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糖尿病の食事






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糖尿のくすり
医薬品による高血糖
糖尿病の病院ランキング
インスリン抵抗性 
1型糖尿病
血糖値が高い
HbA1c
終末糖化産物




毎食バランスよく
  • 人が生きていくためには食物が不可欠である。あらゆる細胞の活動のエネルギー源になるブドウ糖の原料が炭水化物。しっかりした細胞の膜、細胞内の構造、代謝に欠かせない酵素類、血液などになるのがタンパク質と脂肪。この3種類が3大栄養素である。
    それぞれの栄養素の含まれ方で食物にはいろいろな分類がある。分類方法には数種類あるが、糖尿病学会が作った食品交換表の6分類が一番良く出来ていると思う。糖尿病の患者によい食事はあらゆる人によい健康食だからだ
  • これらの食物を毎食バランスよく摂ることが大切。
    その意味で「1日30種類を食べよう」
    「彩りと海のもの山のものを取り混ぜて」という長年の習慣に従えば自然と健康に良い食事になると思う
    地中海食



  • 大豆ニンジン
    • 血液中の過剰な糖分や脂肪分を取り去る特殊な細胞を活発にして体質を改善する(農水省四国農業試験場)
  • EPA
    • 「非インスリン依存性糖尿病患者にEPAを投与した場合、血清脂質・アポタンパクが改善する」(第39回日本糖尿病学会)オイルサーデン
  • リノール酸
    • リノール酸に糖尿病予防効果
      「米パデュー大学とペンシルベニア州立大学の研究チームは、肉やチーズに含まれるリノール酸の一種が糖尿病の予防効果を持つことを突き止めた。ネズミを使った実験で糖尿病の発症を抑えることが分かり、新型の治療薬とされるTZD並みの効果が期待出来るという。研究チームは人に投与した場合に副作用が無いかどうかなどを調べ、実用化を目指す。
       
      「複合リノール酸(CLA)と呼ぶ不飽和脂肪酸の一種で、運動不足など生活習慣から起こるインシュリン非依存性糖尿病に対して効果があることを突き止めた。肥満のネズミに約2週間投与したところ、糖尿病の症状が全く現れず、体脂肪も約10%減った。肉などに含まれる脂肪は糖尿病の原因になると考えられてきたが、「食品の成分が人体にとって良いか悪いか?、改めて検討が必要」と研究チームは話している。」
  • 魚よく食べる男性は糖尿病になるリスクが低い
    • 2011年国立がんセンターが発表。魚に含まれる脂肪酸などのがインスリンの分泌に影響を与えている可能性があるという





血糖値を急激に上げない食事が大切です    グリセミック指数
  • よくかんで、ゆっくり食べる
  • 満腹になるまで食べる・・・ことを控える(腹7分目)
  • まとめ食いをしない
    • 食事回数を減らさない
  • できるだけ決まった時刻に食事をする
  • 寝る前(2時間前)の飲食を避ける
  • 午後9時までに食事を終わらせる
    • 夕食が遅くなるなりそうなときは途中で、おにぎりなどの軽食をとり、帰宅後はおかずだけにする。
  • 香辛料や薬味を使い、なるべく減塩しよう
    • 塩分が多いと主食やお酒がすすみます。
  • 野菜・きのこ・海草類をシッカリ食べましょう
    • 食物繊維が血糖の上昇をおさえますが、繊維が多くても「カボチャ」「いも類」「トウモロコシ」はエネルギー量が多いので、食べ過ぎないように。
  • メニュー・・・バラエティのあるメニューに。炭水化物を減らす。
  • 清涼飲料水やジュースは控える
    • 100%ジュースにも糖分がタップリ入っています





血糖コントロールの指標
HbA1(ヘモグロビンA1
  1. 6.0〜7.8%:HPLC
    5.4〜7.1%:不安定型除去
  2. HbA1はHbに糖が結合したもので、血糖値に比例して産生される。
  3. 採血1〜2ヶ月前の平均血糖値、すなわち血糖のコントロール状態を反映する。

