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チェックしましょう
  • バットで殴られたような激痛が起きるクモ膜下出血
  • だんだん痛みがひどくなり、頭が割れるように感じて吐き気がする髄膜炎
  • ガマンできるぐらいの痛みだが、反復する発作に伴って痛む脳梗塞
  • 頭痛が繰り返され、それがだんだん強くなって吐いてしまう脳腫瘍
  • 水分を多く摂ったあとで頭痛がする緑内障
  • 片側の側頭部がなんとなく痛い外耳炎
  • 片側の側頭部がピリピリ痛いヘルペス
  • 頭の片側だけがズキズキと脈を打つように痛む片頭痛
頭痛・・・頭痛は大きく3つに分類されます
(1)日常的頭痛
第1はアイスクリームなどを食べた時に起きるキーンとくる頭痛や二日酔いで起きる頭痛や、疲れて起きる頭痛などの日常的な頭痛で、あまり心配する必要はありません。
(2)脳に異常がある頭痛
第2はくも膜下出血髄膜炎などの脳の異常から起きる頭痛です。この頭痛は原因となっている疾患を治す必要があります。
(3)脳に異常がない頭痛・・・慢性頭痛
第3に、最も多いタイプで、脳に異常がないのに頭痛が起きるもので、慢性頭痛と呼ばれています。この慢性頭痛はさらに、片頭痛・群発頭痛・緊張型頭痛の3つのタイプに分けられます。
  • 片頭痛
    • 耐え難い痛み。
    • 痛みが数時間~3日続く。
    • 月に1~2回起きる。
    • 脳の血管が拡張して起きる。
    • 遺伝的要因にストレスなどが加わって起きる。
    • 女性に多い(男性の3倍)。
      • 生理前に頭痛が起きることがある。
  • 群発頭痛
    • 耐え難い痛み。
    • 目の奥がえぐられるような痛み。つらくてジッとしていられない。
    • 1年の決まった時期、1日の決まった時間に頭痛が起きる。
    • 脳の血管が拡張して起きる。
    • 男性に多い(女性の10倍)
  • 緊張型頭痛
    • 頭全体がしめつけられる痛み。
    • フワフワとしためまいや吐き気を伴うことがある。
    • ストレスがあると頭痛が起きやすい。
      • ストレスには対人関係などの精神的ストレスや、肉体的ストレス(ずっとうつむいている姿勢など)があります。
    • 後頭部の重圧感、締め付け感があったり、肩こり・背筋・頸部が凝りやすい。
    • 痛みはほぼ毎日ある。
    • 痛みが長時間続くことがある
(副作用で頭痛が起きる医薬品)

頭痛
英語名: headache                  (厚生労働省
  • 医薬品によって起こる頭痛は二つに分類されます。
    1. つは、医薬品を使用したあとすぐに起こる頭痛です。このタイプの頭痛のなかで、狭心症の薬である硝酸薬による頭痛はズキズキする拍動性の頭痛を起こします。また片頭痛緊張型頭痛などをもっている方には、硝酸薬の使用によりもとからある頭痛と同様の発作が生じる場合があります。
    2. もう一つは、医薬品を何回か使用してから起こる頭痛です。このなかには、薬物乱用頭痛とよばれ、片頭痛、緊張型頭痛の患者さんで鎮痛剤を使用しすぎたために生じる頭痛があります。
      いずれの場合にも何らかの薬を服用していて、頭痛がみられた場合には、放置せずに医師・薬剤師に連絡してください。
頭痛について
  • 医薬品による頭痛には、
    使用してすぐに起こるものと、何回か使用してから起こる二つのタイプがあります。
    1. 医薬品を使用してすぐに生じる頭痛のなかには、脳の血管が開くことで拍動性の痛みが生じるといわれているものがあり、原因となる薬剤として狭心症の治療に用いられる硝酸薬などがあげられます。また、このタイプの頭痛では、もともと片頭痛緊張型頭痛などの慢性頭痛をもっている方に、片頭痛や緊張型頭痛と同じような頭痛発作を生じる場合があります。
      この他の医薬品を使用してからすぐに生じる頭痛について、原因はよくわかっていません。性質としては鈍く、持続性で頭部全体に中等度~重度の痛みを感じる場合が多いとされています。
    2. もう一つのタイプは、医薬品を何回か使用してから起こる頭痛です。このタイプの頭痛のなかには、もともと片頭痛や緊張型頭痛をもっていて、その頭痛をおさえるために鎮痛剤などを使用しすぎたために起こる頭痛も入ります(この鎮痛剤のなかには医師から処方されるもののほかに、市販の鎮痛剤も含まれます)。このような頭痛は薬物乱用頭痛とよばれます。
      • 薬物乱用頭痛では、頭痛の性状・強度・部位などは一定しないことが多く、吐き気などの消化器症状・不安・集中力低下・記銘力障害などもみられます。
    3. さらに一部の医薬品では、継続して使用することにより、頭の中の圧力が上昇して、頭痛が生じるものもあります。このような頭痛では、ものが2つに見える、視力が低下するなどの症状が一緒に出現することがあります。
    4. また、このマニュアルには記載していませんが、医薬品により無菌性髄膜炎や急性散在性脳脊髄炎とよばれる病気がおこり、頭痛があらわれることがあります。
      1. 無菌性髄膜炎の場合は頭痛のほかに発熱、嘔吐などを、
      2. 急性散在性脳脊髄炎の場合は発熱、意識がもうろうとする、目が見えにくい、手足に力が入りにくいなどの症状を伴います。
  • このほか、医薬品によっては急性緑内障という病気が生じ頭痛を自覚することもあります。
    1. 急性緑内障は眼圧が上昇することにより起こります。
    2. 目の中には血液の代わりとなって栄養などを運ぶ、房水とよばれる液体が流れています。目の形状は、この房水の圧力によって保たれており、この圧力を眼圧とよびます。
    3. 急性緑内障では、眼圧の上昇により目およびその後部または上部の痛みが起こるとともに、目の充血・かすみなどが生じます
  • この副作用が重篤副作用に入っている理由は、必ずしも重篤になり生命に危険を及ぼすからではなく、頻度が高い病態であり、さらに後に述べるように薬物乱用頭痛などは難治性で、長期にわたり頭痛が継続するためである。
    • 現在頭痛の分類は、国際頭痛学会頭痛分類委員会により2003年に改訂された「国際頭痛学会頭痛分類第2 版」(The InternationalClassification of Headache Disorders 2nd Edition; ICHD-II)に基づき行われている。
      1. ICHD-II では頭痛を一次性頭痛、二次性頭痛および頭部神経痛、中枢性・一次性顔面痛の3部に分けている。(表1)
      2. 一次性頭痛は、機能性頭痛、原発性頭痛、慢性頭痛などともよばれ、片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛を含んでいる。
      3. 二次性頭痛は症候性頭痛、続発性頭痛などともよばれ、脳出血やくも膜下出血などの血管障害や髄膜炎や脳炎など感染性疾患のような器質的疾患に起因する頭痛群である。

