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食中毒



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食中毒の漢方薬



桂枝加芍薬湯


香蘇散
  1. (魚肉で食中毒)
  2. 蘇葉は能く食積を解す。故に食毒、魚毒より来る腹痛に効あり《勿誤薬室方函口訣》
  3. 魚毒に中った者、ジンマシンを発した者などに良い《矢数道明》


呉茱萸湯


大承気湯


調胃承気湯


二陳湯


平胃散




【色彩療法】 <1>緑色
<2>赤紫色
針灸のつぼ (食傷)・・・「内庭」「裏内庭(沢田流)15〜20壮」




食あたり  (食中毒)
食中毒と腐敗とは別。
  • 腐敗菌(バイキン)はニオイとネバネバに関与する。
  • 腐敗したものを食べても食中毒にはならないことが多い。
  • 食中毒は毒を作り出す。
  • 食中毒菌の1種に
    • 黄色ブドウ球菌
    • O-157
    • 「ウェルシュ菌」(別名:給食菌)
      • 20℃〜55℃が好き(100℃で15分で解決)
      • 酸素が嫌い。
       などがある。
  • 食中毒菌は見た目やニオイでは分からない。




食中毒菌は
  1. 腸内で増える感染型、
  2. 腸内で毒素を出す生体内毒素型、
  3. 食品中で増えて毒素を出す毒素型


8月〜9月に多い→腸炎ビブリオ菌による感染
腸炎ビブリオ菌は海中に生息し、海水温が上がる8月下旬から、繁殖し始める。
腸炎ビブリオ菌は真水や熱に弱い。



  • カンピロバクター・・・熱に弱い
    サルモネラ菌・・・・・熱に弱い

[カンピロバクター][サルモネラ菌]→ペットの体内で増殖する。

ペットの排泄物から人間の体内に入って、食中毒を起こす事例が増えている。






感染性胃腸炎
かっては梅雨ごろから増え始め8月〜9月がピークだった。

原因となる菌も黄色ブドウ球菌、腸炎ビブリオ、サルモネラ菌などの細菌が中心だった。

ところが、近年はウイルスが原因で起こる感染性胃腸炎が増えている。

感染性胃腸炎を起こすウイルスには、
  • ノロウイルス、
  • ロタウイルス、
  • サポウイルス
の3種類がある。

ノロウイルスは、
  • ヒトの小腸の中でだけ増殖し、糞便や嘔吐物などから感染する。
  • かっては下水などから二枚貝(カキなど)に取り込まれ、これらを生で食べたときに起こることが多かったが、最近では小児や高齢者を中心に突然集団感染を起こすようになった。
  • ノロウイルスに感染すると8時間〜数日後に絞られるような胃痛と嘔吐、下痢をくり返す。体がウイルスを排泄しようとしているからだ。
    そのため、下痢止めを飲むのは逆療法となる。
  • 感染したら・・・現場にウイルスを残さないことが大切。
  • 嘔吐物などの殺菌には塩素系漂白剤でないと効果がない。
  • 中性洗剤ではウイルスは死なない(消毒できない)。





食中毒は
  • 細菌の増殖による細菌型と
  • 細菌の出す毒素による毒素型
に分けられる。


腸炎ビブリオ 腸炎ビブリオは夏場の魚介類から検出されやすく、刺身を好む大人に多い。
サルモネラ サルモネラは、家畜・食肉・卵・乳製品などが感染源になり、人から人への二次感染もある。
カンピロバクター カンピロバクターは鶏の保菌率が高く、動物の糞尿で汚染された河川・井戸水などからも感染する


黄色ブドウ球菌の生み出す毒素 毒素型で多いのは黄色ブドウ球菌の生み出す毒素による食中毒です。
調理人の手の化膿キズが汚染源となり、毒素は熱にも強く集団発生しやすい。
Oー157 病原性大腸炎は、細菌だけなら軽症ですむが、Oー157などのタイプでは生み出す毒素が症状を重くする。
治療の基本は
  • 輸液などで水分を補うことです。
    下痢は体が菌を排出している状態なので、下痢止めを積極的に使わないことが推奨されている









食中毒の種類








感染型 「サルモネラ属菌」
「カンピロバクター」
「エルニシア」
「下痢型セレウス菌」
「腸炎ビブリオ」
「腸管出血性大腸菌」
「ウェルシュ菌」
(原因)
海老のチリソース炒め
鶏肉と竹輪の炒り煮
小松菜とエビ・コーンのあんかけ
毒素型 「黄色ブドウ球菌」
「ボツリヌス菌」
「嘔吐型セレウス菌」
ウイルス性 ノロウイルス