HbA1c
  1. 4.3〜5.8%:HPLC
  2. HbA1cは1a〜1eの5分画に分けられ、この中でグルコースと結合しているのがHbA1cです。

1日尿糖
  1. 40〜85mg
  2. 尿中に排泄される糖類のことで、通常はグルコースのこと。
  3. 血中のグルコースは、腎の糸球体で濾過され尿細管で再吸収されるが、通常、血糖値が180〜200mg/dL以上になると尿糖が認められる。


1,5-AG(1,5-アンヒドログルシトール)
  1. ♂15〜45µg/mL
    ♀12〜29µg/mL
  2. 1,5-AGはグルコースに似た構造を持つ物質。
  3. 主に食物で摂取され、腎から排泄される。
  4. 血糖値が上がると尿細管での再吸収が阻害される。
  5. 血糖の増減に対する応答が早い(1日以内)ので、血糖コントロールの悪化を早く知ることができる。

グルコアルブミン(酸化アルブミン)
  1. 11.4〜15.6%:HPLC
  2. グルコアルブミンはグルコースとアルブミンが非酵素的に結合したもので、フルクトサミンと同様に過去2週間前後の血糖コントロールの指標となる。
  3. 低アルブミン血症や高ビリルビン血症で影響されない。

フルクトサミン (FRA)
  1. 210〜290µmol/L
  2. フルクトサミンは血液中でブドウ糖と血清蛋白が結合してできる物質で、血清蛋白はおよそ10日〜2週間で半減するため、フルクトサミンの値は検査1〜2週間前の平均血糖値を反映している。
  3. 血漿タンパクとそれに結合しているグルコースの複合体で、食事や糖負荷による影響を受けない
  4. 低アルブミン血症や高ビリルビン血症で影響される。




糖尿病の合併症の指標
糖尿病の合併症には、以下のものがあります
  1. 糖尿病性神経障害
  2. 糖尿病性網膜症
  3. 糖尿病性腎症
  4. 動脈硬化症
  5. 下肢壊疽

尿たんぱく(尿蛋白)urine protein
  1. 20〜120mg/日
  2. 150mg/日以上の排泄をタンパク尿と定義しています。
  3. タンパク尿は生成機序から
       @腎前性
       A腎性
       B腎後性
  4. 糖尿病腎症は腎性の糸球体性タンパク尿と分類されます。

尿中微量アルブミン urine albumin
  1. 5.7±2.6mg/日
  2. アルブミン(Alb)は尿中に排泄されることはほとんど無いが、糸球体の障害で尿中に排泄される。
  3. 尿中微量Albの排泄が増加するのは、糸球体疾患の初期症状で、糖尿病腎症の早期診断マーカー

尿中トランスフェリン urine transferrin
  1. 尿中及び血中トランスフェリンを測定することで、糸球体障害の程度が分かる。
  2. Albが主体であれば軽度の糸球体障害が疑われる。さらにIgGなどの高分子量蛋白が多ければ障害は強いと判断できる。
  3. タンパクの選択性を示す指標にS.I.(selectively index)がある。
    • S.I.<0.20・・・選択性良好とする
      S.I.=尿中IgG÷血中IgG÷尿中トランスフェリン÷血中トランスフェリン

心筋梗塞や脳梗塞を予測
  • 2010年、東北大学大学院医学系研究科の小川晋准教授らのチームは、糖尿病になったとき、血中のメチルグリオキサールの量で心筋梗塞や脳梗塞などの血管系疾患を引きお起こしやすいかどうか判別できることを突き止めた。
    50人の患者を6年間追跡調査した。
    メチルグリオキサールは糖の一種であるグルコースが体内で代謝されるときにできる物質。
    血管の内皮にたまると活性酸素を作り、細胞を弱らせ死滅させる(動物実験)。





べてるのにやせるは要注意
  • 「42歳の夫は2年前、血糖値が高いと言われました。会社のラグビー部を止めた頃です。今の血糖値は正常値を少し超える程度で、食事は1日約4000カロリーです。栄養講習で食べ過ぎと言われましたが、175cm、65kgで、2年前より7kg減りました。食事を減らすと、もっとやせてしまうのでは、と心配です。

