病気

ストレス

おりもの




帯下 leukorrhea
(たいげ)=俗にいうこしけ。子宮からの分泌物、また子宮癌をさすこともある。
=白帯下(ハクタイゲ)=おりもの
  1. 女性性器からの分泌物を帯下という。
  2. 子宮出血、白帯下の総称。帯下に赤白あり、赤い場合が血の不順、白い場合は気の不順としている。俗にこしけ(子宮内膜炎)という。
  3. 何らかの原因によって、女性性器から出る分泌液の量が増えたり、分泌液の性質が変わって、膣口から流れ出るもの。
  4. 無色・白色のうちは心配いりません。
  5. 閉経後にはこしけはありませんので、あったら子宮ガンなどを疑いましょう
(要注意の医薬品)
【民間療法】
  • ウサギ・オオバコ・オミナエシ・キンミズヒキクマツズラ・クララ・ゲンノショウコ・クコ・ケイトウ・ゴボウ・ザクロ・サルトリイバラ・シャクヤク・スズメ・スベリヒユ・センブリ・ダイコン・ツリガネニンジン・トチノキ・ニシキギ・ニラ・ネギ・ハス・ハトムギ・ホオズキ・メハジキ・ヨモギ・リンドウ。
  • [オオムギ+カンゾウ]
  • [ハマスゲ+ヨモギ]
【宝石療法】
  • [レッドジェード]







【白婬】 (はくいん)=米のとぎ汁の如き帯下。
【白沃】 (はくよう)=白いこしけ。



《湯本求真》
  • 帰膠艾湯、此方は漏下(子宮出血)に用いる薬で、かたわら赤白沃(赤白帯下)にも用いる。この方は止める薬である。
    また赤白大帯下の下りすぎて止まない者には、牡蠣・烏賊骨の2味を等分にした方を用いる。ここでは本方は帰膠艾湯或いは当帰芍薬散などを用い、それに牡蠣烏賊骨の散を兼用する。また柴胡桂枝乾姜湯当帰芍薬散の類に前記の散を兼用することもあり、柴胡桂枝乾姜湯を用いて良いことがあり、牡蠣のよいこともある。桂枝加竜骨牡蛎湯のゆくこともある。」





主薬:「婦人の帯下には、乾姜(炒)を主薬とすべし」《万病回春》 
  • 重症には上から吐かせる
    • [二陳湯+蒼朮・白朮・升麻・柴胡]
      [蒼柏樗皮丸]
  • 月経が不順で日暮れに発熱し、小腸が急に痛み、手のひらが熱く、唇が乾く
    • [温経湯]
  • ・白の帯下に
    • [伏竜肝散]
      [苦練丸]
      [白芍薬散]
  • 肥った人の帯下
    • [蒼柏樗皮丸]
  • 痩せた人の帯下
    • [補経固真丸]
      [白歛元]
      [補宮丸]
      [四神丸]
      [清白散]
  • 処女の帯下
    • [琥珀朱砂丸]
  • 肝が傷つくと粘度のような血になり、心が傷つくと紅く、肺が傷つくと鼻水のようで、脾が傷つくと腐ったキュウリのようで、腎が傷つくとe血のようになる
    (五色帯下)
    • [胃風湯]
      [五積散-麻黄+荊芥穂]
      [伏竜肝散]
      [温清飲]
      [地楡散]
      [香附散]