表1.国際頭痛学会の頭痛の分類
第1 部:一次性頭痛(慢性頭痛)
  • 1. 片頭痛
    2. 緊張型頭痛
    3. 群発頭痛およびその他の三叉神経・自律神経性頭痛
    4. その他の一次性頭痛
第2 部:二次性頭痛(症候性頭痛)
  • 5. 頭頸部外傷による頭痛
    6. 頭頸部血管障害による頭痛
    7. 非血管性頭蓋内疾患による頭痛
    8. 物質またはその離脱による頭痛
    9. 感染症による頭痛
    10.ホメオスターシスの障害による頭痛
    11. 頭蓋骨、頸、眼、耳、鼻、副鼻腔、歯、口あるいはその他の顔面・頭蓋の構成組織の障害に起因する頭痛あるいは顔面痛
  • 12. 精神疾患による頭痛
第3 部:頭部神経痛、中枢性・一次性顔面痛およびその他の頭痛
  • 13. 頭部神経痛および中枢性顔面痛

表2.国際頭痛学会頭痛分類「8.物質またはその離脱による頭痛」のなかの薬剤の副作用として生じる頭痛
薬剤使用により急性に生じる頭痛
  • 1). 「8.1.1 一酸化窒素(NO)供与体誘発頭痛」
    • ① 8.1.1.1 即時型一酸化窒素供与体誘発頭痛
      ② 8.1.1.2 遅延型一酸化窒素供与体誘発頭痛
    2). 「8.1.2 ホスホジエステラーゼ(PDE)阻害薬誘発頭痛」
    3). 「8.1.10 その他の適応症に使用される薬物による急性有害事象としての頭痛」
慢性の薬剤使用により生じる頭痛
  • 4). 「8.2 薬物乱用頭痛(medication-overuse headache: MOH)」
    5). 「8.3 慢性薬物使用による有害事象としての頭痛」
  • 薬剤の副作用としてあらわれる頭痛は二次性頭痛の「8.物質またはその離脱による頭痛」に属する(表1)。
    • このなかには化学物質など薬剤以外のものが原因で起こる頭痛も含まれるため、薬剤の副作用による頭痛として分類されるものを表2に示した。
  • 薬剤投与後、急性に生じる頭痛として、
    • 「一酸化窒素(NO)供与体誘発頭痛」
    • 「ホスホジエステラーゼ(PDE)阻害薬誘発頭痛」
    • 「その他の適応症に使用される薬物による急性有害事象としての頭痛」
    がある。
  • 薬剤の慢性的使用により生じる頭痛には
    • 「薬物乱用頭痛(medication-overuse headache: MOH)」
    • 「慢性薬物使用による有害事象としての頭痛」
    がある。
また薬剤によっては脳出血、無菌性髄膜炎、急性散在性脳脊髄炎など脳の炎症および急性緑内障などがおこり頭痛を生じる例もあるが、これらが原因となる頭痛についてはこのマニュアルではとりあげない。