血糖値が高いと、糖尿病と考えていいのでしょうか?
  • 高血糖を起こす病気で、一番多いのは糖尿病です。それ以外にも甲状腺が異常に働くバセドー病など、他のホルモンの病気でも、血糖値が上がることがあります。

◇1日4000kcalは、食べ過ぎですか?
  • 身長175cm なら、理想体重は67.4kgです。事務仕事をしている成人男子なら理想体重1kg 当たり1日30kg kcalが適切なので、この方は2022kcal食べればいいことになります。その倍も食べているのですから、明らかに食べ過ぎです。

◇今でも体重は減っており、食事を減らすと、やせるのでは、と心配です。
  • 食べているのにやせるのは、正常ではありません。いくら食べても糖が身に付かず、どんどん尿に漏れている状態です。実は、体重減少と大食いは糖尿病の症状の1つです。
    やせるのを防ぐために、もっと食べる、というのは自殺行為です。ますますインスリンの働きが悪くなります。はっきりした症状が無いまま、ある日突然、「昏睡」や「失明」につながる網膜症を起こすという悲劇にもなりかねません。

◇血糖値を改善するには、どんなことに気をつければいいですか?
  • まず、高血糖の原因は何なのか、病院で十分検査してもらう事が必要です。糖尿病と決めつけず、他の病気が無いかも、じっくり診てもらいましょう。糖尿病でも軽いうちなら、食事に気を配るだけで、血糖値が正常に戻る人はたくさんいます。適量の食事で、栄養のバランスの良い内容にすることが大切です。

◇この方は酒を飲まず、油っぽい食事や肉も嫌いで、魚や野菜、ご飯を中心に食べているそうですが?
  • 「肉や油を食べなければいいというものではありません。栄養のバランスは、総カロリーの中で考えないと意味がありません。カロリーを取りすぎず、栄養が片寄らない食事は、なかなか難しいものです。
    1日3食に分けて、出来るだけ決まった時間に食べましょう。規則正しい時間に食べる事で、弱った膵臓が休めます。夕飯をたっぷり食べるために朝や昼を抜く、などの不規則な食生活は、膵臓に負担がかかるので、よくありません。

◇ラグビーをやめたことと高血糖には、関係がありますか?
  • 運動を止めると、筋肉が落ち、脂肪が付きます。筋肉は、じっとしている時も糖を消費するので、血糖値を下げる有力な味方で、脂肪はインスリンの効きを悪くする悪役です。
    味方が減って、悪役が増えたことで、血糖値が上がった可能性はあります。

◇運動をすれば、血糖値は下がる訳ですね?
  • 「運動で使うカロリーは思ったほど多くありません。運動したから食事を増やしていい、と考えがちですが、それでは逆効果です。あくまで運動は、血糖値を上げにくい体にする手段で主役は食事のコントロールです。」



尿

1日の摂取カロリーの計算
標準体重(kg)を調べる
 身長(b)×身長(b)×22=「標準体重」
 身長1b60cmであれば→1.6×1.6×22=56.3kg
摂取カロリー=標準体重×25〜30の範囲内。
 身長1b60cmであれば→56.3kg×25=1407kcal
                56.3kg×30=1689kcal
食事の内容・・・
 タンパク質・・・・20%
 炭水化物・・・・・55〜60%
 脂肪分・・・・・・・20〜25%
食べる量は朝・昼を中心に、夜は軽く。
夕食は午後8時までに終わりましょう。








炭水化物を・・・食べない
炭水化物を摂取すると、30分以内に血糖値が跳ね上がる。炭水化物が糖に変わるのはほぼ100%、タンパク質では50%、脂肪では10%。おかずは普通に食べても大丈夫。
炭水化物を減らすことで、食後血糖値の上昇を抑えられる。
炭水化物の含有量が多いもの
↓・砂糖(上白糖)
↓・蜂蜜
↓・ごはん(白米)
↓・インスタントラーメン
↓・うどん
↓・もち
↓・サツマイモ




