④胃内停水、胃腸虚弱。
      ⑤尿利減少。
      ⑥疲労。

32>半夏瀉心湯

33>半夏白朮天麻湯
  1. 片頭痛
  2. 筋緊張性頭痛
  3. 目標
    • ①激しい頭痛・めまい。
      ②嘔吐・吐き気。
      ③足冷。
      ④心下痞満。
      ⑤背中突っ張る。
      ⑥腹部軟弱

34>防已黄蓍湯
  1. 黄蓍は体表の水を去ると云われるが、防風通聖散ばかりでなく、桂枝加黄蓍湯、半夏白朮天麻湯などのように黄蓍の入っている方剤には肩凝りを治する効がある。これらの方剤を用いる目標は、筋肉が軟らかくて、ぶくぶくしている。俗に水ぶとりの傾向があって、すぐに疲れる者である。《大塚敬節》
  2. 目標
    • ①筋肉が軟らかく、ブヨブヨ。
    • ②色白、水ぶとり。
    • ③疲れやすい。

35>防風通聖散
  1. 脂肪太りタイプ。
  2. 便秘、尿量減少

36>抑肝散加陳皮半夏湯
  1. 目標
    • ①気分が重い。
      ②鬱病。
      ③だるい

37>六君子湯
  1. 平素から胃腸の弱い患者で、少し多くの食事をすると、胃部にもたれて苦しく、食後はだるくて眠いというような患者で、肩凝りを訴える者に用いる《大塚敬節》
  2. 目標
    • ①胃弱。
      ②胃内停水。
      ③心下痞。
      ④元気がない。
      ⑤食後眠くなる

38>六味丸






01>安中散 

02>加味逍遙散
  1. 、下腹部の抵抗/圧痛、ぢ。月経障害)

03>桂枝加芍薬大黄湯
  1. 痙攣性便秘に
  2. ウサギの糞(兎糞)、腹部膨満、腹痛。
  3. 下痢で腹痛。

04>桂枝加芍薬湯
  1. 体質中等度、ファーストチョイス。
  2. 下痢又は便秘、腹部膨満、腹痛あり。
  3. 下痢の後、腹痛やテネスムス (残便感・しぶり腹)あり。
  4. 胃症状はあまりない。
  5. 過敏性腸症候群は「心の痛み」が「おなか」に現れる機能的疾患である。質問者の場合も昇進を機にストレスが重なり、心の状態と密接につかがりのある腸が警報を発していると思われる。
     この病気の第一の選択剤は[桂枝加芍薬湯]である。芍薬は甘草など他の生薬と組合わさって腸の蠕動運動を調節する。胃腸の不快とともに口内炎が出来やすく、それほど空腹でもないのにお腹がゴロゴロとかキュウと鳴って困るという人は半夏瀉心湯がよい。
     疲労性の下痢が続くようなら真武湯。下痢と便秘を交互に繰り返す場合は、他の漢方医学的所見と併せて柴胡桂枝湯小建中湯を選ぶ。神経過敏の人には香蘇散半夏厚朴湯などを考慮する

05>桂枝加竜骨牡蛎湯
  1. (気滞、気うつ、腹部膨満感、ゲップ 、抑うつ、神経過敏、焦燥感)

06>桂枝茯苓丸
  1. 、下腹部の抵抗/圧痛、ぢ。月経障害)

07>香蘇散
  1. (気滞、気うつ、腹部膨満感、ゲップ、抑うつ、神経過敏、焦燥感)

08>柴胡桂枝湯
  1. 体質中等度。
  2. ストレス性胃炎
  3. 疝痛する。

09>四逆散
  1. (気滞、気うつ、腹部膨満感、ゲップ、抑うつ、神経過敏、焦燥感)
  2. 体質やや強壮

10>四君子湯
  1. (気虚、腹痛、易疲労、食欲不振)

11>芍薬甘草湯
  1. 疝痛時に頓服。

12>小建中湯
  1. (気虚、腹痛、易疲労、食欲不振)
  2. 虚弱体質、栄養不良、疲労感が強い。
  3. 腹痛が反復する。

13>真武湯
  1. (気虚、腹痛、易疲労、食欲不振)
  2. 著しく虚弱、顔面蒼白やせて冷え症
  3. 水様便~無形軟便
  4. 腹痛は軽い
  5. 低血圧傾向、脱力感、無力感

14>人参湯
  1. (気虚、腹痛、易疲労、食欲不振)
  2. 著しく虚弱。顔面蒼白、やせて冷え症。
  3. 軟便~下痢
  4. 上腹部の緊張と膨満

15>大建中湯
  1. (気虚、腹痛、易疲労、食欲不振)
  2. 体力ない虚弱者。
  3. 腹部膨満、鼓腸、ガス疝痛に。
  4. 冷たい飲食物で悪化。

16>当帰建中湯
  1. 貧血傾向の虚弱者。
  2. 手足の冷え、痛みがある。月経痛にも。

17>半夏瀉心湯
  1. 栄養状態中等度以上
  2. 胃もたれ、ゲップ、悪心、嘔吐、胃部のつかえ感。
  3. 心下痞硬
  4. 腹鳴
  5. 急に便意が強くなる

18>平胃散
  1. (気滞、気うつ、腹部膨満感、ゲップ、抑うつ、神経過敏、焦燥感)

19>補中益気湯
  1. (気虚、腹痛、易疲労、食欲不振)

20>抑肝散
  1. (気滞、気うつ、腹部膨満感、ゲップ、抑うつ、神経過敏、焦燥感)

21>六君子湯
  1. (気虚、腹痛、易疲労、食欲不振)栄養状態中等度。
  2. 胃腸虚弱で、上腹部に不定愁訴
  3. 食欲不振、胃もたれ、胸焼け







  1. 温経湯
  2. 黄蓍建中湯
  3. 桂枝加竜骨牡蠣湯
  4. 桂枝茯苓丸
  5. 五積散
  6. 四物湯
  7. 大黄牡丹皮湯
  8. 腸癰湯
    • (回盲部の圧痛)
  9. 猪苓湯
    • (下腹部脹満・疼痛)
  10. 通導散
    • (下腹部の抵抗・圧痛、膨満)
  11. 桃核承気湯
    • (実証、のぼせ、足冷、下腹部痛)
  12. 当帰建中湯
  13. 当帰四逆加呉茱萸生姜湯
  14. 当帰芍薬散
    • (貧血、冷え性、疲れやすい、月経不順、神経症状)
  15. 人参湯

いんちんこうとう
  1. (黄疸・肝硬変・急性肝炎の発熱時)
  2. (急性肝炎)この方は黄疸の治療薬として有名であるが、黄疸がなくても、口渇・尿不利・便秘・胸内苦悶の状があれば用いる。そこで、急性肝炎の初期で、まだ黄疸の現れないうちに、悪心・食欲不振・便秘・尿利減少・発熱などを目標として、この方を用いる。そうすれば、黄疸が現れても軽く、短期間のうちに全快する。《大塚敬節》
  3. 上腹部が張り、胸がつまり、胃のあたりが固くなって、押してみると抵抗がある。熱があって、ノドが渇き、尿量が減って尿色が濃くなって、便秘している。黄疸のないときにも《山田光胤》

インチンゴレイサン
  1. 腹水があるときに。口が乾き、尿が減り、むくみが出ているとき《山田光胤》

黄連解毒湯

加味逍遥散
  1. やせ型で虚弱者。
  2. のぼせ、肩こり、抑うつ

ケップチクオガン

呉茱萸湯

五苓散 
  1. (肝性浮腫)

柴陥湯

柴胡加竜骨牡蛎湯

柴胡桂枝湯 
  1. (胆石・肝機能障害)
  2. やせ型で神経質
  3. 神経質で慢性肝炎の者
  4. 消化性潰瘍
  5. 過敏性腸症候群
  6. 胆道ジスキネジー


柴胡桂枝乾姜湯 

柴苓湯 
  1. (慢性肝炎の急性増悪時・アルコール性肝炎)

四逆散 

十全大補湯 
  1. (肝硬変・肝ガン)

小建中湯 

小柴胡湯 
  1. (肝機能障害) 
  2. 胸脇苦満
  3. 舌に白いコケが出たり、口の中が苦く、何となく疲れやすく元気が出ない《山田光胤》
  4. 炎症を抑える(GOT・GPT値を改善する)
  5. 肝線維化を抑える(Ⅳ型コラーゲン-7S値を改善)
  6. 肝逸脱酵素を低下させることから、肝炎から肝硬変への伸展を遅延させる可能性がある。(EBM)
  7. 肝硬変・肝がんの者には禁忌
  8. 肝硬変が疑われる者に禁忌

大柴胡湯 
  1. (胆石・脂肪肝)
  2. 舌に黄苔ができたり、便秘気味《山田光胤》

当帰芍薬散

人参湯ぷらす五苓散 

防風通聖散 

補中益気湯 
  1. (肝硬変・高齢者の慢性肝炎)
  2. 体力低下、慢性的な疲労感、眼精疲労
  3. 筋肉が弛緩、腹部軟弱。
  4. 寝汗

六君子湯
  1. 胃腸虚弱で、上腹部に不定愁訴
  2. 食欲不振、胃もたれ、胸焼け、食後倦怠感
  3. 腹部軟弱、心窩部に振水音あり
  4. 内臓下垂ぎみで、FD(機能性ディスペプシア)