副作用の概要
(1)症状
表2の薬剤使用により急性に生じる頭痛 「一酸化窒素(NO)供与体誘発頭痛」および「ホスホジエステラーゼ(PDE)阻害薬誘発頭痛」では、拍動性の頭痛を呈することが多い。
また「一酸化窒素(NO)供与体誘発頭痛」のうち「遅延型一酸化窒素供与体誘発頭痛」は健常者で起こることはまれであるが、片頭痛患者では前兆のない片頭痛発作を、緊張型頭痛患者では緊張型頭痛を、群発頭痛患者では群発頭痛発作を引き起こすとされている。薬剤使用後急性に起こる頭痛の大部分は表2の3). 「その他の適応症に使用される薬物による急性有害事象としての頭痛」であるが、頭痛の特徴についての記載は少なく、ほとんどが鈍く、持続性、頭部全体、中等度~重度の痛みとされている。慢性の薬剤使用により生じる頭痛のうち「薬物乱用頭痛(MOH)」は、片頭痛や緊張型頭痛の特徴をもつ頭痛が、ほぼ毎日のように起こり、薬剤に対し抵抗性であることが特徴とされる。頭痛の性状・強度・部位は一定しないことが多い。わずかな知的あるいは身体的活動により引き起こされがちで、日常生活は大きな制限を受ける。トリプタン系薬剤乱用による MOH では、頭痛の性質として従来からある片頭痛の重症化や頻度の増加としてあらわれることが多い。さらに表3に示したように、エルゴタミン製剤や鎮痛剤に比べて少ない服用回数でかつ早くMOH に至りやすい傾向があるのも特徴とされている。また、「慢性薬物使用による有害事象による頭痛」では、薬剤誘発性頭蓋内圧亢進の病態から、頭痛とともに複視、視力障害を認める症例が報告されている。
(2)発生機序
頭痛に関与する主な部位は頭蓋内血管および硬膜である(図1)。
  1. 硬膜領域では硬膜のほか、硬膜動脈、頭蓋内静脈洞で痛覚を感受する。
  2. また内頸動脈、中大脳動脈および前大脳動脈の近位部など脳底部の主幹動脈では痛みを感じ、その刺激は同側の眼周囲、前額、側頭部に放散痛を生じる。
  3. 椎骨脳底動脈、後下小脳動脈近位部も疼痛を感じ、痛みは耳介後部から後頭部に放散する。
これらの部位から生じる痛覚について頭蓋内のテント上では三叉神経が関与し、テント下の硬膜、静脈洞、硬膜動脈では顔面神経、舌咽神経、迷走神経および上位頸髄神経の関与が知られている。なお脳実質は痛覚を感受しない。
図1.頭部痛覚感受部位
(頭部上矢状静脈洞を含むレベルでの冠状断の模式図で赤色は痛覚感受部位を示す)
硬膜に由来する頭痛
薬剤の副作用により出現する頭痛もこれらの部位が関係すると推察されるが、詳細については明らかでない。
「一酸化窒素(NO)供与体誘発頭痛」ではNO が、また「ホスホジエステラーゼ(PDE)阻害薬誘発頭痛」では、PDE 阻害により増加するcAMP ないしcGMP が、脳血管の拡張を誘発し、脳血管や硬膜に分布する痛覚神経が影響を受け、頭痛が生じるのではないかと考えられている。
「薬物乱用頭痛 (MOH)」は、片頭痛、緊張型頭痛および両者を合併する患者に認められやすいことが知られている。さらに関節リウマチなどの大量に鎮痛剤が使用される疾患においてMOH が問題となることは極めてまれである。これらより片頭痛や緊張型頭痛の病態そのものが、MOH を引き起こしやすい素因となっていると考えられている。MOH の発生には、薬剤使用が引き金となって痛みに対する感受性の亢進(感作)が成立することが重要と考えられており、片頭痛に合併した場合には、中脳水道周辺灰白質や延髄縫線核などの痛覚抑制機能を有する部位での機能異常が重視されている。
また、「慢性薬物使用による有害事象としての頭痛」では、薬剤誘発性頭蓋内圧亢進が原因の一つとされている。

