膣炎
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トリコモナス」「更年期障害」「カンジダ症

vaginitis
膣炎
(症状)
  1. 帯下
  2. 疼痛・痛み
  3. 出血
が主訴。
◎女性が、おりものや陰部のかゆみを訴える疾患には、
  1. カンジダのような真菌。
  2. トリコモナスのような原虫。
  3. 細菌が原因、
  4. 女性ホルモンの減少による萎縮性(老人性)
のものがある。 
「外陰部も同時に炎症を起こすことが多く、陰膣炎と呼ばれることもある。
膣カンジダ症 「28歳の女性。今春から、陰部にかゆみが起きて、おりもののようなものが出ました。婦人科で診てもらったら、膣カンジダ症と診断されました。性感染症かどうか分からず、主人も診察を受けるかどうか迷っています。医師は治りにくい病気だが心配いらないと言いますが、まだ完治せず、ほかに影響がないか心配です。(東京・E)
「カンジダ属と呼ばれる真菌、つまりカビの一種が膣や外陰に感染すると、炎症を起こし、おりものやかゆみが出ます。症状は原虫や細菌などが原因の膣炎とよく似ていますが、多少、かゆみが強いのが特徴です。しかし、自分ではカンジダかどうか判断するのは困難で、医師の診断が必要です」

他の膣炎と、きちんと区別する必要が有るのでしょうか?
 「もちろんです。治療法が違います。真菌なら抗真菌剤が必要だし、細菌なら抗生剤を用います。使い方を間違えると、治りません。医療機関ではまず、膣内の液などを取って顕微鏡で見たり、培養したりして、原因を調べます。早ければその場で分かることもありますが、普通は2、3日で結果が出ます。

カンジダが原因の膣炎は多いのでしょうか?
 「そもそも、カンジダというのは、口の中や消化管にも存在する、ごくありふれた真菌です。健康な女性の膣や外陰部に存在しても不思議ではなく、実際に妊娠していない女性からは約15%、妊婦では20〜30%からこの真菌が検出された、というデータがあります。存在そのものが問題なのではなく、過剰に増えてしまうことが、炎症につながるようです。抗生剤の服用後にはカンジダが増殖しやすくなりますが、ほとんどが何故増殖するか、はっきり分かっていません」

性感染症を心配されているようですが?
 「性交が原因で、カンジダによる炎症を起こす人は全体の数%にすぎません。膣カンジダ症に罹った人の大部分が、性感染症とは関係ないと考えるのが自然だと思います。ご主人も、必ずしも診察を受ける必要はないと思います。ただ、女性が何度も再発するような場合は、ご主人から感染していることも考えられます。また、まれに糖尿病の持病がある男性は、自分自身も炎症を起こすことがあります。心配のある人は、受診をお勧めします


治療法はどんなものがあるのでしょうか?
 「カンジダを殺すことが最も大事です。膣内に抗真菌剤の膣錠を入れて治します。毎日続けて10日〜2週間、治療します。また、1週に1回まとめて治療する方法もあります。通常は、炎症が起きている外陰部にも抗真菌剤のクリームを1日数回塗る治療を併用します。

長引いているようですが?
 「膣内のカンジダを殺しても直腸などに存在していることもあり、それが膣内に移って増え始めるケースがたまにあります。根気よく治療を続けなければなりません」
他の部位への影響はどうでしょう?
 「細菌感染の場合ですと、子宮内や腹腔内に感染が広がって重大な疾患を引き起こすことがあるので気を付けなければなりませんが、カンジダの場合は全身性疾患に広がることは、まずありません。他の部位への影響はあまり心配することは有りません」
ヨ-グルト イスラエルのバイリンソン医療センターの報告
「妊婦の細菌性膣炎に対してヨーグルトを膣内に注入したところ、殺菌力のある酢酸をしみ込ませたタンポンを用いた対照群に比べて有効であったという。[PH4.5]のヨーグルトは正常な膣と同じ状態であることから、それが生理学的な細菌叢を再び造り出すのに役だったのではないかというのである。」
 
(井上勝六著「成人病を防ぐ現代人の食事学」参照
萎縮性膣炎 更年期から
「60代の女性。排尿時に痛みを感じるようになった。そこで、泌尿器科で膀胱炎を調べたが、尿には異常が見られなかった。
更年期を過ぎると膣の粘膜が萎縮することで、以下のような症状が起きることがある。
  1. 頻繁にトイレに行きたくなる
  2. ときどき出血する
  3. おりものに茶色っぽい色がつく
  4. 排尿時にしみる
  5. 排尿時に痛がゆい
【芳香療法】 <1>ラベンダー
<2>没薬
<3>ティトリ
膣萎縮症 閉経後の女性に多く見られる慢性・進行性の疾患。
女性ホルモンであるエストロゲンの減少によって起こる。
粘液分泌機能などを持つ表在細胞が減少して弾力性が低下し、出血や痛みを引き起こしやすくなる。
善玉の常在菌が減少し自浄作用が低下することで、炎症や感染症の原因にもなる。
60才以上の女性の半数に見られる(米国)。
(膣萎縮症薬)・・・・「オスペミフェン」(成分名)
膣粘膜にあるエストロゲン(女性ホルモン)の受容体を刺激することで、膣粘膜の弾力性や粘液分泌機能を回復する。経口投与で可能。
女性ホルモンを含まないので子宮内膜肥厚などの副作用が出ない。


老人性膣炎の漢方薬
  1. 桂枝茯苓丸
  2. 五苓散
  3. 牛車腎気丸
  4. 大黄牡丹皮湯
  5. 通導散
  6. 腸癰湯
  7. 当帰芍薬散
  8. 当帰芍薬散+紅参
  9. 八味地黄丸
  10. 竜胆瀉肝湯
  11. 六味丸