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中耳炎

チェック
滲出性中耳炎」「化膿」「癰疽」「耳だれ」「




中耳に細菌などが侵入して炎症を起こしたもので、急性と慢性とがあります。
→痛くない中耳炎(滲出性中耳炎

<1>[急性中耳炎]
<2>[慢性中耳炎]




カゼがその主な原因ですが、ほとんどが咽喉炎や鼻炎に伴って起こります。
  • 中耳炎を原因はバクテリアに感染することだとされていたが、2006年、フィンランドのトゥルク大学のグループは、急性中耳炎などの耳の感染症の多くが、バクテリアと同時にウイルスにも感染していることを突き止めた。抗生物質はウイルスには効果がない。
【症状】
初期症状には の痛み・発熱があります。子供の場合には高熱が出ます。急性期に完治しておかないと、慢性中耳炎になったり、脳膜炎などを起こすことがあります。




悪臭のする膿が絶えず出て治りにくくなり、耳が聞こえにくくなったり、難聴になったりすることがあります。






ぜんそくの持病がある方がなりやすい。


航空性中耳炎
  • 飛行機の離陸時に感じる気圧の変化に伴う耳の不調を「航空性中耳炎」という。
    普通は自然に治るが、カゼを引きやすい時期には重症化することもある。
    • 地上の気圧・・・・1.0気圧
    • 上空の機内・・・・0.8気圧
    “3日前に海外から帰ったが、いまだに聞こえが悪い”と訴えることが多い。
    痛みを感じることもある。痛みの発生源である鼓膜の内側の空間は、耳管という細い管で鼻と通じている。ふだんは無意識のうちに耳管から新鮮な空気を取り入れ、外との気圧の差を調節しているが、カゼや鼻炎で耳管が詰まると空気の流れがスムーズに行かなくなり気圧の変化の影響を受ける。
    (対処法)
    1. つばを飲み込む
    2. アクビをする
    3. 飴を食べたり、ガムを噛む
    4. 下アゴを左右に動かしてつばを飲み込む
    5. バルサルバ法・・・ダイビングで行う「耳抜き」
      • 鼻をつまみ、口を閉じ、鼻の奥から「ンッ」と力を入れて意識的に耳に送風する方法で、慣れていれば選択肢の1つ。ただ必ず鼻をかんでから、軽く力むこと。鼻が詰まっているとバイ菌が繁殖した鼻水まで耳の奥に押し込まれ、細菌感染することがある。
    が急に痛くなる『航空性中耳炎』も機内で起きる急病の1つ。飛行機の上昇時には機内の気圧が急低下し、加工時には急上昇するので、鼓膜の内と外に気圧差が生じる。このため、離陸時には鼓膜が外向きに膨らみ、着陸時には内側にへこんでがツンとする。
     このように鼓膜に無理な力が加わると、場合によっては炎症が起きて航空性中耳炎になる。「海外旅行では飛行機を何度も乗り換えると、鼓膜に繰り返し無理なチキが加わるので要注意」(大越医師)
  • 機内で赤ちゃんがひどく泣いている時は、航空性中耳炎を疑う必要があるツバを飲み込んだり、鼻をつまんで息を詰めたり(鼻をつまんで鼻をかむ)すると、鼻の奥と中耳の間を結ぶ耳管に空気が流れて気圧差がなくなり、の痛みを防げる。

    機内で赤ちゃんがひどく泣いている時は、航空性中耳炎を疑う必要がある
    ツバを飲み込んだり、鼻をつまんで息を詰めたり(鼻をつまんで鼻をかむ)すると、鼻の奥と中耳の間を結ぶ耳管に空気が流れて気圧差がなくなり、耳の痛みを防げる。



鼓膜を再生
  • 2015年、先端医療振興財団は2/12、京都大病院や慶應大病院と共同で、中耳炎や外傷で鼓膜に穴が開きふさがらなくなる「鼓膜穿孔」の冠者を、鼓膜の細胞を再生を目指す治験を実施する。
  • 治療では、穴の開いた部分を鼓膜の細胞を増殖させる物質を含ませたスポンジ状の繊細な素材でふさいだ上、乾燥や感染を防ぐためにのりで覆う。
  • 10〜30分で終了する。
  • 従来の手法では、耳の後部を切開するなどの処置が必要で、数時間かかっていた。