副作用の判別基準・判別方法
1) 「一酸化窒素(NO)供与体誘発頭痛」では原因となる薬剤として、亜硝酸アミル、ニトログリセリン、一硝酸イソソルビド、硝酸イソソルビドなどがあげられている。→(表5)
2) 「ホスホジエステラーゼ(PDE)阻害薬誘発頭痛」ではICHD-IIにおいて原因薬剤としてシルデナフィルとジピリダモールが記載されているが、本邦ではシロスタゾールもこの頭痛の原因薬剤となる。→(表6)
3) 「その他の適応症に使用される薬物による急性有害事象としての頭痛」の原因薬剤としてはアトロピン、ジギタリス製剤、ジスルフィラム、ヒドララジン、イミプラミン、ニコチン、ニフェジピンなどがある。→(表7)
4) 「薬物乱用頭痛 (medication-overuse headache: MOH)」の原因としてNSAIDs、エルゴタミン製剤、トリプタン系薬剤、オピオイドがICHD-II ではあげられている。それぞれの薬剤がMOH 診断基準のサブフォームに分類されているが、本邦では、オピオイドが薬物乱用頭痛の原因薬剤となる可能性は少ない。→(表8)
5) 「慢性薬物使用による有害事象としての頭痛」では原因薬剤として蛋白同化ステロイド、アミオダロン、炭酸リチウム、ナリジクス酸、甲状腺ホルモン、テトラサイクリンまたはミノサイクリンなどがあげられる。これらの薬剤の長期使用により起こる合併症として認識されている。→(表9)

表5.遅延型一酸化窒素供与体誘発頭痛の診断基準
  • A. 頭痛は一次性頭痛患者におこり、一次性頭痛タイプ(注)の特徴をもち、C およびD を満たす。
    B. 一酸化窒素供与体の吸収
    C. 血液から一酸化窒素が消失後に頭痛が始まる。
    D. 1 回の曝露後、72 時間以内に頭痛が消失する。
注:健常人は遅延型一酸化窒素供与体誘発頭痛を引き起こすことはまれであるが、片頭痛患者は前兆のない片頭痛発作を、緊張型頭痛患者は緊張型頭痛を、群発頭痛患者は群発頭痛発作を引き起こす。

表6.ホスホジエステラーゼ(PDE)阻害薬誘発頭痛の診断基準
  • A. 頭痛は以下の特徴の少なくとも1 項目と、C およびD を満たす。
    • 1. 両側性
      2. 前頭側頭部
      3. 拍動性
      4. 身体的活動により増悪
  • B. 1 用量のホスホジエステラーゼ阻害薬が与えられた。
    C. PDE 阻害薬摂取5 時間以内に頭痛発現。
    D. 72 時間後以内に消失。

表7.その他の適応症に使用される薬物による急性有害事象としての頭痛の診断基準
  • A. 頭痛はC およびD を満たす。
    B. 頭痛以外の適応症治療のために薬物を使用している。
    C. 使用後数分~数時間以内に頭痛が出現
    D. 頭痛は使用中止後、72 時間以内に消失

表8.薬物乱用頭痛(MOH)の診断基準(付録基準)
  • A. 頭痛は1 ヵ月に15 日以上存在する。
    B. 8.2 のサブフォーム(NSAIDs・エルゴタミン製剤・トリプタン系薬剤・オピオイド)
    で規定される1 種類以上の急性期・対症的治療薬を3 ヵ月を超えて定期的に乱用し
    ている。
    • 1. 3 ヵ月を超えて、定期的に1 ヵ月に10 日以上エルゴタミン製剤、トリプタン
      系薬剤、オピオイドまたは複合鎮痛薬を使用している。
      2. 単一成分の鎮痛薬、あるいは、単一では乱用には該当しないエルゴタミン、ト
      リプタン系薬剤、オピオイドのいずれかの組み合わせで合計月に15 日以上
      の頻度で3 ヵ月を超えて使用している。
    C. 頭痛は薬物乱用により出現したか、著明に悪化している。

表9.慢性薬物使用による有害事象としての頭痛の診断基準
  • A. 頭痛が1 ヵ月に15 日を超えて存在し、C およびD を満たす。
    B. 適応症治療のための慢性投薬(注1)
    C. 投薬中に頭痛が出現
    D. 頭痛は投薬中止後に消失する(注2)
注 1.薬物の種類により用量と期間の定義は異なる
注 2.頭痛消失のための期間は薬物の種類により異なり、数ヵ月かかる可能性がある。

治療法
基本的には原因薬剤の減量または中止である。

硝酸薬使用による頭痛は、投与初期に多く発現するが、使用を続けることで頭痛発現が減少するといわれている。また、薬剤の変更により消失する場合もあるため、他剤への変更も対処法の選択肢の一つとなる。また、頭痛発作時には頓服としてアスピリンなどのNSAIDs の投与で症状をコントロールすることも可能である。ただし、ニトログリセリンはアスピリンなどNSAIDs の併用により血管拡張作用の減弱が知られているので、連用しないよう注意が必要である。