竜胆瀉肝湯 


1>
  1. 非代償性肝硬変
  2. (黄疸・浮腫)

2>
  1. (腹水、肝硬変、浮腫あり、気鬱なし)

3>小柴胡湯
  1. 非代償性肝硬変
  2. (黄疸・浮腫)

4>補中益気湯
  1. 非代償性肝硬変
  2. (黄疸・浮腫)

5>
加味逍遥散

6>九味檳榔湯
  1. (腹水、肝硬変、浮腫あり、気鬱あり

6>荊芥連翹湯
  1. (血虚、腓腹筋痙攣、顔色悪い、爪異常、腹直筋攣急、)

7>桂枝加芍薬湯
  1. (気虚、倦怠感、気力がない、腹直筋痙攣、日中眠くなる)

8>
桂枝茯苓丸
  1. 、夜増悪、腹直筋痙攣、下腹部の抵抗)
  2. 代償性肝硬変

9>血府逐丸

10>牛車腎気丸
  1. (気虚、倦怠感、気力がない、腹直筋痙攣、日中眠くなる、)

1
1>柴胡加竜骨牡蛎湯霊芝紅参

12>柴胡加竜骨牡蛎湯陳久散

13>
柴胡桂枝湯

14>柴胡清肝散
  1. (血虚、腓腹筋痙攣、顔色悪い、爪異常、腹直筋攣急、)

15>柴苓湯

16>四逆散

17>芍薬甘草湯 
  1. (血虚、腓腹筋痙攣、顔色悪い、爪異常、腹直筋攣急、)

18>小建中湯
  1. (気虚、倦怠感、気力がない、腹直筋痙攣、日中眠くなる

19>小柴胡湯
  1. 代償性肝硬変

20>十全大補湯
  1. (気血両虚、全身倦怠感、腹直筋痙攣、易疲労、栄養不良、貧血傾向)

21>真武湯
  1. (腹水、肝硬変、浮腫あり、気鬱なし)

22>疎経活血湯
  1. (血虚、腓腹筋痙攣、顔色悪い、爪異常、腹直筋攣急

23>大柴胡湯

24>大防風湯
  1. (気血両虚、全身倦怠感、腹直筋痙攣、易疲労、栄養不良、貧血傾向)
  2. 代償性肝硬変

25>
通導散
  1. 、夜増悪、腹直筋痙攣、下腹部の抵抗)

26>
桃核承気湯
  1. 、夜増悪、腹直筋痙攣、下腹部の抵抗)
  2. 代償性肝硬変

27>当帰芍薬散
  1. (腹水、肝硬変、浮腫あり、気鬱なし
  2. 代償性肝硬変

28>人参養栄湯
  1. (気血両虚、全身倦怠感、腹直筋痙攣、易疲労、栄養不良、貧血傾向)

29>分消湯
  1. (腹水、肝硬変、浮腫あり、気鬱あり

30>八味地黄丸
  1. (気虚、倦怠感、気力がない、腹直筋痙攣、日中眠くなる

31>補気建中湯
  1. 非代償性肝硬変
  2. (腹水)

32>抑肝散加陳皮半夏 

  1. 越婢加朮湯
    1. 21歳の未婚の婦人。
      訳もなく、ただ涙が流れ、人の前に出るもの恥ずかしいといって来院した。初診は昭和27年11/29。
      私と対談しているときも、涙がポロポロとこぼれる。いままで大学病院の眼科にかかり、遠視と結膜炎が有ると云われて手当を受け、眼鏡も新調したが、やはり涙の流れるのは同じだと云う。なお流涙の他に、口渇と不眠があり、下痢しやすい。しかし便秘すると気持が悪いので、下痢はきにならないという。野菜と魚肉が嫌いで、甘味を好む。月経は正常である。涙の流れるのは、風邪の時や、冷たい風に当たった時が、特にひどい。したがって夏より冬が悪いと云う。
      私はこれに越婢加朮湯10日分を与えたが、これを飲むと、涙の出るのが減るようだという。そこで10日あて与えて、経過をみることにした。1ヶ月ほどたつと、涙の出ない日が多くなった。しかし翌年の正月に薬を10日ほど休んだ時は、また少し後戻りする傾向があった。そこで、たまには休むことはあったが、10ヶ月ほど服薬して、ほとんど、涙を流すこととはなくなった。《大塚敬節》
  2. 桂枝茯苓丸
    1. 虹彩炎:《小倉重成》がによる虹彩炎12例の治験を発表。その大部分が桃核承気湯、大黄牡丹皮湯、当帰芍薬散、大柴胡湯等を2~3方ずつ合方したもので奏功している《大塚敬節》
    2. 中心性漿液性網脈絡膜症
      30歳女性。初診昭和33年2/6。患者は昨年11月に右視力障害を訴え、眼科の診断を受けたところ、白内障と中心性網膜炎という病名であった。いろいろ治療してもらったが好転せず、ほとんど視力が無くなってしまった。そしてついに不治の宣告を下されたので他の大病院の眼科や伊豆の眼科の長老に紹介され診てもらったところ、残念ながら手遅れで失明に近いと云われた。
      この患者は銀座の大きなバーのマダムで、堂々たる貫禄で顔色もよく、主訴は右側の視力障害と頑固な頭痛、肩と首筋の凝りであった。頭痛は月経時に烈しく、月経は遅れ勝ちで、かつ子宮後屈があると云われたことがある。8年前に出産1回、人工流産数回を繰り返している。腹証はによる下腹部反応が顕著であたので、桂枝茯苓丸に大黄0.3を加えて投与した。
      10日間の服用によって、肩凝りや首筋の凝り、それと頑固な頭痛がウソのように取れて、20日後には視力の回復を自覚し、1ヶ月後にはピンポン遊びが出来、2ヶ月後には悪い方の眼で新聞が読めるようになった。
      4ヶ月後には左右とも視力が0.9となり、発病当初からの主治医は全くの奇跡で、漢方が効いたことを率直に認めると言っているとのことである。
      《矢数道明》
  3. 杞菊地黄丸
  4. 杞菊地黄丸ブルーベリー紅参
  5. 杞菊地黄丸霊芝紅参
  6. 滋腎明目湯
    1. 過労による眼精疲労
    2. 白内障
    3. 加齢による視力障害に
  7. 四物湯
    1. 疹後、毒気、眼を攻め、翳膜の生ずるを治す「荊芥」《方読便覧》
    2. 目、暴に赤起し、雲翳、疼痛忍ぶべからざる者を治す:「、防風、竜胆、防已」= 四物竜胆湯《済世抜粋方》
  8. 大柴胡湯
  9. 桃核承気湯
    1. 80余歳男性。斧で薪を折っていたところ、木の屑が眼に飛び込み、たちまち眼は腫れ、疼痛が激しく堪えがたいほどであったが。3日後、突然、めまいがしてたおれてしまった。そこで家人が驚いて余に治を乞うた。診てみると、眼球が破裂し、3液と血がともに鼻の端から迸出している。先生がいうのに、早く治を施さないと、この病気は恐ろしいもので、すぐに他のよい眼にも波及して、めくら(盲目)になると。そこで突出した眼球を截断し、乳汁で洗ってから甘草湯を与え、ホータイで縛ってからイスに寄りかからしめ、桃核承気湯を与えた。これを飲むこと20日余りで全治することが出来た。《眼科一家言》
    2. 網膜炎
      桃核承気湯は、結膜、角膜の諸疾患で、充血、疼痛が甚だしく、大便が秘結し、少腹急結の状あるものに候があるばかりでなく、虹彩炎、毛様体炎、鞏膜炎などにも応用せられる。《大塚敬節》
  10. 当帰芍薬散
  11. 八味丸
  12. 補中益気湯
  13. 苓桂朮甘湯
    1. 夜盲症:雀目:「車前子」《先哲医話》
    2. 雀目には、鶏肝を乾燥して作末し、本方に兼用する。《奥田謙蔵》
    3. 夏秋の間、小便瀝利、雀目の者を治す。《類聚方広義》
    4. 流行性結膜炎:風眼:「車前子・細辛・黄連」= 明朗飲《和田東郭》
  14. 六味丸


1>温経湯

2>
越婢加朮湯
  1. 43歳女性。
    左側膝関節の疼痛を主訴として来院した。患者は、硬く肥満し、1回も妊娠したことがない。月経は異常なく、大便は1日1行。尿はやや頻数、舌には白苔がある。膝の痛みは、歩行時はもちろん、5分間以上坐っていると、痛みに堪えられなくなるという。医師は神経痛といい、按摩師は脂肪塊が神経を圧迫するためだと言ったという。しかしなかなか治らないという。患部を触診するに、拇指頭大の脂肪塊状のものがあって、これを圧すると痛む。私はこれに越婢加朮湯を与えたが、15日分の服用で、塊状物が消失して、疼痛も拭うようになくなった。
    私はこの治験に気をよくして、結核性の膝関節炎にこの方を用い、反って疼痛が増し、食欲も減少して面目を失ったことがある。越婢加朮湯は老人や虚弱者には注意してほしい。
    《大塚敬節》