すい臓が直接
群馬大学生体調節研究所の小島至教授らのグループは、血糖値を下げるインスリンを分泌するすい臓のβ細胞に甘味を感じる受容体があることを発見した。
これまではブドウ糖などの栄養素がベータ細胞で代謝されてインスリンを分泌すると考えられてきたが、β細胞が甘味物質を直接感知することが分かった。
糖の代謝を調節するインスリンの分泌を甘味料で促進できる可能性がある。
成果は2009年プロスワン(電子版)に掲載。
研究グループは、マウス実験で、すい臓のランゲルハンス島のβ細胞に甘味受容体(T1R2/T1R3)を発見。
さらに人工甘味料のスクラロースを添加したところ、サイクリックAMPやカルシウムなど細胞内の情報伝達物質が増加しインスリンの分泌が促進さた。










○運動時の急性効果・・・・
  1. 筋肉で利用されるエネルギーを補うために糖の取り込みを促進して血糖を下げる。
  2. 速く、長く歩くほど血糖が改善する
  3. 歩いた後も、グリコーゲンの再合成やインスリンの感受性が亢進するので血糖が下がる
  4. インスリンを内服または注射している人は、運動で血糖値が下がるので低血糖に注意
○運動の慢性効果・・・・
  • ミトコンドリア数や糖輸送体(GLUT4)量が増加することで、効果が出る。
    安静時でも血糖を下げる
    継続することでより効果が出る。




ダイエット飲料で糖尿病リスク1.7倍
  • 2013年、桜井勝・金沢医科大学准教授らは、カロリーを抑えたダイエット用の清涼飲料や炭酸飲料を週に1本(250ml)以上飲む中年男性は、ほとんど飲まない人に比べて、2型糖尿病を発症する危険性が1.7倍になると、欧州の専門誌に発表した。
  • 富山県の金属製造工場に勤務する35〜55歳の男性2037人を対象に、ノンカロリーをうたったt果汁飲料や炭酸を飲む頻度や飲む量を毎年の健康診断で尋ね、2003年から追記調査した。2010年までに170人が肥満や運動不足などが原因で起きる2型糖尿病になった。







2010年、米ノースウエスタン大学などの研究チームは、血糖値を下げるホルモンであるインスリンの分泌に体内時計が関わっていることを突き止めた。
体内時計を働かなくしたマウスは細胞のインスリンの分泌が減り、糖尿病になった。
体内時計を制御する2つの遺伝子「C1ock」と「Bma11」に注目。インスリンを分泌する膵臓のβ細胞でこれらの遺伝子を働かなくさせると、インスリンの分泌量が減り、マウスが糖尿病の状態になることを確認した。










IGT
「北米に住むアメリカ先住民のピマインディアンは、糖尿病が典型的な生活習慣病であることを示す有名な例である。世界保健機関(WHO)の調査では米国に住んでいるピマインディアンの糖尿病有病率は約65%。一方、メキシコに住むピマインディアンではゼロ(0%)に近い。
この差はどこからきているのだろうか?
遺伝的には同じだから、環境・生活習慣の違いによると考えられる。おそらく脂肪の多い食事などが大きく影響していると想像出来る。
ここで言う有病率には糖尿病を発症している人と糖尿病にはなっていないが食後の血糖値が健常者より高い人たちが含まれる。後者は
IGT(耐糖能異常)と呼ばれ、糖尿病に移行しやすい予備軍である。
日本人の有病率はどうだろうか?いくつかの調査から、ほぼ25%と見られている。先のWHOの調査に当てはめると、中の上のグループに入る。
97年に厚生省がまとめた糖尿病調査によると、日本の糖尿病患者数は約690万人。糖尿病の可能性を否定できない予備軍まで含めると1370万人に上ると推定されている。しかし、患者のうち治療を受けている人は300万人ほど。後は予備軍とともに、きちんとした診断や治療を受けていないという。
糖尿病が怖いのは体に様々な悪影響を及ぼすからだ。典型的なものとして網膜症・腎障害・神経障害の3大合併症があげられる。
これらを防ぐには、糖尿病患者の治療だけでなく、その予備軍への対策も重要になる。予備軍すなわちIGTの人のうち2〜3%が糖尿病に移行すると言われる。最近では4〜5%になると言うから、今から10年後には糖尿病患者数は1000〜1200万人にもなってしまう。
もう一つ、山形大学医学部の富永真琴教授たちのグループが山形県舟形町で行った調査では、IGTは糖尿病と同じように動脈硬化性疾患による死亡の危険因子になることが示唆されている。その意味でも、予備軍群対策が大切なわけだ。
IGTで必ず見られるのは、食後の過血糖である。IGTの人は血糖を分解するインスリンの分泌が遅れ、食後に一時的に血糖値が高くなる。
高血糖状態は膵臓のインスリン分泌能力を低下させたり、遺伝的素因であるインスリン抵抗性を高めたりしてさらに血糖値を上げる。
食後の過血糖はしばらくすると治まるが、一時的とはいえ、こうしたことが繰り返されると血糖値を巡る悪循環に陥り、最後に糖尿病に至る。だから、糖尿病予備軍対策としてIGTの早期発見と食生活や運動などによるIGTの改善が第1に上がっている。








