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| うつ病の 発症状況 |
1.死別、 2.財産の喪失、 3.家族構成の変化: a.引っ越し、 b.転勤、 c.子供の誕生。 d.娘が大学に入って家を出る e.息子が結婚して嫁と同居する など。 |
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| うつ病 | 自己チェック 以下に示す症状から4つ以上がかなり持続的に認められれば、「うつ状態」またはウツ病が強く疑われる。 ○ほとんど1日中、気分が落ち込んでいる。 ○何に対しても興味や喜びがもてない ○食欲がない ○3日以上続く不眠、または過眠がある。 ○頭の回転が鈍い ○理由もなくイライラする。 ○疲れやすく活力が出ない ○やる気が起こらない ○些細なことに申し訳ないと悩む ○自分は価値のない劣等な人間と思う ○根気がない ○簡単なことが決断できない ○特に朝方に憂鬱(ゆううつ)になる。 ○いつもより2時間早く目が覚める ○生きていても仕方がないと思う。 (貝谷久宣著「脳内不安物質」より) ●チェック項目 <1>朝刊を読む気がしない。読んでも頭に入らない。 <2>食べたいものが思い浮かばない。食べてもおいしくない。 <3>何もやる気が起きない。 <4>アサ、体が重く、なかなか布団から出られない。 <5>頭痛や胃痛が続く。肩や首がやたらに凝る。 <6>仕事に集中できず、能率が落ちた。ミスも増えた。 <7>今の生活にはひとつも楽しいことはない。 <8>なかなか寝付けなかったり、よく明け方に目覚める。 (産業精神保健研究所) |
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| 順調 願い |
「78歳の女性が不眠を訴えて、神経科外来を受診。よく聞いてみると、3ヶ月前より、息子夫婦と同居するようになってから、気分が憂鬱で、イライラし、眠れない。頭が重く、胸に圧迫感があるという。元来、神経質で、ささいなことが気になり、取り越し苦労をするという。軽度の欝病と診断し、抗ウツ剤と睡眠剤を投与した。1週間後、眠れるようになったが、ウツ気分が取れないとのことで、さらに抗ウツ剤を追加した。 「1ヶ月ほどで、ウツ気分も改善したが、頭重感と胸部圧迫感が頑固に続いた。この人は、頭がすっきりしてほしい、胸のつかえがすっきりとれてほしいという希望がとても強く、体のどこかが少しでも具合が悪いと、それを受け入れるのが難しいという傾向があった。これを専門的には『順調希求』と呼ぶ。これはいつも順調でありたいという気持ちがとても強くて、不調な状態を受け入れにくく、欝病になりやすい人の性格特徴の1つになっている。誰でもいつも順調でありたいと望むが、その望み方が強すぎるわけだ。 「この患者の場合も「順調希求」が強すぎて、それがウツ状態の回復を遅らせた。80近くになると、ウツ状態をきっかけにして、自律神経系が敏感になり、頭が少し重かったり、胸の圧迫感があったりするのは避けられないことも多い。「まあ、こんなものだろう」程度に受け止めて、症状を無視しておれば、次第に落ち着いてくるものだ。 「順調であることを望み過ぎると、少しの体の不調が気になり、神経が疲れて、ウツ状態になることがある。体の不調が重大な病気の前触れであることも、もちろんあるが、多くの場合、気にしない方が健全な精神生活につながるようだ。」 |
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| 見守って | ●うつ病に・・・はげましは禁物 「J氏(56)は、マジメで責任感も強く、仕事熱心な人で、昨年4月に部長に昇進 した。仕事量が増え、人間関係も複雑となったが、春から夏秋にかけては張り切って仕事をこなしていた。 ところが、初冬にちょっと風邪を引いたのをきっけに食欲が無くなり、不眠に悩み、頭が重く疲れやすくなった。内科を受診したが、異常なしとされた。朝、起きるのがつらく、いつもの元気が出なくなり、何とか出勤はしていた、仕事をするのも何をするのもおっくうになり、人と話すのも面倒になった。 当然、集中力がなくなり、決断するのに手間がかかり、仕事も滞りがちとなってきた。その内に何もする気がなくなり、憂鬱な気分となった。頑張らなくてはと思うが空回りするばかりだった。自分を責めるようになり、「自分ほどダメな人間はいない。会社にも家族にも迷惑をかけている」「自分のために会社は倒産しそうになっている」と思い詰めてとうとう辞表を出してしまった。 ・鬱病になりやすい人の性格の特徴として・・・・・・、責任感が強く、几帳面で凝り性で、融通がきかず、仕事熱心であることが挙がられる。いわゆる執着性格である。 「白か黒か」「良いか悪いか」「好きか嫌いか」という二者択一の思考をとり、柔軟性に乏しい性格の人である。このような性格傾向の人に、過度の心理的プレッシャーがかかって発病することが多い。 ・身体症状として・・・・・・・まず不眠となる。次に食欲が無くなり、頭が重く動悸がしたり、息苦しくなったり、目がかすんだり、便秘、下痢、微熱、疲れやすさなど身体全体の症状を訴える。そぞれの症状の薬を飲んでも少しも良くならない。環境の変化がキッカケで鬱病になることもある。いわゆる 『引っ越し鬱病』 『配転鬱病』 『昇進鬱病』 『荷下ろし鬱病(一生懸命仕事した後になる)』などである。 ・治療は基本的には薬物治療と精神療法と生活療法を並行して行う。坑ウツ剤は最近では多くの種類が開発されている。1〜3種類の坑ウツ剤を適量服薬すれば、数週間後に気分が上向いてくる。服薬しても家に寝てばかりいると、余計気分が滅入ってしまうので、無理しない程度に散歩したり、軽く動いたほうが良い。またデイケア(昼間に通い施設)に通ってきた規則正しい生活を送るようにするのもいい。精神科医とゆっくり話し合い、自分の生活態度、考え方、生き方を考え直す事も必要である。 家族は決して励ましてはいけない。本人の苦悩する姿を静かに温かく見守り、本人の話を聞いてあげることである。心のどこかで死を考えていることがあり、自殺には要注意である。」 |
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