3>葛根湯

4>桂枝加朮附湯
  1. 冷え症で痛み
  2. 四肢のマヒ感、屈伸困難。
  3. やや虚証の人で、冷えや湿気により痛みの増強するものに用いられる(漢方診療医典)
  4. エラスチン
  5. スクアレンサメ軟骨
  6. 霊芝

5>桂枝湯
  1. 関節・筋肉リウマチ
  2. 自然発汗があり、微熱、悪寒する

6>桂芍知母湯
  1. 関節腫痛(疼痛):関節に発赤・熱感・疼痛がある《中医処方解説》

7>五積散
  1. 冷え症、易疲労
  2. 胃腸虚弱
  3. 冷えや湿気の順応性が乏しい

8>
柴胡桂枝湯

9>
疎経活血湯

10>
大承気湯
  1. この方は腹部が充実膨満して、脈にも力があって、便秘するものを目標に用いる。大柴胡湯証では胸脇苦満があるが、この方は臍を中心として膨満している。このような状態で膝関節や足関節の痛み者に用いる《大塚敬節》
  2. 50歳会社社長。肥満したがっちりした精力旺盛という体格である。主訴は腹部の膨満感で、そのため睡眠がよくとれないことがあるという。肩も凝り、左右の膝関節には疼痛があり、坐っておれないという。小便は頻数で量も多いが大便は秘結していて、下剤を飲まないと通じがない。腹部は全般的に膨満して抵抗があり、脈は沈実である。尿中にはタンパクを証明し、血圧は180-100である。そこで大承気湯を与えたところ、毎日便通があり、身体が軽くなり、肩凝りも、膝の痛みもなくなった。血圧には変化がない。通計100日ほど服薬して海外旅行し、服薬を中止した。
    大承気湯証の患者には、尿の頻数と多尿を訴える者があり、又、膝関節や足関節に疼痛を訴える者がある。
    《大塚敬節》

11>大防風湯

12>当帰芍薬散

13>風湿舒筋丸

14>防已黄蓍湯
  1. 急に生じる関節痛・腫痛《中医処方解説》
  2. 膝関節炎、リウマチ
  3. 水太り体質。色白で汗をかきやすい。
  4. 風湿相打ち皮膚に客す。四肢無力、関節煩疼する者を治す:「・独活」《雑病翼方》

15>麻黄湯

16>
  1. 患部に熱を持つ。
  2. 関節炎、リウマチ
  3. 冷えると痛む

甘草湯 

甘麦大棗湯 

桂枝湯
  1. 上気道炎
  2. 感冒初期、発汗傾向
  3. 悪寒、微熱、頭痛頭重

香蘇散
  1. 上気道炎
  2. 胃腸虚弱
  3. 感冒初期、頭痛、倦怠感

五苓散 

柴胡桂枝乾姜湯
  1. 気管支炎
  2. やや胃弱。手足の冷え
  3. 微熱、寝汗、口がかわく、
  4. 咳、タン。

柴胡桂枝乾姜湯麻黄附子細辛湯
  1. やや虚弱
  2. 気管支炎

柴胡桂枝湯小青竜湯
  1. 体質中等度
  2. 気管支炎・喘息
  3. 喀痰が多く、ゼイゼイする

柴胡桂枝乾姜湯
  1. やや虚弱の気管支炎に。
  2. 麻黄附子細辛湯 」

滋陰降火湯
  1. 気管支炎
  2. 喀痰が少なく、強い咳。
  3. 夜間咳き込む
  4. 咽喉乾燥感、
  5. 便秘(兎糞状)
  6. 17歳女性。
    平常健康な娘であったが、最近咳が出るようになり、胸も少し痛むが大して気にもしないでいたと云う。然し身体がだるいので静養のつもりで網島温泉に行き、却って具合が悪いと云って来院する。
    診ると肥った女で、色は黒いが血色は良く、ニコニコしていて一寸病人には見えない。ところが脈を診ると、130~140あり、手は熱くないが脇の下は熱い。そこで体温を計ってみると39.4℃ある。自分では寒気はするが熱感はないと云う。聴診すると聴診器の当て具合でラッセルが聴こえたり聴こえなかったりする。便秘していて背にヘルペスがある。私は肺炎と診断して小柴胡湯を与えた。然し翌日診る と薬効はない。咳は多くなり、胸苦しく脈を診ると強い滑脈を帯びてきた。呼吸困難が激しくなってきたので柴陥湯を与えた。
    その翌日は熱は38.4℃が最高で呼吸はやや楽になったが、咳はますます激しい。聴診するろ呼気延長が強くなり、気管支音を思わせるような荒い呼吸音が聴える。更に柴陥湯を続けると翌日熱は少し下がったが、脈は140で熱の割に数して悪い徴候である。依然として呼吸困難にも変化がないので竹葉石膏湯に代えてみる。2日続けると今度は舌が黒くなり、脈は120くらいになり、全体の様子は悪化してきた。そこで私はこれは唯の肺炎ではなく結核性のものだと思うようになり、結核の肺炎型とみて、直ちに滋陰降火湯を与えた。これにて翌日はあれほど劇しかった咳が嘘のようにほとんど止まった。2日経 って診てみると脈は100になり、その他の病状も順調に良くなり本方を続けて12日目には起きられるようになった。患者は調子が良くなったので、田舎へ帰ると云ったが、病気の性質上なお3ヶ月は服薬を要する事を告げてさしあたり1週間分の薬を持たせ帰った。併しそれきり服薬を怠ってしまった。後で聞いた話であるが、約1ヶ月ほどして又悪くなり、田舎の医者にかかっている中に結核性脳膜炎を併発して、1ヶ月位で死んだと云う。
    《矢数有道》

滋陰至宝湯
  1. 虚弱者の遷延性気管支炎に。
  2. 補中益気湯」

炙甘草湯
  1. 慢性気管支炎・肺気腫などで、息切れして、のどの奥が乾き、タンの切れにくい者。
  2. あまり丈夫でなく、臍上で動悸を認める者
  3. 呼吸困難・動悸。

小柴胡湯
  1. 喘咳・胸脇苦満・食欲不振・脈弦。

小柴胡湯麻杏甘石湯
  1. 体質中等度
  2. 気管支炎・喘息
  3. 痰がからみ咳き込む

小青竜湯
  1. 咳嗽・喘・有表熱・自汗<無>・口渇<無>。
  2. 溢飲・裏有寒・心下停水・上気・水様痰。
  3. 喘咳・タン<稀薄>・胃内停水・表熱症状。
  4. ケイレン性咳嗽・咽喉不利。
  5. 体質中等度、気管支炎、喘息性気管支炎で、喀痰が多く、ゼイゼイするとき「柴胡桂枝湯 」
  6. 麻杏甘石湯」

四物湯

参蘇飲
  1. 気管支炎
  2. 胃腸虚弱がひどい。

真武湯
  1. 凡そ年高、気弱、久嗽を治するに通用す《仁斎直指方》
  2. 《陳念祖》曰く、水逆を鎮め、痰喘を定むるの神剤なり 「五味子3.0g、細辛・乾姜各1.0g」《龍野ー漢方処方集》

清肺湯
  1. 慢性気管支炎
  2. タンは多量で粘く膿性。

清肺湯小柴胡湯
  1. 遷延性気管支炎
  2. 慢性気管支炎で感冒に罹患しやすい者。

神秘湯
  1. 咳・喘・胸脇苦満<軽>・
  2. 呼吸困難<長時間>

続命湯


蘇子降気湯
  1. 足が冷える


大柴胡湯

大青竜湯
  1. 喘咳・煩躁・病勢激・脈浮緊。

竹葉石膏湯
  1. 咳嗽・呼吸促迫・皮膚枯燥・陽虚証
  2. 体力衰弱・舌乾
  3. 乾性のセキ
  4. 肺炎・麻疹・感冒の回復期

麦門冬湯
  1. <激しい咳>
  2. 喘咳・咳逆上気・乾咳・痰不易喀出
  3. 大逆上気・咽喉不利。
  4. 乾性の咳
    • 燥熱の咳嗽
      肺陰虚の慢性咳嗽
      肺結核の燥咳
      慢性気管支炎で燥
      慢性咽喉炎で燥咳
  5. 気管支炎
  6. 1件の比較臨床試験において、麦門冬湯は咳過敏症患者の咳閾値を有意に改善した。

麦門冬湯補中益気湯
  1. 虚弱者
  2. 咳嗽が遷延する者で、多くは寝汗・疲労倦怠感を伴う

茯苓飲 

茯苓杏仁甘草湯
  1. 喘・心下悸・胸中苦悶感・脈沈緊

補中益気湯
  1. 喘急を治す。内元気を傷るに因りて気が接続せず而して喘する者を治す。《寿世保元》
  2. 久嗽の者は多く腎気の虧損に属す。火が炎えて水が涸れ、或いは津液湧き而して痰を為す者は真臓が患をなすなり。須らく六味地黄丸を用いて腎を壮んにし水を滋し源を化するを主とす。以て此湯は脾土を養い肺腎を生し佐となし、之を久しくすれば自ら癒ゆ。:「麦門冬・五味子」or「知母・黄柏・おうごん・括楼仁」《寿世保元》

