典型的症例の概要
- 症例−1):40歳代、男性
【診断】成人型T細胞白血病
【現病歴】
1989年:30歳時にくすぶり型、皮膚型成人型T細胞白血病(ATL)を発症した。
1990年10月〜1996年10月:経口シクロホスファミド100 mg/日、プレドニゾロン10 mg/日を投与された。
1996年11月〜1998年8月:上記治療を自己中断していた。
1998年9月〜2000年4月:経口シクロホスファミド100 mg/日、プレドニゾロン20mg/日を再度開始した。
2000年5月〜8月:プレドニゾロン 10 mg /日のみで経過観察された。
2000年9月〜2001年6月:経口シクロホスファミド50 mg/日、プレドニゾロン5 mg/日と再度シクロホスファミドを開始した。
2001年6月〜2003年5月:プレドニゾロン15〜5 mg/日とシクロホスファミドを休薬した。
2003年6月〜2005年1月:経口シクロホスファミド50 mg/日を再開した。
2005年1月:肉眼的血尿が出現。他院で膀胱洗浄、止血剤が投与されていた。
2005年4月:出血のコントロールが出来ず、膀胱タンポナーデが持続するため紹介受診した。
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【入院時検査成績】
血算生化学:WBC 3,700 /μL, RBC 139x104 /μL, Hb 4.0g /dL, Ht 12.7 %, Plt 29.6x104 /μL, BUN 8mg /dL, Cre 0.74mg /dL, Na 139 mEq/L, K 3.9 mEq/L, Cl 104 mEq/L, Ca 8.4 mg/dL , AST 13 IU/L, ALT 14 IU/L, T-Bil 0.1 mg/dL, ALP 234 IU/L, LDH 125 IU/L, CRP 5.46 mg/dL
尿検査:蛋白(3+), 尿糖(-), 潜血(3+), ビリルビン(-), 赤血球 無数 /HPF, 白血球 11-15 個/HPF
【入院後経過】
入院後は膀胱内の血腫(図1)を完全に除去した後(図2)、膀胱持続洗浄を施行。その後、肉眼的血尿は軽快した。
【退院後の経過】
その後、肉眼的血尿が間欠的に認めたが、自然軽快を繰り返していた。
インターフェロンγ療法も行われていたが、ATLが悪化し2007年4月に死亡した。
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