口渇
舌が乾く
口腔乾燥症
シェーグレン症候群



唾液
唾液
  1. 1日に1g〜1.5g分泌する。
  2. 唾液の中の消化酵素(プチアリン)がデンプンを麦芽糖に分解する。
  3. 唾液のpH値・・・・6.4
  4. 唾液の成分
    • ほぼ中性
    • 水分・・・・99.5%
    • 残り・・・・粘液(ムチン)、消化酵素


唾液の作用
  1. 消化作用
    • 口腔では、咀嚼による機械的作用と唾液による化学的作用を、同時に行い消化を行っている。
  2. 咀嚼は味覚を助ける
  3. 発声を促す
  4. 嚥下を促す
  5. 口腔内の清浄


唾液を分泌する腺
=唾液腺(口腔腺)
  1. 小口腔腺
    • 口唇腺
    • 頬腺
    • 臼歯腺
    • 口蓋腺
    • 舌腺
  2. 大口腔腺・・・(3大唾液腺)
    • 耳下腺
    • 顎下腺
    • 舌下腺

唾液分泌の調節
  • 唾液は交感神経と副交感神経の二重支配。
  • 副交感神経の興奮で、・・・量が多い唾液が分泌される。
  • 交感神経の興奮で・・・・量の少ない粘液性の唾液が分泌される。






涙や唾液を作る機能を再生
  • 2013年、東京理科大学の辻孝教授と慶應義塾大学などは、涙や唾液を分泌する器官を再生し、マウスに移植して働くことを確認した。
  • 成果はネイチャーコミュニケーションズ10/2に掲載
  • マウス胎児から、涙腺や唾液腺のもととなる器官にある上皮細胞と間葉系幹細胞を採取。両者が接着するように培養すると、涙腺や唾液腺ももととなる器官に似た構造の組織になった。この組織を涙腺や唾液腺を取り除いた別のマウスに移植。健常なマウスと同様に涙や唾液が分泌されるのかを確かめた。


傷口をツバでなめて治す
  • 2016年、新潟工科大学の斎藤英一教授、東京歯科大学の加藤哲男教授らは、唾液に含まれるタンパク質の一種がキズの治療を促進することを明らかにした。
  • 効果を確かめたのは「ヒスタチン9」というタンパク質。
  • マウスの上皮細胞を培養皿でシート状に加工し、シートを2つに分割した。
  • ヒスタチン9を加えると、接着高度が2.5倍になった。
  • 研究グループはヒスタチン9が口内炎菌や虫歯菌に穴を開けて侵入する様子を確かめており、今後は皮膚で感染する菌を攻撃するかどうかを調べる。





(1)脾の液で、脾が熱するとツバが流れる。

(2)唾は腎の液。

大病後にツバをよく吐くのは、胃に寒がある為





(1)回虫のために、唾液がたまる:
  • [理中安蛔湯]
  • [烏梅丸]
  • [大建中湯]
  • [椒梅瀉心湯]
  • [甘草粉蜜湯]

(2)欝により、唾液がたまる:[大柴胡湯]

(3)腎虚から:[八味地黄丸
]






つば・・・漢方薬
  • 黄連解毒湯
    1. 口に唾液の溜まるものに、人参湯や甘草乾姜湯のような裏を温める作用のある処方を用いて良いものと、黄連解毒湯や瀉胃湯のように、裏を冷却せしめる作用のある処方を用いて良いものとある。黄連解毒湯や瀉胃湯の場合は、患者に寒性の症状が無く、顔色も赤味を帯び、唾液も粘稠で、しばしば口臭を覚え、脈も浮数の傾向がある。         口内炎のため粘液の分泌が増加して、よだれの出るというような時にこれらの処方を用いる機会がある。《大塚敬節》
  • 人参湯
    1. (ツバ・よだれが多い)
    2. 平人、ツバを吐いて止まない者は、10中8、9は理中湯(=人参湯)で治るものである。先年、1男子に、この症があったので、この方を与えたが効がなく、甘草乾姜湯を与えて治ったことがある。また1人は茯苓飲で治った者がある。《有持桂里》
    3. 胃アトニー症、胃下垂症の患者で、薄くて、呑み込むと気持が悪くて、飲み込めないような唾液が口にたまる者《大塚敬節》
    4. 42歳女性。背が高く痩せている。血色もあまりよくない。平素から胃腸が弱いが、下痢することはない。食欲はあるが、少し食べると、すぐ胸が一杯になる。甘味のものが好きで、胃下垂症があると言われたことがある。冷え症で、疲れやすく、冷えると、尿が近くなり。舌を診ると、舌苔はなく、湿っている。唾液が口にたまるし、風呂に入って温まると、必ず味のない水が湧くように胃の方から上がってくる。それに帯下がある。この帯下は水の様である。脈は沈んで遅い。腹には力がなく、振水音を証明する。私はこれに人参湯を与えた。これを飲むとからだが引き締まるような感じがして気持ちよく、4、5日たつと、唾液が口に溜まらなくなり、食欲が出てきた。ところが全身に浮腫が現れたので、患者は驚いて、5日後に来院した。私は患者に言った。“これは薬が効いた証拠ですから心配ありません。そのうちに自然に、このむくみはとれます”と。そして引き続き人参湯を与えたところ、5日後には浮腫が去り、1ヶ月後には、帯下も無くなり、血色もよくなり、筋肉に弾力がついてきた《大塚敬節》
  • 八味地黄丸
    1. 51歳、昨年の冬の初めに、感冒にかかり、それが治った後で、ツバを吐いて止まず、何人もも医師にかかったが治らない。
      診ると、顔色は惨憺として暗く、皮膚は光沢を失ってガサガサし、動作がいかにも大儀そうである。しかし食欲も大小便も平素と変わらない。そこでツバは素問にいうところの腎液である。すなわち病は腎にあるのだとして、八味丸料を与えた。これを2週間ほど飲むと、すっかり治ってしまった。
      (和漢医林新誌弟57号)




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