糖尿病の発症を防ぐ
「糖尿病のうち肥満の人を襲うインスリン非依存性糖尿病は血栓症を起こし、心筋梗塞を引き起こす重要な要因の一つである。もちろん、これには減食による体重減少が勧められる。・・・では運動はどうであろうか?
もともと糖尿病(インスリン非依存性をこう呼ぶことにする)の場合、インスリンがあっても体が反応しないのであるが、運動をすると体が糖を利用出来るようになることが知られている。つまりインスリンが少なくても細胞の中にブドウ糖が入っていくのである。
このため糖尿病の人で、インスリンの注射をしている人が激しい運動をすると、急に血糖値が下がり昏睡状態になることがある。
一方、座りがちな職業の人は、体を動かす人よりも糖尿病にかかりやすく、体を使う農村の人は体を動かさない都会の人より糖尿病になりにくいという報告もある。
 最近、米国ハーバード大学のマンリン博士らは、約8万人の女性を対象にして、運動量を週1回する人としない人の糖尿病にかかる率を調べた。8年間にわたる追跡調査の結果、少なくとも週1回エアロビクスのような激しい運動をしている女性は、そうでない女性に比べて危険率が4割ぐらい低下するということが分かった。
これは肥満している女性や、家族に糖尿病の患者のいる人でも見られた。 インスリン非依存性糖尿病は遺伝的色彩が濃い。一卵性双生児の一方が糖尿病になると、もう一方も例外なく糖尿病になるとされる。しかし運動をすることにより、発症の危険率が40%低下することは、これを防止、または発症を遅らせることが可能であることを示す。
 また1週間の運動の回数であるが、これが多くても必ずしも危険率をより低下させることにはならない。つまり、もっと運動すれば良いという訳ではないのである。
最近、会社の役員でもあまり太った人を見かけなくなった。よく米国では肥満の人は役員にしないなどとうわさされている。これは自分の体重をコントロール出来ない人は、意志と決断の弱い人で会社をまかせられないという考えから来るものと聞いている。
しかし、食事制限だけで体重を減らすことは非常に困難である。体重を減らす為には脂肪を分解せねばならないが、この時出来る脂肪酸というものが強烈な食欲刺激物質なのである。脂肪酸は脳の視床下部の満腹中枢を抑制して満腹感を起こさせないようにし、摂食中枢を刺激して食欲を増やさせるのだ。
  このため減食と運動を加えることが体重減少に役立つとされている。よく肥満の人の体重を減らすために絶食療法が良いなどと考える人もいるが、肥満の人の体重は断食により、最初は1日1kgぐらい減るが、10日もすれば1日0.3kgぐらいしか減らなくなる。120kgの人の場合、100kgにするのに1ヶ月ぐらいの断食が必要となるのである。

2010年、厚生労働省の研究班は、2型糖尿病患者の食事や運動など生活習慣の改善指導を強化すると合併症の脳卒中発症率を62%に下げることができるという研究結果を、欧州糖尿病学会誌(電子版)に発表。