薬物乱用頭痛の治療としては、
  • ①起因薬剤の中止、
  • ②薬剤投与中止後の反跳頭痛に対する治療および
  • ③頭痛に対する予防薬投与、
の3つが大きな柱となる。
①起因薬剤の中止
起因薬剤は即時的に中止することが理想であるが、現実的には困難なことも多く、漸減しながら中止する方法がとられることも多い。即時的に中止した場合は、頭痛の増悪に加え悪心・嘔吐・血圧低下・頻脈・睡眠障害などが出現する場合もある。症状が強い症例では入院し、輸液・制吐剤や鎮静剤の投与が必要となることもある。
②起因薬剤投与中止後の反跳頭痛に対する治療
反跳頭痛は起因薬剤以外の薬剤を用いて治療を行う。鎮痛剤やエルゴタミン製剤が起因薬剤の場合はトリプタン系薬剤 (スマトリプタン皮下注など)を、トリプタン系薬剤が起因薬剤の場合はナプロキセンなどのNSAIDs を用いる。これらの治療に不応の場合は、ステロイド投与も考慮する。反跳頭痛や退薬症状は、薬剤中止後2~10 日間程度続くことが多い。トリプタン系薬剤によるMOH では、これらの症状が比較的早く消退するのが特徴である
③予防薬投与
薬物乱用頭痛の基礎疾患が片頭痛である場合にはロメリジンやプロプラノロールを、緊張型頭痛である場合にはチザニジンを用いる場合が多い。このほかアミトリプチリン、バルプロ酸、トピラマートおよびガバペンチンなどが予防薬として使用されることが多い。なおこれらの薬剤のなかでロメリジン以外は適応外の使用となる。
予防薬の投与と同時に、頭痛薬の使用量や使用回数の制限を徹底させることも必要である。
  • エルゴタミン酒石酸塩は、1回量を4mg にとどめて、1週間に2 回まで、1ヵ月使用量20 mg が目安である。
  • トリプタン系薬剤は1ヵ月に10 回以下
の使用を目標にする。

典型的症例
【症例 1】 20 歳代、女性
主訴:頭痛
現病歴:
  • 前兆のない片頭痛発作のためアセトアミノフェンを1日1000 mg を連日定期的に4 年間使用していたが、最近頭痛の頻度が増加し強度も強くなったため受診。アセトアミノフェンの使用を即時中止してエレトリプタンに変更した。エレトリプタン頓用100mg/月(5 錠)にて頭痛コントロールは良好となった。
【症例 2】 10 歳代、女性
主訴:頭痛
現病歴:
  • 尋常性痤瘡のため 6 週間前よりビタミンA(10mg/日)とミノサイクリンを服用していた。 1 ヵ月前より頭痛が出現し、10 日前より上下方向の複視を自覚するようになり受診。神経学的診察でうっ血乳頭を認め、治療薬投与が中止された。その後、頭痛および複視は改善した。

何が痛む? 脳には痛みを感じる受容体がない
「すべての痛みは、脳で感じる。例えば手を切っても、手で痛みを感じるのではなく、手を切ることで手の細胞が傷つき、そこからブラジキニンやヒスタミンなどの『痛み物質』が放出される。それらの痛み物質が知覚神経の受容体に結合すると痛みを感じさせるための神経シグナルが発生する。そしてその神経シグナルは(プロスタグランジンで強化されて)脊髄を上がって脳に入り、中継点である視床を通過して大脳皮質に入る。ここで始めて私たちは痛みを感じる。
ところが脳には痛み物質の受容体がない。そのため脳内で出血や炎症が起こっても痛みを感じることはない。
それなのに、どうして頭痛が起きるのだろうか

「頭痛」って、何が痛むの?
「会社を休む理由の1番は頭痛なのだそうです。では、頭痛で痛むのは具体的にどの部分なのだろう。「頭」といっても脳や頭蓋骨が痛みを発している訳ではなく、実は頭の筋肉や血管の痛みなのだ。頭痛の診察をする医師は、患者さんの痛みの表現で、頭痛のタイプを判断するという。そして、ほとんどの頭痛は次の2つのタイプのいずれかになるらしい。
1.緊張型頭痛:「ジンジン・ズーン・グー・ギュー」
2.片頭痛:「ズキズキ・ズキンズキン・ドクドク・ガンガン」

(NHKためしてガッテンより)
グルテン パスタ・麺に気をつけて
穀類タンパクと頭痛の因果関係
英王立ハラムシャー病院の研究グループは、コムギなどの穀類が含むグルテンというタンパク質が慢性的な頭痛の原因になっていることを突き止めた。グルテンの抗体を多く持つため下痢などの症状を起こすなどグルテンに反応しやすいタイプので確かめた。調査結果は米神経学会の学会誌で発表した。よく頭痛を訴える人で、グルテンの抗体を多く持つ10人の患者の中枢神経系が興奮する度合いを磁気共鳴画像装置(MRI)で調べた。食事でグルテンを摂取しないようにしたところ、9人が頭痛が無くなったり、軽くなったりするなど症状が軽減した。グルテンの摂取を再開したところ、再び頭痛がするようになった