動物性 フグ
麻痺性貝毒 有毒成分
(サキトキシン)
(ゴニオトキシン)
下痢性貝毒 有毒成分
(ディノフィシストキシン)
(オカダ酸)
シガテラ毒魚 (シガトキシン)
(シガテリン)
(マイトトキシン)
  • 毒カマス、バラフエダイなど
植物性
  • 毒キノコ
  • 「ハシリドコロ」
  • 「ジャガイモ」
  • 「トリカブト」
アレルギー性食中毒 ヒスタミン
化学物質による食中毒
  • 「合成洗剤」
  • 「逆性石けん」
(チェック)
  • 吐き下し・・・子宮外妊娠で卵管が破裂すると、強烈な吐き下しが起きる






よくある食中毒
食中毒菌がついていても、食品の味やニオイに変化は出ない。

見た目では分からない。
カレー ウェルシュ菌 加熱に非常に強い。(130℃)
2日目のカレーが危ない。
繁殖力は弱い。酸素が苦手。
80℃に加熱で大部分の食中毒菌は死滅するがウェルシュ菌は生き残る。20℃〜55℃で繁殖する。
お好み焼き セレウス菌 熱に非常に強い。40〜50℃が大好き。
粉もんに注意
タコの酢の物 腸炎ビブリオ





細菌性食中毒
病態
  • 食品に付着した細菌あるいはその毒素によって起こる疾病

病型
  1. 感染型
    • 食品とともに摂取された細菌が小腸内で増殖することで症状が起きる
    • 潜伏期間・・・6から8時間
    • 発熱・・・伴う
    • 原因菌
      • [腸炎ビブリオ]
      • [Salmonella]
      • [腸管侵入性大腸菌]
      • [腸管出血性大腸炎]
      • [Campylobactor]
  2. 毒素型
    • 食品中で増殖した細菌に由来する毒素で汚染された食品の摂取による発症
    • 潜伏期間・・・・・数時間以内
    • 発熱・・・・伴わないことあり
    • 嘔吐・・・・あることが多い
    • 原因菌
      • [ブドウ球菌]
      • [ボツリヌス菌]
      • [毒素原性大腸菌]
      • [セレウス菌]
      • [ウェルシュ菌]・・・いったん煮込んで作り置きしたカレーで発症。






カンピロバクター(Campylobactor)
カンピロバクター菌・・・4種類ある。
  1. イヌやネコの他、小鳥・ニワトリ・ウシ・ブタなどの動物の腸内に常在している。
  2. これらの動物の糞(フン)が食品や飲料水を汚染して感染するが、イヌやネコから直接感染することもある。(藤田紘一郎著「ボンボン・マルコスのイヌ」より)
  3. 炊事で使われる「スポンジ」に菌が残りやすい。
    • スポンジは風通しの良い場所で十分に乾かす必要がある。


今日まで日本で起きた大規模なカンピロバクター食中毒の症例は、汚染された給食によるものがほとんどであるが、
  • 汚染された飲料水によるものや、
  • 鶏肉
  • バンナンジー・
  • 野菜炒め・・・・などが原因で起こった例もあった。

潜伏期間・・・・数日〜1週間


特徴・・・
  1. 少量の菌で感染する。
  2. 鶏肉からの感染が多い(鶏肉を中心とした肉類もしくは牛レバーなど内臓の生食によるものが大半)


症状・・・・・・・・下痢腹痛発熱嘔吐頭痛







滅菌しても毒素残る
今回の食中毒の特徴は食中毒症状を示した人が10000人を超えたという人数の多さと、


細菌
そのものではなく細菌の毒素が原因となった点である。
  1. 一般の細菌性食中毒と異なり、毒素が体内に直接入る場合は、細菌が増殖するための時間を必要とせず、1〜6時間以内で症状が現れる。
  2. 今回の黄色ブドウ球菌毒素はタンパク質であるが、100℃で30分間加熱しても毒性を失わない。
製品化される前に施される加熱殺菌の効果は期待できず、おまけに腸管内のタンパク質分解酵素の力では十分に分解できないとされている。
  • 毒素の一部は、活性を持ったペプチドのまま消化管から吸収され、脳に働いて激しい嘔吐を引き起こす。
この症状の激しさと発症の速さが、犯人の早期割りだしには貢献した。
幸い今回の毒素は嘔吐などの症状が激しい割に、予後は良好とされる。しかし、黄色ブドウ球菌の出す毒素の一部は、今回のモノを含め、スーパー抗原とも呼ばれ、体内で強い免疫反応を誘導する。
例えば、