1日10gが理想
「糖尿病を治療しているSさんは「同じカロリーなら砂糖でもごはんでも食べれば同じでしょう」と不思議そうな表情で言う。元教員だった40代のまじめな女性である。彼女の疑問は主治医から砂糖の取りすぎを注意されたことに端を発した。
Sさんはお菓子や果物も控えめにし、唯一の楽しみのコーヒーを1日4杯に我慢している。彼女の計算では、コーヒー1杯に2個の角砂糖を入れると砂糖は[7.4g]、30kcalで、1日4回だと120kcalとなる。ごはん1杯 が160kcal だから3/4杯に相当する。この分のご飯を食べなければ食事療法のつじつまが合うはずである。ところが、主治医は砂糖を減らせと言う。
砂糖の食品としての特徴は高エネルギーで消化・吸収が非常に良いことと、甘さがあることである。現代のようなグルメの時代では味覚の機能が優先され、食品本来の高エネルギー、易吸収の特性が忘れられやすい。
こんな実験が有る。総摂取量の16%を砂糖でとる糖尿病患者群を1%しかとらない群と比較すると、同じカロリーを食べていても食後の[コレステロール]や[血糖]が高くなっていたという。これは動脈硬化の危険因子を増やすことを意味している。
ちなみに、我が国での砂糖類の摂取は1日80gと欧米の120gよりは少ないもののかなりの量である。砂糖は1g=4kcalなので日本人は320kcalを砂糖で摂っていることになる。これは1日の総摂取量の16%に相当する。
「それならどれくらいなら理想ですか?」とSさんはいう。実は1日10g程度である。砂糖類そのものを直接に食べなくても、ケーキ1個orアイスクリーム1カップで15g、ソフトドリンクなら1本で20gと知らない間に食べているので、10gは相当に難しい注文だ。
Sさんの場合、コーヒーの砂糖だけでも30gも摂っているので、主治医の注意となった次第だ。10gまで減らすのは一般的に難しいとしても、砂糖の多い間食は出来るだけ頼らない方がいい。食品の薄味を楽しめるような生活態度が健康的と言えそうだ。」






生活習慣改善
「肝臓を巨大な工場兼倉庫と考えると(人間の肝臓の仕事を現在の生産設備で補うには東京都全体の面積が必要となる)、肝臓は食事で摂取した栄養素を加工し、余分なものは保存、さらに需要に応じて出荷している。この制御コンピューターがインスリンだ。糖尿病ではコンピューターの調子が悪いうえに、糖質・脂質・タンパク質が多く運ばれてくると、出荷要請がないのに、次々に糖分を出荷してしまう。」
そこで生産調整が必要になる。そのために入庫量を減らし、不足する原料を確保する食事療法が必要になる

その上で、コンピューターの修理に取りかかる。すなわち運動療法です。歩行習慣が糖尿病を予防し、改善することが解明されている。
インスリンは全身の細胞にブドウ糖を取り込ませる。
インスリンが細胞膜受け皿と結合するとシグナルが細胞内に伝わり、細胞の中にある『糖の運び屋(糖輸送担体)』が細胞膜に顔を出し血中のブドウ糖を取り込む。歩行による筋肉の伸び縮みは糖輸送担体の動きを良くする。従って、糖尿病患者でも歩行習慣を身に付けると、糖輸送担体がわずかなインスリンを効率よく利用して筋肉に糖を取り込む結果、血糖値が下がる。
「両親が共に糖尿病で、糖尿病の遺伝的素因を強く持つと思われる姉妹の例がある。姉妹のうち姉は3人出産後に糖尿病を発症したが、妹は30歳を過ぎても未だ発症していない。ところが興味深いことに、糖質負荷のインスリン分泌反応は、姉妹間に幼少時から現在まで全く差がない。
では、妹の発症を抑えている要因は何か?。それは妹の職業がジャズダンスのインストラクターであることである。つまり、妹は規則的に運動を行っていることで、インスリン分泌が僅かであってもその働きが良好で、糖尿病の発症が抑えられていることになる

