疼痛 (痛み) |
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| 関連情報 |
「手足が痛い」「線維筋痛症」「関節が痛い」複合性局所疼痛「疝痛」「気痛」「痛みが激しい」「歯痛」「シェーグレン症候群」「慢性関節リウマチ」「関節リウマチ」「多発性動脈炎」「全身性エリテマトーデス」「自己免疫性疾患」「側頭動脈炎」「リンパ球減少」「タンパク尿」「多発性筋炎」「リウマチ熱」「全身性強皮症」「発熱」「単球増多」「Wegener肉芽腫症」「ステロイド」「神経痛」「霊芝」 |
| 疼痛 痛み ペイン |
国際疼痛学会(1985年)の定義
「生体組織の損傷あるいは損傷の可能性のある侵害刺激が個体に起こす感覚」 「特殊な神経終末への繁樹によって起こる多少とも限局した不快、苦痛、苦悶の感覚」
◎種類:
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| ペイン クリニック |
「麻酔や薬物投与によって患者の痛みを和らげるのがペインクリニック。 ガンの痛みや頭痛・腰痛・術後の痛みを緩和する医療だが、最近、アレルギー疾患や花粉症などに応用されている。 ペインクリニックで主流となるのが薬物治療で、痛みの信号が脳に伝わる神経回路を局所麻酔などで遮断する「神経ブロック」が良く用いられる。麻酔医が担当することが多い。 神経を遮断できる場所は体全体で約50カ所。このうち20カ所が治療に使われる。 「星状神経節ブロック」 適用範囲が広く治療の中心になっているのは、左右の首の付け根にある星形の神経節を遮断する星状神経節ブロック。星状神経節は胸から上の部分を支配する交感神経のセンター。ここに局所麻酔を打つと交感神経の働きが抑えられて、血管が拡張する。肩こり・頭痛などの痛みは末端の血行の悪さが原因の場合が多いので、血管が拡張し、血液の流れが改善することで痛みが和らぐ。 手術後などで痛みが筋肉をこわばらせ、交感神経が過敏になって別の痛みを誘発する「痛みの悪循環」が起こる。この連鎖を断ち切ることも出来る。 星状神経節ブロックは痛みを伴わない疾患の症状改善にも効果がある。腰痛や頭痛持ちの患者が治療の過程で、不思議と鼻炎の症状などが良くなる事例が増えて「予期しなかった副作用」が判明。 顔面神経マヒや花粉症、アトピー性皮膚炎、突発性難聴や過敏性腸症候群などが代表例だ。花粉症シーズンになると毎年100人前後の患者が来院する昭和大病院の場合、他の治療法ではなかなか良くならなかった難治性患者のうち、約3割に症状の大きな改善が見られた。2シーズンにわたって治療した結果、その次のシーズンからは症状がみられない完治した症例もあった。 花粉症の場合、1日から数日おきに最低30回は治療を受けないと効果が出ない。個人差も大きく、疾患によっては保険適用が無い。 手のひらから汗が流れ落ちる多汗症や、暖かい部屋などにいると顔が真っ赤になる赤面症にも効く。いずれも決め手がなかったが、胸部の交感神経遮断で治ることが分かってきた。遮断法としては局所麻酔ではなく、神経の切除手術が行われる。この治療で実績のあるNTT東日本関東病院の塩谷正弘ペインクリニック科部長によると「過去の症例から判断して多汗症の97%、赤面症の80%は完治する」 ペインクリニックの対象
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| 異痛症 | →「知覚異常」 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| 急性疼痛(急性痛) | ||
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| 痛覚回路(ニューロン) | ||
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| 急性疼痛は、3つの段階のどこかで情報の流れを遮断すれは緩和できる | ||
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| 鎮痛物質 | ||
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| 慢性疼痛(慢性痛) |