帯下の漢方薬
  1. 一物瓜蒂湯
  2. 胃風湯-麻黄+荊芥穂。
  3. 温経湯
    1. (凝血がある)
    2. 婦人、帯下と称する者は、赤白を泄し、少腹裏急し、或いは腹虚満し、手掌煩熱し、脣口乾燥し、その人心下痞し、嘔逆し、或いは欬唾に血を帯びる者なり。当に温経湯を以て之を主としべし《医聖方格》
  4. 温清飲
  5. 加減八物湯《万病回春》
  6. 加減六合湯《万病回春》
  7. 加味益気湯《済世全書》
  8. 加味逍遥散
    1. 当帰芍薬散で帯下が減少するが、今一歩というところで、全治しない者に用いる《大塚敬節》
    2. 28歳主婦。
      約6ヶ月前から、黄色帯下をみるようになった。以前から月経時に下腹痛のあることが時々ある。特に大病にかかったことは ない。
      体格は小柄で、肉付きは痩せ型、体質は冷え症、顔色蒼白で冴えない。帯下は染色鏡検では雑菌しか認められない。理学的診断上、胸腹部に著変を認めない。
      脈小にしてやや弦。腹部は肉付き少なく、心下部に振水音を認める。両側腹直筋攣急(特に右側が強い)し、左臍傍の動悸が亢進し、下腹部が他覚的にも冷たい。
      物事にこだわらない性格で、病気についての訴えも少ない。
      経過。腹直筋の攣急と月経痛を目標に、当帰建中湯桂枝茯苓丸を3週間投与したが、無効。当帰建中湯のみを2週間投与し、足の冷えが好転したという。下腹の冷を目標に、当帰芍薬散に転方し、3週間投与、帯下がやや薄くなったという。そこで加味逍遥散にしたところ、帯下は急速に減少し、1週間後には帯下はほとんど消失したと言う。《山田光胤》
    3. 帯下白き者には加味逍遥散白鶏冠花。帯下赤き者には加味逍遥散赤鶏冠花を用いよ。《香月牛山》
  9. 帰脾湯《寿世保元》
    1. 漏崩走下止まず、自ら臍下氷の如く覚え、白帯の物多く、まま、悪露水の下るあり。時に鮮血止まざるを治す:「甘草丁香」《衛生宝鑑》
  10. 帰調血飲
  11. 苦練丸
  12. 桂枝加竜骨牡蛎湯
  13. 桂附湯[2]
  14. 香附散[2]
  15. 五積散《万病回春》
    1. 冷え込みによる水様の白帯下に、足冷、腰痛等を目標として用いる《矢数道明》
    2. 処女、女学生当の冷えによる帯下にはこの症が多い《矢数道明》
    3. 帯下にて虚寒に属する者を治す:「香附子小茴香呉茱萸」
    4. 五積散-麻黄+荊芥穂。
  16. 固真丸
  17. 琥珀朱砂丸
  18. 柴胡桂枝乾姜湯
  19. 柴胡加竜骨牡蛎湯
    1. あまり血色の良くない肥満した婦人が、胃が悪いといって来院した。主訴は、いつも胃が重く、胸がつかえているというのであるが、その他に胸焼け、肩の凝り、めまいもあるという。大便は便秘の傾向がある。
      腹診するに、腹部は全般的に膨満し、とくに心下部が張っている。大柴胡湯にしようかとも考えたが、柴胡加竜骨牡蛎湯にした。これを2週間ほど飲んだ時、患者は云った。
      「先生、あの薬はこしけにも効きますか、こしけが止まりました」患者は初診の時、私に、帯下の下りることを話さなかったが、よほどうれしかったらしい。
      その後、気をつけていると、この処方で帯下が良くなった者が、2、3人あった。《大塚敬節》
  20. 三黄瀉心湯
    1. 婦人赤白帯下、その病多く心下に根底す。故に「三黄瀉心湯阿膠滑石」を与え「化毒丸」を兼用す。《先哲医話》
  21. 三妙散
  22. 酒煮当帰丸
  23. 生姜瀉心湯
  24. 四妙散
  25. 四神丸[4]
  26. 指迷七気湯
  27. 十全大補湯《済世全書》
  28. 十六味保元湯《寿世保元》
  29. 小柴胡湯+山梔子・防風《薛立斎十六種》
  30. 小柴胡湯+黄連・山梔子・当帰《薛立斎十六種》
  31. 升陽燥湿湯《蘭室秘蔵》
  32. 清玉散《寿世保元》
  33. 清心蓮子飲
  34. 清白散(白帯)
  35. 蒼柏樗皮丸
  36. 大黄牡丹皮湯
  37. 地楡散[3]
  38. 調経補血丸
  39. 腸癰湯《備急千金要方》
  40. 当帰四逆加呉茱萸生姜湯
  41. 当帰芍薬散
    1. (白色)
    2. 竜胆瀉肝湯の患者よりも、虚証で、冷え症で、貧血の傾向のある者に用いる《大塚敬節》
    3. 30歳の女性。半年ほど前に左乳房が硬くなり、乳腺症と診断せられ、ガンになるかも知れないと云われた。最近になって左腕が痛み、左肩が凝る、月経は不順である。
      私はこれに十六味流気飲青皮を与えた。すると3ヶ月ほどたつと、妊娠した。ところが妊娠5ヶ月になると、帯下がひどく下りて、外陰部がただれるようになった。
      そこで当帰芍薬散にしたところ、1ヶ月もたたないうちに、帯下が少なくなり、ただれも良くなった。出産後、乳腺炎となり、十味敗毒湯を与え、手術せずに全快した。《大塚敬節》
