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| リコピン | |
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| 膀胱ガン | 「膀胱の内側の上皮細胞は、上部消化器官の組織・肺組織・皮膚・小腸の組織と同じ環境毒物にさらされています。呼吸・食事で摂取する毒物のほとんどは、尿中に直接排泄されるか、あるいは代謝(同化作用と異化作用)を受けた二次産物となって間接的に排泄されます。したがって、毒物が上皮組織に働きかけるに十分な時間があるのです。いくつかの研究で、トマトは予防物質を含む食物としてあげられています。さらに、統計的分析で、この予防効果はリコピンにあることが分かりました。すなわち、βカロチンとリコピンという2つのカロチノイドが、膀胱ガンの予防に効くことを意味しています。「J.スカラ著・荒川信彦・大塚恵監訳「新・実用ビタミン栄養学」P45より。 |
| 前立腺ガン | トマトたっぷりのピザやスパゲッティに前立腺ガンの予防効果がある、と言う研究結果を米ハーバード大の研究者がまとめた。40〜75歳の男性47000人を6年間追跡。前立腺ガンになった812人と、ガンが見られなかった人について、46種類の野菜・果物の好みを調べた。前立腺ガンの予防に効果の有ったのはトマトを使った料理とイチゴ。特に、トマト料理を週に10回以上摂ると45%、4〜7回では20%、ガンになる危険性が減っていた。生でも・ソース・ジュースでも良く、イタリア・ギリシャなどトマト料理を好む国で前立腺ガンが少ないという報告と合っているという。リコピンという赤色色素が酸化物が出来るのを防いでいるらしい。 |
| 肝臓ガン | ★抑制効果 「カゴメは京都府立医科大学、国立がんセンターと共同で、トマトに含まれる赤色色素の成分に、肝臓ガンのは発生を抑える効果があることを動物実験で見つけた。『リコピン』と呼ばれる成分で、肝臓ガンにかかったマウスに50ppmの濃度に薄めたリコピン水溶液を40週間飲ませたところ、飲ませない場合に88%あったガンの発生率を43%まで下げることが出来た。 |
| 大腸ガン | ★予防 「秋田大学と京都府立医科大学、カゴメの共同グループは、リコピンに大腸ガンの発生を抑える効果があることを動物実験で突き止めた。 ★トマトジュースに含まれる色素がネズミの大腸ガンの発生を抑えることを、秋田大医療技術短大部や京都府立医大などのグループが確かめ、日本がん予防研究会で報告した。ネズミの腸に発ガン剤を入れた後、4種類の植物色素を別々に毎日胃に送り込み、6週間後に腸の状態を調べた。トマトの赤い色素である[リコピン]と緑の葉に多くてトマトににも微量含まれる[ルティン]を与えた2つの群で、前ガン病変の発生が何も与えなかった群と比べて減少した。また、大腸ガン発生率に関し以下の比較を行った。 (35週間後の比較データー) @多量のリコピンと微量のルティンを含むトマトジュースを与えたグループ(21%) Aリコピンだけを水に混ぜたグループ(33%) Bルティンだけを水に混ぜたグループ(38%) C水だけを与えたグループーーー(54%) |
| 活性酸素 除去 |
静岡大学と徳島大学、カゴメの研究グループは、トマトの色素であるリコピンが体内で強い毒性を示す活性酸素(ペルオキシナイトライト)と素早く反応し過剰な活性酸素が害を与えないよう除去する仕組みを解明した。リコピンは反応後の無くならないので効果が持続する。 リコピンは抗酸化作用が強く活性酸素を取り除く作用が強いことが知られていた。衛藤英男静岡大教授、寺尾純二徳島大教授らのグループは炎症部に多く見られ細胞のガン化に関連していると考えられている活性酸素のペルオキシナイトライトとの反応を調べた。 リコピンとペルオキシナイトライトを溶媒に入れてかき混ぜた後、高速液体クロマトグラフィーで生成物を分析した。その結果、リコピンがペルオキシナイトライトと反応し、別の安定な物質に変化していたのが分かった。 リコピンは反応後も分解されずになくならず、分子構造が少し違う異性体になる。このため毒性を取り除く効果が持続すると考えられる。 |
| Tomato トマト |
Lycopersicon lycopersicum 西暦1000年頃にメキシコで栽培が始まり、日本へは17世紀後半に伝来したといわれる。ビタミンA・Cのほか、生活習慣病の原因になる活性酸素を減らす効能があるとされるリコピンを含む。 トマトは1596年に欧州に入った当初、強精剤と考えられて“愛情の果実”の名まで残っている。 |
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| 選び方 | 鮮度は、トマトのヘタをチェックしましょう。鮮やかな濃い緑色でピンと張ったヘタのトマトが鮮度バツグン。そして赤い色が濃いのがベストです。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 農薬 | “浸透移行性の農薬も使っているから、薬剤が入り込むヘタ部分を、包丁の先で深くえぐり取ることが必要” “面倒でなければ皮をむくことだ”と生産者はアドバイスする (吾妻博勝著「食品偽装の最前線」晋遊舎から) |
