アンゼリカ
血小板減少症
血小板



当帰(とうき)  ANGELICAE RADIX


[当帰][帰身][当帰身][帰尾][当帰尾][全当帰]
帰頭 =根頭部。
帰身 =主根部。
帰尾 =支根=「当帰鬚」

山地に自生し、または栽培される多年草、セリ科トウキの根。播種した翌年の11月に掘り起こし、天日で半ば乾燥した時に、温湯で洗って土砂を除き、40~50℃の湯に5分ほど浸けてから乾燥する。     
中国産:
  • セリ科UmbelliferaeのカラトウキAngalica sinensis(Oliv.)Dielsの根をヒゲ根を去ってそのまま、又は湯通しして乾燥。
日本産:
  • トウキA.acutiloba Kitagawa(大深当帰、大和当帰)及びホカイトウキA.acutiloba Kitagawa vae. sugiyama Hikino(北海当帰)の根をそのまま、又は湯通しして乾燥。
  • ニホントウキAngelica ascutiloba(Sieb. et Zucc.)Kitag
ホッカイトウキ:
  • 北海道に自生するエゾヨロイグサとトウキとの交配種。
韓国産:
  • オニノダケA.gigas Nakaiの根を乾燥
江洲伊吹山に産するところ、その味辛く、漢土に産するところと同じ《薬徴》

冷涼湿潤の気候風土を好み、湿度が比較的高く、寒冷な高い山地での栽培に適する。
土層が厚く、肥沃で柔らかくほぐれた、水はけが良く、腐敗質の多い砂質壌土がよい。
普通は3年間生育して採集できる。

味は甘辛、性は温、無毒。温補潤升散

○心・肝・脾経《湯液本草》
○心・肝・肺経《雷公炮製薬性解》

補血薬。


“当帰性温主生血 補心扶虚逐結”
当帰、性温。血を生じ、心を補い、虚を扶け、損を益し、を逐い、新を生ず。
《万病回春》
頭は血を止め上行し、身は血を養い中を守り、尾は血を破り下流し、全きは血を活かし走らず。







(補血・調経・活血・鎮痛)
  
<1>一切の風・血・労を治し、
  <2>悪血をなくす
  <3>と
  <4>婦人の崩漏
  <5>子の無い
  <6>悪瘡・金瘡
  <7>客血が内塞したもの
  <8>痢疾・腹痛を治し
  <9>五臓を補い
  <10>肌肉を良くする
◎補血活血、燥を潤し、腸を滑らかにする。

  
<1>月経不調・崩漏
  <2>癰疽・虚損
  <3>痺証
  <4>便秘
◎和血・行血・養血に良い。
◎降気:本草に云う、逆上気を主る。
「紫蘇子湯」
《備急千金要方》の当帰は降気に取る。
《先哲医話》
◎崩漏と月経不利に主治薬。「煎じ・末服」
◎血虚頭痛。「短く切って酒で煎服。」
◎虚労の寒・熱を治し、不足を補い、補血する。「散・丸・煎服。」
◎婦人の百病通治薬。


◎酒に漬けたのが最も良い《東垣》
◎酒に浸し洗浄す。体肥え痰盛んならば姜汁に漬し晒し乾燥して用いる。
《万病回春》

アルギニン:[3.5%]



<1>子宮を収縮する。:水溶性で不揮発性のアルカリ性物質。
<2>子宮を弛緩する。:精油。
<3>子宮の発育促進。
<4>鎮痛作用:精油。
<5>鎮静作用:精油。
<6>利尿作用:有効成分=蔗糖。
<7>ビタミンE欠乏症に拮抗する。
<8>潤腸作用
<9>通便作用
<10>肝臓組織の酸化型グルタチオンとシステインを強化する。:有効成分=VB12が約0.43μg/100g含まれている





当帰の薬能
《神農本草経》
  • 咳逆上気を主り、瘟瘧寒熱の洗洗として皮膚に中る、婦人の漏下、絶子、諸悪瘡金瘡に之を煮飲す
《名医別録》
  • 中を温め止痛する。
  • 客血の内にふさがったもの、中風の痙、汗の出ないもの、湿痺、中悪の客気・虚冷を除く。
  • 五臓を補う、筋肉を生じる。
《薬性論》
  • 嘔逆・虚労寒熱を止める。
  • 宿血を破る。女史の崩中を主る。
  • 腸胃の冷を下す。諸不足を補う。痢と腹痛を止める。
  • 単独で煮て汁を飲めば、温瘧を治し、女人瀝血腰痛を主主り、歯痛の耐えがたきものを療す。
  • 虚冷の患者には複方で用いる。
《潔古珍珠嚢》
  • 頭(帰頭)は穴を破り、身(帰身)は穴を行らし、尾(帰尾)は止血する。
《李杲》
  • 当帰梢はを主り、悪血、ならびに産後の悪血の上昇せるを破り、諸瘡瘍脹桔を去り、金瘡悪血を治し、中を温め燥を潤し止痛する。
《本草綱目》
  • 元素曰く、頭は血を止め、尾は血を破り、身は血を和らげる。
  • 時珍曰く、上部を治するには頭を用い、中を治するには身を使い、下を治するには尾を用う
《薬性提要》
  • 血を補い、燥を潤し、内寒を散じ、諸瘡瘍を主る
《古方薬品考》
  • 湿達せしめ、気血を調和す
《気血水薬徴》
  • 血滞し気逆するを主る
《古方薬議》
  1. 滋潤通和を主る
  2. 帰頭ハ補血シ、帰身ハ養血シ、帰尾ハ破血シ、全用スレバ活血スル
  3. 帰頭は頭(頭部・頸部・胸部を含む)を補い、帰身は身を補い、 帰尾は四肢を補う
《中薬大辞典》
  1. 血を補い血を和し、経を調え止痛、潤燥滑腸する
  2. 月経の不調、経閉の腹痛、の結聚、崩漏、血虚の頭痛、眩暈、痿痺、腸燥による難便、赤痢後重、癰疽瘡瘍、跌撲損傷を治す




『当帰(醋炒)+延胡索+紅花』
『当帰+黄蓍』=
『当帰+黄』
『当帰+決明子』
『当帰+枸杞子』
『当帰+香附子』
『当帰+熟地黄』
『当帰+赤小豆』
『当帰+川』=
   当帰+川=駆血
『当帰+党参』
『当帰+肉蓯蓉』
『当帰+肉桂』
『当帰+白芍薬』
『当帰+麻子仁』



烏梅丸
温経湯
帰膠湯
続命湯
当帰建中湯
当帰四逆加呉茱萸生姜湯
当帰芍薬散



トウキの民間療法
かぜ 乾燥根5~10g/日煎服するor酒で煎じて飲む。
「当帰川」各等量を作末して飲む。
肩こり
虚労
月経不順
更年期障害
産前産後の諸病に
しもやけ
腎炎
神経衰弱
頭痛
生理痛 「当帰(醋炒)・延胡索・紅花」各等分を作末し、3~5g/日酒で飲む。
せき 乾燥根5~10g/日煎服するor酒で煎じて飲む。
「当帰川」各等量を作末して飲む。
腺病質
血の道
中風
動悸
妊婦の腹痛
冷え症
ヒステリー
貧血
浮腫
腹痛 「当帰(醋炒)・延胡索・紅花」各等分を作末し、3~5g/日酒で飲む。
不妊症 乾燥根5~10g/日煎服するor酒で煎じて飲む。
「当帰川」各等量を作末して飲む。
めまい
腰痛 「当帰(醋炒)・延胡索・紅花」各等分を作末し、3~5g/日酒で飲む。



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