栄養」「スプルー
中毒かも? 有機リン化合物の慢性中毒
薬物乱用頭痛 鎮痛薬を飲み過ぎて頭痛が慢性化する。
鎮痛薬(単一成分・複合成分)を1か月に15日以上飲んでしまう
複合成分の鎮痛薬、片頭痛薬を1ヶ月に10日以上、3ヶ月を超えて飲んでしまう・・・・場合に薬物乱用頭痛の可能性があります。
薬物乱用頭痛は「前兆のない片頭痛」患者がなりやすいとされている。
カフェインの摂りすぎも薬物乱用頭痛になりやすいといわれています
頭痛

タネ
頭痛を引き起こす疾患
緊張やストレスが原因
「筋緊張型頭痛と片頭痛の両方に悩む看護婦さんに協力してもらい、1日の生活のなかで頭痛を起こす痛み物質と片頭痛の原因となるセロトニンを測定してみた。痛みの感じ方は人により異なるが、この人の場合は痛み物質が420を超えると頭痛が起きる。
実験の結果、片頭痛は寝起きと会議の時で、筋緊張型頭痛は赤ちゃんをお風呂に入れたときとワープロ作業の時だった。
こうしてみると、筋緊張型頭痛は体を緊張させたり、同じ姿勢を続けた時に起き、片頭痛は寝不足(又は寝過ぎ)やストレス・緊張から解放された時に起きることが分かる。したがって筋緊張型頭痛の解消には、肩やクビに負担のかからない姿勢や軽いストレッチが有効だ。また、片頭痛は、原因となるセロトニンの活動を抑制するための軽い運動で血流を良くしたり、ストレスへの抵抗力をつけるビタミンCやEを含む食事が必要だ」(NHKためしてガッテン)
→「アレルギー」「うつ状態
外傷後

頭痛
1年ほど前、オートバイで転倒事故を起こし、頭と強く打ちました。外傷性クモ膜下出血と診断され、1週間入院しましたが、それ以来、お酒を多めに飲むと、額の上部が強く痛みます。風邪を引いたときにも痛くなります。病院でCTを受けましたが、異常は見つかりません。
  ●外傷性クモ膜下出血というのはどんなケガなのですか?
「クモ膜下出血を発症すると半数が亡くなる」などとも言われますが、これは脳の血管に出来た瘤が破裂して起こる『特発性クモ膜下出血』のことです。外傷性は、脳がむくむなど別の問題が出なければ、さほど深刻ではありません。出血量も通常は多くはありません。
  ●どの程度のケガで起こるのでしょうか?
「頭を打った衝撃で、気を失うような時に起こることがあります。脳の表面にある細い動脈や、脳の溝をつなぐ静脈に傷がついたりして出血します。多くはCT検査で見つかります。」
  ●治療はどうしますか?
「特発性なら、手術で頭を開けて血が出ないようにすることがありますが、外傷性は別の問題がなければ特別な処置はせず、自然に出血が収まるのを待ちます。通常は1週間ほどで出血は消えてしまいます。ただ、出血量が多いと、ケガから数日後に脳の血管が縮むことがあります。意識障害を招くこともあるので注意深く観察します。」
  ●頭部外傷の後、頭痛が続くことはあるのですか?
「頭痛に代表的なものとして、血管が収縮、拡張することで血管の神経が刺激を受ける『血管性頭痛』と、肩や首の筋肉が硬くなって起こる『筋収縮性頭痛』とがあります。後遺症としては、多くが筋収縮性頭痛として残ります。
  ●肩こりと頭痛には関係があるのでしょうか?
「首と肩、頭の筋肉の機能は互いに関連しあっいて、肩や首の筋肉の凝りや痛みが頭部の筋肉にも影響し、痛くなることがあるのです。頭に衝撃を受けると、首に負荷がかかります。また自己の伴うストレスなどで肩の筋肉が緊張したりします。そうした影響が頭痛になって表れると考えられています。
  ●この頭痛は長引きますか?
「通常はケガから、2週間ほどで治ります。3週間以上痛み続ける時は頭部外傷性後遺症と診断します。中には10年以上たっても頭痛の続く人もいます。
頭部外傷性後遺症』:
[頭痛のほか、頭が重い、気分が悪い、めまいがする、疲れやすい、といった症状が続く。頭部の画像診断を受けても異常が見つからず、原因がはっきりしないことが多い。ケガそのもののショックなど、精神的な負担との関連も指摘されている。]「お酒を飲んだり、風邪を引いて発熱したりすると、血管が拡張します。こうした時にしか痛くならないのであれば、血管性頭痛の可能性の方が高いでしょう。ただ、事故の影響で自律神経が過敏になったりすると、痛む度合いが事故以前よりも強くなっている可能性があります。日常的に痛むようなら、筋収縮性頭痛が考えられます。
「血管性は“ズキンズキン”と内側から割れるような、筋収縮性は外から締め付けられるような痛みを感じることが多いようです。
治療には先ず、酒量を減らし、風邪の時は早めに解熱剤を飲むなど、痛みのキッカケを防いでもらうようにします。理由のはっきりした血管性頭痛であれば、こうした予防を続けることで痛みも弱くなっていきます。筋収縮性であれば、症状に応じて筋肉の緊張を解く薬や、心を落ち着かせる薬を処方します
頭痛