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| 成分 | トマト=ナス科トマト属
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| トマト糖脂質 | トマトの全草から得られた、トリアシルグルコースを主成分とするものをいう。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| トマト抽出物 | ナス科トマト(Lycopersicon esculentum MILL.)の全草より、有機溶剤で抽出したものより得られたものである。主成分はアシル基がC4〜C10のトリアシルグルコースである。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| トマトの皮 | 加工用トマトの皮に含まれるポリフェノールの一種「ナリンゲニンカ」(黄色い粉末)にヒスタミンを抑える働きがあることを未病医学研究センター(東京・世田谷区)で確認。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| トマトの葉 | 葉からは植物塩基トマチンが分離される。これを加水分解すると、アルカミン・トマチジンと2分子のD-グルコース(ブドウ糖)と1分子のD-キシロースと1分子のD-ガラクトースの糖鎖が得られる。 トマチンをマウスに経口投与した結果、LD50は1kg当たり500mg。トマチジンの化学構造は、スピロ型のソラニジンである。 |
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| 塩害に 強い トマト |
通常の50倍も塩分濃度が高い水を与えても生育が止まらず、食べられる実をつけるトマトを、遺伝子組み換え手法を使って開発することにカナダのトロント大学などのグループが成功、1日発行の米科学誌ネイチャー・バイオテクノロジーに発表する。 発展途上国では、過剰な灌漑が原因で、土壌の塩害が深刻化、食糧増産の大きな問題になっている。塩害に強い植物を、食用に可能な種類で開発したのは初めて。研究グループは、細胞内でナトリウムイオンの輸送に関わっているタンパク質を作る遺伝子をトマトに導入。塩分を細胞内から除去して細胞と細胞の間に蓄える能力を高める事に成功した。 |
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| 干ばつに 強い |
2005年、遺伝子組み換え技術を使い、米テキサスA&M大学などの研究グループが干ばつに強いトマトの株を開発した。 「AVP1」という遺伝子が強く働くようにしたところ、根が強くなり、また広く伸びるようになった。 普通のトマトは水をやらないと5日で回復できないほど弱ってしまうが、新開発のトマトは13日前後まで耐えた。しかも水を与えるとすぐに回復した。 商用の作物でのは初めての成果。 この遺伝子はすべての植物が持っている。 |
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| 沖縄でも | 早稲田大学発のベンチャーMが、独自開発したフィルムを使って沖縄でトマトを栽培することに成功した。土地の性質などで農業に向いていなかった地域でも多彩な果菜類を栽培できるようになる。 開発したシートは、原料を工夫しカンテンのように水分や養分を吸収できる用にした高分子構造。養分を含む養液の上に置くと植物が表面に根を張る。土がある場合と同じように、成長に適した水分や養分を根から吸収できる。 菌の混入が防げるので無農薬栽培も可能になる。 トマト栽培には不向きな沖縄で試験的に栽培した結果。 通常よりも糖度が平均約2倍の甘みのあるトマトが出来た。 土地を使わない此までの水耕栽培だと、植物の根が直接養液に浸かるため、水分か過剰に吸収してしまい糖度が上がらなかった。 |
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| 新品種 | ○「にたきこま」・・・煮崩れしにくい。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| レモンの香り | 2007年6/24、かずさDNA研究所の飯島陽子特別研究員らは、レモンの香りがするトマトを作ることに成功した。成果は、米科学誌ネイチャー・バイオテクノロジーに掲載 |
| 関連情報 |
「活性酸素」 「栄養療法」 「膀胱ガン」 「前立腺ガン」 「肝ガン」 「大腸ガン」 「ルティン」 |