情報TOP
naoru.com/なおるコム/ナオルコム/



ビタミンA






ナオルコムTOP ブログ 食物から検索 病名・検索 漢方薬・検索 医薬品(50音順) 50音順(すべて)




ビタミン
血中ビタミンB群






ビタミンA   vitamin A




化学名を「レチノール」というアルコールである。
レチノールは炭素数20個のジテルペノイドで、共役したトランス型の2重結合を5個持つために異性化反応を起こしやすい。
◎前駆体(プロビタミンA)であるカロテノイドcarotenoids(β-カロチンが最大生理作用)は、濃橙色・濃緑色の野菜に多く含まれ、
主に小腸でその35%ほどが終産物であるレチノイドretinoidsに変換される。
この過程で
甲状腺ホルモンが促進的に作用する。
糖タンパクの合成に関与し、骨・上皮・粘膜の維持に重要。

(欠乏症→夜盲症・眼球粘膜乾燥症・粘膜乾燥・角膜軟化症・皮膚の角化乾燥)
ビタミンAは旺盛な分裂をしている細胞に多く存在する。




レチナールretinal、
レチノールretinol、
レチノイン酸retinoic acid
レチノイドは肝・ミルク・卵黄などの動物性食品のみに含まれている。

小腸からの吸収には脂肪が共存する必要がある(カイロミクロン)




レチナールは網膜桿細胞中のロドプシンの成分で視覚の維持に重要(欠乏症→夜盲症nyctalopia)

※ビタミンA活性の最も強いレチナールはほとんどがエステル型として肝に貯蔵。遊離型レチナールとして分泌され、レチナール結合蛋白(RBP)およびトランスサイレチン(TTR)に結合し、血漿中を運搬される(血中20〜80μg/dL)

※レチノールは過剰摂取(50000IU/日以上、半年以上)により過剰症(→食欲不振・皮膚落屑・脱毛・皮膚乾燥・骨痛・関節痛・肝脾腫・皮膚色素沈着・胎児奇形・脳圧亢進)を来す危険性がある(血中ビタミンA>100μg/dL)







天然にはビタミンAはプロビタミンAとビタミンAとがある。
レチノールは食べるとそのままビタミンAとして腸から吸収されます。
レチノールは動物性食品(ex.ウナギ・レバー)に多く含まれ、野菜類にはほとんど皆無です。
一方、カロチンというのはプロビタミンAとも言われるように、そのままではビタミンAではないが、小腸から吸収されるときにビタミンA(レチノール)に変わる







lβ-ヨノン環構造を持つものがプロビタミンAである。


mそれ自身にはビタミンA活性はないが、吸収の際、小腸で酵素的にビタミンAに変化するもので、以下の種類がある。
         α-カロチン
         β-カロチン
         クリプトキサンチン


nβ-カロチンをはじめとするカロチノイドの吸収には、
胆汁酸による乳化が必要である。

このため、植物細胞中に分散しているβ-カロチンより、油に溶けた形のカロチンの方が吸収されやすい。

小腸に吸収されたβ-カロチンは、エンドペルオキシドを経て1分子より1分子のレチノールを生じる。このため、β-カロチンの吸収率を100%としても、変換効率が1/2であるため、12μgのβ-カロチンより6μgのレチナールが生ずることになる。

β-カロチンの吸収率が食事条件で変動するのに対し、レチノールでは80〜90%の吸収率を常に示し変動しない。
また、摂取量が多くなるとβ-カロチンでは吸収率が急激に低下するのに対し、レチノールではこうした影響を受けない。





ビタミンAの高値を示す疾患
  1. ビタミンA過剰症:
          ・髪が抜ける
          ・嘔吐や下痢
          ・皮膚の角化と剥落
          ・発疹
          ・疲労
          ・生理不順
          ・肝臓肥大
  2. 甲状腺機能低下症
  3. 腎不全




ビタミンAの低値を示す疾患
  1. 夜盲症
  2. 眼球乾燥症
  3. ビタミンA欠乏症
  4. 吸収不良症候群
  5. 亜鉛欠乏症
  6. 肝・胆道疾患
  7. 甲状腺機能亢進症
  8. 感染症(体の抵抗力を低下させる)
    失明

(診断)
  • @栄養状態などの病歴
    A暗順応の低下
    B眼球症状
    C血清・血漿ビタミンAが基準値以下
    DビタミンA投与により治療的診断