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| 神経因性疼痛 ↓ 線維筋痛症 |
神経の異常が原因で起きるもので、手術やケガが治った後にも痛みが続く。 神経自体の故障からくる痛みで 「焼け付くように痛む」 「突っ張るような感覚」 「針でつつかれるような痛み」 「感覚は鈍いのに痛い」 「風に吹かれると痛む」 「複数の痛みが同時に起きる」 井上和秀・九州大学教授とトロント大学のソルターらの研究で、このような神経損傷では、脊髄のミクログリアと呼ばれる免疫細胞のATP受容体が活性化する。 ミクログリアは刺激に応じて生理活性物質を放出し、それが神経を過敏にするため神経障害性疼痛が起きる。 サイトカイン 「2009年、九州大学の井上和秀教授らのグループは、異常な痛みが続く慢性の病気である『神経因性疼痛』で、痛みが起きるメカニズムを動物実験で解明した。 神経が傷つくと情報伝達を担うタンパク質『サイトカイン』が増え、痛みが生じていた。 成果は米国科学紀要電子版に発表。 井上教授らは、すでに神経の障害によって脊髄にある神経細胞の一種『ミクログリア』が増え、痛みに関わるタンパク質(受容体)を刺激すると神経因性疼痛を引き起こすことを解明していた。 ただ、ミクログリアが増える理由が分からなかった。 研究チームはネズミを使った実験で、脊髄内でサイトカインの一種『インターフェロンγ』が増え、ミクログリアを活性化して増殖させていることを突き止めた。ネズミの脊髄にインターフェロンγを摂取すると、傷みが増すことも実験で確認した。」 (抗うつ剤) 異常な痛みが続く神経因性疼痛に、抗うつ剤が有効なことを井上和秀・九州大学教授と美根和典・福岡大学教授らが確認した。 効果を確認したのは『塩酸パロキセン(パキシル)』。 神経細胞から出た神経伝達物質(セロトニン)が再び細胞に取り込まれるのをジャマするSSRIと呼ばれるタイプの抗うつ剤。 井上教授は2003年、脊髄で免疫機能を担う細胞の表面で情報伝達に関わるタンパク質『P2X4』が神経因性疼痛の発症に関与していることを突き止めた。 P2X4を抑えるのにパロキセンが有効なことを発見。 ラット実験で効果を確認。 美根教授らは井上教授とは別に33人の患者にパロキセンを投与し、21人が普通の生活を送れるまでに回復した。他のSSRIの抗うつ剤もテストしたが、効果はなかった。 (ブレガバリン) すでに世界で使用され、実績を積み上げている薬剤。 糖尿病性神経障害に伴う疼痛、帯状疱疹後神経痛、部分てんかん補助治療薬、全般性不安障害として欧州で承認を取得している。 |
| 痛みの種類 | 治療法 | |
| 身体的痛み (侵害因子受容性) nociceptive |
筋の攣縮 | 理学療法、ジアゼパム、非アヘン系鎮痛薬 |
| 組織のゆがみ | 鎮痛薬 | |
| 神経圧迫 | 鎮痛薬、コルチコステロイド、神経ブロック | |
| 痛覚求心路遮断(神経破壊) | 抗うつ薬、抗ケイレン薬 | |
| 麻薬、コルチコステロイド | ||
| 神経ブロック | ||
| コルドトミー(脊髄前側索切除術)・・・・・・ (注)末梢神経病変には時に有効、脊髄病変には無効。 |
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| 電気刺激 | 2009年、大阪大学、日本大学、北海道大学、福島県立医科大学、浜松医科大学、近畿大学、産業医科大学など7大学は、脳卒中や神経損傷などの後遺症である慢性の激しい痛みを軽減する新しい治療法の臨床研究を始める。 頭の外から脳を磁気で毎日刺激して、薬では抑えられない激痛を和らげる。 脳卒中や脊髄損傷、帯状疱疹、手や足の切断後に感じる激しい痛みやシビレは、投薬や神経ブロックなどの通常の治療法では効果が出ないことが多い。阪大の斎藤洋一准教授らは、大脳で運動を司る領域の特定個所を磁気発生装置で刺激すると痛みが軽くなることを確認。10分刺激すると痛みは3時間軽減でき、重い副作用も無いという。 臨床研究は、患者70人に対して2週間、毎日刺激を与えて効果が持続するかどうかなどを調べる。 |