補中益気湯滋陰至宝湯
  1. 虚弱者
  2. 遷延性の気管支炎

麻黄湯
  1. 咳嗽・喘息・発熱・筋肉痛・脈緊・表証。
  2. 喘・発熱・頭痛・悪寒・無汗・脈浮緊・表実証。
  3. 乳幼児が、風邪を引いたり、気管支炎を起こしたりして、咳の出る時には、麻黄を主薬とする処方の効くことが多い。ことにその咳がゼイゼイという喘鳴を伴っているような時は、まことによく効く。《大塚敬節》

麻杏甘石湯
  1. 喘咳・汗出・口渇。
  2. 咳嗽・自汗・口渇・煩悶・上逆。
  3. 乾咳:コンコンと出る咳
  4. 体質中等度の気管支炎、喘息性気管支炎でタンがからみ咳き込む者に「小柴胡湯 」

麻黄附子細辛湯
  1. 上気道炎、気管支炎、気管支喘息
  2. 咳嗽・悪寒・無力・陰虚証・脈沈弱。
  3. 感冒初期、悪寒が強い、熱感が少ない。
  4. 顔色悪い、倦怠感、咽喉痛、頭痛、
  5. 水様鼻汁、水様喀痰

木防已湯
  1. 呼吸困難・動悸・心下堅。
  2. 咳嗽・浮腫・心下痞硬・煩悶・脈沈緊。

養陰清肺湯

六君子湯

六味丸

苓甘姜味辛夏仁湯
  1. 咳嗽・喘鳴・浮腫・無熱・虚冷・陰証
  2. 有冷感・吐痰沫・脈沈。







黄連解毒湯
  1. 咳して喘息し、面赤く潮熱あり、脈洪大を治す《病機彙編》

柴陥湯
  1. 感冒後に気管支炎になり、痰が切れにくく、強い咳をすると、胸から腹に引きつれて痛むという者《大塚敬節》
  2. 痰が<黄色痰稠>
  3. 疹已に出で胸満喘急する者は、毒気内攻して肺気壅塞するなり、柴陥湯に宜し。《麻疹心得続録》

柴胡桂枝乾姜湯
  1. 体質虚弱
  2. やせ型・顔色悪い
  3. 呼吸困難ぎみ・動悸・疲労倦怠・手足冷え
  4. 神経症ぎみ・不眠
  5. 腹部軟弱、腹部大動脈拍動
  6. 麻黄附子細辛湯

柴朴湯 
  1. 胃腸丈夫
  2. 呼吸困難・喘鳴から発作が始まる
  3. 咽喉頭異常感症
  4. ステロイド剤を減量できる
  5. ステロイド剤の離脱を促進できる

滋陰至宝湯
  1. やや虚弱者。
  2. 慢性気管支炎を併発

小建中湯
  1. 体質虚弱
  2. 虚弱児の気管支喘息
  3. 栄養状態を改善して治す
  4. 腹部疝痛を繰り返す素因がある者。

小柴胡湯麻杏甘石湯
  1. 咳き込むタイプ
  2. 胃腸丈夫
  3. セキ、喘息、呼吸困難に
  4. タン少ない、粘稠で切れにくい

小柴胡湯麦門冬湯

小柴胡湯通導散防風通聖散

小青竜湯
  1. 胃腸丈夫、アレルギータイプ。
  2. 発作時:泡の多いタン<水様>をたくさん喀出。
  3. 水様の鼻汁があり、クシャミをしている間にしだいに呼吸が苦しくなる
  4. 胃下垂が顕著な者は胃腸障害を起こすことがある。
  5. 麻杏甘石湯

神秘湯
  1. 胃腸丈夫
  2. 呼吸困難・喘鳴<強>
  3. 気道狭窄音が著明
  4. しつこい咳嗽、胸脇苦満
  5. 鶴牧候は数年哮喘(喘息)を患い、毎月必ず数回の発作があり、発作の時は呼吸が苦しくて横になることが出来ず、冷汗が流れ、2、3日は何も食べることが出来ない。清川玄道の父子が多年これの治療に当たっているが、良くならない。余はこれを診て云った。腹中に癖が無く、心下に淡飲(水毒)も無い。ただ肺の機能が弱いから、その時の気によって閉塞して呼吸が苦しくなるだけのことだと。そこで神秘湯+厚朴杏仁(神秘湯[1-4])を与え、発作のひどい時は、別に甘草麻黄湯を服用せしめた。ところが、その後は、喘息が大いに減じ、発作は1ヶ月に1回となり、2、3ヶ月に1回となり、発作の時も飲食を廃するようなことななくなった。《橘窓書影》
  6. 細野史郎氏は、この方を気管支喘息の患者に与えたところ、呼吸困難がますますひどく、ついに人工呼吸を施して、やっと蘇生せしめたと言う。《大塚敬節》
  7. 喘鳴:山田光照は、小児の感冒で咳が出て、喘鳴のある者に、著効があると云っている《大塚敬節》

清肺湯
  1. 体質中等度
  2. 多量の粘稠タン
  3. タンが出るまで咳き込む
  4. 慢性気管支炎を併発
  5. カゼを引きやすい「小柴胡湯」

大承気湯
  1. 気管支喘息にして、発作時以外においても微喘あり、身体肥満し、腹部緊満し、便秘、肩背強急あり、血圧高く、口渇、頭痛を訴え、小便頻数にして、食欲衰えず、脈沈にして強実なる証《奥田謙蔵》

竹茹温胆湯

当帰四逆加呉茱萸生姜湯

人参湯
  1. 胃腸虚弱、栄養状態悪い
  2. やせ型・血色不良・冷え症
  3. 胃下垂・軟便・食欲不振

麦門冬湯
  1. 胃腸丈夫
  2. 咳き込む タイプ
  3. 激しい咳き込みが発作性に頻発
  4. 咳き込むときは顔面紅潮
  5. 粘稠なタン・喀出しづらい
  6. 気管支喘息に対する麦門冬湯の効果:著効4例を含む34例(69.4%)に鎮咳効果を認めた《EBM》

八味地黄丸   
  1. 胃腸丈夫
  2. 高齢者の気管支喘息
  3. 腰痛・排尿異常を伴う

半夏厚朴湯
  1. 喘息・咽中異物感
  2. 神経症・神経性食道狭窄・食道ケイレン

茯苓飲半夏厚朴湯

補中益気湯
  1. 胃腸虚弱・疲労倦怠
  2. 咳き込む→「麦門冬湯」

麻黄細辛附子湯  
  1. 胃腸丈夫、アレルギータイプ。
  2. 喘鳴、粘稠度の低い喀痰、量が多い。
  3. 冷えが強く、顔青白い。
  4. 「桂枝湯」を併用 することがある。

麻黄湯
  1. 喘鳴・咳嗽を伴う小児喘息
  2. 哮喘急迫する者を治す。《雑病翼方》
  3. 肺部もと風疾あり、背腹に寒邪を感じて哮喘する者、即ち本方。《朝川鼎》曰く、余、哮喘を患う数十年、100方寸効無し、ただ此方を服して安し、然れども麻黄善からずば則ち亦効無しと。《雑病翼方》
  4. 気管支喘息等にして、表証盛なる者。《奥田謙蔵》

麻杏甘石湯
  1. 胃腸丈夫
  2. 咳き込む タイプ
  3. 小児喘息・喘息性気管支炎。
  4. 気管支喘息で発作時、汗が出る者
  5. 管支喘息の発作時に頓服として用いられる《大塚敬節》
  6. 乳幼児に繁用
  7. 喘息等にして、額上冷汗を流し、呼吸困難、口渇あり、其の脈数なる証。《奥田謙蔵》
  8. 哮喘、胸中火の如く、気逆し、涎潮し、大息呻吟し、声鋸をくが如く、鼻、清涕を流し、欝塞し、巨里の動奔馬の如き者は、此方に宜し。《類聚方広義》
  9. 発作の前になると食が進んで禁じ難く、大食すると発作が起こるという者に、「蘇子白芥子」を用いる《大塚敬節》

木防已湯
  1. 気管支喘息には、証に由り桑白皮、蘇子、生姜を加味す《奥田謙蔵》
  2. 起座呼吸:(症状が激しいときー横になれない)
  3. 息苦しくて横臥することが出来ず、上半身を高くして坐っていると楽である者に用いる《大塚敬節》

六君子湯

苓甘姜味辛夏仁湯
  1. 体質虚弱
  2. 喘鳴・呼吸困難・喀痰<水様>
  3. やせ型・血色悪い・冷え症
  4. アレルギー型喘息 、胃腸虚弱。
  5. 喘息に肺気腫を兼ねて、気力・体力ともに衰えている者に用いる機会がある。脈は沈小or微弱、冷え症で血色が悪く、喘息の発作時居合いでも急いで歩いたり、坂を上がったりすると息切れがある。患者はやせ型で、腹診してみると皮下脂肪が少なく腹直筋の緊張を認めるが、一般に腹力がない。また浮腫を伴うものもある。ことに下肢に浮腫が見られる。浅田宗伯は小青竜湯の裏の薬だといっているが、麻黄剤を禁忌とする者によい。《漢方診療医典》

