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手首自傷症候群






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無気力
憂鬱
「不安
ストレス
気ウツ
ウツ病
キレる
不安神経症
パニック障害
摂食障害
自殺



リスト・カッティング・シンドローム
  • 手首の内側のところをカミソリやナイフで横に切る。皮膚に細かい線がつく程度ですむ場合もあれば、動脈を切って一命にかかわるような場合もある。繰り返し切ると手首のところが瘢痕化してしてしまう。
  • 若い女性に多いが、ときには中年の女性にも見られる。
  • 30代後半
    「生きていてもすべてがぼんやりしていてむなしい」と訴えて受診した。
    彼女には夫にいつもそばに居てくれるように要求し、「むなしい、むなしい」と訴え、しだいに混乱してきて、夫をたたいたり物をぶつけたりする。
     そういうときのAさんは、日頃の表情の乏しいおとなしい印象からは想像もつかないほど大荒れに荒れる。
     本当は夫にやさしくしてもらいたいし、自分もやさしくなりたいと思っているのに、どういうものか夫を叩くことになってしまうことになってしまうという。
     そのAさんがあるとき、夫を叩くのはいけないと思ってその代わりに自分の手首を切った。自分など生きていても仕方のない人間だと思って切ったと言いつつ、傷口が開いたままの手首を前に突き出した。
     Aさんはこどもの頃、アルコール依存症の父親から殴られたり物をぶつけられたりしてきた。この記憶ははじめは断片的にしか浮かんでこなかったが、次第に感情を伴って回想されるようになった。
     それを聞いていると、Aさんが夫に対して今していることは、実はかって父親から自分が被害者として受けた経験を、今度は加害者となって夫に対して繰り返しているようにも思われた。
    Aさんは夫に対して、いつも自分のそばにいて、何でも言う通りにしてほしいと思っている。つまりある意味で自分の手足のようであってほしいと思っている。Aさんの心の中では夫は自分の一部なのである。その一部(手足)が自分の思うように動かないといって夫を叩く。ある意味で自分を叩いていることになる。夫を叩くことと自分の手首を切ることが、彼女の中では何の疑問もなくつながっている。
     手首を切る女性たちにとって、手首は自己でありながら自己でないものになっている。つまり半分が、外部対象化している。そしてときには無意識の中で父親や夫の代理物になっている。彼女たちは手首を切ることで、実は夫や父親と闘っているのである。









何となく許されるような気がする
  • B子(25)は、頭重感・集中力困難・人間関係がうまくいかないなどの訴えで来所した。左手首内側に絆創膏を貼っており、剥がしてみると、横方向にカミソリの傷跡が10筋ほどみられた。職場の同僚やボーイフレンドと些細なことでトラブルを起こし、ストレスがたまって、無意識のうちにリストカットしてしまうという。
  • 手首を切るときは痛みも感じないが、赤い血を見てハッ我に返り、ホッとした気分になり、自分が傷つけば、何となく許されるような気がすると言う。その時の状況を尋ねても「よく覚えていない」という。毎週来院するたびに、深い傷跡が今度はタテ方向に2本、3本と増えて、次は左手首外側、さらに右大腿部に。手首自傷症候群である。
  • B子は地方都市の旧家の1人娘として育ち、母親に厳しく躾けられた。父親は実直な銀行員でB子をかわいがった。B子は母との間で葛藤を感じ、大卒後上京した。コンピューター関係の会社にあこがれて就職した。しかし、雑用ばかりさせられ、次第に不満がたまっていった。
    そんなとき、何人かの男性が近づいてきた。その中の1人、社長の息子に心がひかれ、1年後には結婚を約束したが、相手の両親に反対され破談となった。退社したB子は人を信じられなくなり、自己嫌悪から死にたいと思ったが、家族や周囲の人に迷惑がかかると思って死ねなかった。リストカットするようになったのはその頃。その後は数人の男性と出会ったが、結婚する自信はなく、情緒不安定となり、リストカットを繰り返している。
  • 国連国際婦人年(1975年)以降、女性の行動・心理は20余年の間に際だった変貌を遂げている。女性の高学齢化、社会進出、男女の共同参加が強調され女性を鼓舞している。
    しかし、結婚をめぐる選択などをきっかけに、昔ながらの女性像に直面する。自立志向と伝統的な女性らしさという、矛盾する自己像のせめぎ合いと、人間関係の緊張の高まりが様々な異常行動の背景にある。幼い頃から育てられた「つつましさ」、理念としての「男女平等」、現実社会で経験する「惨めさ」に折り合いをつけるという、大変難しい人生の課題である。
    60年代に米国でリストカットが大流行した。日本では70年代にも流行たが、今は死までには至らない、スリルを楽しむような嗜虐的な遊びと化して、若い女性に拡がっているようである。








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