日本のスズメバチ
・・・日本にはスズメバチの仲間は16種類いる。


オオスズメバチ
  1. 世界最大かつ最強のハチ。
    • 山中の地面の中に大型の巣を作る。ミツバチの天敵。
  2. 神経毒:「マンダラトキシン」と川合氏が命名(オオスズメバチの学名ウ゛ェスパ・マンダリニアから)。
    • マンダラトキシンには、神経や筋肉に生じる活動電位を呼ばれる信号を止めてしまう性質がある。活動電位は、ナトリウムイオンが細胞の中へ入ることによって起こる。マンダラトキシンは、そのナトリウムイオンの入る穴をふさいでしまう。
    • フグ毒のテトロドトキシンに作用が似ている。しかし、テトロドトキシの効かない細胞、例えば昆虫の幼虫の筋肉などにも効く点が異なる
  3. 強心作用を有する成分がある
  4. ハチに刺されて死亡する例の多くは、アレルギーによるショック死である。一度ハチに刺されると、血中にハチ毒の抗原に対する抗体が産生される。そして再び刺された場合、急激な抗原抗体反応の結果、アナフィラキシーと呼ばれる急激な血管系や呼吸器系の障害が起こる。抗原の正体は不明。
  5. アトランタオリンピック女子マラソンの有森選手のドリンクの中身は、オオスズメバチの働きバチが幼虫にえさを口移しに与えるのと引き替えに、幼虫が口から出す透明な液体(栄養液)と同じアミノ酸バランスであった。(川合述史著『一寸の虫にも十分の毒』p56〜109)


キイロスズメバチ
  • 攻撃性が強い
  • 天敵・・・オオスズメバチ


モンスズメバチ
  • ヨーロッパでは、南部を除いてこの1種類のみ。
    英語でホーネット
  • 日本で増えている。
  • 半夜行性が特徴。


ヒメスズメバチ
  • 攻撃性が少ない。巣の底が開いている


コガタスズメバチ (Vespa analis)
  • 北はウスリーから西はインド、南はジャワ島まで、日本を含めて広範囲に分布




ツマアカスズメバチ
アジアを中心に分布するスズメバチの一種。

全身は黒色で頭と腹部が赤い。欧州では2004年頃にフランス南部で確認されている。

韓国や欧州で人間の被害や生態系への影響が大きな問題になっている中国原産のスズメバチ「ツマアカスズメバチ」が長崎県の離島、対馬に侵入、定着していることが2014年3月までに確認された。


ツマアカスズメバチは最大で体長が3cm。
  • 女王バチとオス蜂の数は1巣当たり1000匹を超える。
  • 肉食性でミツバチを狩る。


オオスズメバチより小さいが、ヒメスズメバチより攻撃性ははるかに高い。

昆虫などを捕食するほか、巣を刺激すると執拗に人間を追尾することで知られている。
  • 上野高敏・九州大学准教授が2013年、対馬の現地を調査した結果、ツマアカスズメバチの定着を確認し、韓国と欧州に侵入したタイプと同一であることを明らかにした。
  • 対馬北部では多数の巣(2bに及ぶ)が高い木の上や崖の上などに見つかり、養蜂に使う日本ミツバチを捕食していることも分かった。


特定外来生物に指定
  • 2015年1/9に政令を閣議決定し、3/1施行。
  • 女王バチの駆除が確実な対策。




ミツバチ毒 スズメバチ毒
痛み・痒み アミン
  1. ヒスタミン
  2. ノルアドレナリン
アミン
  1. ヒスタミン
  2. セロトニン
ペプチド
(ハチ毒キニン)
ヒスタミン遊離作用
白血球遊離作用
ペプチド
(MCD-ペプチド)
ペプチド
  1. マストバラン
  2. Ves-Cp
溶血作用 ペプチド
  • (メリチン)
酵素
(ホスホリパーゼA2)
ペプチド
  • (マストバラン)
酵素
  • (ホスホリパーゼA2)
局所破壊 酵素
  1. ホスホリパーゼA2
  2. ヒアルウロニダーゼ
酵素
  1. ホスホリパーゼA2
  2. ヒアルウロニダーゼ
  3. プロテアーゼ
神経毒 ペプチド
  • (アパミン)
タンパク
  • (マンダラトキシン)