抗生物質で治りにくい中耳炎
治りにくい中耳炎
  • 「帝京大学の紺野昌俊・名誉教授が代表を務める「肺炎球菌等による市中感染症研究会」は、各地の患者から検出された中耳炎の原因菌を調べたり、病院などにアンケートしたりして、適切な治療法の検討を続けている。1997年に出来たこの研究会には、全国48施設の医師や検査技師らが参加している。これまでの調査で、慎重な使用が求められる抗生物質を長期間処方し続けている耳鼻科医、子供の鼓膜の見方を良く知らない小児科医をいることが分かった。紺野さんは「医師が抗生物質を過信し、患者の微妙な変化を見なくなっているようだ」と話す。
    こうした状況を改善するための医師への助言は3つ。
    1. 抗生物質が効く場合は3日以内に効果が出る。出なければ、もう一度検討する
    2. 状態がおかしければ、翌日も治療に来るよう患者にきちんと説明する
    3. 小児科医と耳鼻科医の連携を強化する
    患者側にも問題はある。医師の処方を守らず、症状が良くなると薬を飲むのを止めてしまったり、服用回数を減らしたりする。「この薬はいつまで飲んだらよいのか。もう一度診察を受けるべきか。患者から医師に問いかけることも必要だ」と紺野さん。
    • 中耳炎の予防策として多くの医師の勧めるものに、鼻の洗浄治療がある。
    中耳炎など呼吸器感染症の原因菌は鼻腔に集中する。とくに、中耳炎になりやすい2歳以下の子供は1人で鼻がかめず、鼻汁がたまりがちなので、洗浄の効果は大きい。抗生物質の濫用による耐性菌の増加を防ぐことにもなる。
    東北労災病院(仙台市)小児科の高柳玲子医長は昨年から耳鼻咽喉科の協力を得、市販の鼻汁吸引器を使い自宅で幼児の鼻汁を吸引し、洗浄する方法を親たちに教えている。
    まず食塩20gと重曹5gを1リットルの水に溶かして小さなスプレー容器に入れ、鼻の中に噴霧して鼻汁の粘り気を弱める。そのあとすぐ鼻の穴に鼻汁吸引器を密着させて吸引する。これを1日3回する
    昨年1〜8月、長引く咳や膿状の鼻汁が出ていた0歳〜5歳の子供40人に対し、親に吸引してもらった。23人が2週間続け、いずれも抗生物質なしで症状が明らかに改善した。吸引前には耐性の肺炎球菌が検出された子供も、治療を始めて1週間で菌の検出量が減った。結果が出てから抗生物質を使う。2人の子供に実践している高柳さんは「入浴中や入浴後にやるのが効果的」と話す。
    ただ、途中で吸引をやめてしまった子供には、抗生物質を使っても中耳炎になった例もある。「この方法は万能ではないが、抗生物質を減らせる可能性が示された」と高柳さん。
    また、片方の鼻の穴を押しつぶして遠くへ鼻水を飛ばす、いわゆる手鼻をかむ遊びなどで、正しい鼻のかみ方を教えれば、中耳炎の予防になる。


目立つ入院
  • 抗生物質が効きにくく、一旦治っても何度も再発する子供の急性中耳炎が増えている。風邪を引いたことがきっかけになって熱を出し、中耳炎になるケースがほとんどだが、薬を効かないため、重症化して入院する例も目立っている。肺炎を併発したり、まれには髄膜炎を起こしたりするケースもある。
    この春、2歳になる仙台市在住のA子ちゃんは昨年9月、球に熱が出て、急性中耳炎になっていたことが分かった。近くの耳鼻咽喉科医院で鼓膜を切って膿を出してもらい、その後は落ち着いていたが、12月になって風邪をひき、発熱すると、中耳炎が再発している事が分かった。
    鼓膜の切開を受け、抗生物質も飲んだが、今度は熱が下がらず、耳を痛がり、症状は悪くなる一方だった。耳鼻科医院から「ここでの治療には限界がある」と東北労災病院(仙台市)の耳鼻咽喉科を紹介され、10日間入院して抗生物質の点滴治療を受けた。
    「中耳炎がこんなに治療に時間がかかり、入院までしなければならない病気とは思ってもいませんでした」とお母さんは振り返る。
    東北労災病院の末武光子・第2耳鼻咽喉科部長によると、中耳炎単独か中耳炎と肺炎、気管支炎などを合併して入院した子供の数が1994年は58人だったのが、95年は81人、96年135人、97年95人98年は6月までで97人と増加傾向が続いている。年齢的には2歳以下の乳幼児が約7割を占め、1歳以下と小さい子ほど重症の子が多く、合併症も出やすかった。
    末武さんは「中耳炎はこれまで抗生物質が良く効いて治っていたため、外来で簡単に治る病気と認識されていた。それが通用しない例が目立ってきた」と話す。
    砂川慶介・北里大学医学部教授(感染症学)も昨年まで勤務していた国立病院東京医療センター小児科で、1995年以前は中耳炎だけの入院例はほとんど無かったのが、その後、次第に入院する例が増えてきたという。96年は同科の入院で中耳炎は1.5%だったが、97年は6.0%に。退院してもまた入院を余儀なくされる例も目立つ。
    こうしたケースの原因と見られるのが、中耳炎を起こす原因菌のなかに抗生物質が効きにくい耐性菌が増えてきていることだ。多くの種類の細菌に効くセフェム系などの抗生物質の開発が進み、細菌検査もせずに抗生物質を多用する医師が多いことなどが原因だと指摘されている。
    急性中耳炎の原因菌としては[肺炎球菌]と[インフルエンザ菌]が代表的だ。94〜97年の東北労災病院で急性中耳炎の治療を受けた6歳以下の患者の耳から検出された菌の分析によると、最も多く検出された肺炎球菌のなかで、耐性菌はゼロで、抗生物質が効く感受性菌が81%、残りがやや効きにくい中間型だった。しかし、95年に耐性菌が初めて検出されると。96年は耐性菌が29%、97年は25%になった。逆に感受性菌は96年以降。30%以下に減り、耐性菌や中間型が大半を占めるようになった。
    88年に日本で初めて耐性菌による中耳炎の患者の例を報告した杉田麟也・杉田耳鼻咽喉科院長が周辺診療所の7歳以下の中耳炎患者624人から91年〜97年の間に検出した菌を分析した結果でも、この6年で耐性菌が約2倍に上昇していた。
    杉田さんによると、耐性菌による難治性の中耳炎の子供の両親や、祖父母が治りにくい蓄膿症になるケースも目立つようになっていると言う。大人に子供に比べて中耳炎にはなりにくいが、同じ耐性菌が大人の鼻腔に感染し、悪さをしているらしい。
    「子供ばかりに目がいって、データは少ないが、大人でも耐性菌による肺炎も含めて、治りにくい中耳炎が増えてくる可能性がある」と話している。


