| 葉酸(フォラシン) |
| 葉酸 | プテリジン+p-アミノ安息香酸+グルタミン酸=葉酸 ◎ビタミンMともいうが、最初はホウレンソウの葉から抽出されたので、この名がある。 ◎植物界に広く分布しており、微生物も生合成出来るが、動物は合成できない。 1.加熱・酸化・酸性下で不安定。 2.アルカリ性〜微酸性(pH4.4まで)で安定。 3.紫外線に弱い。 |
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| ・ブロッコリーなどの野菜やグレープフルーツなどの果物・緑茶などにたくさん含まれるビタミンBの一種。 ・米国では小麦粉に添加している。 |
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| FA (葉酸) |
(folic acid) 葉酸とは・・・・ビタミン複合体の1つで、ビタミンB12とともに、増殖細胞におけるDNA合成の円滑な進行に不可欠な物質。 基準値:2.4〜9.8µg/ml未満 |
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| 葉酸欠乏は・・・ @ビタミンB12に比べて[舌炎][胃腸症状]は強う、[神経症状]は弱い。 A骨髄に過分葉好中球が出現し、次に末梢血中に分葉好中球が出現する。→骨髄に巨赤芽球が出現し、巨赤芽球性貧血となる |
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| 生理作用 | <1>タンパク質の合成、プリン・ピリジン塩基の生合成、ヌクレオチド合成に補酵素として関与する。 <2>免疫力を高める <3>骨髄での血球の再生に必要なビタミン。 |
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| 欠乏 症状 |
●タンパク質代謝の異常をもたらし、約4ヶ月の寿命とされる赤血球の代謝が円滑に進まなくなり、悪性貧血の原因となる。 ●細胞の成長・再生に刺傷が生じ胃潰瘍・口内炎・舌炎の原因となる。 ●神経過敏 ●健忘症 ●胎児・乳幼児の発育不全 |
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| ●うつを招く? 「2007年、野菜や果物などに含まれる葉酸の摂取量が少ないほど、ウツ症状の人が多い傾向にあることを、村上健太郎・東京大学医学部助教授と溝上哲也・国立国際医療センター研究所部長らが調査で見つけた。 日常の食事が精神的な健康に関わっていることを示す研究。 関連は欧米では報告されていたが、日本人のデーターは初めてという。 国際栄養学会に報告。 研究グループは2006年、福岡県の20代〜60代の男性309人、女性308人に、過去1ヶ月間に食べたものを詳しく聞き、各栄養成分の摂取量を算出。 同時に別の質問でウツ症状があるかどうかを調べ、摂取した各栄養素との関連を調べた。その結果、 →葉酸の摂取が少ない人はウツ症状の割合が高かった。 →摂取が多い人では、ウツ症状が半減していた。 この傾向は女性より男性でよりハッキリしていた。 年齢や肥満・喫煙・飲酒・結婚しているかどうか、ストレスなどの影響を除いて解析した結果で、葉酸そのものがウツ症状を減らしている可能性が高いという。 2007/11/18日経新聞から |
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| 二分脊柱 | =先天的に椎弓が正中で融合不全を起こし、脊柱が欠損するもの。 脊椎骨の先天的な形成不全によって、下半身不随などを引き起こす。胎児で脳が正常に形成されない無脳症や歩行障害を起こす。 1万人に3〜5人が発症。 妊娠後期に葉酸の濃度が低いことが危険因子の1つにあげられる。 ◎脊椎から神経組織が露出し、運動障害などが出る赤ちゃんの先天異常『二分脊柱』のリスクを葉酸の摂取で減らせることを知っている女子高生はわずが3%・・・・・・小牧市民病院(愛知県小牧市)の近藤厚生医師が実施したアンケートでこんな結果が出た。 旧厚生省は2000年に女性に葉酸摂取を薦める通知を出したが、その後も二分脊柱の発症率は増加し続けている。 二分脊柱などの神経管閉鎖障害の発症リスクと葉酸の関係を「知っている」のは、赤ちゃんを産んだ女性でも15%にとどまった。
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| 食品 | 葉酸が含まれている食品 ・レバー ・牛乳 ・卵黄 ・酵母 ・豆類 ・緑黄色野菜(ブロッコリーなど) ・果物(グレープフルーツなど) ・サツマイモ ・クルミ ・緑茶 |