ハチの仲間
特定の植物を喰べるハチ
  1. ハバチ
  2. ハキリバチ


動物を喰べるハチ
  1. 特定の昆虫の卵・幼虫に寄生する
    • (寄生バチ)
  2. 特定のクモ、ケムシを狩る
    • (カリウドバチ、solitary wasp)
  3. 集団生活をし動物タンパクを摂取する
    • (アシナガバチ、スズメバチ、wasp)
  4. 集団生活をし、花粉のタンパクを摂取する
    • (ハナバチ、ミツバチ、bee)
  5. 集団生活をし、翅を使わない






食用にするスズメバチ
  • ヴェスプラ属:小型のスズメバチの仲間。

ジバチ:長野県で食用にする蜂の子。
  1. Vespa sorror
    • オオスズメバチの一種。
      中国南部・タイ北部・ラオス・ベトナムに分布
  2. Vespa ducalis(ヒメスズメバチ)
    • ベトナムから中国・台湾・日本・朝鮮半島に広く分布。
  3. Vespa lewisi(クロスズメバチ)
    1. 長野県、岐阜県で食用。
    2. ジバチ、スガレ、ヘボなどと呼ばれる。
    3. 地面の下30cm位の所に球状の穴を掘り、この空間一杯に5〜8段の巣房がらなる球状の巣を造る。
  4. Vespa aura
    • 中国西南部からミャンマー北部、アフガニスタン、インド北部にかけて分布
  5. Vespa variabilis
    • 日本にはいない。
      中国の中南部からインド東北部、ミャンマー北部に分布














(wasp kinin)
スズメバチ毒液にある強力な有痛性ペプチド。











森林総合研究所はスズメバチの女王蜂に寄生して産卵できなくする線虫をキイロスズメバチから発見した。

スズメバチを不妊化する寄生線虫が見つかったのは初めて。

線虫は倒木などの朽ち木の中で越冬している女王バチに寄生、腹中で卵を生む。女王バチは卵巣が発達できないので、巣作りができなくなる。
北海道で巣作りの時期を過ぎた5月〜8月にかけて捕らえた女王バチの79%に線虫がいた。寄生された女王バチは巣作りしないまま夏過ぎまで生き続け、線虫の幼虫を朽ち木などにばらまくことも判明した。
スズメバチは女王バチだけが越冬し、春になると巣作りを始め、働き蜂やオスバチを産む。2007年4/9日本経済新聞より


スズメバチを食べる鳥にハチクマがいる。
クマタカに似た渡り鳥。
ミツバチの巣も食べるため養蜂場に現れる。クロスズメバチを主食。クロスズメバチは最も小型のスズメバチ。
日本の長野県に。


 食べる
江戸期の「想山著聞奇集」には美濃国や信濃国でハチの子を醤油で味を付け、飯に混ぜる「ヘボ飯」が紹介されている。「風味は油多にして、香ばしく甚だうまきものといへり」とある。美濃国郡上藩では、江戸詰の藩士たちが、藩邸の庭のハチの巣を掘って、食べていたという。
明治期から戦前には、全国各地で食卓に上がっていた。

調理法は生食・煮付け・煎り付け・油炒め・混ぜご飯など様々だ。
北海道でも長野県の移住者が伝統食を持ち込み楽しんでいた。ただ戦後は高度成長とともにハチ食はだんだん消え、今も盛んに食べられるのは九州や中部地方などに限られる。


甘辛・塩ゆで・お造り
スズメバチは海から離れた山間などの内陸部で食されるのが通例で、おおむねは甘辛い味付けだ。しかしお国によっては好みが分かれる。宮城県や鹿児島県ではオオスズメバチに餌付けして土中の巣を探し出し、サナギや幼虫を炒め野菜と共に煮る。「フグの白子など食べる気にならないほどうまい」と言う地元の人もいる。
石川県白山麓では崖に巨大な巣を作るキイロスズメバチが珍重される。ここでは小型のハチも取れるのだが人気はない。キイスズメバチのサナギを塩ゆでにすると、とりわけ歯触りがいいという。

愛知県三河地方ではオオスズメバチの新料理を創作している。サナギになる直前の新女王バチの子を生きたまま塩をつけて食べる「お造り」だ。プチプチした歯触りに舌の上で甘みが広がった。昔ながらの押し寿司はトロリとした脂こっさで、幼虫やサナギの串焼きはエビのような弾力があった。