分類
<1>急性頭痛 <2>亜急性頭痛
  • 1.脳腫瘍
    2.髄膜炎
    3.慢性硬膜下血腫・・硬膜下血腫subdural hematoma [SDH]
    4.側頭動脈炎
    5.その他
<3>慢性頭痛
  • 1.片頭痛:(古典型・普遍型・群発)
    2.筋収縮性頭痛
    3.混合性頭痛:(血管性+筋収縮性)
    4.心因性頭痛:(うつ病・ヒステリー)
    5.非片頭痛型血管性頭痛:(高血圧・感染・薬物)
    6.牽引性頭痛:(頭蓋内占拠疾患によるもの)
    7.頭部神経痛
    8.頭部・顔面の慢性疾患による頭痛
(国際頭痛協会1988年)
(1)片頭痛:(血管性頭痛)
(2)緊張性頭痛:(収縮性頭痛)   
(3)群発性頭痛   
(4)血管障害による頭痛:
 「脳出血」
 「クモ膜下出血」
 「悪性高血圧」
 
(5)頭蓋内疾患からの頭痛:(牽引性頭痛)  
 「頭蓋内圧変化」(静脈圧亢進、腰椎穿刺後、水頭症)
 「脳腫瘍
 「脳炎」
 「髄膜炎
 「硬膜下血腫」

(6)頭部外傷にともなう頭痛


[筋肉の収縮]
[血管の拡張]
で痛みの発生
交感神経が興奮する 血管収縮

さらに悪化させる
痛みの悪循環
[ブラジキニン]
[乳酸]
などの
発痛物質ができる
組織に酸素不足が起きる 血流障害


【民間療法】 ○アケビ・イチヤクソウ・ウスバサイシン・ウド・ウサギ・ウマ・ウマノスズクサ・ウメ干し・オオバコ・オケラ・オトギリソウ・オナモミ・カギカズラ・カワラヨモギ・キク・クズ・クチナシ・クワ・ゴシュユ・コブシ・サフラン・サラシナショウマ・サル・サンショウ・シシウド・シャクヤク・セミ・ダイコン・タツナミソウ・タムシバ・トウキ・ドクダミ・ニガキ・ニッケイ・ネギ・ノイバラ・バショウ・ハッカ・ハチク・ハマゴウ・ハマボウフウ・ハラン・ヒオウギ・ヒマワリ・ヘチマ・ベニバナ・ミシマサイコ・ミミズ・モモ・ヤマモモ・ヨモギ。
○[オニノヤガラ+センキュウ]
○[オトギリソウ+カンゾウ]
【色彩療法】 <1>すみれ色
<2>紫色
【宝石療法】 <1>アメジスト
<2>キャッツアイ
<3>タイガーズアイ
【芳香療法】 <1>ラベンダー
<2>ペパーミント
<3>ラベンダー+ペパーミント:
<4>ローズマリー
コウジン(紅参)」「カルシウムセントジョンズワート」「バレリアン有機ゲルマニウム」「スクアレン」「霊芝」「DHA」「サメ軟骨」「SOD
針灸のつぼ 「天穴」《沢田流聞書鍼灸眞髄》
(気血両虚による頭痛)・・・[百会][心兪][脾兪][三陰交][血海][上星]
(痰濁による頭痛)・・・[中][豊隆][合谷][百会][頭維][足三里][陽陵泉]


