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制御性T細胞
(Tレグ)






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免疫  

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樹状細胞療法








制御性T細胞(Tレグ)
  • 1985年、大阪大学の坂口志文特別教授が発見。
  • 制御性T細胞は
  • 免疫の仕組みの中で自動車のブレーキの役割を担う。
  • 各種の免疫細胞が細菌やウイルスなどの外敵を排除しようと攻撃する際に、アクセルを踏みすぎると自分自身の細胞や組織をキズつけてしまう。

  • 坂口教授は、京都大学在籍中に、マウスの胸腺を摘出すると様々な臓器で炎症が起きることを知り、マウスに起きたのは自己免疫疾患では?と考え、免疫の暴走を抑える細胞があるという仮説を立て実験。
  • 免疫細胞の一種であるT細胞を細かく分類した。
  • その結果、胸腺を摘出しない正常なマウスからCD5と呼ぶ分子を表面に持つT細胞を取り除くと、胃や卵巣、甲状腺、関節に炎症が起きる自己免疫疾患を発症することを発見し、1985年に発表した。

1995年
  • 正常なマウスからCD25と呼ぶ分子を表面に持つT細胞を除くと、より激しい自己免疫疾患の症状が出ると発表。

2003年
  • 制御性T細胞で多く働くタンパク質「Foxp3」が最も重要な因子であることを見つけた。
  • 免疫を抑制する機能を持たないマウスの普通のT細胞にこの遺伝子を導入したところ、CD25分子など制御性T細胞に特有の分子が現れた。









T細胞を2種類に選別
  • 「体の免疫反応が働く際に、「司令塔」となるT細胞を2種類に選別できる手法を京都大学の研究チームが開発した。
    1. (エフェクターT細胞)
      • 病原菌など異物を攻撃するタイプ
    2. (制御性T細胞)
      • 免疫反応が過剰になるのを抑えるタイプ
      • 坂口志文・大阪大学特別教授が発見。
      • ガンの盾として働いている。
    をタンパク質を手掛かりに分別する
  • 成果は2007年7/6のイミュニティ電子版に掲載


T細胞は免疫反応で中心的な役割を担うリンパ球の一種。


  • 病原菌が侵入した情報が伝わると、
    • 攻撃タイプの『エフェクターT細胞』と、
    • 抑制タイプの『制御性T細胞』
    が活性化する。


  • 2種類のT細胞のバランスが崩れるとアレルギーなどが発症すると考えられており、ガン細胞を攻撃するリンパ球の働きを制御性T細胞が抑え込むことが知られている。

  • 坂口志文教授と山口智之助教授らは、マウスのT細胞をラットに移植、免疫反応でできた1000種類以上の抗体を元に、制御性T細胞では[葉酸]取り込み用のタンパク質が多くなることを突き止めた。
    ガン細胞を移植したマウスに、このタンパク質とくっつく抗体を投与すると制御性T細胞が減り、ガン細胞が消失〜縮小し、生存期間も延びた。
    人間の制御性T細胞にも同様のタンパク質が存在することを遺伝子レベルでは確認済み。


    ガンの免疫療法 は、
  • 生理活性物質などを投与してエフェクターT細胞を増やすのが一般的だが、同時に、制御性T細胞も増えるため治療効果が限定的だった。



制御性T細胞を攻撃し、ガン細胞を死滅
  • 2016年、米国立衛生研究所の小林久隆主任研究員は名古屋大学と共同で、免疫の攻撃からガン細胞を守っている「制御性T細胞」を攻撃して、ガン細胞を死滅させる手法を開発した。

  • 近赤外線を当てて、ガンの周辺にある制御性T細胞を壊し、活性化した免疫で攻撃する。

  • 正常な細胞には影響しないため、副作用も出にくい。
  • 近赤外線を当てると、局所的に発熱する色素で細胞膜が破壊される仕組みを利用した。
  • 色素に、制御性T細胞と結合する物質をくっつけガンを移植したネズミに投与した。
  • そのネズミの患部に近赤外線を当てると、
    • 肺がん、
    • 大腸ガン、
    • 甲状腺がん
    などでガン細胞が無くなることを確かめた。







ガン守る細胞を除く・・・新しい免疫療法
  • 2012年、体の中でガンを守っている細胞を取り除き、治療効果を高める免疫療法の研究が進んでいる。
    免疫療法は免疫を高めるワクチン物質を投与する方法が知られている。ガンを攻撃する手法だった。
    新療法はこれまでの発想と異なり、守りを崩してすき間を突く手法。
    滋賀医科大学や京都大学などが細胞を除去する材料を開発し、東レや旭化成などが動物実験に参加して成果が出始めた。
    体の中でガンの護衛薬を担っているのが「制御性T細胞」。
    もともとは免疫を担うリンパ球の一種だったが、免疫の過剰な働きを抑えるブレーキ役を果たす。この免疫を抑える性質をガン細胞が逆手に取り、抗ガン剤からの攻撃をかわしている。
    その護衛役を取り除いてしまえは攻めやすくなる。
  • 滋賀医科大学の小笠原一誠教授らと東レは、ポリスルホンという高分子材料を加工し、制御性T細胞を捕まえる。新材料の表面にある分子が細胞の表面から出る分子「TGF-β」とくっつく。実験では、ラットの血液を新材料に約1時間さらして制御性T細胞を取り除いた。それを別のラットに輸血してガン細胞を移植してみると、ガンは育たなかった、ガンを守っていた細胞が無くなった。
    2013年からサルで実験する。
    京都大学の木村俊作教授や旭化成、大阪大学の坂口志文教授らは、制御性T細胞の表面にある物質に結合するタンパク質(抗体)をポリプロピレンにつけた新材料を開発した。マウスから抜いた血液を約30分かけて新材料に通すことを2〜4回繰り返すと8割以上の制御性T細胞を除去できた。
  • 従来の免疫療法は30年以上研究されているが、生存期間の延長を証明できないケースも出ていて、現在、壁にぶつかっている。
  • 免疫療法だけでは限界があった。

がん免疫療法の治験
  • 2013年、愛知医科大学の上田龍三教授は、国立がんセンターなど7施設でがん免疫療法の効果を見極める治験を10月から始めることを、日本癌学会で明らかにした。
  • 成人T細胞白血病(ATL)の治療薬を活用する。
  • がんの免疫療法では、薬剤で患者の免疫細胞を活性化してガンを退治する。
  • ATLの治療薬はガン組織の特殊な「制御性T細胞」に作用して免疫細胞がガンを攻撃しやすくする。


ガンの盾になる細胞を死滅させる手法
  • 2015年、大阪大学病院や国立がん研究所東病院あんどは、医師主導の臨床試験を始める。成人細胞白血病(ATL)が対象。
  • ATLが再発した患者20人に、協和発酵キリンのATL治療薬「モガリズマブ」を投与。
  • 患者の半数にはグラクソ・スミスクラインからの治療用ワクチンを投与、ガンが悪化しない期間を比べる。
  • ガン細胞の周囲には免疫のブレーキ役の「制御性T細胞」がおり、免疫細胞による攻撃からガンを守る盾になっている。
  • 大阪大学の阪靴志文特別教授と西川博嘉特任准教授らが、ガン細胞に作用するモガリズマブが制御性T細胞を死滅に導くことを明らかにした。
  • 死滅後はガンを攻撃する免疫細胞が活発に働く様になる。








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