最も幅広く食べられ、料理の種類も多いのは小型のクロスズメバチだろう。岐阜、愛知、長野などの山間部で今も郷土料理の1つだ。五目ご飯に混ぜても甘露煮にしてもおいしく、秋祭りのごちそうである。


礼記などのよれば古代中国の周でハチは「範」と書かれ、帝王食の1つだったという。現在も雲南省は世界最大のスズメバチ消費地域である。
昆明市郊外の料理店では、好みのハチの種類、幼虫かサナギかを聞き、店の前に積んである巣から抜き取ってたべさせていた。料理はスープや油炒めなどだ。イスラム教徒の回族以外はどの民族も食べるという。

台湾では、シャコエビのような風味のツマグロスズメバチ、インドネシアではガリッとした食感のヤミスズメバチ。タイ・ミャンマーなどにも食習慣があるという



 年間30〜40人・・死亡
「環境省によると、保健所などに届け出のあったアシナガバチ・スズメバチなどに刺されたといって被害件数は1990年には約4800件だったのが、95年3万件、99年5万件を超えた。特にスズメバチによる被害が目立つ。
ジュースの空き缶に止まって残りを吸ったり、店先の果物や魚の干物を食べたり、スズメバチが都市化しているというのだ。「近年、駆除の依頼軒数が増えているが、宅地開発が急に進んだわけでなく、ハチの方が住宅地に進出してきているようだ」

スズメバチには、
民家などにも巣を作るキイロスズメバチと、野山に生息する世界最大のオオスズメバチなどがいる。
小雨、猛暑の年は、巣作りが容易でエサとなる虫も多いため、大発生する傾向がある。今年も「野外で実際に調査していて、キイロスズメバチの巣は例年の10倍の発生量です」と玉川大学農学部の小野正人助教授は話す。
スズメバチなどに刺されて死亡する人は毎年、30〜40人程度でており、マムシより危険な生物だといえる」と国立感染症研究所昆虫医科学部の安居院宣昭部長。
住宅の近くで巣が見つかった場合は、保健所に相談して、専門業者に駆除してもらうことが必要だが、問題なのは、巣の場所が分からない時、オオスズメバチは地中に巣を作るのでわかりにくい。
人が気づかずに巣に近づくと、見張りのスズメバチが接近してくる。
  • 大声を出したり、手で払ったりして興奮させると、警報フェロモンを出し、次々に仲間のハチが襲ってくる。(走って逃げない)
刺激しないように、静かにすみやかにその場を離れることが大切だ。

刺されたら、
傷口を水で洗い冷やす。抗ヒスタミン軟膏やステロイド軟膏を塗る。
アンモニアが効くというのは俗説で、効果はない。
「吐き気」などの症状が出てきたら救急車を呼ぶ。
ショックを抑えるにはアドレナリンの注射が必要。



 刺されると
体からハチ毒を排除しようとして抗体というタンパク質ができる。
  • もう一度刺されると、アナフィラキシーショックというアレルギー症状を引き起こす。

    ハチ毒が抗体にくっつく(ハチ毒+抗体)=毛細血管が広がる。


毛細血管が広がると、
  1. 軽い人ではジンマシンで済むが
  2. 重い人は、激しく反応し、血圧低下や呼吸困難を招き、死に至ることもある。
  3. 血管が広がって声帯部分が腫れると窒息の危険性が高まる。
  4. 血圧も低下し、最高血圧が50ぐらいまでさがり、死に至る。


抗体のできかたには個人差がある。

  • ハチの毒の量は極わずか。でもハチに刺されて死亡する人が絶えない。
  • 救急処置としては、「エピペン」という自己注射薬を携帯しよう。

エピペンは
  1. 医師に処方してもらう
  2. 成分はアドレナリンで、血圧を上げてショック症状を緩和する
  3. 太ももに自分で刺す。



ハチは香りで連絡し合っている
  1. ハチが毒を放つと、揮発性物質の香りが周囲に漂い、敵の存在を巣の仲間に知らせる警報となる。そうすると、マシンガンのように襲ってくる。
  2. 揮発性物質の香りと間違えられないように、化粧や香水はしない方がいい。