| PG | 痛み強める物質解明 「体の中で痛みを感じるとき、生理活性物質の一種、『プロスタグランジンⅠ』が痛みを増強させる役割を果たしていることが京都大医学部の成宮周教授(薬理学)らの動物実験で分かった。14日付けの英科学誌ネイチャーに発表された。 プロスタグランジン(PG)が痛みの増強や、炎症、発熱などに関係していることはこれまで分かっていた。しかし、PGは化学構造の違いによってD・E・F・Iなどに区別され、それぞれ違った機能を果たしていると考えられている。 成宮教授らは、遺伝子を操作してPGの中でもPGⅠと結びつく受容体がないネズミを作った。 実験ではネズミの腹部に酢酸を注射して痛みを起こさせた。普通のネズミは30分間に約40回、身をよじるという痛みへの反応を見せたが、PGⅠ受容体がないネズミでは身をよじる回数が約10回に減った。鎮痛薬を与えても同様に約10回だった。 成宮教授は、PGⅠ受容体が無くなったことで痛みはゼロにはならなかったが、PGⅠによる痛みの増強効果は抑えられたとみている。 成宮教授は「PGⅠの働きだけを抑える薬が出来れば副作用が少ない鎮痛薬になる可能性がある」と話している。 |
| 皮膚刺激 | で鎮痛・・・モルヒネに似た物質 2010年、東京都健康長寿医療センター研究所の堀田晴美研究副部長、渡辺信博研究員らとドイツピュルツブルグ大学の研究チームは、病気やケガによる痛みを軽減できる新しい仕組みを発見した。 皮膚に軽く触れるとモルヒネに似た物質が体内に分泌され、痛みを抑えていた。 腹痛や頭痛、けがなどで痛みを感じた場合に患部に近い部分の皮膚を手で触れたり押さえたりすると痛みが和らぐことは経験的に知られていたが、生理的なメカニズムは不明だった。 研究チームは、麻酔したラットの後ろ脚の神経に電気刺激を与え、心臓を制御する交感神経が痛みを感じるようにした。この状態で脚のももの皮膚上にゴム製の重さ12gのおもりをのせて10分間刺激した。 おもりを取り除いてから20分後の交感神経の電位を調べたところ、おもりをのせる前より60%まで減少した。皮膚の刺激で痛みを軽減できることを確認した。 痛みを和らげる物質の正体を探るため、神経細胞が分泌するモルヒネに似たオピオイドという物質に注目。オピオイドの働きを防ぐ物質を体内に入れて、同様の実験をしたところ、おもりを外した後の電位の減少幅が小さくなっていた。 皮膚に触れることでオピオイドが分泌され、痛みを和らげている可能性が高いという。 オピオイドはヒトでも鎮痛作用を起こす物質として、脳や脊髄で分泌される事が知られているが、皮膚に触れるだけで働くのが確認されたのは初めて。 |
| モービック | 消炎鎮痛剤・・・・・・・胃腸障害を抑制 「日本ベーリンガーインゲルハイム(川西市)と第一製薬は、新しい非ステロイド系の消炎鎮痛剤「モービックカプセル」を15日に発売。 モービックは体内で炎症反応に関係するシクロオキシゲナーゼ2(COX2)と呼ばれる酵素の働きを強く抑えるのが特徴。これまでの非ステロイド系消炎鎮痛剤は、COX2と同時に他の酵素の活性も抑えていたため、副作用が出ることがあった。 リウマチなどに 「慢性関節リウマチや変形性関節症などの治療に使う。リウマチなどの疼痛にはCOX2が関係している。細胞にはシクロオキシゲナーゼ(COX1)と呼ぶ酵素が存在し、胃や腎臓の粘膜を強化する生理活性物質であるプロスタグランジンを日夜作っている。ところが筋肉が断裂したときなど生体に異変が起きると、通常は休眠状態にあるCOX2が働き、COX2由来のプロスタグランジンが痛みの元凶となる。 1991年まで、COXに2種類あることは科学的に解明されていなかった。それ以前の消炎鎮痛剤はCOX2ばかりか、善玉のCOX1まで止めてしまい、胃腸障害の重い副作用を誘発した。 消炎鎮痛剤は紀元前からヤナギの樹皮に含まれるサリチル酸塩類を使う療法があったが、近代に入って消炎鎮痛剤の幕を開けたのは1892年に開発された「アスピリン」。その後、約60種類にのぼるアスピリン系鎮痛剤が登場した。だが、アスピリンは持続時間が2~3時間と短い。さらにCOX2と同時にCOX1の働きを阻害することで胃腸障害や皮膚のかゆみを引き起こす。 そこで86年に剤形などに工夫を凝らした三共の「ロキソニン」が登場。消炎鎮痛剤は第2世代に入る。