知覚異常感覚異常
トップへ戻る病名・症状>知覚異常/知覚過敏/触覚異常/感覚異常/異痛症
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知覚異常 皮膚の感覚がおかしい。
感覚異常(感覚障害)。
◎痛感、温度感覚、触覚あるいは深部感覚などの感度に異常を生じた状態で、知覚神経およびその伝導路のいずれかに障害をきたしたもので、知覚過敏・知覚鈍麻および知覚消失などの状態がある。
一般に触覚の異常をいうが、温度覚・痛覚などに分けて考える必要がある。
(薬学大辞典p348)

(副作用で知覚異常)
知覚過敏 刺激に対して異常に敏感になること。
アロディニアと痛覚過敏の総称。
「アロディニア」=本来なら痛みを伴わない軽い接触や温度刺激で痛みを感じること。
「痛覚過敏」=本来なら軽い痛みしか起きない程度の刺激で、強い痛みを感じること。
傷口で起きる痛覚過敏は、傷口から漏れ出たプロスタグランジンなどがキズのまわりにまで広がることで、痛覚神経の受容体が発痛物質を受けとりやすくなるなるためにおきる。そのため、触れるような軽い刺激でも痛覚神経は反応する。これは冷やすことで痛覚神経の感度を下げることができる。
(痛覚神経)
痛覚神経は「Aδ線維」と「C線維」の2種類があります。
  1. Aδ線維の伝える痛みの信号・・・鋭い痛み。時速100km。
  2. C線維の伝える痛みの信号・・・・鈍い痛み。時速1km。

  1. 痛覚は「Aδ線維」や「C線維」によって伝えられるが、
  2. 触覚は「Aβ線維」によって伝えられる。
何かのけがで脊髄でC線維が失われたとき、脊髄の中でAβ神経が伸びて、本来はC線維と接続していた経路に乗り換えてしまう。そうすると、触った刺激が脊髄で痛覚の信号に替わり、脳がそれを痛みとして感じてしまう。これが、脳や脊髄で起きる痛覚過敏のメカニズム。
蟻走感 アリが皮膚の上を歩き回っている様に感じる。
皮膚にアリがはうような感覚がある。
→「
レストレスレッグズ症候群
異痛症

神経障害性疼痛
手術や感染症などで神経が傷つき、衣服が肌に触れただけでも痛みを感じる『異痛症』の主な原因を国立医薬品食品衛生研究所の井上和秀・代謝生化学部長らが解明した。痛みの情報伝達にかかわる脊髄内のタンパク質が増えるためで、この働きを妨げれば異痛症を治療できる可能性が高いという。
異痛症は手術やガン糖尿病感染症などによって手足の神経が傷ついて起こる痛覚過敏の一種。一般的な鎮痛剤は効果が無く、現在までのところ有力な治療法は確立していない。
井上部長らの研究チームは、脊髄の中にある『P2X4プリン受容体』と呼ぶタンパク質に注目。このタンパク質が神経障害性の痛覚過敏を示すラットの脊髄で増えていることを確認した。このタンパク質の働きを妨げた結果、痛みを示す行動が減少したという。
研究チームはこのタンパク質が、脊髄内で免疫機能を担う『ミクログロリア』と呼ぶ細胞の中にあることも確認。ミクログロリア細胞が痛みの伝達に関わっていることを明らかにした。
井上部長は「傷ついた神経から漏れ出る物質で脊髄のミクログロリアが活性化し、このタンパク質を盛んに作ることで痛覚過敏が起こるのではないか?」と考えている。
研究チームは今後、痛みの伝達機構などをさらに詳しく分析する。研究成果は2003年8/14付けのネイチャーに掲載

血痺 (けつぴ)=知覚鈍麻で痛を伴わないもの。


知覚異常に用いる漢方薬 越婢加朮湯
九味檳榔湯
桂枝湯
桂枝湯麻黄湯