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| 神経難病に | 米ペンシルベニア大学などのグループは、野菜などに含まれる葉酸やビタミンB12が、筋肉の難病である『脊髄性筋萎縮』の症状を和らげる可能性があることを突き止めた。今後、効果を動物実験と臨床試験で確かめていく。他の神経性の筋肉疾患の解明にもつながりそうだ。 患者は、筋肉の活動に必要なSMNというタンパク質が遺伝的に少ない。研究グループは、SMNが働くときに葉酸やビタミンB12が重要な役割を果たすことを発見した。これらが不足すると、ただでさえ足りないSMNの働きが弱くなり、症状がひどくなるとみている |
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| 神経管欠損 | X神経管欠損の先天異常防ぐ 「ビタミンBの一種でほうれん草や豆類に多く含まれる葉酸は、[無脳症]などの神経管欠損の先天的異常を防ぐという海外の研究報告を、住吉好雄・横浜市愛児センター所長が日本母性保護産婦人科医会の会報で紹介している。 英国グループが1983年〜91年まで7ヶ国33施設で、先天異常の子供を出産したことがある女性を対象に調べた。1日4mgの葉酸を投与した場合、新たな妊娠でも神経管欠損の発生は593人中6人(1%)だったのに、投与しない場合は602人中21人(3.5%)と多かった。この結果を受け米疾病管理センターは妊娠前から初期の葉酸摂取を勧告。これまでにカナダやニュージランドなど10ヵ国で効果が報告されている。 「日本ではまだこうした研究はないが、今後、先天異常の調査と合わせて葉酸の効果に注目したい」と住吉さんは話す。 |
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| 心臓発作 | X心臓発作の危険率低下 「葉酸とは名の通り、緑野菜に多いB群のビタミンである。草を食べている牛の牛乳にも多い。日本では所要量が定められていないが、諸外国では1日約200マイクログラムと定めている。葉酸は、生命の基本を担う核酸の合成に不可欠で、欠乏すれば、まず細胞増殖の盛んな骨髄が侵されて『大細胞性貧血』となる。 又、細胞増殖で胎児が急成長する妊娠初期には、葉酸欠乏は特に神経系の奇形の原因となる。 しかし、栄養素はただ欠乏症を防ぐ量だけを取れば良いのではなく、様々な疾患の予防のためには、さらに多く摂取した方が良い場合がある。最近の欧米の栄養学や循環器の幾つかの雑誌によれば、葉酸を十分摂取している人は心臓発作の危険率が低下する。80000人を対象に14年間調べた論文では、血液中の葉酸の多い人には心筋梗塞が31%少ないのである。 軽度の不足の場合、大細胞貧血は起きないが、葉酸の血中濃度の低い女性は、代謝が妨げられてホモシステインというアミノ酸が血液中に増加する。血液中のホモシステインの高い女性は約2倍も心臓発作が起きやすい。 良く知られているいるように、喫煙・肥満などが動脈硬化を促進して、心臓発作に大きな影響を持つが、この研究では、これらの要素の上にさらに葉酸不足が危険であることを示している。 具体的には血液中にホモシステインが1リットリ中に5マイクロモル上昇することは、コレステロールが1dl中に20mg上昇するのと同じ危険度で心筋梗塞が起こりやすい。 葉酸は調理によって大変破壊されやすい。偏食と加工食品が多い最近の食生活に、1束の新鮮なほうれん草を加えると100マイクログラムの葉酸が補給されるのである。 |
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| 妊婦 | ■妊婦の9割で不足 妊婦や若い女性に大切な栄養素である『葉酸』を、厚生労働省公表の摂取量の目安よりも多く摂取している妊婦は7.5%で、90%以上の妊婦が摂取不足であることを横浜市立大学などのグループが突き止めた。2006年4.22の日本産婦人科学会で発表。 妊娠5ヵ月目の妊婦53名に食事内容を聞き取り調査し、妊娠中の2ヵ月目の摂取量を推計した。平均摂取量は1日当たり275マイクロcだった。厚労省が2000年に公表した目安は400マイクロc。この目安を上回った女性は全体の7.5%にとどまった。 葉酸が不足すると、胎児の先天異常や妊婦自身の貧血、妊娠中毒症などにつながる。胎児の先天異常には妊娠中の葉酸不足よりもむしろ妊娠前の葉酸不足が考えられる。 葉酸は緑黄色野菜に多く含まれるが、食事だけでは栄養分の吸収が進まない可能性があり、厚労省はサプリメントの利用を勧めている。だが、実際にサプリメントで葉酸を摂取していた女性は全体の13.5%にすぎなかった。 「厚労省の呼びかけが現実には効果を上げていない実情が浮き彫りになった、米国では穀物食品類に葉酸を混ぜることを義務づけており、日本でもこうした対策を検討する必要がある」と石川浩史・神奈川県立こども医療センター産婦人科医長は語る。 |
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| 薬との 併用で問題 |
[サラゾスルファピリジン]・・・葉酸の吸収が低下する [フェニトイン]・・・フェニトインの血中濃度が低下 |

| 関連情報 |
「悪性貧血」 「赤血球」 「神経過敏」 「健忘症」 「口内炎」 「胃潰瘍」 |