不要になったタンパク質を分解 |
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| 関連情報 |
「プロテアソーム」「炎症」「タンパク質」「ATL」「NFカッパーB」 |
| ユビキチンとプロテアソーム |
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| KPC | ガン異常増殖 2004年、九州大学の中山敬一教授と嘉村巧助教授らは、細胞が必要以上に増えないようにブレーキをかけるタンパク質をタイミング良く分解する仕組みを解明した。 ガン細胞が異常に増殖するのは、ブレーキ役のタンパク質が過剰に分解されるためという。 体内で不要になったタンパク質に「ユビキチン」をつけて壊す働きを突き止めた。 マウスの培養細胞を詳しく調べたところ、『KPC』と呼ぶ酵素が、細胞増殖のブレーキ役を果たす『p27』と呼ぶタンパク質にユビキチンをくっつける働きが判明。 この酵素は細胞分裂を始めると同時に活発に働き、p27のブレーキを外して細胞の増殖を促していた。 同様の仕組みは人間の細胞にもあり、この酵素の働きを妨げる物質が見つかれば、細胞の異常増殖を防ぐ抗ガン剤として使える可能性がある。 成果は11/8ネイチャー・セルバイオロジーに掲載。 |
| Rfu1 | 2009年、東京都医学研究機構の東京都臨床医学総合研究所の田中啓二所長代行と木村洋子研究員は、細胞内の掃除役のユビキチン量を調整する新しいタンパク質『Rfu1』を発見した。 酵母を使った実験で確認した。 細胞には加熱などで性質が変わったりした異常なタンパク質を分解する仕組みが備わっている。 分解しないといけない異常タンパク質に目印を付けるのがユビキチン。
異常タンパク質が溜まっていない状態では、ユビキチンは鎖状につながり機能しない。いったん異常タンパク質を見つけるとバラバラになって、タンパク質にくっつく。 今回発見したタンパク質Rfu1が、鎖状からバラバラにする酵素の働きを強めたり弱めたりして、ユビキチン量を調整していた。 ユビキチンの異常が関連する病気にパーキンソン病などがある。 |
| DNA修復 | 2008年、東京大学の深井周也・准教授、東京工業大学、大阪大学などのチームは、DNAの修復やタンパク質の合成などの際に目印となるタンパク質について、生体が識別するメカニズムの一端を解明した。 成果は8/31のネイチャー電子版に掲載。 ユビキチンは不要なタンパク質を識別する目印になることで有名だが、中にはDNAの修復やタンパク質合成などの際にのみ目印として働く種類がある。 酵素で安定させたユビキチンを作り、構造を詳しく調べた。 生体内には分子を認識する様々な仕組みがあるが、水素結合などを利用してユビキチンの一種を見極めていることが分かった |
| RuvBL1/2 | DNA損傷を防ぐ仕組みを解明 2010年、横浜市立大学の大野茂男教授と大学院生の泉奈津子さんらのチームは、人間のDNAの損傷や遺伝子発現の不具合を防ぐメカニズムの一端を解明した。 『RuvBL1/2』というタンパク質が、『PIKK』と呼ばれるタンパク質リン酸化酵素と相互作用しながらDNA損傷などを防いでいた。 成果はサイエンス・シグナリングに発表。 人間の細胞には「PIKK」と呼ばれる6種類のタンパク質リン酸化酵素のグループがあり、DNA損傷や遺伝子発現の不具合を防ぐ。 研究グループは「RuvBL1/2」というタンパク質がPIKKの一種である『SMG-1』と相互作用しながらメッセンジャーRNAの監視に関わっていることを発見した、 さらに、RuvBL1/2がSMG-1を含む6種類のPIKKと個別に結合しながら、放射線などでDNAが損傷して以内かどうかを監視する役割を果たしていることも突き止めた。 |
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