知柏地黄丸
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【構成生薬】
知母・黄柏地黄山茱萸山薬沢瀉茯苓牡丹皮

効能範囲
・陰虚火旺
・顔面紅潮
・口渇
・言葉が遅い
・身長が低い
・頭痛
・知能が遅れる
・手足のシビレ
・手足のほてり
・手足の冷感
・発育不良
・疲労倦怠感
・頻尿
・むくみ
・腰痛
・耳鳴り

解説
★中国清代(医宗金鑑)に記載されている。
六味丸(腎陰虚)に、清熱作用のある知母・黄柏を配合したもの。腎陰虚の状態から、陰虚の程度すすみ、陽気を抑えきれずに陽亢する(陰虚火旺)に用いる処方です。
知母・黄柏・・・・清熱瀉火
地黄・・・・補腎陰
山薬・・・・補脾陰
山茱萸・・・補肝陰
地黄・山薬・山茱萸・・・・滋補腎陰
茯苓・・・・瀉脾湿
沢瀉・・・・瀉腎濁
牡丹皮・・・瀉肝火
茯苓・沢瀉・牡丹皮・・・・利水清熱
目標
成長発育(身長・体重・骨格・言葉・知能・頭髪・歯)の不良。
足腰や膝が軟弱でもろい、運動などで痛む。
手のひらや足の裏(足心)がほてる。
大便は乾燥気味。尿の色は濃い。
尿量は減少または多尿。などの腎陰虚の症状があり、口渇が強い、顔面(ほほ)が紅潮するなどの陰虚火旺の症状を伴う者に用います。
応用
○糖尿病による、口渇・手足のほてり・倦怠感・顔面紅潮。
○高血圧による顔面紅潮・頭痛・耳鳴り。
○過労・房中過多
参考
★知柏壮健丸=知柏地黄丸

鑑別
知柏地黄丸 腎陰虚、陰虚火旺。
杞菊地黄丸 腎陰虚、目の疲れ・痛み・充血・乾燥。
竜胆瀉肝湯 肝胆の実熱。陰虚症状は無い。

類似処方
杞菊地黄丸 六味丸+枸杞子・菊花
耳鳴丸 六味丸+柴胡・磁石
知柏地黄丸 六味丸+知母・黄柏
麦味地黄丸 六味丸+麦門冬・五味子(=八仙丸)
八味地黄丸 六味丸+桂枝・附子(=金匱腎気丸)
牛車腎気丸 六味丸+桂枝・附子+車前子・牛膝
六味丸 熟地黄山茱萸山薬茯苓沢瀉牡丹皮



腎虚
(老化)
腎陽虚 腎陰虚
顔色 青白いが、
軽度の場合は、変化しない。
普通か、やや赤みがかっている
口中 唾液が多く、全身・足がむくむ 口の中、唇が乾き、水分をとりたがる
排尿 量、回数ともに多くなり 尿量は少なめ
尿色 無色~薄黄色 濃くなる傾向がある
大便 軟らかいことが多い 便秘になりやすい
参考 老人の失禁
膀胱括約筋の収縮力が低下
小児の身長の伸びが悪く、夜尿症傾向が強い。
漢方処方 海馬補腎丸
至宝三鞭丸
牛車腎気丸
八味地黄丸
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六味丸