脂溶性のビタミンで、ほ乳類などの動物は体内で合成出来ないために、食物から摂取しなければならない。

緑黄色野菜は、このビタミンの前駆体であるカロテン類を含み、これを摂取すると体内でビタミンAに変わる。

ビタミンAが酸化されてアルデヒドになった誘導体のレチナールは、目の網膜の感光色素ロドプシンの成分である。

全身のビタミンAの90%以上を肝臓で貯蔵する。



・成長促進作用
・生殖作用
・感染予防
・上皮組織の正常化(分化・機能維持)
・視覚の正常化(網膜細胞の維持と再生)
・聴覚作用
・味覚作用
・体内でコンドロイチン硫酸の合成に関与
・甲状腺の機能亢進を抑える
・細胞内での遺伝情報の伝達に関与し、粘膜や上皮組織のガンを抑制する。




ガン予防
夜盲症防止
  • 網膜における光の受容に必要。不足すると夜盲症(鳥目)になるが、十分足りてくると、暗い所での作業が容易になる。

皮膚・粘膜乾燥角化防止
  • 粘膜を活性化し皮膚を養う。

骨形成の生合成
糖タンパク生合成
糖脂質生合成
ステロイドホルモン生合成
聴覚作用
感染防止作用
生殖作用
仮性近視・老眼・白内障の予防に有効。


2000IU(男子)〜1800IU(女子)/1日

基準値・・・・100〜300IU/dl






妊娠初期にはビタミンAの過剰摂取を避けて
(厚生労働省サイトから)

ビタミンA は上皮細胞、器官の成長や分化に関与するために、妊婦にとって重要なビタミンである。

しかし、ビタミンA は過剰摂取により先天奇形が増加することが報告されているために、上限量は3,000µgRE/日とされている。


そこで、妊娠を計画する者、および妊娠3 か月以内の者はレバーなどのビタミンA 含有量の多い食品、ビタミンA を含む栄養機能食品やサプリメント等の継続的な大量摂取を避けることが大切である。

なお、β‐カロテンは植物由来のプロビタミンA であり、ビタミンA が不足した場合、体内でビタミンA に変換される。

現在、β‐カロテンの過剰摂取による障害は知られていないので、上限値を考慮したビタミンA 摂取量の算出にはカロテンは含まれていない。
  • 1)厚生労働省.日本人の食事摂取基準(2005 年版).
  • 6)Rothman KJ, Moore LL, Singer MR, et al. Teratogenicity of high vitamin A intake. N Engl JMed 1995; 333:1369-1373.









適量のビタミンAが先天異常を予防
「米国立子供健康・人間研究所(NICHD)は妊娠中の女性が適量のビタミンAを摂取すると、口蓋破裂などの先天異常を予防出来るという研究結果をまとめた。ただし、取りすぎには注意が必要だとしている。
出産を経験した約500人の女性を対象に、最後の月経の直前45日間に摂取したビタミンAの量を聞いたところ、8000〜10000国際単位を摂取した女性から生まれた子供には先天異常は全く見られず、その範囲以外では先天異常の割合が平均より若干高くなったという。



妊娠前や妊娠初期の女性が、食品やビタミン剤などからビタミンAを過剰に摂取すると、先天性異常の子供が産まれる恐れがあるとして、厚生省は1995年12/26日、各都道府県や日本製薬団体連合会を通じて注意を呼びかけた。『通常の食生活をしていれば心配することはないが、妊娠3ヶ月までは大量摂取は避けるべき』と同省では話している。
厚生省によると、妊娠前3ヶ月から妊娠3ヶ月の間に、ビタミンAを1日当たり15000IU(国際単位)以上継続摂取した女性から生まれた子供には、5000IU以下の女性の子供の3.5倍の確率で、水頭症・口唇裂などの先天性異常が見られたとの研究結果が、米国の医学雑誌に掲載された。特にビタミン剤から10000IU以上とっていた場合は、5000IU以下の4.8倍に達した。

薬物や環境汚染物質のダイオキシンなど奇形の原因と考えられている物質は、働き盛りの女性に大きな不安を与えている。

『奇形』とは胎児期に起こる体の異常で、生後の外傷や疾患による体の変形とは全く異なる。

分子生物学の発展で、奇形の原因となる遺伝子と毒物が解明されつつある。
環境要因としては放射線やウイルス感染と並び、妊婦による催奇物質の取り込みが挙げられている。

最も奇形を生じる危険が高い時期は、最終月経から34〜50日の間で、これを
絶対過敏期という

この時期には胎児の様々な臓器が形成される。その時期を過ぎると完成臓器への作用は少なく、口蓋や外性器などが影響を受ける。

催奇物質で良く知られているのは睡眠剤である[サリドマイド]であるが、[アミノプテリン]など多くの抗ガン剤にも催奇性がある。また、[性ホルモン剤]、[抗テンカン剤][抗ヒスタミン剤]も大量に服用すれば奇形の原因になりうる。
薬剤ならば服用を避けられるが、ダイオキシン類や内分泌撹乱物質(環境ホルモン)は食物中に入る可能性がある。催奇性の試験法も向上しており、消費者の安全を守るため、こうした食物に関する情報を消費者にもっと知らせる必要がある。