  42. 桃核承気湯
    1. 赤白帯下は、之を主どる。並に痢疾、打撲、血の者、小腹急結して塊ある者は、男子もまた此方に宜し《類聚方集覧》
    2. 帯下があって、便秘し、少腹急結の状がある者《大塚敬節》
  43. 土瓜根散
  44. 二陳湯
  45. 二陳湯+蒼朮・白朮・升麻・柴胡
  46. 人参湯
    1. 冷え症の帯下《大塚敬節》
    2. 37歳女性。冷え症で困る。冷えると小便が近くなり、帯下も非常に多くなる。其の帯下は粋の様にサラサラして冷たい。よくめまいや頭重があり、冷えると腹痛が起こり、腹が張る。大便は軟かくして1日1行。胃部には振水音があり、脈は遅弱である。以上の症状から、裏に寒があると診断して、これを温める方針で、人参湯を与えた。
      これを飲むと、からだ中が温まって気分が良い。そればかりか、僅かに4、5日の服用で、帯下がほとんど無くなったのには、患者も驚いたらしいが、私もその速効に驚いた。この患者は1ヶ月の服用で、別人のように健康になった。《大塚敬節》
  47. 八珍湯《薛立斎十六種》
  48. 八味地黄丸
    1. 婦人の白沃甚だしき者も、亦此方に宜し《類聚方広義》
    2. 知人の細君で、29歳、妊娠の経験はない。色は浅黒く、一見丈夫そうに見える。約1ヶ月前より排尿時に尿道より下腹部に放散する疼痛を訴え、下腹部より右足にかけて疼痛がある。下腹部には圧痛もあり、月経の量が多い。下腹部には膨満感があるが、軟弱である。腰脚は冷えやすく、肩凝りがあり、大便はときどき秘結する。
      以上の症状によって、子宮内膜炎に膀胱炎を兼ねるものと診断して、竜胆瀉肝湯を与えたが、10日間飲んでも、排尿時の疼痛が去らないばかりか、却って激しくなる。そこで八味丸に転方したところ、だんだん軽快し、48日間の服用で、自覚的な苦痛が取れたので、一旦服薬を中止した。しかし完全に治っていなかったので、その後、2回ほど再発し、その時も八味丸で良くなった。
      色の浅黒いこと、帯下のあることなどを目標にして竜胆瀉肝湯を用いたが効無く、八味丸の効いた例である《大塚敬節》
  49. 白帯丸
  50. 白芍薬散
  51. 白歛元
  52. 礬石丸
  53. 附桂湯《医学入門》
  54. 補宮丸
  55. 補経固真湯《医学入門》
  56. 補中益気湯
    1. (透明で水のような分泌物)
    2. 長い間治らない者《矢数道明》
    3. +山梔子《薛立斎十六種》
  57. 龍骨一味《備急千金要方》
  58. 竜胆瀉肝湯
    1. 41歳女性。
      浅黒く筋肉のしまりがよい。2ヶ月前から帯下が多くなり、その頃から腰痛と下腹痛があり、先月は月経が長引き、排便時に、痔から出血するようになった。それに時々頭痛があり、悪心もある。また排尿後に、しみるような疼痛がある。
      腹診してみるに、臍傍の右側に動悸を触れ、この部分に圧痛がある。また左右の頸部のリンパ腺も腫れている。
      私はこれに竜胆瀉肝湯を与えたところ、20日間で帯下は減じ、排尿痛・痔出血ともに無くなった。しかし、大便が快通せず、下腹部が膨満するという。そこでこれに大黄1.0を加えたところ大便も快通し、2ヶ月足らずで諸症状がすべて消失し元気になった。《大塚敬節》
    2. 19歳の女性。
      昨年来、帯下があり、陰部がかゆい。医師はトリコモナスによるものだと診断したという。患者は色の白い方であるが、体格はがっちりしている。月経は正常で、大便も1日1行ある。
      私はこれに竜胆瀉肝湯を与え、帯下に臭気が強いというので、遺糧(山帰来)と金銀花を加えた。これを服用1ヶ月で帯下は減じ、臭気もなくなり、5ヶ月の服用でほぼ全快した。《大塚敬節》
  59. 苓姜朮甘湯
  60. 六君子湯
    1. 31歳女性。
      一昨年、2回流産した。その後、風邪を引きやすくなり、昨年3月頃より食後に悪心があり、夜間、胸が苦しくなり、その時はひどく手足が冷える。
      某医大で、胃酸が少ないと診断したと言う。脈は沈弱で、舌にうすい白苔がある。眼が疲れ、後頭部が重くなることがある。今まで、度々膀胱炎にかかったことがあり、今でも残尿感があるという。月経の量は少なく、帯下が多い。大便は1日1行。
      腹診してみると、左脇下に圧による鈍痛があり、腹部は一体に緊張力が弱い。私はこれに六君子湯を与えたが、7日の服用で、気分爽快となり、3週間の服用で、帯下も減じたが、7日間休薬したところ、食が進まなくなり、心下がつかえるようになった。そこでまた服薬を始めると、忽ち良くなるが、休薬していると、調子がよくない。しかし帯下の方は良くなった。《大塚敬節》
  61. 六君子湯+山梔子・柴胡《薛立斎十六種》
  62. 六味丸《薛立斎十六種》







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