苓姜朮甘湯

六味丸

  1. 胃風湯
    1. 下痢・直腸部邪気
    2. 下痢がながく続いて、患者が衰弱している場合に用いるので、真武湯証との区別がむずかしいこともあるが、本方は炎症が直腸にあって、粘血便を出し、裏急後重の気味がある者に応じる。
      本方は残存性の炎症が腸管の下部にあって、下痢の止まない者にもちいるので、裏急後重は決して強いものではない。また下痢するときには、腹痛を訴え、大便が肛門に激突して音をたててピチピチと飛び散るのも、本方を用いる目標である。
      直腸潰瘍に用いてよく、これで全治したものもある(漢方診療医典)
    3. 身体が冷えて腹が痛み、粘液便や粘血便がでるとき。ガスとそもに出る泡の多い下痢便が特徴《山田光胤》
  2. インチンゴレイサン
  3. 温経湯
    1. 感冒性下痢に。
  4. 黄連解毒湯
    1. 膿血性、しぶる。
    2. 細菌性の下痢
    3. 熱があって下痢する者は、通常柴芩湯であるが、一等甚だしい者は黄連解毒湯or柴胡解毒湯を用いる。《済世薬室》
    4. 大熱有りて下利洞泄する者《勿誤薬室方函口訣》

  5. 黄連湯
    1. 下痢:(腹痛ある者)
    2. 腹痛・嘔気ある者に。《荒木正胤》
    3. 腹痛なく雷鳴し、水瀉性の下痢は、生姜瀉心湯を考える。《済世薬室》
    4. 下痢性疾患にして、腹痛し、嘔気ある証《奥田謙蔵》

    1. 裏急後重
    2. 感冒性下痢に。
  6. 葛根湯
    1. 下痢・項背強・腹痛<無し>
    2. 発病の初期で、悪寒、発熱があって下痢し、裏急後重があり、脈浮数にして力のある者に用いる(漢方診療医典)
    3. 感冒性下痢に。
  7. 甘草瀉心湯(半夏瀉心湯甘草)
    1. 体格の良い女性で、、みずおちに力があって慢性下痢の患者にしては、体力が衰えていなかったが、1年近くの間、どんな事をしても、1日1、2回の下痢が止まらないという。下痢するときは腹が鳴るという。そこで心下痞硬、腹中雷鳴、下痢を目標にして甘草瀉心湯を与えたところ、長い間続いた下痢が止んだ。《大塚敬節》
    2. 38歳男性。
      数日前より下痢がある。腹痛裏急後重はない。ゴロゴロと腹が鳴って、1日数回下痢をする。みずおちがつかえて夜はよく夢をみる。甘草瀉心湯を与える。2日分で全快した。この患者は急性の腸炎であったが、慢性のものにも効く。《大塚敬節》
    3. 40歳、主婦。
      「一男一女の母。10年ほど前に急性の大腸カタルをやったことがあるが、以後慢性化してしまった。特に、油物や牛肉を食べると、すぐ下痢してしまう。下痢は1日1~2回で、下る時に腹が鳴って、軽い腹痛を感じる。胃も、いつもただれているようで、ときどき酸っぱい水が上がってくる。
      温灸やゲンノショウコを飲んだりしてみたが、止めると、又元に戻ってしまう。
      こういう人には半夏瀉心湯か甘草瀉心湯が向いているもので、まず甘草瀉心湯を用いたところ、10日ほどで、ずいぶん気分が良くなり、1ヶ月ほどですっかり下痢しなくなった。」《山田光胤》
    4. 感冒性下痢に。
  8. 桂枝加芍薬湯
    1. (泥状・粘液便)
    2. 46歳男性。
      裏急後重を伴う下痢があり、20分ぐらいの間隔で便通があった。白い粘液がたくさん出る。大便をガマンしていると、身震いが来る。腹痛はほとんど無い。食欲はあるが、味がよく分からない。口臭はあるが舌苔はない。口渇が少しある。大便のたびごとに尿が出る。脈は左手では浮大、右手では沈小弱である。腹満がある。診断は大腸炎である。右手の脈をみる。真武湯の証のように見える。しかし真武湯の証にしては裏急後重が強すぎる。左脈は浮大であるが力がない。いずれにしても大黄は禁忌である。そこで桂枝加芍薬湯を用いることにした。3日分の服用で、大便は1時間半から2時間に1行となり、大いに気分が良いという。更に3日分を与え全治した。《大塚敬節》
    3. 感冒性下痢に。
  9. 桂枝加芍薬大黄湯
    1. 下痢の回数は多いが、1回の量は少なく、腹痛と裏急後重があって、たえず便意を催す者に用いる。多くは左腹部の腹壁は緊張して、圧痛があり、あるいはS状部に索状物を触れることがある(漢方診療医典)
    2. しぶり腹で、何回もトイレに生きたくなる。1回量は少なく、いつもまだ便が残っている感覚がある《山田光胤》
  10. 桂枝加竜骨牡蛎湯
  11. 桂枝人参湯
    1. 心下痞・有熱・脈浮。
    2. 傷寒論では協熱下痢に、本方を用いている。桂枝人参湯が理中湯に桂皮を加えたものであるから、理中湯を用いるような下痢で、表熱を帯びた者を目標とする。急性腸炎の初期で、下痢もあり、熱もあるものに用いるので、葛根湯証との鑑別が必要である。葛根湯証では、脈が浮数で力があり、裏急後重を伴うけれども、桂枝人参湯では脈弱でやや緊を帯びることがあるが、下痢に、裏急後重を伴うことはない。(漢方診療医典)
    3. 感冒性下痢に。
  12. 啓脾湯
    1. 感冒性下痢に。
  13. 香砂養胃湯
  14. 香蘇散
  15. 呉茱萸湯
  16. 五積散
  17. 五苓散
    1. 乳幼児の急性腸炎に用いる場合が多い。口渇を訴えて、水や茶をよくのむのに、尿の出が少なく、水瀉様に下痢するものを目標とする。
      腹痛や嘔吐を伴う者にもちいてよい(漢方診療医典)
    2. 感冒性下痢に。
  18. 柴苓湯
    1. 感冒性下痢に。
  19. 滋陰至宝湯
  20. 四逆散
  21. 四君子湯
  22. 四物湯
  23. 炙甘草湯
  24. 小建中湯
    1. 下痢、赤白、久新を分かたず、ただ腹中大いに痛む者を治して神効あり。その脈弦急、或いは浮大、之を按じて空虚、或いは挙按し、皆無力なる者、是なり。《雑病翼方》
    2. 急慢の下痢等にして、腹部軟弱なるも腹筋攣急し、脈、或いは浮大にして虚なる証。《奥田謙蔵》