  • 赤ちゃんに高熱を発し皮膚が赤くはげ落ちる熱傷性皮膚症候群(SSSS)を引き起こすものや、


今回の事件は、
加熱滅菌が万能ではなく、滅菌の前段階で毒素が残っていれば、どんな滅菌操作をしても無力であることを示した。2000年7/17









(PA菌)
プロビデンシア・カリファシエンス(PA)

大阪大学と福井県衛生研究所は4日、食中毒の原因となりうる菌を突き止めた、と発表した。1996年に福井市で起きた集団中毒の患者から見つけた。
全国で起きる食中毒の10〜20%は原因不明とされるが、その一部はこの菌が原因である可能性があるという。

この菌は
「プロビデンシア・カリファシエンス」(PA)と呼ばれ、存在自体は知られていたが、阪大微生物病研究所の本田武司教授らが、病原性を持つことを発見した。


PA菌は
大腸菌
やサルモネラ菌に近い種類で、腐った動植物など自然界に広く存在するがこれまで病原性がないとされていた。








エルシニア菌による食中毒
エルシニア菌は、イヌ・ネコ・ネズミなどの他小鳥も持っている。

これらの動物の糞や体についた細菌をヒトが経口的に取り込んで感染する。

症状は、胃腸炎・回腸炎のほか、紅斑・関節炎など。

  • 藤田紘一郎著「ボンボン・マルコスのイヌ」より。









料亭に製造物責任
・・・シガテラトキシン
かっぽう料亭が出した料理にもともと含まれていた毒素が原因で食中毒になった客らが、料亭に製造物責任法(PL法)に基づく損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は2002年12/13、料亭側にメーカーと同等の製造物責任を認定、「世界最高水準の科学技術の知識でも欠陥を認識できないと証明しなければ免責されない」として計約1200万円の支払いを命じた。
深見敏正裁判長は、厚生労働省関連の資料に沖縄での発症例の記載があったことなどから「料亭は材料のイシガキダイに毒素が含まれるとの知識を入手できた」と指定、「免責に当たる」との料亭側主張を退けた。

そのうえで、
「新しい価値を加える調理行為は同法の『加工』に当たる」として、料理の材料に最初から食中毒の原因毒素が含まれていた場合でも、製造物責任があるとの判断を示した。
裁判は、千葉県内の客8人が同県勝浦市の料亭側に、治療費や慰謝料など計約3800万円の支払いを求めていた。


(アオブダイ)・・・

に含まれる『
パリトキシン』は消化管症状は出ないが、摂食後数時間で、筋麻痺と横紋筋融解症による腎不全を引き起こす。











少量でも発症・・・

小型球形ウイルス→ノロウイルス
  • ノロは地名。1968年オハイオ州ノーウォークの小学校。
  • 2003年から名称が変更された。


ノロウイルスはここ数年で患者数が急激に増えている。
  • 感染者数は年間8000人を超え、食中毒原因のトップになった。

    カキやホタテなどの二枚貝を十分に加熱せずに食べることで感染。
  • 下痢や嘔吐・発熱など風邪に似た症状を引き起こす


やっかいなのは


ノロウイルスが乾燥などに強く、100個のウイルスでも感染する力を持っていること。

一般的な食中毒菌は一度に100万個以上が口に入らないと感染しないが、ノロウイルスは一度に100個もあれば十分だ。


感染者の便には
  • 1gあたり100万個のウイルス
  • 耳かき1杯=1億個以上のウイルス
 が含まれており、
 
便や手を介して簡単に感染が広がる


石鹸や洗剤では死なない
  • ノロウイルスはSARS(サーズ)ウイルスよりしぶとく、石鹸や洗剤では死なないため、手洗いの時にはよく泡立ててウイルスを洗い流すしかない


消毒用アルコールで死滅しない


ノロウイルスは
85℃で1分以上加熱するか、塩素系消毒剤で消毒すれば死滅する。


人から人へ ノロウイルスは人間の体内で増える。
  • 感染者の糞便や吐物にはウイルスが多く含まれている。ウイルスは便とともに約1週間排泄され続ける。
    そのため、
  • ドアノブなどについたウイルスが他の家族などに広がる。

