大棗(タイソウ)
トップへ戻る食物・薬物・毒物>大棗 ZIZYPHI FRUCTUS

薬能&出典
“心腹の邪気をを主り、中を安んじ脾肋十二経を養い、胃気を平にし、九竅を通じ、気少なき者、津液少なき者、身中不足する者、大驚で四肢重き者を補い、百薬と和す”《神農本草経》
“脾胃を滋し、心肺を潤し、百薬を和す”《薬性提要》
“胃を保んじ、峻剤を緩和す”《古方薬品考》
攣急引強急するを主治す。”
“故に能く胸脇引痛、咳逆上、裏急、腹痛を治し”
“奔豚、煩躁、身疼、頸項強、涎沫を兼治する”
“攣引強急の状ある者は大棗を用うれば則ち治す。不れば則ち効無き也”
“本草に大棗は脾胃を養うの説あり。誤なり。夫れ薬は攻むと曰い、食は養うと曰う。故に攻疾には毒薬を以てし、養精には穀肉果菜を以てす。是れ養精を以てする者は、其の好悪に随う。病を攻むる者は其の好悪を問わず、夫子の如きは、姜を徹ず。曽哲は常に、羊棗を食む。皆其の性の好む所にして養精となる所以なり。十棗湯、生姜甘草湯、呉茱萸湯の如きに至っては、其の性の好悪を問わず証に随って之を用う。斯れをしも攻疾と謂わんや一物にして二義、食料に充して、養精の良品と為し、薬材に供して攻疾の利器となす。勿論姜棗は、米麦大小豆酒醋飴蜜の類の如き皆然り。薬材に供するに、豈飲膳の理論を以てすべけんや。十棗湯、bl大棗湯、皆、大棗を以て君薬となして其の証此の如し、亦以て脾胃を養うの義論を以てすべけんや。
《重校薬徴》
“その性、甘草と相類す。故に毎に相依って用を為す”《古方薬議》
“能くタ下の動悸を治する”《浅田宗伯》
“大棗の主治する攣引強急というのは、芍薬と同じように筋肉に現れるものであるが、芍薬が結実拘攣であるのに比べ、凝結充実の触覚が大いに劣り、知覚過敏において大いに優る。かつ牽引痛甚だしく、利水作用があるのが異なるところだ”《湯本求真》
“脾と胃を補い、気を益し津を生じ、栄衛を調え薬毒を解す”
“胃虚の食少なく、脾弱、便溏し、気血津液不足し、栄衛和せず、心悸рオ、婦人の臓躁するを治す”
《中薬大辞典》

【基原】 南ヨーロッパ原産、落葉小高木。  
クロウメモドキ科(Rhamnaceae)ナツメZizyphus jujuba Mill.var.inermis(Bunge)Rehd.成熟果実を乾燥(天日乾燥)。
★初夏の候に新芽を出すので、夏芽(ナツメ)の名がある
【性味】 味は甘、性は温。Q温補潤降収R
【帰経】 脾経
【分類】 補気薬
【薬性歌】 大棗味甘和百薬 益気養脾満休嚼
効能

効果
(強壮・緩和・鎮静・鎮痙)
◎緩和、強壮、利尿、鎮痛剤として
  <1>筋肉の攣急
  <2>牽引痛
  <3>知覚過敏
  <4>煩躁
  <5>腹痛
◎五臓を補う。「煎じて食べる。」
◎養脾。「肉を取って脾胃の丸薬に入れて飲む。」
◎胃気を和らげる。「常食する」
◎十二経脈を助ける。「煎服。」
◎長く食べると飢えない
【成分】 cyclic AMP様物質:100〜500 nmole/g
【薬理作用】 <1>肝臓保護作用
<2>抗ガン作用:cyclic AMP様物質500mg/ml以上で増殖を抑制する。
<3>筋収縮力増強作用
<4>抗アレルギー作用
【薬対】 『大棗+阿膠』
『大棗+甘草』
『大棗+生姜』
『大棗+小麦』
『大棗+白朮』
配合
処方
越婢加朮湯
越婢加半夏湯
越婢湯
黄U湯
黄連湯
葛根湯
甘麦大棗湯
桂枝加黄蓍湯
桂枝加葛根湯
桂枝加厚朴杏仁湯
桂枝加芍薬湯
桂枝加附子湯
枝加竜骨牡蛎湯
桂枝湯
呉茱萸湯
柴胡桂枝湯
柴胡加竜骨牡蛎湯
炙甘草湯
小建中湯
小柴胡湯
大柴胡湯
当帰建中湯
当帰四逆加呉茱萸生姜湯
麦門冬湯
半夏瀉心湯
関連情報
ナツメ
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血小板

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