  25. 小青竜湯
  26. 真武湯
    1. (泥状~水様便)
    2. 下痢・嘔吐・腹痛・虚寒証
    3. 少陰病の表証が去って裏証に陥ると、下痢嘔吐、腹痛、四肢の厥冷、脈沈微などの状を現す。このさいには四逆湯を用いる。また太陽病や少陽病で便秘している者を陽明裏実の便秘と誤診して下剤をかけると、太陰病となって腹痛、嘔吐、下痢などを起こすことがある、これには真武湯、または四逆湯を用いる。
    4. 1日に2,3回~4,5回くらいの下痢で、それが長く続いて治らない者に用いる。
      この処方の適する下痢は、腹痛を伴うことはあっても、軽く、裏急後重を呈することはマレである。
      まれに大便を失禁することがある。
      大便は水様のもの、泡沫状のもの、粘液や血液を混ずるものなどいろいろ。腹部は軟弱無力で、振水音を証明することがあり、ガスがたまる傾向がある。脈は沈弱、遅大弱のものが多く、足が冷える、疲れやすく、血色もすぐれず、舌は湿っていて、苔の無いものが多い。
      下痢していても、食欲にはあまり変化も無いものが多いが、下痢を恐れて、食を減じているものがある(漢方診療医典)
    5. 1日の回数は多くないが、長期にわたって続く下痢《山田光胤》
    6. 大便の性状は、水様性のもの、泡沫状のもの、粘液や血液を混ずるものなどいろいろである。《大塚敬節》
    7. 裏急後重は少なく、まれに失禁する者がある。《大塚敬節》
    8. 感冒性下痢に。
    9. 真武湯の下痢は2、3回~4、5回で、10数回に及ぶことはほとんど無い。腹痛を伴うこともあるが、痛みは軽く、劇痛はまれである。《大塚敬節》
    10. 25歳男性。研究室勤務、腹がペシャンコでみずおちをややくと、水の音がする《山田光胤》
    11. 古人が五更瀉とか、鶏明下痢とか呼んだ、夜明け頃の常習性の下痢に真武湯の効くものが多い。《大塚敬節》
    12. 八味丸などの地黄剤を飲むと、食欲が減じたり、下痢したりする者に良い《大塚敬節》
  27. 参蘇飲
  28. 参苓白朮散
    1. 下痢<水様>・気うつ傾向・腹鳴。
    2. 啓脾湯と参苓白朮散の2方は同じような下痢に用いる。下痢が長引き、栄養が衰え、皮膚に光沢がなく、枯燥し、貧血の傾向のあるものに用いる。この場合、裏急後重は無く、腹痛はあっても軽微である。真武湯を与えて、効の無いものに、此方で治るものがある(漢方診療医典)
    3. 虚弱体質の人や子どもに。甘いのでこどもも喜んで飲みます《山田光胤》
    4. 5歳男児。生まれつき胃腸が弱く、いつも下痢ぎみ。大便は黄色くて粘液は出ない。ご飯をあまり食べず、お菓子が好き。牛乳を飲むととうもよくない。《山田光胤》
  29. 清暑益気湯
  30. 大黄牡丹皮湯
    1. 痢病、魚脳の如きを下す者に用いれば効を奏す。もし虚する者、「駐車丸」の類に宜し。《勿誤薬室方函口訣》
    2. 痢失久しく差えざる者は腸胃腐爛して赤白を下す者と見倣すことは《後藤艮山》の発明にして、《奥村良筑》その説に本づき、陽症には此方を用い、陰症には「」を用いて、手際よく治すと云う。古今未発の見と云うべし。《勿誤薬室方函口訣》
    3. 魚の臓腑の腐ったような悪臭のある膿血を下し、裏急後重があって、下腹部が充実した感じで、この部に圧痛の著明者に用いる。ことに左下腹部に圧痛の強いものがある。《大塚敬節》
  31. 大柴胡湯
    1. 60余歳、女性、「痢疾患い、嘔吐下利日に数十行、後重甚だしく、元気頗る疲れる。医人に治を施して益々劇し。余、大柴胡湯を与えてこれを下す。両日、熱大いに減ずと雖も、膿血止まず、飲食進まず、精神疲労す。因って断利湯《備急千金要方》を与え、赤石脂丸を兼用す。後膿血止み、を発し、小便不利す。橘皮竹茹湯を与えてを治し、真武湯を与えて癒える。その子も亦噤口痢を患い。ほとんど危篤なり。余、断利湯を与え、兼ねるに香連湯を以て治するを得たり。《橘窓書影》
    2. 下痢のある患者で胸脇苦満、心下痞硬、悪心、嘔吐、口渇などある者に用いる。多くは腹痛と裏急後重があり、舌には褐色または黄色の苔がつき、脈には力があるものを目標とする。葛根湯を用いて悪寒がとれて後に本方をもちいることが多い(漢方診療医典)
  32. 大承気湯
    1. 下痢・実熱・陽明病
    2. (食中毒による下痢・吐き気、粘液・膿性、腹痛)
    3. 「京師麩屋街の賈人某は、天行痢(流行性の下痢)を患う。一醫之をす。度数頗る減ずと雖も、尚臭穢を下すこと日に一再行、飲食味無し。身體は羸痩し、四肢に力なし。その年月に至りては益々甚だし。衆醫效なし。《吉益東洞》先生之を診し、大承気湯をつくりて之を飲む。数日にして全く治す。」《建珠録》
    4. 「京師麩屋街の賈人、近江屋嘉兵衛の男、年十有三。天行痢を患う。裏急後重し、心腹刺痛して噤口三日、苦楚(=苦痛)し、呻吟し四肢席を撲つ諸委效なし。
      《吉益東洞》先生之を診す。大承気湯をつくりて之を飲ましむ。毎貼の重さ十二銭。少焉(わずかな時間が経過する)ありて蒸振し、熱煩し、快利傾けるが如く、即ち癒ゆ。」《建珠録》
    5. 痢疾、大熱、腹満し、痛錐(キリ)にて刺すが如く、口舌乾燥し、或いは破裂し、大便日に数十百行、或いは便膿血の者を治す《類聚方広義》
    6. 熱はあっても、悪寒、悪風などの症状はなく、下痢せんとしても、なかなか通ぜず、裏急後重が強くて、頻々と便意を催し、ひどくのどが渇き、舌は乾燥し、時に黒苔を生じ、時に悪心を訴え、或いは譫語を云ったりする者に用いる。このような時は、速やかに大承気湯で下すべきで、下す時期が遅れると危篤に陥る恐れがある。このさい大黄・芒硝などの量は1日分10g以上を用いて、十分に便通をつけるようにする。これで大便が快通するようになれば、諸症はすべて軽快する。《大塚敬節》
    7. 心下硬痛、純青水を下利し、譫語、発渇、身熱を患うを治す。庸医此の証を識らず、ただ下利を見て便ち呼んで漏底傷寒と為して、便ち熱薬を用いて之を止む。すなわち薪を抱いて火を救うが如し。死者多し。殊に知らず、此れ熱邪裏に伝うるに因り、胃中の燥屎結実し、此の下利は内寒にして下利するに非ず。乃ち日を逐い自ら湯薬を飲んで利するなり、宜しく急に下すべきを。名づけて結熱利症と曰う。身に熱ある者宜しく此の湯を用いるべし。:「人参・当帰・甘草」《傷寒翼方》
    8. 禁口毒咽喉に衝くもの。《方読便覧》
  33. 猪苓湯
  34. 桃核承気湯
    1. (膿血痢)
    2. 色紫黒に腹痛常に異なる者、これ血となす。その人、形気盛なる者、宜しく此湯を服すべし。《雑病翼方》
    3. 《陳念祖》曰く、血を行らせば則ち膿血自ら癒え、気を調うれば後重自ら除くと。《雑病翼方》
    4. 痢疾、身熱し、腹中拘急し、口乾き咽燥き、舌色殷紅にして、膿血を便する者を治す。《類聚方広義》

  35. 当帰芍薬散
  36. 当帰四逆加呉茱萸生姜湯
    1. 冷えで誘発される下痢
    2. 夜明け近くになると、腹が痛んで下痢するという者に効く場合がある。《大塚敬節》

  37. 二陳湯乾葛・白朮・神麹
  38. 人参湯
    1. 下痢・虚寒
    2. 寒泄の下痢
    3. (泥状便・アヒル便・水様便)
    4. 感冒性下痢に。
    5. 下痢<水様>・多唾・利尿
    6. 老人寒暑の候毎に下利し、腹中冷痛し瀝瀝として声有り、小便不禁にして、心下痞硬し、乾嘔する者に宜し。若し悪寒し、或いは四肢冷ゆる者は附子を加ふ《類聚方広義》
    7. 下痢の患者に人参湯を用いる場合、真武湯証との鑑別が問題になる。人参湯は胃にかかり、真武湯 は腸にかかる。そこで人参湯では胃からくる症状、例えば食欲不振・嘔吐・気などがみられ。また胃痛・胸痛などを伴うことがある。
      これに反し真武湯証では、胃からくる症状は少なく、下痢が主である。患者が生気に乏しく、血色すぐれず、冷え症で、脈にも腹にも弾力がない点は、人参湯、真武湯ともに共通である。しかし私の経験では、慢性下痢には人参湯証よりも、真武湯証の方が多いように思う。《大塚敬節》
    8. 水様便が顕著なら:茯苓、or白朮を増量。《中医処方解説》
  39. 人参養栄湯 
  40. 八味地黄丸
    1. 八味地黄丸は胃腸の弱い下痢する傾向の者に使ってはいけない
    2. 八味丸の効く下痢はまれである。むしろ八味丸を用いたために下痢を起こす者すらある。事に悪心・嘔吐・心下痞硬などの胃の症状を伴う下痢には禁忌である。《大塚敬節》
    3. 糖尿病や腎臓炎などからくる下痢には、八味丸でなければならないものがある。このような代償性の下痢と思われるものには五苓散を用いて良い場合もある《大塚敬節》

  41. 麦門冬湯  
  42. 半夏瀉心湯
    1. 某妻、年40餘、心下痞硬、時々雷鳴して下利し、飲食進まず、日々背悪寒し、被覆し火に向かわんとす、衆治効なし。余診して「半夏瀉心湯+附子」を服せしむること数日、悪寒止み、漸々に和す。《橘窓書影》
    2. 心下痞硬。腹鳴、下痢を目標にして用いるが、悪心、嘔吐を伴うもにに用いてよい。腹痛を伴うこともあるが、はげしい痛みでは無い。下痢は裏急後重を伴うことはなく、サッと下る。下痢の回数の多いときは甘草瀉心湯を用い、噫気を伴うときは生姜瀉心湯とする(漢方診療医典)
    3. 慢性のものでも、体力、気力ともに、まだ衰えず、心下痞硬、腹中雷鳴、下痢のある者に用いる。血色のよいやや肥満した婦人で、沢庵を食べたり牛肉を食べると、すぐに下痢がはじまるものに、心下痞硬、腹中雷鳴、下痢を目標にしてこの方を用いる(漢方診療医典)
    4. 感冒性下痢に。
  43. 平胃散
    1. 排便前に痛み、排便後に腹痛が減少。腐敗臭がある、明け方の水様性の下痢、嘔吐、だるい
    2. 酒の飲み過ぎで下痢
    3. 下痢に:「茯苓・白朮各3.0g、丁字1.0g」
    4. 下痢に:「3.0g、半夏4.0g」《龍野ー漢方処方集》
    5. 滑泄に:「2.5g」《龍野ー漢方処方集》
    6. 粘液下痢:「呉茱萸3.0g」《龍野ー漢方処方集》
    7. 下痢で腹痛がひどく、出ると腹痛が少し治り、匂いが卵の腐ったような症:「香附子・縮砂・草果・・麦芽」
  44. 補中益気湯
    1. 下利には:「芍薬・沢瀉各3.0g、茯苓4.0g」
    2. 下痢が止まらない:「白芍薬・訶子・
    3. 瀉利及び産育、気虚脱し、脈濡・弦の者を治す:「芍薬・・茯苓柴胡」《方読便覧》
    4. 痢疾、泄瀉、虚に属し、長い間治らず、諸薬の応じない者《矢数道明》