2010年2/5、天皇陛下がノロウイルスが原因で急性腸炎。
血液型で変化する









人喰いバクテリア

熊本県健康増進課などは14日、シャコやコチを生で食べた男性3人がビブリオ・バルニフィカスと呼ばれる病原菌に感染し、このうち、50代の男性が同日、手足が腐る壊死性筋膜炎で死亡、ほかの60代と70代の男性2人も重症になったと発表した。
この病気は肝臓に疾患のある人など、肝臓の解毒機能が落ちている人が感染すると、手足の先が青くなって壊死し、治療が遅れると死に至る危険がある。3人にはいずれも肝臓疾患があった。
健康な人が感染しても腹痛程度で済むという。







腐敗から有毒物質→「アレルギー性食中毒」を起こす。

昭和26〜28頃、全国的に派生したサンマみりん干しによる集団中毒は、いわゆる細菌性食中毒(毒素型細菌による中毒)と異なり、アレルギー様症状を主体とする中毒として注目された。
原因となったみりん干しのサンマからは、分析の結果100g当たり450〜500mgもの
ヒスタミン が検出された。
又、原因腐敗菌として分離された[Prot-eus morganii]は強いヒスチジン脱炭酸酵素生成能を有し、この分離株は継代も重ねても活性が落ちなかった。


(ヒスタミン)は:

<1>一般に哺乳動物中に広く存在し、
生体内において局所ホルモン、いわゆる
オータコイド (autacoid)としての働きをすると考えられている

<2>大量投与によっては
  • 毛細血管の拡張、
  • 血管透過性亢進、
  • 血圧低下作用
をもたらし、ひいてはヒスタミンショックを引き起こす

<3>胃液分泌の促進作用を有する

(講談社「天然の毒」61〜62参照)








ウェルシュ菌は熱に強い嫌気性菌で、クロストリジウムの仲間。
とくにウシやニワトリの加工肉に多い。

クロストリジウムの仲間にはウエルシュ菌以外に、
ボツリヌス菌・破傷風菌などが含まれる。

自然界のどこにでもいるこの菌の胞子は、最初に食品を調理するときの高温に耐えることがあり、過去にアメリカではコンビーフの缶詰で食中毒が大量発生したことがある。


いったん加熱した食品でも腹痛・下痢を起こす

ウシ
の2〜3割が腸内に持っている












リステリア症

「自然界に広く分布するリステリア菌に感染し、髄膜炎や敗血症などに罹患する者が日本国内で年間83名と推計されると2003年11月厚生労働省の実態調査で判明。
 欧米ではナチュラルチーズなどを介した集団中毒が近年頻発している。厚生労働省は1988年にフランス産チーズから菌が検出されて以来、ナチュラルチーズを規制している。

リステリア菌(Listeria monocytogenes)は運動性のあるグラム陽性桿菌で、土中や河川水などに広く分布し、感染してから発症するまで最大3ヶ月と長いため感染原因を特定するのが難しく国内で食中毒と確定したケースは無い。
  • 体力が低下した人や乳幼児、高齢者が発症しやすく
  • 38〜39℃の発熱などを引き起こす。
  • 重症になると、髄膜炎・敗血症を引き起こし、妊婦が死産することもある。
 2001〜2002年、ベッド数100以上の救急病院を対象に、過去の感染患者数を調査。773病院から回答があり、重症事例95名のうち9名が死亡。いずれも60歳以上で、糖尿病や肺疾患などで免疫力が低下していた人が多かった。
 この調査とは別に、各地の衛生研究所などで過去の食品サンプル検査結果を収集すると、食肉や総菜のハムサラダ、スモークサーモンなど幅広い食品から菌が検出された。






サルモネラ菌の一種「DT104」
東京都衛生研究所などはこのほど、食中毒菌のサルモネラの一種で、多くの抗生物質が効かない、『DT104』による国内での感染例を始めて確認した。
生肉を食べて感染するケースが多く、調査結果は30日から都内で開かれる日本感染症学会で発表する






2011年、厚生労働省は各地で報告されている原因不明の軽い食中毒の原因を、ヒラメや馬刺しの中にいる寄生虫と特定した。
新たな食中毒の事例とした。
ヒラメによる食中毒は「クドア」と呼ばれる寄生虫の一種「セプテンプンクタータ」が原因。クドアは人体に影響しないと考えられてきたが、食中毒を起こすタイプが発見された。
馬肉の場合は「サルコシスティス」と呼ばれる寄生虫の一種「フェアリー」が原因だ。
重症化した例はない。