有効な運動は?
食後1時間の“腹ごなしの散歩”30分以上





牛肉豚肉をたくさん食べる男性はリスクが高い
2013年、国立国際医療研究センターと国立がん研究センターなどのグループは5/21、牛や豚の肉を多く食べる男性は食べる量が少ない男子会に比べて糖尿病を発症するリスクが1.42倍になるとする疫学調査の結果をまとめた。
岩手県、東京都、長崎県、沖縄県にすむ45〜75歳の男女約6万4000人を対象に調査。
1995年と1996年に日常食べている肉の種類や量を市rふぁべ、5年間追跡調査して分析した。
1178人が糖尿病になった。
牛と豚の肉を1日平均83c以上食べる人は15c以下の人に比べて発症リスクが42%高かった。
ハムなどの加工肉や鶏肉では差が無かった。
女性はいずれも関連性が無かった。








糖を取り込む“力”が弱っている細胞に対して正常な状態に戻す作用があるとされる
無効
富士山の地下水にはバナジウムという微量元素が通常の水より100倍ほど多く含まれる。この濃度のバナジウムを糖尿病のマウスに摂取させても、血糖値を下げる作用が無かったと山梨県環境科学研究所が発表。海外では、地下水の約1000倍もの高濃度のバナジウムを与えた動物実験で、インスリンに似た血糖値降下作用が観察されているが、通常の摂取量では無効。
山梨県環境科学研究所は濃度を変えて実験を繰り返した結果
  1. バナジウム濃度が地下水のおよそ100倍以下では血糖値の上昇を抑制できない
  2. 地下水の濃度でマウスを三世代飼育しても糖尿病は改善しない。
などを明らかにしした。
実験を担当した長谷川達也研究員は「極低濃度で脂質代謝を改善する可能性はあるが、人間の糖尿病に影響があるとは思えない」と語る。2004.9/17


糖尿病の人の大部分が歯周病になります
歯周病は細菌による感染症の1つで、ジンジバリス菌などの酸素を嫌う細菌(嫌気性細菌)が酸素のない歯垢や歯周ポケットに入り込んで発症します。
そして細菌が出す毒素(内毒素)によって歯ぐきが腫れてきます。
そうすると、炎症性サイトカイン
  • ([インターロイキン-1][インターロイキン-6][TNF-α]など)
が内毒素と一緒に血管の中に入り込み、血管を拡張させたり、血管の透過性を亢進させたりします。
さらに好中球が血液中に入ってきて全身疾患が起きます。
また、内毒素・炎症性サイトカインなどが肝臓に取り込まれると、以下の症状が出てきます。
  1. CRP(C反応性タンパク質)という物質が出てきて、グルコースの代謝を阻害します。その結果、グルコース(糖)が血中にとどまり血糖値が上昇します。
  2. インスリン抵抗性が高まり、膵臓からのインスリンの分泌が抑制されるようになります。


医療コンサルタントの米ミレニア・ウンド・マネジメント(カリフォルニア州)は、糖尿病などによる慢性創傷のの専門治療センター開設を支持する事業を本格展開する。練馬総合病院(東京練馬区)が、2003年10月から同社の治療プログラムを導入した。糖尿病患者が増える中で、国内でも脚の切断に追い込まれるケースが増えている。
練馬総合病院の創傷ケアセンターは糖尿病や閉塞性動脈疾患で発症する足部の潰瘍のほか、慢性の床ずれなどが対象。
ミレニア社は米で専門医と確立した治療プログラムを提供。具体的には壊疽部分の切除や血管再生など症状に合わせた治療を施し、疾病を14週間管理する。米では7割以上が足部切断を回避できたという。米国では400以上の病院に創傷ケアセンターが設置され、症例データーベースも豊富


