薬剤性パーキンソニズム (厚生労働省) 英語名:Drug induced Parkinsonism 同義語:錐体外路障害、錐体外路症状 |
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薬剤性パーキンソニズムとは?
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早期発見と早期対応のポイント |
この症状を比較的簡単に判定するために、患者さんの経過を観察する方法が、介護施設などで使用されています。この方法は、患者さん自身が自分で評価するためにも使われているものです。 |
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副作用の発現時期は、
薬剤性パーキンソニズムでは、
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副作用の概要 |
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○症状
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○発症までの経過
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○発症頻度・リスクファクター
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○発生機序と薬剤ごとの特徴
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臨床検査、画像所見、病理所見 |
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3.副作用の判別基準・判別方法 | ||
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4.治療法 |
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5.典型的症例 |
【症例1】
【症例2】
【症例3】
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筋緊張亢進、 運動減少を 主とする症候群 |
筋緊張低下、 運動過剰 を示す症候群 |
(hypertonic hypokinetic syndrome) | (hypotonic hyperkinetic syndrome) |
1.パーキンソン症候群=黒質が侵される。 2.マンガン中毒 3.ウイルソン病の末期(羽ばたき運動) 4.ハラーホルデン・スパッツ病 |
1.舞踏病 2.アテトーゼ 3.バリスムス=視床下核が侵される。 |
脊髄を通る伝導路 |
(伝導路の分類)
(上行性伝導路)=求心性伝導路
(下行性伝導路)=遠心性伝導路
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上行性伝導路 (求心性伝導路) |
上行性伝導路
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伝 導 路 |
pathway ○上行性伝導路(求心性伝導路)・・・ 体の様々な感覚器官からの情報を脳へ伝える神経経路。 ○下行性伝導路(遠心性伝導路)・・・・ 体を動かす指令を脳から筋へ伝える神経経路。 ○「錐体路」と「錐体外路」がある. ヒトの運動路には錐体路と錐体外路がある。錐体路は哺乳類になって新生した運動路であるが、錐体外路はすべての脊椎動物に ある古い運動路。 |
錐 体 路 |
=皮質脊髄路(corticospinal trct) 骨格筋の随意運動を支配する神経路。 錐体路のうち、脊髄まで下行するものを皮膚脊髄路といい、脳幹の運動核に終わるものを皮膚核路(皮膚延髄路)という。 錐体路はヒトの随意運動に重要な役割を担っているが、錐体路は大脳皮質への経路なので、ほ乳類よりも下等な生物では発達していない。
(錐体路の機能)
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錐 体 外 路 |
extrapyramidal tract 錐体路(pyramidal tract)以外の下行性伝導路の総称。大脳皮質から脊髄へ下行する運動経路のうち、延髄錐体を通過するものを錐体路のうち、延髄錐体を通過するものを錐体路、それ以外を錐体外路という。 反射や運動の円滑化に寄与している。
錐体外路を構成するのは
錐体外路系は全体として、全身の骨格筋の働きがスムーズに、律動的な調和がとれた運動をするように、無意識的に反射的に調節している。 |
錐 体 外 路 症 候 群 |
⇒錐体外路系の異常によって現れる症候は筋のトーヌスの異常と不随運動で、筋緊張亢進と運動減少を主とする症候群とに大別される。
○不随運動には ・アテトーゼ(脳性麻痺) ・ジストニー ・振戦(パーキンソン病) ・バリスムス ・舞踏症状(舞踏病 ) ・ミオクローヌス (副作用で錐体外路症候群になる医薬品)
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「薬剤性パーキンソニズム」 「パーキンソン」「運動障害」「起立障害」「歩行障害」「手足がふるえる」「ふるえる」「足なえ病」「トリプレットリピート病」 |
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