サルモネラ(Salmonella)

「食中毒の主な原因である非チフス型サルモネラ菌は、薬剤耐性菌の出現とずさんな食品取り扱いの結果、この10年の間に医学上きわめて重要な問題となってきた。主な感染源は生卵とか加熱が不十分な卵だが、卵自体を調べた結果は、サルモネラ菌が含まれているのは10000個のうちわずかに1個に過ぎなかった。1985年から93年の間に、アメリカでは504件の集団食中毒が報告され、患者18195人のうち入院したもの1978人、死者62人だった。だが、実際には毎年これよりはるかに多くのアメリカ人(おそらく人口の1%前後、200万人から400万人)が 感染しているとみられる。団塊の世代では全く病気知らずの人々も子供時代にサルモネラが着いているからとペットの小さなミドリガメを捨てさせられたほろ苦い思い出を持っている。
  免疫系が正常に機能し、あるいは合併症に対して効果的な抗生物質が使える限り、サルモネラ中毒は特に危険な訳ではない。胃腸炎というのは吐き気と急激な腹痛を表す専門用語だが、サルモネラ中毒の場合は細菌を摂取してから12〜48時間で、すぐに下痢高熱が、場合によっては嘔吐がはじまる。激しい症状は1日〜4日後には消える。

サルモネラ属の菌は非常に種類が多く、2200の菌株が知られている。
(名字にあたる属名サレモネラは、1885年にこの有害微生物を最初に記載したアメリカの獣医ダニエル・E・サーモンからきたもの)。
ヒトを好むものも好まないものもあるが、ほとんどがいたるところに存在する。
一般的なタイプのものは、S・ハイデルベルク、S・ニューポート、S・モンテビデオ、S・セントポールなど、その菌がはじめて集団中毒を起こした場所の名前がついている。アメリカ政府は1906年に感染を予防するために、新しい規制が設けられる。
たとえば、さまざまな加工食品に使われている粉乳や乾燥卵については、パスツリゼーション(低温殺菌)が義務づけられた。
抗生物質に対する多剤耐性という問題はサルモネラでも深刻になってきた。
ことに憂慮されるのは、大腸菌などの胃腸炎を起こす他の細菌に、サルモネラが耐性を伝達することが出来ることである。
抗生物質を添加した餌を家畜やニワトリに与えすぎることが、薬剤耐性株を生み出す元凶であり、それらの菌株はいずれヒトへと入っていく。耳の痛みなど、ありきたりの病気ですでに抗生物質を服用している人が、サルモネラ菌で汚染された
ハンバーガーを食べれば、必ず不快な経験をすることになるだろう。なぜなら、食べたものにはたぶん薬剤耐性菌がひそんでいて、すでにライバルの細菌が一掃された領地にそれが侵入することになるのだから。
というわけで、ビフテキは遠慮するとして、オイルとビネガーのすてきな サラダをいただきましょう。家庭で生のニワトリ(3羽に1羽はおそらく感染している)を下ごしらえする場合には、その後、手と調理用具を周辺の表面を洗剤入りの湯で丁寧に洗うことです。
「A Field Guide to Germs by Wayne Biddle]春日倫子訳p111

小学生ら1100人食中毒
「サルモネラ菌による食中毒は80年代後半から欧米で増加、日本や東南アジアでも菌に汚染された卵による食中毒の大流行がみられる。20日の集団食中毒も原料の卵が原因とみられ、給食食材の中でもパック入り食品に対する安全対策の難しさを示した。
約2000種類のサルモネラ菌のうち、卵に入るのは[エントリティディス(SE)]。国内のSE食中毒は92年に150件、約12000人の患者が発生し腸炎ビブリオを抜いて原因菌のトップに。厚生省食品保健課によると、昨年は約500件、患者数10900人のうち2人が死亡した。
国立感染症研究所の渡辺治雄細菌部長によると、(SE)は鶏の腸管に生息し、腸管や卵巣から卵に入る。産卵時に殻に付いた便から菌が入ることもある。(SE)汚染卵は10000個に1個の割合で、菌が人間の腸内で10000個以上に増えると発病するという。
渡辺部長は「加熱しても菌が多いと一度に死滅せず、1個でも残っていると増殖する。加熱調理後の放置時間が問題だ」と指摘する














