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アルミニウム



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ケイレン


アルミニウム (Al)
アルミニウムは、現在まで必須性が証明されていない微量元素。

生体にとって有害元素である。

生体への蓄積による中毒が問題になっている

レモンジュースやオレンジジュースと一緒に摂取するとアルミニウムの吸収が増加する。



経口的に摂取されたアルミニウムは
*消化管から摂取量の1%が吸収される

*吸収された1%が、血液中、骨、肝、腎、脳をはじめ広く分布する。

*血液脳関門を突破して、脳に入る

*アルツハイマーと関連・・・・WHO基準では、飲料水のアルミ濃度は0.2ppm以下



アルミニウムの体外への排泄
  1. 腎臓から尿中へ排泄される。
  2. 胆汁への排泄(わずか)



 アルミニウム中毒の症状
アルミ粉末が肺に入ると、『アルミニウム沈着症(塵肺の一種)』になる。


*体内に入ったアルミニウム化合物は、肝臓・血液にも蓄積する。胃腸では、非溶解性のリン化合物が形成され、体外に排泄されるためか、あまり長く留まることはない。


アルミニウムの化合物による中毒には、2つの面がある。

@.組織が刺激される

Aアルミニウムイオンによって細胞中のタンパク質が沈殿する。
  • 「食欲不振」
  • 「胃その他の痛み」
  • 「咳」
    血中にアルミニウムイオンの増加が認められ、心筋が肥大する


(1)脳症
  1. ミオクローヌス
  2. 精神症状
  3. 構語障害
  4. 譫妄(せんもう)
  5. ケイレン

(2)骨症

(3)エリスロポエチン不応症の貧血を招く

(4)無形成骨を起こしやすい(糖尿病患者でリスク大)



アルミニウム検査の目的
  1. 人工透析患者の透析環境の管理
  2. アルミニウム脳症の予防


アルミニウムの基準値・・・・10µg/L以下(血清中)
  • 10µg〜200µgが示すもの
    1. 慢性腎臓病
    2. 水酸化アルミニウム含有制酸薬を飲んでいる
    3. 可能性があるもの
      1. クエン酸ナトリウム
      2. クエン酸Caを服用
    4. 対策・・・キレート剤(デフェロキサミン)を投与。

アルツハイマーと関連
  • WHO基準では、飲料水のアルミ濃度は0.2ppm以下。
  • 食品に添加する膨張剤(パンやケーキをふっくらさせる)の一部にアルミニウムが含まれている。
  • 血液脳関門を突破して、脳に入る










腎臓が悪い人の人工透析で、痴呆を示す例がでた
「透析を数ヶ月〜1年続けると痴呆や失語症などが出て、重いと死ぬ。

患者の脳にはアルミニウムがたまり、脳細胞が変性していた。当時、透析液にアルミを含む水道を使い、副作用防止にアルミ製剤を飲んでいた。これらのアルミをシャットアウトしたら、透析痴呆の発生が止んだ


蓄積する
透析患者の体内にアルミニウムの蓄積が起きてくる。
現在ではアルミニウムを除去した逆浸透水を使っている。

Al

クエン酸カルシウムに要注意
クエン酸カルシウムは腸管でもアルミニウムの吸収を高めるので、高アルミニウム血症の患者には禁忌。
対策・・・デフェロキサミン(キレート剤)投与





 長期連用が不可能に
アルミニウム含有製剤の長期連用が不可能に

2002年6月、厚生労働省は一般用医薬品のうち乾燥水酸化アルミニウムゲルなどアルミニウム含有製剤(胃腸薬)について、使用上の注意を改訂するよう指示した。それによると、「してはいけないこと」の項に
  • 「透析療法受けている人は服用しないこと」
  • 「長期連用をしないこと」
を追記するとともに、「相談すること」の項に「腎臓病の人は服用前に医師または薬剤師に相談する必要がある」ことを追記するよう指示した。


つまり、わかりやすくいうと、

@腎機能の低下で透析療法を受けている人は絶対に服用してはいけない

A腎臓が少しでも悪い人は医療者に相談する必要がある

B健常人であってもアルミニウム含有製剤の長期連用をしてはいけない

というものである。


そこで問題になるのが、 ・・・(バイアスピリン)

抗血小板薬として虚血性脳血管障害や狭心症・心筋梗塞の二次予防のため数多くの患者に長期連用されている低用量のアスピリン製剤である。
低用量のアスピリン製剤には、アルミニウムを含有するもの(アスピリン・ダイアルミネートやアスピリン・アルミニウム)と、含有しないもの(単味製剤など)がある。
このうち、アルミニウムを含有するタイプのアスピリン製剤の長期連用について、いかに考えるべきだろうか
アスピリン・ダイアルミネート
(アスピリン330mg・炭酸マグネシウム100mg・ジヒドロキシアルミニウムアミノアセテート50mg)錠

低用量のアスピリン・ダイアルミネートやアスピリン・アルミニウムにおけるアルミニウム含有量は、胃腸薬などに比べて少ないものの、腎機能低下患者が長期連用して安全であるとの証拠は、現在のところ得られていない。
したがって、アルミニウム含有製剤の長期連用については、やはり慎重な対応が望ましいと考えられる




また、今年になって大阪大学の遠山正彌教授らのグループによって
  • 脳梗塞患者が微量アルミニウムを長期連用すると、アルツハイマー病 発症のリスクが高まる

ことを示唆する研究成果が発表され、新たな警鐘も鳴らされた
  • (堀越 勇・富山医科薬科大学名誉教授)
  • (平成14年12月号 メディカル朝日 P54〜55)













    
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