- 体の酸素不足
- 赤血球は肺から取り入れた酸素を体中に運ぶ大切な役目を果たす。酸素を抱いて運ぶのは赤血球中の鉄。何らかの原因で鉄が不足すると、酸素が体中に行き渡らなくなる。その状態が『鉄欠乏性貧血』。一番多いタイプだが、改善は可能
- 血液中の鉄を取り出す
血液から鉄を取り出す段取りは、
- 血液2000ccをバーナーで加熱し水分を蒸発させ、タンパク質なども燃やす。
- サビ色の灰が出来る。
- 特殊な薬品を加える。
- アンモニアで中和させる。
- 沈殿物が出来る、それを加熱して粉末にする(2000ccの血液が2gの粉末になる)。
- 粉末を高温で加熱する。
- 米粒ほどの黒い固まりが出来る(0.3g)。
- 2000ccの血液から採りだした300mgの黒い固まりは確かに鉄だった(磁石にくっつく)。
- 成人1人分の血液中にはおよそ2500mgの鉄が存在している。
- たった2.5gだが、これが不足すると全身に酸素が十分に行き渡らなくなる。
- 水と血液とで酸素の溶け込む量を比較すると、
- [水1000ccに溶ける酸素]=[3ml]
[血液1000ccに溶ける酸素]=[200ml]
同じ1000cc中に溶ける酸素の量は、ケタ違い。それは血液中の鉄で出来たヘモグロビンが、酸素と結びつきやすい性質を持っているから。また、健康な赤血球は中央がへこんだきれいな円盤形をしているが、鉄が不足すると形が崩れ、数も減る。」(NHKためしてガッテン)
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- かくれ貧血
- 体内の鉄の量は
- 血液中に[2500mg]、
- 肝臓に[1500mg]、
- 全身の細胞に[500mg]
含まれ合計[4500mg]。
そして新陳代謝などで1日に失う鉄分量は[1.5mg]。
食事から摂った12mgのうち、鉄分として吸収されるのは1.5mgほど。
- つまり、必要量12mgで1日に自然に失われる鉄分が最低限補給される。
- 補給が十分でないと、肝臓や全身の差相棒に貯蓄された鉄分が使われる。これが『隠れ貧血』。不足が続くと貯蓄が底をつき、血液中の鉄分までが使われ身体のバランスが崩れてしまう。」(NHKためしてガッテン)
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- 体内の鉄分
- 「鉄分は胃液中の胃酸によって二価の鉄に還元され十二指腸などから吸収されます。吸収された鉄分は腸管上皮細胞の中でアポフェリチンというタンパク質と結合して『フェリチン』となります。また、必要に応じて血漿中のトランスフェリンというタンパク質と結合します。
「トランスフェリンは鉄を運ぶ乗り物のように鉄というお客を胃腸の停留所で乗せ、骨髄で降ろすという事を繰り返しています。そして骨髄に運ばれた鉄は次に赤芽球に取り込まれ、さらにヘモグロビンに組み込まれます。」
これ以外の余分の鉄は骨髄の中の支持組織、とくにマクロファージに取り込まれ、貯蔵されます。貯蔵鉄には可溶性のフェリチンと不溶性のヘモジデリンがあります。フェリチンの一部は血漿中にも出てくるので、それを測って貯蔵鉄の指標とすることが出来ます。」
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- 鉄鍋は貧血を救うか?
- 「実験で鉄鍋から料理に意外に多くの鉄分が溶け出すことが実証されている。その鉄は本当に貧血に効果があるのか?
貧血の回復に重要なことは、その鉄分が吸収されやすいことである。他の食品の鉄分と吸収率を比較してみよう。
以下の4種類の鉄分
- ほうれん草の鉄分
- きな粉の鉄分
- レバーの鉄分
- 鉄瓶で湧かしたお湯の鉄分
を貧血のネズミにそれぞれ4週間、毎日与えると、赤血球が最も増加したのは、鉄瓶で湧かしたお湯の鉄分であった。
- 4週間後には赤血球は健康なネズミにほぼ並ぶ量に増えている。
- 鉄鍋からとり鉄分は貧血の回復に効果があったことがわかった。
別の実験では、みそ汁やビーフシチュウ・お茶を鉄鍋で作った場合、料理に含まれる鉄分は鉄鍋を使わない場合に比べて、1.5倍にプラスされた。しかも、その鉄分は吸収されやすく、生のほうれん草に換算して178g分=つまり、鉄鍋の鉄は吸収率バツグン。これを使わない手はない。
- 鉄鍋の鉄が吸収されやすいのは、鉄鍋の鉄が純鉄なので、食品のように消化のプロセスを経て、鉄分をわざわざ取り出す必要がないからです。ただ以下のような注意が必要です。
- 揚げ物などの油料理には鉄は溶け出さない。
- シチューなどの長時間煮込む料理ほど、鉄はたくさん溶け出す。
- 酢やケチャップなど、酸性の調味料を使うと鉄はたくさん溶け出す。
- 防さび加工がしてある鉄は溶け出さない
(NHKためしてガッテン)
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