「埼玉県越生町で今年6月、水道水に混入した原虫「クリプトスポリジウム」が原因と見られる集団下痢が発生したのを受けて、厚生省は9日、検討会を設置し、浄水処理方法の改善などの予防策を検討することを決めた。12日に初会合を開き、9月をメドに報告をまとめる。
同省によると、この原虫は大きさが4〜6ミクロン。人や牛・ネコなどに寄生し、糞便や汚染された水を通じて感染が広がる。主な症状は下痢・腹痛で感染しても症状が出なかったり自然治癒するケースも多いが、免疫力が低下している場合、重症となることもある。
熱には弱いが、現行の水道水の塩素処理だけでは死滅しない。越生町では水道水に原虫が混入した原因が判明しておらず、今後も他の地域で同様のケースが起こる可能性が有るため、抜本的な予防策を検討することにした。






カビの種類 有毒物質 作用 食品
Aspergillus flavus アフラトキシンB
カビがアフラトキシンを生成する条件は30℃前後、湿度95%以上が必要
強力で確実な発ガン性を有する 輸入ピーナッツ、小麦、ソバ。
アフラトキシンは天然物の中で発ガン性が最も高いと考えられています。少量でも長期間アフラトキシンを摂取し続けると肝臓ガンの可能性が高くなります。
Aspergillus fumigatus フミトレモルジン 強いケイレン性のカビ毒
Aspergillus versicolor ステリグマトシスチン (a)肝ガン
(b)ラットLD50:
(経口)166mg/kg
Penicillium citrinum シトリニン ネフローゼを引き起こす。 黄変したコメ
Penicillium cyclopium ペニトレム
(A〜Fの6種)
ケイレン性と致死毒性。
Penicillium griseofulvum クリセオフルビン
Penicillium islandicum ルテオスカイリン 肝臓に激しい障害を与える。
Penicillium patukum パツリン リンゴ
Penicillium paxilli パキシリン クルミの一種ペカンから分離
Penicillium roqueforti ロケフォルチン ケイレン性カビ毒 “ロケフォールチーズ”の生産に使用。
Penicillium rugulosum ルグロシン 肝肥大、肝小葉中心部の壊死
Penicillium toxicarium シトレオビリジン 中枢性の上行性麻痺、血圧低下、呼吸困難。
マウスLD50:(経口)29mg/kg
台湾産黄変米から
Penicillium verruculosum フミトレモルジン。
ベルクロゲン。
ピーナッツ汚染菌
Penicillium viridicatum オクラトキシンA (a)肝機能障害と腎臓の近位尿細管を壊死させ腎臓ガン。(b)ラットLD50:(経口)28mg/kg 穀類、豆類、食肉製品
ルプラトキシンB 穀類
トリコセテン系 嘔吐・下痢・白血球減少 麦類
カビが体内で作り出す「二次代謝物」がカビ毒。カビが他の微生物から身を守るために、カビがカビ毒を生成します。そのカビを殺菌して死滅してもカビ毒は残ります。


カビ毒は、体内で増えたり、ヒトからヒトへ移ることはありません。


カビ毒は分子量1000以下の小さな分子で、加熱しても活性が失われない。

そのうち、ヒトにとって有害なものを「カビ毒」と呼び、有用なものは「抗生物質」と呼ばれます。





食中毒による脳症にステロイドが有効
2014年、腸管出血性大腸菌による食中毒で、ケイレンや昏睡に陥って死ぬこともある脳症を起こした重症患者には、大量のステロイドを短期間に注射する治療法が有効であることを東京大学や富山大学などのチームが突き止めた。

成果は1/17の米科学誌ニューロロジー(電子版)に掲載。


2011年にユッケなどを食べた5人が死亡した大腸菌O111による集団食中毒の治療記録を解析して判明した。

研究チームは、富山、石川、福井各県の患者86人を対象に解析。

40%に当たる34人が腎不全を伴う溶血性尿毒症症候群へと重症化し、そのうち死亡した5人を含む21人が脳症を引き起こしていた。

当初は血漿交換などで対応していたが、ステロイドの投与を始めると死亡例は無くなり、ステロイド治療を受けた脳症患者12人のうち11人は後遺症も無く回復した。

インフルエンザウイルスによる脳症でステロイドが使われていることを参考にしたという。





関連情報 カキ

ノロウイルス


人喰いバクテリア

感染性胃腸炎

O-157

腸炎ビブリオ

劇症溶連菌感染症









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