うつ病・ウツ病の自己チェック (5の2)  ドクトルアウンの気になる健康情報 会員登録
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うつ病の
発症状況
1.死別、
2.財産の喪失、
3.家族構成の変化: 
  a.引っ越し、
  b.転勤、
  c.子供の誕生。
  d.娘が大学に入って家を出る
  e.息子が結婚して嫁と同居する
など
うつ病 自己チェック
以下に示す症状から4つ以上がかなり持続的に認められれば、「うつ状態」またはウツ病が強く疑われる。
○ほとんど1日中、気分が落ち込んでいる。
何に対しても興味や喜びがもてない
○食欲がない
○3日以上続く不眠、または過眠がある。
頭の回転が鈍い
○理由もなくイライラする。
疲れやすく活力が出ない
やる気が起こらない
○些細なことに申し訳ないと悩む
○自分は価値のない劣等な人間と思う
○根気がない
○簡単なことが決断できない
○特に朝方に憂鬱(ゆううつ)になる。
○いつもより2時間早く目が覚める
○生きていても仕方がないと思う。

(貝谷久宣著「脳内不安物質」より)

チェック項目
<1>朝刊を読む気がしない。読んでも頭に入らない。
<2>食べたいものが思い浮かばない。食べてもおいしくない。
<3>何もやる気が起きない。
<4>アサ、体が重く、なかなか布団から出られない。
<5>頭痛や胃痛が続く。肩や首がやたらに凝る。
<6>仕事に集中できず、能率が落ちた。ミスも増えた。
<7>今の生活にはひとつも楽しいことはない。
<8>なかなか寝付けなかったり、よく明け方に目覚める。

(産業精神保健研究所)
うつ病


仮面うつ病 1.便秘や食欲不振などの消化器症状、
2.頭痛・めまいなどの神経症状、
3.身体各部の慢性的な痛みなどの身体症状を主として訴え、
4.ゆううつな気分についてはあまり訴えない人。
「こういうタイプは、身体症状によて精神症状がマスク(仮面)されているという意味で、仮面うつ病と呼ばれている」。
 最近多いのは、ゆううつな時にそのことをそれほど自覚せず、『むやみに食べてしまう』タイプである。ウツ病患者が『過食』をするなど以前はほとんど考えられていなかった
行動に出るうつ病 (1)若年者に多い。
(2)『それまではまじめで成績も良かった子供が急にだらしなくなり、学校の規則にいくつか違反したり、学校をさぼったり、ときには「万引き」などの非行に走る』ことがある。
(3)問題行動の背後に実はうつ病が隠れていることがある
産後うつ病 (1)出産後1週間程度で母親の気分が沈み、数日間涙もろくなることがある。 これをマタニティー・ブルーあるいはミルク・ブルーといい、多くの産 婦に認められる。
(2)産後1ヶ月〜数ヶ月の間に母親が抑鬱的になることがある。
1.子供の世話が出来ない。
2.子供がかわいくない。
3.自分は母親として失格ではないかと悔やむ。
4.乳児の無視、虐待、子殺しに至ることもある。
(3)周囲が子供の世話をしない母親を道徳的に責めて、母親をますます窮地 に追い込むこともまれではない
季節性うつ病 1.毎年冬になるとうつ状態に陥るが、春になると改善する。
2.発症は年周期であるが、その背景には季節によって変わる
「日照時間の 長さの変化によって起こる生体リズムの障害が重要な役割を果たして いる」
3.治療には光線法が有効。
「朝方2500ルクス以上の高照度光を2〜3時間照射し、日照時間を延長することで、患者の生体リズムをつかさどる「生体時計」を春が来たと錯覚させるのである。
順調
願い