第2世代は患部にだけ薬効が届くようにする薬物送達システム(DDS)技術を使い、胃粘膜をあまり傷めずに発生源で痛みを止める仕組みだ。ロキソニンは消炎鎮痛剤の売り上げトップに立った。 日本ベーリンガー・インゲルハイムのモービックは、いわば第3世代。94年に英国の学者が痛みをもたらすCOX2だけを阻害する「夢の薬剤」を理論的に提唱したことで欧米メーカーによる開発競争が始まった。 96年に独ベーリンガー・インゲルハイムが開発に成功し、米メルク、米ファルマシアが追随した。 モービックと第1世代の代表格であるノバルティスファーマの「ボルタレン」を比べると、従来弱点だった消化不良・嘔吐・腹痛などの副作用が「モービックでは統計的に有意に少ない結果が出ている」(壺山泰幸マネジャー)という。国内臨床試験での副作用発現率は16.2%で、6割前後出ていた第1世代に比べ低い値がでた。 一方、効き目ではモービックは、慢性関節リウマチ・変形性関節症など、すべての効能でボルタレンと同等の改善効果があった。ボルタレンは効き目でいえば、第2世代に比べて「切れ味が鋭い」という定評がある。第2世代のロキソニンとの比較ではリウマチ・変形性関節症でモービックの改善効果が高かったという。 |
| 西洋薬 | →「消炎鎮痛薬」 「リリカ」・・・ファイザーが開発し、2010年4月、帯状疱疹後神経痛向けで承認を取得。6月に発売。過剰に興奮した神経系において、各種伝達物質の放出を促すカルシウムイオンの働きを抑えて痛みを和らげる。 2010年、11月に、末梢性神経障害性疼痛全般にも使える承認を取得した。 神経障害性の痛みは神経の損傷による機能異常で起こる。非ステロイド系鎮痛薬は効果がほとんど無い。 |
| 術後疼痛 | 術後痛 2010年、関西医科大学の伊藤誠二教授らは、外科手術後の傷口の痛みを和らげるゲル状の鎮痛剤を開発した。 ゼラチン質に染み込ませた薬が1週間ほどかけて徐々に放出され、鎮痛効果が持続することをラット実験で確認した。 伊藤教授と權雅憲教授、海堀昌樹講師らの成果。 外科手術で筋肉や腹膜などを切開後、傷口が塞がるまでの1週間前後続く「術後痛」をうまく取り除くのが目的。 研究チームは、一般的な消炎鎮痛剤のケトプロフェンや局所麻酔剤のリドカインをゼラチン質に染み込ませたシート状のゲルを作製。ラットでテストした。 術後痛に対する処置は通常、点滴などによる鎮痛剤の全身投与や局所麻酔を使っている。こうした方法ではケトプロフェンの作用時間は4~6時間、リドカインの作用時間は1~2時間と短いが、ラットの実験ではゲルが薬をすこしづつ放出し、切開から7日後まで鎮痛効果が続いた。 |
| 2ccPA | モルヒネに劣らない 2010年、お茶の水女子大学の室伏きみ子教授らはモルヒネに劣らない強い作用を持つ新型鎮静剤に使える物質を発見した。 依存性や幻覚などが起きにくく、安全性が高い。 発見した物質は、粘菌から発見した生理活性脂質の環状ホスファチジン酸(cPA)の一種で、「2ccPA」と呼ぶ、 天然のcPAより数十倍鎮痛作用が高いことを確かめた。 2ccPAには、慢性痛の原因物質とされる「リゾホスファチジン酸」を合成する酵素の働きを抑える性質がある。研究グループはこの性質が鎮痛効果をもたらすという。 強い鎮静剤であるモルヒネは、カンナビノイド受容体を介して作用することが知られており、嘔吐・幻覚・依存性などの副作用がある。 2ccPAはカンナビノイド受容体と結合しないため、こうした副作用を持たないという。 毒性試験でも問題は見つかっていない。 |
| 【懸痛】 | (けんつう)=ひきつり痛む。 |
| 【 |
(さんつう)=疼痛。 |
| 【酸疼】 | (さんとう)=わるだるく痛む。 |
| 【掣痛】 | (せいつう)=ひきつれ痛む。 |
| 【走痛】 | (そうつう)=痛みがあちこちと移動する。 |
| [霊芝][コウジン(紅参)] | |
| 主薬 <漢方医学> |
「上に在るは風に属す:(羗活・桔梗・桂枝・威霊仙)を主薬とし、 「下に在るは湿に属す:(牛膝・木通・防已・黄柏)を主薬とすべし 「諸痛を止むるには、乳香・没薬を主薬とすべし」《万病回春》 |
| 疼痛(痛み)に用いる漢方薬 | |
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