注意
  1. 日中は、黒い服装を避けた方がよい。
    1. 黒い色は、蜂の天敵であるツキノワグマの色。
    2. 夜には白色でも攻撃してくる。
    3. 静かに、ゆっくり巣から離れる。
  2. 都市部のクスノキに生息するアオスジアゲハの幼虫を好む。
  3. 生の肉や生の魚介類(イカ・エビ・・)のタンパク質が好き。



スズメバチのエネルギー元
「スズメバチの行動力やエネルギーはどこから来るのか。食べ物と言えば、樹液やムシの肉団子をなめる程度だ。とても十分だとは思えない。こんな疑問を持った理化学研究所の研究員が、その秘密を突き止めた。親が幼虫に餌をやるとき、幼虫は口から液体を分泌する。その分泌物が親のエネルギーの元になっていた。

 
普通なら、一方的に親が子供を養うだけだが、スズメバチは成虫と幼虫が相互の関係にある。その分泌物を調べてみたところ、様々なアミノ酸が混じった栄養液であった。栄養液をネズミに飲ませてみると、体内の脂肪を効率良く燃やす効果があった。


スズメバチアミノ酸混合液


「私たちが開発したアミノ酸を含むドリンクタイプのサプリメント「スズメバチ型アミノ酸混合液が発売されたのが、1995年。発売当初から、「スタミナが持続する」「体脂肪伊賀減った」などと、スポーツ選手やスポーツクラブのインストラクターなどから大きな反響がありました。
マラソンランナーの高橋尚子選手には、6年前からこのアミノ酸混合液を飲んでもらっています。高橋選手からは、普通なら30〜35km地点で、限界を感じて足が動かなくなるが、アミノ酸混合液を飲んでいると「すごく力がわいて」走れるようになったというコトバをもらいました。

スズメバチ型アミノ酸混合液は、まさに偶然の産物です。長年にわたり、私はスズネバチの毒について研究をしていました。その研究の中で、スズメバチそのものの不思議さにとらわれるようになりました。スズメバチは、あまり食べ物を取らなくても、1日に50〜100kmも飛ぶ働き者です。
わずか5gほどの体重で、何故これほどまでの活動力を発揮できるのか、いろいろ調べてみると、体に蓄積された脂肪を、効率よく燃焼させてエネルギーに変えていくということが分かったのです。
しかし、その仕組みは、なかなか分かりませんでした。
スズメバチは、集団で暮らし、成虫も必ず巣に戻ります。なぜなら成虫は、幼虫なしには生きていけない体の仕組みをもっていたのです。この仕組みこそ、スズメバチが活動力を維持できる理由だったのです。
スズメバチは肉食で、成虫はせっせと幼虫に虫などのエサを運びます。成虫は口移しで、幼虫に肉団子などを与えます。その口移しの際、肉団子と引き替えに幼虫は成虫に特殊な栄養液を与えていたのです。幼虫の分泌する栄養液を分析すると、17種類のアミノ酸が主成分で、しかも独特な配合であることが分かりました。分析を進めるうちに、この栄養液は、スズメバチだけでなく人間にも同様の効果を現すのではないかと考えるようになりました。それは、スズメバチでも人間でも細胞のエネルギーのを処理する仕組みはそれほど変わらないのです。

開発の担当者は5kgもやせた

スズメバチ型アミノ酸混合液を飲んでから運動をすると、体脂肪が早く燃焼します。
一般的に、ウォーキングやジョギング・エアロビクスなどの有酸素運動は、始めてから20分以上経過しないと体脂肪は燃焼しないと言われています。最初に体内のグリコーゲン(糖質)が、エネルギーとして使われるからです。
しかし、このアミノ酸混合液を飲んでから運動すれば、早い時期に体脂肪がエネルギーとして燃焼されるのです。この働きは、体脂肪を減らすというダイット効果のみにとどまりません。運動しても疲れにくくなり、判断力も正常に保つことが出来ます。体脂肪はグリコーゲンに比べて、はるかに大きいエネルギー源です。体脂肪をうまく使えば、運動の途中などで早くバテてしまうことはなくなります。
(阿部岳・理化学研究所主任研究員)ゆほびか2002年3月号


 
ミツバチ

アシナガバチ


アリ








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