がん予防に有効だとして人気があるビタミンAは、過剰に摂ると催奇性があると米食品医薬品局が警告している

1日に20万単位(所要量の100倍)を摂ると極めて危険であり。1、5万単位でも対照実験の3・5倍も奇形が起きたとの報告がある。
緑黄色野菜をたくさん摂っても通常の場合は1万単位/日に達しない。ビタミンA剤、特に皮膚の若返り薬として一部の国で売られているレチノイン酸の薬などには注意が必要である。(香川靖雄・女子栄養大学大学院教授)




脂肪細胞自体も分裂・増殖
佐賀医科大の杉原甫教授(病理学)らの脂肪細胞の培養研究で、脂肪をため込んだ脂肪細胞自体も分裂・増殖することが分かってきた。この中には、分裂して前駆脂肪細胞も同時に生み出すタイプもあった。ネズミの実験では、老齢化したもの以外でこの現象が見られた。


人間の場合は、全身の脂肪細胞の数は通常2〜3億個だが、太った人は1000億以上にもなり、体積が100倍以上になる細胞もあると言う。杉原教授は“若い頃に肥満になると早くから脂肪細胞の数が増え、その後の肥満の素地になるとみられる”と話す。


こうした変化が起こるメカニズムの研究も進んで来た。

京大農学部の河田照雄助教授(栄養化学)らは、食事のカロリーが増えるのに伴って、脂肪細胞が、全身の前駆脂肪細胞を増やす働きのあるタンパク質『前駆脂肪細胞増殖因子』を分泌することを確かめた。

カロリーが増えるにつれ、脂肪を貯めるタンクである脂肪細胞がさらに、その予備軍を雪だるま式に増やす。
このタンクが十分に脂肪をため込む性能を持つには、生理活性物質の『プロスタグランジン』や脂肪酸などいくつもの因子が関係していることも明らかになってきた。

特に『
脂肪酸』はタンクに貯まる脂肪の原料となるだけでなく、タンク自体を増やすシグナルにもなっていることが分かって来た。

一方、『
ビタミンA』『ビタミンD』には、タンクがより多くの脂肪を貯めるように変身するのを、抑える働きがあることも明らかになってきた。


和牛の生産農家では、
ビタミンAが不足気味の飼料を与えると「
霜降り肉」が出来やすいことを経験的に知っているが、“これが細胞レベルでも解明できてきた”と河田さん。
米国の研究で最近、食欲や脂肪の代謝に関係するとみられる『肥満遺伝子』がネズミや人間で見つかり、ネズミに場合、この遺伝子に変異があって肥満になっていることが明らかになった。米国ではこの遺伝子が作り出すタンパク質を『やせ薬』にしようという研究が活発化している










エスキモーはホッキョクグマ(シロクマ)の肉は食用に、皮は寝具やソリの覆い、衣服などに使用してきた。ほとんど捨てるとことが無いのだが、エスキモーは肝臓は食べない。
ソリ用のイヌにも食べさせない。

実は肝臓は有毒なのだ。
それは高濃度のビタミンAが含まれていて、肝臓を食べると頭痛や吐き気が起こり、時には皮膚炎を起こすこともあるからだ。
ビタミンAは、緑色や黄色の濃い野菜や果実に多く含まれるカロチンが、様々の動物の肝臓でビタミンAとなって、めぐりめぐってホッキョクグマの肝臓に蓄積される。人間はビタミンAが過剰投与されると毒性が現れるのに、なぜホッキョクグマの肝臓にビタミンAが高濃度に存在するのか不明である」
(データハウス発行「猛毒動物の百科」今泉忠明著より)







[エトレチナート]・・・
  • ビタミンA過剰症に類似の副作用がでる

[テトラサイクリン]・・・
  • 薬物誘起頭蓋内高血圧が起きる

[トレチノイン]・・・・・・
  • ビタミンA過剰症に類似の副作用がでる

[パクリタキセル]・・・
  • 骨髄抑制などの副作用が増強される

[ワルファリンカリウム]・・・
  • 血液凝固阻止作用が増大する








TOPなおるナオル病院ランキング血液検査くすり情報針灸よく使う漢方薬