トウガラシ
(唐辛子) Red pepper

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唐辛子 ナス科のトウガラシ属(Capsicum)1年生草本。
南アメリカのアマゾン川流域原産。原産地では多年草。
コロンブスが1493年にヨーロッパに伝えた。
中国へは、明朝末期にシルクロードを経て伝わった。中国には1640年頃に伝わったため、《本草綱目》に記載がない。
【学名】 Capsicum annuum L.
ギリシャ語のkaptein(食欲を刺激するもの)に由来し、annuumは「1年草」の意味。
【別名】 ナンバンコショウ
【成分】 カプサイシン(アルカロイド)
カロチン
ビタミンB1、B2、C
種類 韓国の鎮川(チンジョン)産トウガラシ:うまみ成分を多く含有。
中国産の天鷹トウガラシ:辛みが特徴。
カプサイシン パブリカ料理の本場ハンガリーの研究者ヤンチョウは、トウガラシの辛み成分(カプサイシン)をネズミの皮膚に塗る実験をしていた。当然、ネズミは痛がって暴れ、局所は赤く腫れ上がったが、この炎症は、カプサイシンによって痛みのニューロンの伝達物質、サプスタンスPが、樹状突起の末梢から大量に放出されることにょって起きることが分かった。
アドレナリン分泌(農林水産省技術会議資料)
ジヒドロカプシエイト 脂肪燃焼効果がある機能性食品用素材。味の素が2009年4月、開発した。従来はトウガラシから抽出していたがが、酵素技術をつかって安価に安定供給できる。FDAの安全基準GRAS(一般に安全と認められる食品)の認証を取得。
種子交配技術 韓国の秋の風物詩であるキムチの漬け込み。欠かせない材料が白菜とトウガラシだ。だが韓国で生産されるキムチ用白菜種子の30%、トウガラシ種子の35%を、日本の大手種苗会社であるサカタのタネが開発したことはあまり知られていない。
開発したのはサカタのタネの現地研究拠点、サカタ・コリア(ソウル市)。
白菜は葉の中央部の葉脈部分が薄く、水分も少なめ。漬け込む際に味が均一にしみ込み、シャキッとした歯触りが保てる。
トウガラシも辛いだけではない。「辛さの中に甘みがありバランスがとれている。韓国専用トウガラシを開発するため交配を重ねた」(荒川弘本部長)。育種過程で世界から様々なトウガラシ種子を収集。豊富な“種子バンク”は韓国専用品以外の開発にもイカされ、世界に羽ばたいている。
米子会社サカタ・シード・アメリカ傘下のサリナス研究農場(カリフォルニア州)やフロリダ研究農場での主要開発品は、メキシコ料理に欠かせない青トウガラシ『ハラペーニョ』。2001年に発売した種子は2004年、メキシコのハラペーニョ栽培面積の約1割を占め、2005年もシェアを伸ばす。
日本の掛川総合研究センターも米国で育てたハラペーニョを試験栽培する。センター場長の池上取締役は「タネに触れるだけで手が熱くなるような刺激がある」。日本人の舌では分からないが、メキシコ人はそんな辛さも敏感に区別するという。
サカタと国内種子市場を二分するタキイ種苗(京都市)もトウガラシ類で世界に打って出る。
タキイは韓国種とインドネシア種のトウガラシを交配させ、暑い東南アジアでも病気で枯れにくい品種を開発した。インドネシアは実は「トウガラシ大国」トウガラシの栽培面積は韓国の約2倍に達する


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