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| 病態 | 肝毒性を持つ薬剤・食品により、直接の肝毒性またはアレルギー機序によって肝機能異常をきたす。 |
| 分類 | <1>薬物固有の肝臓毒による「中毒性肝障害」と <2>過敏性反応による「アレルギー性肝障害」に大別され、 大部分をアレルギー性肝障害が占める。 |
| 検査 | 血清トランシアミナーゼ・・・高値 血清γ-GTP・・・・・ときに高値 血清ALP・・・・・・・・ときに高値 末梢白血球数・・・・増多 末梢好酸球数・・・・増多 薬剤感受性試験 肝生検 |
| 診断 基準 |
1978年、 (1)薬物の服用開始後(1〜4週)肝機能障害の出現を認める。 (2)症状: 「発熱、発疹、掻痒感、黄疸が挙げらているが、発熱、発疹を伴う肝機能障害をみとめた時には薬物性肝障害を考える。」 (3)末梢血液像: 1.6%以上の好酸球の増多が特徴的。 ーーー約半数の症例に認められる。 2.または、白血球増加を認める。 (4)生化学的検査: 胆汁鬱血型の場合、ビリルビン、胆道系酵素、コレステロール高値を認める (5)薬剤感受性試験:陽性。 「遅延型過敏症と考えられ、細胞性免疫を利用した薬物感受性試験が開発されている。」 (a)リンパ球幼若化試験(LST) (b)マクロファージ遊走阻止試験(MIT) (6)偶然の再投与により、肝障害の発現を認める。 |
| 肝臓 | 薬が肝臓をむしばむ 患者に肝機能障害ある場合、医師が考える原因は第1にC型肝炎などのウイルス感染だ。日本では肝炎患者の約8割はウイルス感染による。2番目に疑うのが飲酒。しかし、「ウイルス検査で異常がなく、アルコールの飲み方も適切だとすると薬が原因の場合が多い」(石井教授)という。 過去に報告された原因薬は抗生物質が最も多く、鎮痛薬などを含む中枢神経作用薬、細菌などを排除する化学療法薬などが続く。 薬による肝障害は中毒性とアレルギー性に大別される。中毒性肝障害は肝臓の代謝能力を上回る量の薬を服用することで起きる。英国では劇症肝炎患者の1/2が解熱・鎮痛剤を自殺目的で大量に飲むことが原因と言われている。 日本人に多いのはアレルギー性肝障害、薬が肝臓で代謝された後の分子が、自分の体内にはない異物と認識されて抗原となり、アレルギー反応を引き起こすタイプだ。抗原になるかどうかは遺伝的要因による。同じ薬を飲んでも、遺伝子が違うとアレルギーを起こしたり起こさなかったりする。 薬物性肝障害患者の50〜70%が薬を服用してから30日以内で発症し、90%が、60日以内に異常を示すという。典型的な症状は発熱・発疹・皮膚のカユミ・だるさや、白血球の中の好酸球の増加、胆汁が排泄されず蓄積されるために起こる黄疸。 特に好酸球の増加や黄疸は70%の患者でみられる。「黄疸が出るまで肝臓が悪いという意識はほとんどない」(石井教授)のが実情。 薬物性肝障害の診断はリンパ球培養試験(DLST)を行う。肝障害に伴って増加するリンパ球の量を調べるものだが、的確に判定出来る検査ではない。経過を追って繰り返し調べることが必要という。 |
| 検査 | 薬剤によるリンパ球刺激試験(DLST) |
| 関連情報 |
肝炎」 「アレルギー」 「好酸球増加」 「活性酸素」 |