|
|||
| 胆汁の検査 | ||
| 胆汁 | 基準値 | |
| 胆管胆汁 (A胆汁) |
・色調→淡黄色 ・総ビルルビン →5〜20mg/dl |
○B胆汁の流出不良・欠如 ・胆石症(高頻度) ・胆嚢炎(高頻度) ・緊張亢進性胆道ジスキネジー(高頻度) ・肝実質障害 ○B胆汁の流出遅延・大量流出 ・胆嚢Oddi筋の弛緩(高頻度) ・胆嚢収縮機能の亢進(高頻度) ○緑色胆汁で混濁 ・細菌感染により胆嚢胆道の炎症(高頻度) ○血性の胆汁 ・胆道系の悪性腫瘍(高頻度) ・胆石症 ・出血性胆嚢炎 ・検査による出血 ○腫瘍細胞(+)→悪性腫瘍 ○砂や石が含む→胆石症 ○高アミラーゼ胆汁→膵・胆管合流異常症 |
| 胆嚢胆汁 (B胆汁) |
・硫酸マグネシウム刺激後2〜20分でB胆汁流出(平均6分)。 ・色調→暗褐色、粘調性が高い ・量→16〜60,ml(平均30ml) ・総ビリルビン濃度→100mg/dl以上 ・胆汁酸→15〜100mg/dl ・コレステロール→1〜4mg/ml ・リン脂質→8〜50.3mg/ml ・細胞→上皮細胞と白血球1〜2個 ・細菌および結晶→(−) |
|
| 肝胆汁 (C胆汁) |
・色調→希薄黄金色 ・総ビリルビン→5〜20mg/dl ・胆汁酸→2〜20mg/ml ・コレステロール→0.5〜106mg/ml ・リン脂質→1.4〜8.1mg/ml |
|
| 経皮経肝胆管ドレナージ胆汁(平均値) | |
| ・アミラーゼ活性 | 22IU/l (BG5-PNP法) |
| ・総ビリルビン | 52.7mg/dl |
| ・直接ビリルビン | 40.8mg/dl |
| ・トリグリセリド | 06mg/dl |
| ・総コレステロール | 13mg/dl |
| ・リン脂質 | 201mg/dl |
| ・総胆汁酸 | 327.7mg/dl |
| 胆道 感染症 |
たまった胆汁を体外へ 肝臓は身体の化学工場と言われるほど多くの機能を担っている。胆汁という黄褐色の消化液を1日約500〜1500mlつくるのもその1つである。胆汁は胆管という細い管を通って、常時十二指腸に流れ出る。十二指腸近くの胆管にはナスビ大の胆嚢という袋がついている。この袋に入った胆汁は水と電解質が吸収されて、5〜10倍に濃縮される。脂肪分の多い食物を取ると、胆嚢の収縮によって一気に排出され、脂肪の消化を助ける。 しかし、この胆汁の流れが胆石や腫瘍で障害されると、胆汁が胆管や胆嚢内に溜まって、最近が繁殖し、急性胆嚢炎や急性胆管炎が発症する。さらに胆汁中の物質が肝臓内の胆管から血液中に逆流して、黄疸や高熱を起こす。 急性胆嚢炎は腹痛と発熱が現れるが、黄疸は滅多に出ない。胆嚢炎は自覚症状がつよいが胆嚢に限った感染症のため、初期には全身は侵されない。しかし胆石による排泄障害が続けば、胆嚢壁が化膿し、腹膜炎になる。急性胆管炎は発熱と黄疸が現れるが、腹痛はさほどないたああめ診断が遅れがちだ。胆汁がうまく排出されないと急性化膿性胆管炎になり、肝膿瘍や敗血症に進展し、危険な状態になることもある。 胆道感染症の主な治療は、溜まった胆汁を排出することである。腹膜炎や敗血症を予防・治療するため抗菌薬の投与は大切だが、炎症が改善しない場合はMさんのように生体に負担の少ない方法で、まず感染胆汁を体外に排出した後、症状の改善を待って本格的な手術をする。」 |
![]() |
四逆散 |
| 関連情報 |
「胆道閉塞症」 「胆石」 |