「78歳の女性が不眠を訴えて、神経科外来を受診。よく聞いてみると、3ヶ月前より、息子夫婦と同居するようになってから、気分が憂鬱で、イライラし、眠れない。頭が重く、胸に圧迫感があるという。元来、神経質で、ささいなことが気になり、取り越し苦労をするという。軽度の欝病と診断し、抗ウツ剤と睡眠剤を投与した。1週間後、眠れるようになったが、ウツ気分が取れないとのことで、さらに抗ウツ剤を追加した。
 「1ヶ月ほどで、ウツ気分も改善したが、頭重感と胸部圧迫感が頑固に続いた。この人は、頭がすっきりしてほしい、胸のつかえがすっきりとれてほしいという希望がとても強く、体のどこかが少しでも具合が悪いと、それを受け入れるのが難しいという傾向があった。これを専門的には『
順調希求』と呼ぶ。これはいつも順調でありたいという気持ちがとても強くて、不調な状態を受け入れにくく、欝病になりやすい人の性格特徴の1つになっている。誰でもいつも順調でありたいと望むが、その望み方が強すぎるわけだ。
「この患者の場合も「順調希求」が強すぎて、それがウツ状態の回復を遅らせた。80近くになると、ウツ状態をきっかけにして、自律神経系が敏感になり、頭が少し重かったり、胸の圧迫感があったりするのは避けられないことも多い。「まあ、こんなものだろう」程度に受け止めて、症状を無視しておれば、次第に落ち着いてくるものだ。
「順調であることを望み過ぎると、少しの体の不調が気になり、神経が疲れて、ウツ状態になることがある。体の不調が重大な病気の前触れであることも、もちろんあるが、多くの場合、気にしない方が健全な精神生活につながるようだ。」
見守って うつ病に・・・はげましは禁物
「J氏(56)は、マジメで責任感も強く、仕事熱心な人で、昨年4月に部長に昇進 した。仕事量が増え、人間関係も複雑となったが、春から夏秋にかけては張り切って仕事をこなしていた。
ところが、初冬にちょっと風邪を引いたのをきっけに食欲が無くなり、不眠に悩み、頭が重く疲れやすくなった。内科を受診したが、異常なしとされた。朝、起きるのがつらく、いつもの元気が出なくなり、何とか出勤はしていた、仕事をするのも何をするのもおっくうになり、人と話すのも面倒になった。
当然、集中力がなくなり、決断するのに手間がかかり、仕事も滞りがちとなってきた。その内に何もする気がなくなり、憂鬱な気分となった。頑張らなくてはと思うが空回りするばかりだった。自分を責めるようになり、「自分ほどダメな人間はいない。会社にも家族にも迷惑をかけている」「自分のために会社は倒産しそうになっている」と思い詰めてとうとう辞表を出してしまった。
・鬱病になりやすい人の性格の特徴として・・・・・・、責任感が強く、几帳面で凝り性で、融通がきかず、仕事熱心であることが挙がられる。いわゆる執着性格である。
「白か黒か」「良いか悪いか」「好きか嫌いか」という二者択一の思考をとり、柔軟性に乏しい性格の人である。このような性格傾向の人に、過度の心理的プレッシャーがかかって発病することが多い。
身体症状として・・・・・・・まず不眠となる。次に食欲が無くなり、頭が重く動悸がしたり、息苦しくなったり、目がかすんだり、便秘、下痢、微熱、疲れやすさなど身体全体の症状を訴える。そぞれの症状の薬を飲んでも少しも良くならない。環境の変化がキッカケで鬱病になることもある。いわゆる
『引っ越し鬱病』
『配転鬱病』
『昇進鬱病』
『荷下ろし鬱病(一生懸命仕事した後になる)』
などである。
・治療は基本的には薬物治療と精神療法と生活療法を並行して行う。坑ウツ剤は最近では多くの種類が開発されている。1〜3種類の坑ウツ剤を適量服薬すれば、数週間後に気分が上向いてくる。服薬しても家に寝てばかりいると、余計気分が滅入ってしまうので、無理しない程度に散歩したり、軽く動いたほうが良い。またデイケア(昼間に通い施設)に通ってきた規則正しい生活を送るようにするのもいい。精神科医とゆっくり話し合い、自分の生活態度、考え方、生き方を考え直す事も必要である。
家族は決して励ましてはいけない。本人の苦悩する姿を静かに温かく見守り、本人の話を聞いてあげることである。心のどこかで死を考えていることがあり、
自殺には要注意である。」
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