  45. 麻黄湯
    1. 悪寒、発熱、身疼痛し、腹部壮熱して渇し、下痢すること頻回なる等の証。《奥田謙蔵》
  46. 六君子湯
    1. (痰泄の下痢・軽症)
    2. 一男あり、食を停め痢を患い腹痛して下墜し、或いは疎導の剤を用い、両足脹腫し、食少なく、体倦し、煩熱して渇を作し、脉洪数にして之を按じて微細なるを治す:「六君子湯乾姜・肉桂・呉茱萸・五味子」《薛立斎十六種》
    3. 一老婦あり、食後怒るに因りて痢を患い、裏急後重し、脾気下陥に属する者を治す:「附子・・木香・呉茱萸・破故紙・五味子」《薛立斎十六種》
    4. 諸止瀉の薬の応じない者《矢数道明》
  47. 理中湯
    1. 胃腸の弱い人が、腹を冷やしたり、冷たいものを飲んだりして、下痢する者によい。腹痛、嘔吐を伴う者によい。脈は沈遅または遅弱のものが多く、冷え症で、口渇はなく、舌は湿っている。下痢しても裏急後重は無い。乳幼児に多くみられる(漢方診療医典)
  48. 六味丸


温清飲
  1. (赤ら顔、焦燥感、不眠、舌先が紅い)

黄連阿膠湯
  1. やせ型でのぼせる傾向があり、イライラ、落ちつかず、不眠。

黄連解毒湯
  1. (赤ら顔、焦燥感、不眠、舌先が紅い、陽症)
  2. 高血圧、脳循環障害。
  3. 興奮しやすい
  4. のぼせて顔が赤く、イライラして落ち着かない。
  5. 上気して、顔が赤く、のぼせ症で、気分がイライラして落ち着かず、衂血が出たり、眼底出血を起こしたりするものによい。また頭痛、めまい、耳なり、不眠なども目標になる。便秘のものには、これに大黄を加えて良い。腹証上では、心下痞または心下痞硬の状はあるが、胸脇苦満や腹直筋の緊張をみとめないのが普通である。(漢方診療医典)
  6. 婦人の更年期障害に伴う高血圧症には、本方を用いる証が多い
  7. 重役婦人、46歳。1年前より月経が不調となり、その頃よりのぼせ、背部の灼熱感、動悸、多汗等の更年期症状を訴えていたが、最近、会社のストライキがもつれ、労働組合員が自宅にも押し掛けてきて、嫌がらせをするようになり、そのため、不眠、めまい等も訴えるようになり、血圧も180-100となった。脈は浮でやや数、血色はよく赤味を帯びている。腹部は臍上で僅かに動悸が亢進しているだけで、特別の所見はない。大便は毎日1行ある。
    私は、のぼせ、不眠、めまい、背部の灼熱感などを目標にして黄連解毒湯を与えた。これを飲むと、気分が落ち着き、睡眠薬を用いなくても眠れるようになり、10日後の来院で血圧は166-94となり、その後10毎の測定で、多少の上下はあったが、次第に血圧は安定し、3ヶ月たった頃は、最高150を越すこともなく、最低も90内外となった。《大塚敬節》
  8. 高血圧症の随伴症状が有意に改善した(二重盲検ランダム化比較試験)

葛根湯
  1. 平素から、肩から首筋にかけてコリ、頭痛がする。

加味逍遥散
  1. (皮膚の色素沈着、口唇の暗赤紫、
  2. 心身症傾向・神経症

九味檳榔湯
  1. 心悸亢進、
  2. 肩こり、頭痛、手足の冷え
  3. 倦怠感あり、便秘傾向

桂枝茯苓丸
  1. (皮膚の色素沈着、口唇の暗赤紫、
  2. 48歳の女性。
    「1年前から月経不順となり、更年期障害と言われ、ホルモン注射を受けた。気分がイライラし、外出すると顔がモヤモヤし、フラフラめまいがして歩けないという。天気の悪いときは症状がひどい。頭痛・動悸・腰痛・左下腹の引きつるような痛み・のぼせ・首筋のこり・足のほてりとむくみなどがあって、生きた心地がしない。体格・栄養はともによい。顔は赤い方で、脈は沈んでかたい。腹は充実して左のヘソの当たりから下にかけて、押すと抵抗感と圧痛がある。数年前から血圧が(210-110)ぐらいだという。初診時は(170-110)であった。桂枝茯苓丸を与えると、10日分で前記の諸症状が軽快し、血圧も(140-95)に下がり、腹部の状態も良くなり、数ヶ月間服用したところ全治した。」《矢数道明》

血府逐丸

降圧丸

杞菊地黄丸


牛車腎気丸 

柴胡加竜骨牡蛎湯
  1. (易怒性、頭痛、肩こり、ケイレン)
  2. 軽症動揺性の高血圧
  3. 動悸、神経症的で愁訴が多い。
  4. 精神不安、心悸亢進
  5. 不眠、便秘、尿量減少。
  6. 耳鳴り、健忘、疲れやすく、息づかいせわしく、不眠。
  7. 胸脇苦満があって、上腹部が膨満し、動悸、めまい、不眠などを訴え、神経過敏で、興奮しやすく、興奮しやすく、感情のたかぶる傾向のものを目標とする。便秘の傾向がなければ大黄を去って用いる(漢方診療医典)
  8. 4年来の高血圧で最高血圧は240mmまで上がったことがあるという。心臓肥大があり、動悸・息切れを訴える。頭痛・肩こりはないが、軽いめまいがある。
    胃下垂で胃が変形していると言われたことがある。食欲が無く、便通は普通。睡眠は精神安定剤を飲んでも4時間ぐらいしか眠れないとこのとである。手足が冷えて手がふるえる。本人は唇や声もふるえると訴える。
    体格はやせ型で、顔色は普通、脈は弦で、左のヘソのかたわらに拍動を触れ、ヘソの上部に圧痛がある。舌には白いコケが目立っている。血圧は(160-90)であった。降圧剤を服用しているとのことである。
    柴胡加竜骨牡蛎湯エキスを与えたところ、20日後には声と手のふるえが止まり、血圧は(130-80)に下がり、1ヶ月半後には降圧剤を中止したが、その後も血圧は安定して、全身状態が好転した。」《矢数圭堂》
  9. 動揺性高血圧症
  10. しばしば動悸、神経症を認める

柴胡桂枝湯
  1. (易怒性、頭痛、肩こり、ケイレン)

三黄瀉心湯
  1. (赤ら顔、焦燥感、不眠、舌先が紅い、陽症)
  2. のぼせ症で赤ら顔。充血、肩こり
  3. イライラ、便秘する

酸棗仁湯

四逆散

四物湯

七物降下湯
  1. (易怒性、頭痛、肩こり、ケイレン、眼底出血、虚証)
  2. 腎機能障害<軽>がある者。
  3. 昭和27年に大塚敬節氏が創作した処方。
    その頃、大塚氏は高血圧症で、最低血圧が高く、眼底出血が反復し、下肢のしびれ、疲労倦怠、頭痛、衂血、盗汗などに苦しめられたが、この処方を用いるようになって軽快した。その後、高血圧が慢性化して、最低血圧の高いもの、腎炎または腎硬化症のある高血圧患者に用いて効のあることを知った(漢方診療医典)

炙甘草湯

潤腸湯

小建中湯

小柴胡湯
  1. 易怒性、頭痛、肩こり、ケイレン、
  2. 陽症、肝の異常

真武湯
  1. (めまい感、浮腫ぎみ、胃部振水音)
  2. 冷え、倦怠感、めまい、動悸、尿量減少
  3. 虚弱体質の高血圧症。

疎経活血湯

続命湯

大柴胡湯
  1. (易怒性、頭痛、肩こり、ケイレン、陽症、肝の異常)
  2. 心窩部・胸脇部に圧迫感
  3. 首筋がズングリと太く、体格もしっかりして、便秘がち。
  4. 肥満型の体質で、肉のしまりがよく、便秘の傾向があり、腹診状、胸脇苦満、心下痞硬のあるものを目標とする。このような患者は、よく肩こりを訴え、頭が重いという。大黄は人によって加減して、毎日、大便が快通するようにする。
    この処方には、特に血圧を下げる薬は入っていないが、連続して服用していると、胸脇苦満が減じ、上腹部の緊張がとれて、気分が軽くなり、血圧も安定する(漢方診療医典)
  5. 壮年期、体格強壮
  6. 脂肪肝・胆石症を合併することがある
  7. 便秘傾向。下痢すれば服用中止。