【肝厥頭痛】 (かんけつずつう)=頭痛の一種で、肝経の異常によって起こるもの。
【頭風】 (ずふう)=頭痛、常習性頭痛。
ときを定めず発作的にくる頭痛。

頭痛に用いる漢方薬
漢方薬
  1. 黄連解毒湯
  2. 加工ブシ末
  3. 香正気散
  4. 葛根湯
  5. 葛根湯加川辛夷
  6. 加味逍遥散
    1. 28歳女性。
      3回妊娠中絶をしたという。主訴は頭痛で、いつも頭が重く、肩が凝り、欠伸が出て、疲れやすく、仕事をする気力がないと云う。大便は快通せず、下剤を飲むと腹が痛んで、渋り腹で、気持が 悪い。月経不順で、月経時に腹痛を訴える。
      加味逍遥散を与える。これを飲むと、大便が気持ちよく出て、肩凝りも頭痛も良いが、何となくサッパリしない。1ヶ月ほどたってから、加味逍遥散に香附子3.0を加えたところ、1ヶ月ほどで、頭痛を忘れ、からだがしっかりして、仕事がしたくなり、家庭が明るくなった。《大塚敬節》
  7. 帰調血飲第一加減
  8. 銀翹解毒丸
  9. 九味檳榔湯
  10. 桂枝湯
  11. 桂枝加竜骨牡蛎湯
  12. 桂枝茯苓丸
  13. 桂枝茯苓丸+苡仁
  14. 桂芍知母湯
  15. 血府逐丸
  16. 香蘇散
  17. 呉茱萸湯
    1. はげしい発作を繰り返す片頭痛には、この処方の応ずるものが多い。発作のときには、痛む側の項部の筋肉が収縮するから、肩から頸にかけてひどこうこる。発作時に腹診すると、心下部が膨満し、患者も胃がつまったようだと訴えることが多い。これは心下逆満と呼ぶかたちで、胸脇苦満と間違うことがある。発作時には、足がひどこく冷え、脈も沈遅になることが多い。まら一種の煩躁状態があって、安静にしておれないで、起きたり寝たりして苦悶する傾向がある。発作の激しいときには嘔吐を伴い、しばしば胆汁を吐く、このような状態があれば呉茱萸湯を用いる。これで発作を抑制するばかりでなく、長期にわたって連用しているtp、発作が起こらなくなる(漢方診療医典)
  18. 五苓散
    1. これも片頭痛に用いられ、呉茱萸湯を用いる場合と、区別のつきにくいことがある。五苓散は口渇と尿利の減少があって、頭痛する者に用いることになっているが、口渇があまり激しくないこともある。
      理論上では、呉茱萸湯は陰証に用いられ、五苓散は陽証にもちいられることになっているので、呉茱萸湯では、脈沈遅、五苓散では脈浮数になるハズであるが、これにも例外がある。そこで呉茱萸証と診断して、呉茱萸湯を用いたが効がないというような時には、五苓散を考えてみるがよい(漢方診療医典)
  19. 柴胡桂枝乾姜湯
  20. 柴胡桂枝湯
  21. 三黄瀉心湯
  22. 四逆散
  23. 七物降下湯
  24. 小建中湯
  25. 小青竜湯
  26. 消風散
  27. 升麻葛根湯
  28. 消風散
  29. 辛夷清肺湯
  30. 参蘇飲
  31. 清上防風湯
  32. 清暑益気湯
  33. 続命湯
  34. 大柴胡湯
  35. 大承気湯
  36. 調胃承気湯
  37. 釣藤散
  38. 桃核承気湯
  39. 当帰四逆加呉茱萸生姜湯
  40. 当帰芍薬散加工ブシ末
  41. 当帰芍薬散
    1. 31歳女性。
      6ヶ月ほど前分娩し、その後いつも、頭に何かかぶって いるように重い。食欲、大小便に変わりなく、夜は夢が多くて安眠が出来ない。足が冷える。これには当帰芍薬散を用いて全治した。《大塚敬節》
    2. 27歳女性。
      妊娠腎炎を発し、症状が増悪するばかりなので、人工中絶した。しかしその後も頭痛と尿タンパクが1ヶ月以上もとれずにいると云うので診察。
      患者は体格の良い一見丈夫そうである。頭痛は朝起きた時から起こり、そのため起きるのが嫌で、仕事をする元気もない。また頭痛は午後になると強くなると言う。口渇があるためか、たびたび水を飲むという。食欲正常、便通は3日に1回くらい。血圧172-90。脈沈細、腹は肉付き良く柔軟で左季肋下と臍の左側及び左下腹部に軽度の圧痛を認めた。
      この患者には口渇、頭痛を目標に五苓散を7日分与えたが、少しも効果が無かった。そこで腹部の圧痛を血と考えて当帰芍薬散を10日分を与えた。ところが今度は頭痛も完全にとれ、尿のタンパクも消失し、便通も毎日あって、非常に調子が良いと云ってきた《山田光胤》
    3. 53歳女性。
      虚弱な体質で、少しの労働でも疲れてしまう。しばしば頭痛が起こり、疲れると増強する。中肉中背で色が白い。脈は沈細やや弦。腹部は一般に極めて軟弱で、しばしばガスや燥屎を触知し、心下に軽度の痞硬があり、その上、時として振水音を認める。常習便秘を訴え、胃下垂がある。この患者には初め水毒による頭痛と考えて、半夏白朮天麻湯を与えたが、2ヶ月飲んでも少しも効かないので、“頭痛は項部より後頭部にかけて筋肉が張ったように痛む”という点に対して、芍薬で筋の攣急を緩めたらどうかと考え、且つ冷え症であることを考慮して当帰芍薬散に転方した。すると4、5日の服用で頭がすっきりした。《山田光胤》
  42. 二陳湯
  43. 女神散
  44. 防風通聖散
  45. 補中益気湯
  46. 麻黄附子細辛湯
  47. 麻黄湯
  48. 抑肝散加陳皮半夏湯
  49. 竜胆瀉肝湯
  50. 苓桂朮甘湯