うつ状態
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ウツ病」「薬剤惹起性うつ病」「仮面うつ病」「抑うつ状態」「老年期うつ病」「感情が不安定」「検査で異常を示さない肝障害」「加齢男性性腺機能低下症候群(LOH症候群)

うつ状態
(厚生労働省) 明らかな原因がないのに気分や欲動が低下した状態をいう。
同義語 抑うつ状態、うつ状態
症状 外見や発言などから推定する。
原因となる主な薬剤・・・・薬剤惹起性うつ病
  • 血圧降下剤(レセルピンなど)
  • β遮断剤(アロチノロールプロプラノロールなど)
  • 抗パーキンソン剤(アマンタジン、レボドパなど)
  • 抗てんかん剤(プリミドン、エトスクシミドなど)
  • 精神神経用剤(ハロペリドール、フルフェナジンなど)
  • 抗結核剤(イソニアジド、エチオナミドなど)
  • インターフェロン製剤
  • 副腎皮質ホルモン剤
  • 消化性潰瘍用剤(H2 ブロッカー)
  • 黄体ホルモン剤
  • 催眠鎮静剤
  • 合成抗菌剤(シプロフロキサシンなど)など


ウツ 近年、ウツが増えている。
  • 厚生労働省の調査によると、1998年には約43万人が医療機関でうつ病またはうつ状態と診断されている。これは94年の2倍強、84年の4倍強である。
「ウツ」の人が増えているのは世界的な傾向という。
「ウツ」は気持ち(気分)が沈み込んだ状態を指す言葉である。
そうしたことを広く捕らえる概念として『うつ状態』ということがよく使われる。
  1. 仕事がうまくいかなかったり
  2. ガンなどの病になりふさぎ込んでしまう
.のもうつ状態である。
このうつ状態が主たる症状になり、生活に大きな支障を来すようになるのが『うつ病』である
○中毒で→「有機リン化合物の慢性中毒
○栄養不足で・・・うつ傾向に
  • 安くて高カロリーの食物は、必須栄養素が欠けていることが多い。
  • そのような食事を続けて必須栄養素が不足すると、脳の発達や行動が悪影響を受けると指摘されている。
  • たとえば魚などに含まれている「n-3型多価不飽和脂肪酸」(n-3PUFAs)の不足は、精神神経症を引き起こしやすいことが知られている。
    • n-3 polyunsaturated fatty acids (n-3PUFAs)
  • nature neuroscience 2011年3月号によれば、フランス国立医学研究機構やスペインのバスク大学などのチームは、うまれた時からn-3PUFAs不足のエサで育てたマウスの脳を詳しく調べた。
    • その結果、脳の前頭葉で、神経同士のつながりであるシナプスでの「長期抑制」が正常に起きなくなっていた。
    このマウスは、ヒトの感情表現にあたる行動や反応が少なく、うつ病のような状態だったという。
ウツ症状 はうつ病のほか、統合失調症や落ち込みなどを含むが、従来の問診では見分けが難しかった。
2009年10月、国立精神・神経センターは、専門外来で近赤外光装置を使ったウツ症状の検査を始めた。厚生労働省が「先進医療」として認めた。
うつ状態 国立国際医療センター精神科医長の笠原敏彦さんは、「ウツ状態というと、精神的な症状だけを考えますが、実は身体的な症状の方が先に現れます」と言う。

・・・・・・うつ状態になると・・・・・・・・
  1. 意欲や気力の低下がみられ、
  2. 何事にも悲観的になるほか
  3. 自責の念が高まるなどといった精神症状が見られる

しかし、それより先に見られるのは身体症状である。
  1. 疲労感倦怠感
  2. 睡眠障害
  3. 便秘
  4. 動悸
  5. 肩こり
  6. 性欲減退・・・・(LOH症候群)
  7. 発汗
  8. 頭痛
などさまざまな症状が現れる。精神医学の教科書を見ると、
  • 睡眠障害」はうつ状態の人の80〜100%の人に、
  • 頭痛頭重」は50〜90%の人に現れるという。
こうした人はまず身体的な症状を治そうと内科などに行くことが多い。
これには「うつ状態かな?」と思っても日本では精神科へ行くのはちょっと勇気がいるし、精神症状よりも身体症状の方が訴えやすい、という背景がある。
うつ状態が根底に原因としてあると、身体症状は治らないことが多い