大承気湯

知柏地黄丸

釣藤散
  1. (易怒性、頭痛、肩こり、ケイレン、朝方の頭重、虚証)
  2. 高血圧症、頭痛、頭重。
  3. 神経質・抑うつ傾向
  4. 不眠傾向。
  5. 愁訴が多い。
  6. 早朝の頭痛、耳なり、気分のうっ塞、記憶力の減退などを目標に、脳動脈硬化のある高血圧患者に用いる(漢方診療医典)
  7. 七物降下湯陳久散
  8. 防風通聖散
  9. 続命湯
  10. 牛黄清心丸陳久散

通導散
  1. (皮膚の色素沈着、口唇の暗赤紫、

天王補心丸

桃核承気湯
  1. (皮膚の色素沈着、口唇の暗赤紫、、実証、陽症)
  2. のぼせ症で足腰が冷える
  3. 便秘、頭痛、月経不順

当帰芍薬散
  1. (めまい感、浮腫ぎみ、胃部振水音、
  2. 水ぶとりで、色白く、筋肉のしまりが悪い。

柏子養心丸

八味地黄丸
  1. (脱力感、性欲低下、夜間尿、小腹不仁、腎虚)
  2. 手足の冷え、夜間多尿
  3. 下肢に浮腫傾向
  4. 口渇、腰痛、糖尿、足腰が弱く転びやすい。
  5. 糖尿病で高血圧
  6. 内分泌性高血圧
  7. 腎臓炎があって、血圧が高い者。《大塚敬節》
  8. 腎硬化症や慢性腎炎のあるもの、間欠性跛行症などのある高血圧患者に用いられ、夜間の多尿、口渇、手足の煩熱、腰以下の脱力感、腰部の疼痛、下肢の浮腫などを目標とする。(漢方診療医典)
  9. 高齢者の高血圧症
  10. 下半身の老化、胃腸丈夫、排尿異常、下肢浮腫傾向

麦門冬湯

半夏白朮天麻湯
  1. (めまい感、浮腫ぎみ、胃部振水音)
  2. 起立性低血圧症、眩暈、頭痛、虚弱者。
  3. 血色の良くない冷え症の患者で、頭痛・めまいなどを訴える高血圧症に用いる《大塚敬節》
  4. 腹部は虚軟で、鳩尾がつかえ、上盛下虚して、とかく上ずりになり、足が冷えるとめまいがするという者を目標に用いる。頭痛があれば尚更良い。男女とも、とかく癇症と決め難く、時に頭痛がしたり、めまいがしたりして、みずおちがつかえ、気が欝すてふさぎこみ、またはよく怒り、上ずりになってのぼせたりする証は、なかなか多いものである。皆この方がとい。足の冷えるのを目標とするがよい。《纂方規範》
  5. 胃アトニーや胃下垂のある無力体質で、疲れやすく、頭痛、めまい、足が冷える者
  6. 52歳の女性。
    背が高く、痩せ型で顔色が蒼く、眼底出血を2回患ったことがある。耳鳴も時々あり、頭痛は1ヶ月に2、3回激しいものがくることがある。血圧は最高が200内外で最低は110内外がずっと続いているという。
    私ははじめに七物降下湯を用いたが、1ヶ月たても全く同じ症状で、頭痛の激しいときは吐くという。そこで半夏白朮天麻湯にしたところ、これを飲み始めてから、めまい・頭痛が漸次軽くなり、初診時から8年あまりになるが、最近は血圧も160-100内外に安定し、血色も良く、頭痛も忘れ、すこぶる元気である。《大塚敬節》
  7. 胃腸が弱く、気力に乏しく、血色すぐれず、冷え症で、心下部に振水音を認め、頭痛、めまい、悪心などある者に用いる(漢方診療医典)

防風通聖散
  1. (肥満)
  2. 脂肪太り体質
  3. 便秘、尿量減少。
  4. 肥満体で体力の充実した者に用いる。腹部は膨満しているが、胸脇苦満は著明でなく、俗に言う「太鼓腹」で、便秘の傾向がある。(漢方診療医典)

抑肝散
  1. 心身症傾向・神経症

抑肝散加陳皮半夏
  1. (易怒性、頭痛、肩こり、ケイレン)
  2. 不眠、イライラ
  3. 心身症傾向・神経症
  4. 高血圧、動脈硬化症による神経のたかぶり。

竜胆瀉肝湯

苓桂朮甘湯
  1. 立ちくらみ、めまいが主とする。
  2. 動悸、耳鳴り、不眠
  3. 排尿異常を伴う

六味丸




温経湯
  1. 血色不良、胃腸虚弱
  2. ホットフラッシュ
  3. 冷え、貧血
  4. 冷えのぼせ、指掌角皮症、口唇乾燥

黄連解毒湯
  1. 顔が赤くのぼせ不眠・心悸亢進してイライラする者に黄連解毒湯
  2. 血色不良、胃腸丈夫
  3. ホットフラッシュ

黄連解毒湯桂枝茯苓丸

黄連湯
  1. 胸中煩悶、みずおちつかえ、頭痛、吐き気ある者《荒木正胤》

加味帰脾湯
  1. 不定愁訴

加味逍遥散
  1. 頭痛・肩こり・のぼせ・倦怠感・不眠などの不定愁訴
  2. いろいろな神経症状があり、イライラして怒りっぽく、熱感と悪寒が交互に現れ、不足が不快にほてったり、頭重・めまい・顔面紅潮・寝汗・不眠・食欲不振・全身がだるいなどを訴える方に加味逍遥散
  3. 女性ホルモン補充療法との併用はより有効。
  4. ホットフラッシュ
  5. 異常発汗
  6. 咽喉異物感

加味逍遥散紅参

加味逍遙散香蘇散

加味逍遙散黄連解毒湯

甘麦大棗湯
  1. 少しのことに泣き出したり、不眠、生あくびがでて、ヒステリー気味の興奮しやすい者に用います。
  2. 腹直筋が突っ張っていることが多い方に甘麦大棗湯

帰脾湯
  1. 咽喉異物感

  1. 産後の血の道による神経症に用いる。脈・腹ともに軟弱で、おりもの量が多い方にきゅうきちょうけついんだいいちかげん

桂枝加竜骨牡蛎湯
  1. 神経がたかぶり、驚くやすく、動悸を感じて、のぼせ・頭痛・不眠の方に桂枝加竜骨牡蛎湯
  2. 血色不良、胃腸虚弱
  3. 動悸
  4. 不定愁訴

桂枝茯苓丸
  1. 赤ら顔で、頭痛・腹痛・月経障害があり、へその横に抵抗を認める方に桂枝茯苓丸
  2. ホットフラッシュ
  3. 頭痛

香蘇散
  1. 頭痛がして気分がすぐれない
  2. 食欲不振

柴胡加竜骨牡蛎湯
  1. 胸に圧迫感があり、心下部が不快で、ドキドキしする者。頭痛・のぼせめまい不眠・疲労を感じる人が多いに柴胡加竜骨牡蛎湯
  2. 血色不良、胃腸丈夫。動悸
  3. 咽喉異物感

柴胡桂枝湯

柴胡桂枝乾姜湯
  1. 血色不良、胃腸虚弱
  2. 異常発汗
  3. 動悸
  4. 不定愁訴
  5. 神経過敏、動悸、息切れ、
  6. 腹部軟弱で腹部大動脈の拍動を触れる

三黄瀉心湯
  1. 体格丈夫、のぼせ、赤ら顔。
  2. 不眠、焦燥感、易努性、鼻血がでる

三黄瀉心湯桂枝茯苓丸

四物湯
  1. 貧血気味で、血行が悪く、脈・腹ともに弱く、皮膚カサカサの者に四物湯陳久散。ただし、服用して下痢する方には不適です

真武湯
  1. 疲れやすく、冷え性で、腹部が軟弱で振水音があり、腹痛・下痢・めまい・動悸を感じる方に真武湯
  2. 冷え、貧血

釣藤散
  1. 頭痛、めまい

通導散

桃核承気湯
  1. ホットフラッシュ
  2. 頭痛

当帰芍薬散
  1. 色白の貧血気味で、足腰が冷え、疲れやすく、頭重・めまい・耳鳴り・動悸・下腹部痛などがある方に当帰芍薬散
  2. 女性ホルモン補充療法との併用はより有効。
  3. 胃腸障害を起こすときは温経湯に。

女神散
  1. のぼせ・めまいを目標に女神散
  2. 血色不良、胃腸丈夫
  3. ホットフラッシュ
  4. めまい

半夏厚朴湯
  1. 精神不安があり、咽喉から胸元にかけて閉塞感がある。
  2. のどに異物感や、かゆみ・刺激を感じ、脈・腹ともに軟弱者に用いるのが半夏厚朴湯
  3. 咽喉異物感

半夏白朮天麻湯
  1. 頭痛、めまい

防已黄蓍湯
  1. 異常発汗

抑肝散
  1. 血色不良、胃腸虚弱。
  2. 不定愁訴
  3. 焦燥感が強い。感情の起伏が大きい。
  4. 怒りっぽい、不眠
  5. 月経前緊張症にも

抑肝散加陳皮半夏湯
  1. 神経症でカンが強い者。イライラして怒りっぽく、眠れない者。
  2. 腹部大動脈で動悸を打っていることが多い方に抑肝散加陳皮半夏湯

苓甘姜味辛夏仁湯

苓桂甘棗湯

苓桂朮甘湯










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