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低カルシウム血症



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低Ca血症(低カルシウム血症)
  • 血漿タンパク濃度は正常値であるのに、総血漿カルシウム濃度が8.8mg/dl未満に低下するものをいう。
(低カルシウム血症の原因)
  1. カルシトニン過剰分泌
  2. 急性膵炎
  3. 高リン酸血症
  4. 腎尿細管疾患
  5. 腎不全
  6. 低タンパク血症
  7. ビタミンD欠乏症
  8. 副甲状腺機能低下症
  9. 特発性副甲状腺機能低下症
  10. 偽性副甲状腺機能低下症
  11. hungry bone症候群
  12. 薬物による障害 (副作用で低カルシウム血症に)



手足のチクチクするようなしびれ感
大学生の頃から[手足のチクチクするようなしびれ感]に気づいていたが、特に病院にかかったことは無かった。

ところが、先日、[全身のケイレン]と[意識消失発作]があった。


発作直前にテンカンによく見られる前兆はなく、脳血管障害のような後遺症も全くなかった。

発作時には、手関節や肘関節が曲がったまま全身が強直。

さらに筋肉を叩くと瞬間にケイレンが起きたという。

この症状は[低カルシウム血症]による「テタニー」に特徴的である。

(テタニー)
  • 手足に起きる痺れのこと。
  • 症候の1つ。

血圧を測るように腕に帯を巻いて圧迫すると、手指の伸展性のケイレンが誘発されるので確認出来る。
たとえカルシウムの取り方が少なくとも血中濃度が減ることはない。


というのはカルシウムが足りなくなると副甲状腺ホルモンが分泌され、このホルモンの働きにより骨からカルシウムが供給されるからだ。
このホルモンを分泌する副甲状腺は甲状腺の背面に左右上下に4個あるが、1個のサイズはたった数10mgという小さな組織である。

病気の原因はこの組織が萎縮してホルモンを出せなくなり、血中のホルモンが同5〜7mgまで減っていたのである。以前からの手足のシビレカルシウム減少のせいだった。



このような病気を『特発性副甲状腺機能低下症』といい、比較的まれな遺伝性疾患とされている。10以下の小児に多いが、成人に発症することもあり、この場合は後天的な自己免疫疾患の可能性が指摘されている。

甲状腺ガンの手術後に
同様の症状が起こることも知られている。


副甲状腺ホルモンは最近、人工合成されるようになったが、幸いなことにこの病気の治療には血中カルシウムを上昇させる活性型ビタミンD剤が有効で、ケイレンを防ぐことが出来る


心電図に変化

<1>QT延長が著明。
  • QTのうち、とくにST部分の延長が著しい


<2>多くは他の電解質異常、高K血症、低K血症などを伴うので、その異常が同時に出現することが多い。
低カルシウム血症の心電図

カルシウム(電解質の一種)の代謝異常があると、心電図に著明な変化が見られる。

(QT)延長
QTの延長
  • QT間隔は電気的心室収縮時間に相当し、ほぼ心室の収縮期に一致する
  • 低カルシウム血症(Ca<7mg/dl)でみられる



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