友人がウツだと言う。彼は40歳である。会社では中間管理職という地位にいるらしい。親切ないい奴だ。私とは10年のつきあいになる。
昨年末、私がメールマガジンで「今年は1年間、本当につまらなかった。精神的に落ち込んで辛かった」という記事を書いたら、久しぶりに彼からメールが来たのだ。
実はこの記事を書いた後、ものすごくたくさんの人からメールをもらった。みんな「実は自分もそういう鬱状態で・・・」と書いてくる。世の中には、ウツな人がこんなにいるのか。とビックリした。みんな顔で笑って暗い気持ちで生きていたのね。
ちなみに、ウツとうつ病は違う。ウツというのは塞いだ心の状態のこと。ウツがひどくなるとうつ病になることもある。
「ものすごくくだらない事で、気力が萎えちゃんです」と彼は言う。たとえば、会社の女の子の「オヤジくさい」という一言。キオスクの店員が不機嫌にお釣りをくれたこと。電車を降りるときに後ろから押されたこと。そんな日常の些細なことで、ガックリ気分が暗くなる。
「あんまりくだらないので、人には言えないんですけど」
そうだな。確かにくだらないかもしれないけど、キッカケは何でもいいのだろう。
「ランディさんは、どうしてウツになっちゃったんですか?」
「う〜ん。私はね、いつのまにか他人に自分を合わせすぎてたの。それでつまんなくなっちゃってたの。だけど、ウツになる人の多くは、自分を他人に合わせすぎてしんどくなっているんだと思うよ」
私がそう言うと、彼は首をひねる。
「そうかなあ、自分ではそんなつもりはないんだけどなあ」
「あのさ、たとえばね、仕事でトラブルがあったするでしょ。それで、部下から相談を受けたとする。そのときに、クレーム処理の方法を指示するだけじゃなくて、部下と一緒に自分も残業するタイプじゃない?」
「うん、まあそうかな。部下まかせにはしないと思う。だけど、それは部下に合わせているわけじゃないからね」
「そうかな」
「そうだよ」
「でもね、考えてごらんよ。自分のことは自分でやれ、ってなんで言わないの?なにかにつけて世話を焼いてしまうのは、その方が部下から嫌われないからじゃない?」
「う〜ん」
「他人の目から見た自分ばかり気にしていると、人間はどうしたって人に合わせるようになっちゃうんだよ、疎まれてもいい、好かれなくてもいい。そう思えないと、自分らしく生きられないんだよ。実は私も編集者や読者を意識するあまり、だんだんウツになって、書けなくなりました」
友人は、ちょっとだけ心あたりがあるような感じで、
「他人に合わせてんのかな、気がつかないうちに・・・」
話を聞いていると、イイ人ほどウツになる。でも、自分が暗くなってまで他人にイイ人である必要なんてないんだよ。時には、“うるせえ勝手にしやがれ”って怒鳴りましょうぜ。
ハイ、せ〜の!
(田口ランディ・作家)

【肝鬱】

(肝うつ)
(かんうつ)=漢方の病証名の1つ。「肝気鬱」「肝気鬱結」の略。
(症状)
  • 両脇の腫満・放散痛
  • 胸部が悶々としてスッキリしない
  • 咽の中に違和感を感じる
  • 食欲不振・嘔逆
  • 腹痛・泄瀉
  • 月経不順
  • 神経症
  • 慢性の肝臓や胆のう疾患
  • 肝臓や脾臓の腫大
【肝鬱脇痛】 (かんうつきょうつう)=肝うつから発する脇痛。
症状には
  • 両脇の腫痛(脇腹に不快感)
  • 胸膈の痞塞(胸がつまった感覚)
  • 腰や脚が重だるい
  • 筋脈が拘急
【肝鬱脾虚】 (かんうつひきょ)=肝鬱から脾胃の消化機能に支障が起きた状態。
症状には
  • 脇腹が痛む
  • 食欲不振
  • 腹部脹満(ハラがはる)
  • 軟便
  • 四肢の倦怠(手足がだるい)
【脾虚】 (ひきょ)
=脾は消化吸収を司さどる臓と考えられています。生まれてから食物などから得た気(後天の気)を痰としています。
脾虚とは、脾の気が減少することで、
  • 食欲不振、胃部の不快感、胃アトニー、
  • 体重減少、
  • 脈の緊張が低下、
  • 思い悩むことが多くなり、くよくよする
ことが多くなります。
【腎虚】 (じんきょ)
=腎は親より与えられた気(先天の気)を司る臓とされています。
腎虚とは、加齢とともに腎気が衰えた状態をいいます。症状としては
  • 腰以下のしびれ・脱力・疼痛
  • 下肢のほてり、下肢の冷え
  • 下腹部のトーヌス(緊張)低下
  • 知覚鈍麻
  • 夜間尿
  • 夜間に口が乾く
  • 呼吸機能低下
  • 視力低下
  • 耳鳴り
  • 脱毛   などがあります。