針灸のつぼ [照海][腎兪][志室][大椎][風門][肩井][風池][翳風][聴宮][少海][曲池][支溝][後谿][陽陵泉]
“中耳炎、痛み烈しきそのときは照海、曲池、三陽の絡”




○ドクダミ・ハコベ・ハマゴウ・マムシ・ムカデ・ユキノシタ・レンギョウ。


中耳炎の漢方薬          →滲出性中耳炎
  1. 黄蓍建中湯
  2. 葛根加朮附湯
  3. 葛根湯
  4. 葛根湯+桔梗石膏
  5. 荊芥連翹湯
  6. 桂枝加黄蓍湯
  7. 桂枝加朮附湯
  8. 柴胡桂枝湯
  9. 柴胡桂枝乾姜湯
  10. 柴胡清肝湯
  11. 柴平湯
  12. 十味敗毒湯荊芥連翹湯スクアレン
  13. 十味敗毒湯+小柴胡湯+桔梗石膏
  14. 十味敗毒湯苓桂朮甘湯
  15. 十味敗毒湯苓桂朮甘湯スクアレン
  16. 十味敗毒湯+桔梗石膏
  17. 小柴胡湯
    1. 初起:「L石膏」《方読便覧》
    2. 外耳道炎よりも中耳炎に用いる機会がある《大塚敬節》
    3. 葛根湯などを用いた後、疼痛は軽減したが、なお熱が残り、口が苦く、食が進まず、頭が重いような場合に用いる《大塚敬節》
    4. 慢性中耳炎が感冒その他の原因で、炎症が強くなり疼痛を訴える者に用いる《大塚敬節》
    5. 乳幼児の中耳炎に、小柴胡湯、小柴胡湯L石膏、柴胡桂枝湯などを用いる機会が多い。《大塚敬節》
    6. 乳幼児で突然、原因不明の高熱が出て、夜間など泣いて眠らない時には、先ず急性中耳炎を疑ってみる必要がある。このような場合には、また乳を吐いたり、飲食物を吐いたりする事も多い。これには小柴胡湯L石膏の証が多い《大塚敬節》
    7. 発病後数日を経過して、悪寒、発熱があり口苦く、舌に白苔があり、耳痛、難聴、膿汁の出るものに用いる。熱が強くて煩悶、口渇を訴える者には、桔梗3.0g石膏5.0gを加える(漢方診療医典)
  18. 大黄牡丹皮湯
  19. 大柴胡湯+桔梗石膏
  20. 当帰芍薬散
  21. 当帰竜薈丸
  22. 排膿散
  23. 排膿湯
  24. 排膿散及湯
  25. 麻黄細辛附子湯
  26. 竜胆瀉肝湯
  27. 苓桂朮甘湯
  28. 苓桂味甘湯

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