低血糖を起こした時
[砂糖]を飲んでも効かないので、常に[グルコース(単糖類)]を持ち歩くことが大切

尿






教育入院
糖尿病とうまくつきあって行くための食事や運動療法などを教える「教育入院」に患者が殺到している。2、3ヶ月待ちの病院も少なくないと言う。糖尿病は予備軍を含めると国民の1割を占める生活習慣病。きちんと自己管理出来れば怖い病気ではないが、出来ないと合併症により失明することもある。教育入院では自己管理のポイントを学ぶことが大切だ。1999.11.29《日本経済新聞》
東京都済生会中央病院の場合
  6:00 起床
  7:00〜 8:00    検尿
  8:00〜 8:30    朝食
  8:30〜10:00    運動療法の体験学習
  11:00〜11:45    検尿
  11:45〜12:30    昼食(盛りつけ実践)
  12:30〜13:30    講義(調味料の使い方)
  13:30〜14:30    講義(糖尿病検査)
  14:40〜15:40    講義(神経障害)
  15:40〜16:20    学習ビデオ鑑賞
  16:20〜17:00    講義(合併症全般)
  17:00〜18:00    検尿
  18:00〜19:00    夕食
  22:00          就寝
 









ビーマルワン
20時以降に食べるとビーマルワンが働きにくくなる。1日の総カロリーは同じでも、食べる時間帯でインスリンの分泌量が変化する。



調
食べないで治すことは不可能です。なぜなら、人間の細胞は修理できません。新しい元気な細胞を作って、傷んだ細胞と入れ替えることでなおします。そのためには、元気な細胞を作るための材料が必要です。材料をそろえるためには、いろんなものを食べることが必要です。   
粗食は血管いため逆効果
自動車はガソリンを燃やして走るが、人はブドウ糖を燃やしてエネルギーを得る。ブドウ糖の完全燃焼に絶対に必要なのがインスリンだ。不足するとあまったブドウ糖が血液中に残り、血糖値がが高くなる。一方、車に丈夫な車体が必要なように、人の骨格や血管、神経などをつくるには原料のタンパク質と脂肪が欠かせない。その利用にもインスリンが絶対に必要である。糖尿病はこの大切インスリンが不足する病気。3大栄養素がうまく利用されないため、原料の供給(食事)やインスリンの補給(治療)が不適切だと、長年かかって血管や神経がもろくなる。血管の豊富な目の網膜、腎臓もやられて失明、尿毒症、神経障害などの合併症を生じる。しかし、健康な人と同じく快適な生活を送ることが可能な病気だ。血糖値に合わせて食事を調節するのではなく、体格と運動量から必要な食事量を決め、必要量を毎食バランス良くとることが重要。過食はもちろん禁物だが、血糖値を下げる目的で粗食にすることは逆効果。血糖値は下がっても、かえって血管や神経をもろくして、糖尿病を悪化させる。
糖尿病は
血糖値が高くなるだけの病気ではない。
・・・だから食べないと治らない
「糖尿病は、1日のカロリーを1200〜1800kcalに抑えて、脂肪の摂取量を20〜35gまでに抑えることと、運動(特に歩くこと)をする事が大切です。運動することで脂肪細胞から分泌されるインスリン阻害物質が減少するので、甘いものを我慢出来ます。カロリーは抑えても、必要にして十分な栄養を摂取することがとても大切です。」
機内食は「予約の時に申し込めば、低カロリー食・減塩食・低コレステロール食が可能。追加料金は不要






女性にダメージ
2010年、白米のご飯を1日3杯食べる女性は、糖尿病になるリスクが1杯程度の女性の1.48倍(4杯では1.65倍)に高まるとする疫学調査の結果を国立がんセンターが11/12発表した。
1990〜1993年に全国9市町村に死んでいた45〜74歳の男女約6万人について、食事や運動などの生活習慣についてアンケートに答えてもらい、5年間追跡調査した。
5年間で糖尿病になったのは♂625人♀478人。
白米を食べる女性は糖尿病リスクがあったが、男性では無かった。
また、1日1時間以上運動をする♀では、白米の摂取量と発症リスクの間に関係は無かった。
研究チームの国立国際医療研究センター研究所の溝上哲也部長は「糖尿病予防には、ご飯と一緒に食物繊維を食べるなどの工夫をしてほしい」と話している


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